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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
あり?なし? “お腹に赤ちゃんがいます”キーホルダー

2012-05-22 Tue 12:16
 今朝、電車に乗っていた時のことです。

 混雑した車両の中、シルバーシートの前で吊革を握って立っていたら、目の前の4人掛けシートから一人の初老男性が下車しました。目の前には空いた座席が一人分…もちろん座りませんよ(笑)

 周囲に立っていた人たちも誰も座ろうとはしません。結局そこに座ったのは、新たに乗車してきたおばさん。ところが…おばさんは座って1分と待たずして、近くの若いOLさんに席を譲ってしまったではありませんか。え?なぜ??普通逆じゃないの???私は暫く理由が分かりませんでした。

 ようやくピンときたのは、次の駅に差し掛かった辺り。彼女のバッグに取り付けられた「お腹に赤ちゃんがいます」のキーホルダーを見て全てを理解しました。彼女はパッと見、妊婦さんには見えないほどスリムでスタイル抜群、それに美人(これは無関係か・笑)だったので、全く気付きませんでしたよ。

 それにしても…他の3人の男性…シルバーシートに座る権利など無さそう(?)な輩たちに比べ、このおばさんはさすがですね。席を譲る気持ちはもちろん、混雑する電車の中であんな小さなキーホルダーに気づいたことが凄いと思いました。同じ女性ゆえ敏感だったのかも知れません。

 
 しかし、一方ではこの「お腹に赤ちゃんがいます」キーホルダーの必要性を疑問視する考え方もあるようです。

 明るい未来が待っている妊婦さんには優しく、こんな水戸黄門の印籠のようなアイテムまで用意するのに、同じくシルバーシートを勧められてしかるべきペースメーカー保有者、重病患者、喘息持ち、怪我人、末期癌患者、家族の介護で疲れている人、ギックリ腰(笑)…ただでさえ絶望感で暗い気持ちな彼らのための、同様のキーホルダーは存在しません。赤ちゃんを産めずに悩んでいる人にも全く配慮が無い。

 少子化が加速するわが国、赤ちゃんを産み育てることについては社会・地域で助け合おうというムードが強いのに、お年寄りの介護や病人の扱いについては家族任せで国も地域もまだまだ配慮不十分と言わざるを得ない状況。優しくされるなら優先順位はこちらの方が上位じゃないか?と考える人も少なくないようです。

 私もその通りだとは思いますが、席を譲ったおばさんの厚意も重視すべきだと思います。

 結局、キーホルダーやバッジが無くても、見た目明らかにお腹が大きかったり、杖をついていたり、高齢だったり、具合悪そうにしている人がいたら誰もが即座に席を譲れる優しい社会を目指せば良いだけのこと。

 逆にどうしても立っているのが辛ければ「すみませんが怪我をしているので座らせてくれませんか?」と堂々と言って良いはずだし、そう言われたら誰もが率先して気持ちよく譲ってあげれば良いだけの話です…。

 
 …これって私が子供だった頃からずっと言われ続けていることでは?なのにほとんど変化がないような…だから苦し紛れにキーホルダーなんかを作ろうという発想に繋がるのでしょうね。

 
 とりあえず今日のところだけは、おばさんの厚意に癒されることにして、明日から私も見習います。
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快感>進歩 主義者

2012-05-21 Mon 00:00
 FACEBOOK(以下:FB)を眺めていると、「友達」ごとに書き込み内容におおよその傾向が見えてくるものです。

 まぁ使い方は人それぞれですので何を書こうが構わないと思いますが、私には一つ疑問に感じていたことがありました。

 例えば趣味で野菜を自家栽培している人。趣味なのに広い畑を持ち、常に多くの種類の野菜を栽培している。知識や経験もあり、収穫した野菜を使って料理まで作ってしまう。そんな人が野菜のこと、収穫状況、こしらえた料理…逐一FBにアップ。すると数時間と待たずして、たくさんのコメントやいいね!が集まる。もちろん「凄い」「美味しそう」「羨ましい」…肯定的な称賛目的のコメントであることは言うまでもありません。

 これ…私も純粋に「凄い」「美味しそう」「羨ましい」と思いますよ。私は野菜ソムリエですが、これって私が望む理想的なベジフルライフでもあります。それを趣味として実践するのは凄いことですし、羨ましい…というより悔しい(笑) そもそも野菜ソムリエでもこれだけのことを実践出来ている人って決して多くないと思いますし。

 でも、ここまでの人なら、なぜもっと同じ嗜好の人が集まるブログやコミュニティで情報発信しないのかなぁ…そうすればその道の上級者と出会えたり、コラボで仕事するチャンスを掴めたり、よりハイレベルで充実したべジフルライフを送れるはず。それなのに野菜の価値を分からず、食にもこだわらないような素人だらけのFBの「友達」相手に幾らアピールしても無駄だと思うんだけど…もったいない…。

 …そんな疑問。


 しかしその答え、今なら推測出来ます。恐らく自分と同レベル、もしくはそれ以上の知識や実績を持つ人たちに混ざり“一番”じゃない状態で、時に間違いや無知を指摘されながら窮屈に過ごすよりも、自分に好意的で優しい素人相手に知識や仕事ぶりを自慢して過ごす方が気持ちイイからでしょう。言い方を換えれば、この人の目的は野菜に関する情報発信・共有ではなく、褒められた時の快感、満足感…なのでしょうね。野菜、パチンコ、料理、何でもいいんです。

 でも私は必ずしもこれが悪いこととは思いません。楽しみ方や快感の覚え方は人それぞれですし。私もかつて趣味でバンド活動をしていた頃は、どちらかというとこんな感じでした。

 本来、バンドをレベルアップさせたいなら、それ相応の技術や経験を持った方々に聴いて頂き、楽曲や演奏について理論的にダメ出しして頂いたり、英語の歌詞の間違いを指摘して頂いたりした方が成長したはず。でもそれは気乗りしませんでした。だって…ガラス細工のように繊細で脆いハートの持ち主でしたから、私(笑) そんな怖い人たちに聴かせるよりは、音楽やロック、メタルのことなどほとんど知らない、でも仲が良い友達を集めて聴かせ「すごい」「カッコ良かった」「上手い」と言ってもらう方が気持ちイイし、モチベーションも上がるというもの。それと同じことなのかも知れません。


 だから先の野菜栽培の「友達」のことも、旅行先の情報を書き込みまくる「友達」のことも、子供の画像ばかり投稿しまくる「友達」のことも、私があーだこーだ言えた義理は無いです。

 でもひとつだけ言えること。それは、お互いそういった心地良い状態を喜んでいる限り、いくら「凄いね!」とか「いいね!」を集めたところで決して尊敬・憧れの対象にはなり得ないということ。あくまでも世間話に興じるグループの中で熱心に語った自慢話を、親切な「友達」に聴いて貰っているだけなんですよね。

 まぁ価値観は人それぞれ。それが生き甲斐になり得るのなら本人にとってそれがベストなのでしょう。


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坦々麺の中の坦々麺

2012-05-19 Sat 08:10
 私の中で“坦々麺”とは、挽肉に胡麻風味のペーストを絡めたものを麺にかけ、チンゲンサイをトッピングする類の麺料理ではありません。物心ついた時から東京・蒲田のミキ・みーるさんが提供する、黄金色のスープに米風味の麺、炒めた挽肉・唐辛子・ニンニクに溶き卵を絡めたものを併せた至高の逸品のこと。これが私にとって唯一無二の坦々麺なのです。

 残念ながらミキ・みーるさんは一昨年閉店してしまいました。その後近くの池上で“次男坊”と屋号を変えて営業再開されたと聞きましたが…今度は夜の営業中心で、昼間利用出来るのは日曜日のみ。しかも開店は13時(半?)以降との噂。…つ、使えねぇ…(笑)

 したがって思い出の坦々麺はもう2年以上ご無沙汰。しかし最近存在を知った、元祖ニュー坦々麺本舗さんという南東京から横浜にかけてチェーン展開されている専門店の坦々麺が、まさにミキ・みーるさんの坦々麺と似ているんです(よく見れば器やレンゲまで同じでは?両店の関係は不明ですが)。以来たまに利用するようになりました。お昼時に利用出来るし(笑)

 今回は初めて、5段階中最も辛い“メチャ辛”をオーダー。

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 唐辛子が多過ぎて、スープというよりは“トマトの味がしないミートソース”状態ですが思ったほど辛くありません。もともと胃腸が弱めの私ですが1日経っても問題ありませんでした。

 ただ…やはり比較してしまうとミキ・みーるヴァージョンの方が私は好きですね。

 まず、値段はほぼ同じながら、ミキ・みーるさんの方が挽肉と卵の量が多め。元祖ニュー坦々麺本舗さんはプラス100円で各具材を増量することが可能ですが、比較以前の問題でしょう。

 そして麺とスープ。元祖ニュー坦々麺本舗さんがどちらも割と普通なのに対し、ミキ・みーるさんはちょっとお米っぽい、エスニックな感じのする白い綺麗な麺。スープも黄金色にキラキラ輝いたオリジナルな感じの美味しいスープでした。

 辛さも違います。ミキ・みーるさんでも私は毎回最も辛いもの(激辛?大辛?)を食べていましたが、今回食べたメチャ辛に比べ唐辛子の量は少ないのに翌朝必ず下痢になるほどキテましたよ(笑) それでいてスープそのものの味もしっかり味わえましたからね。

 坦々麺と直接関係ありませんが、餃子も違いました。ミキ・みーるさんの餃子は大きくてパンパンに具とスープが詰まった、口の中を火傷するほどに熱くジューシーな美味しい餃子でしたが、元祖ニュー坦々麺本舗さんの餃子は…普通かなぁ…。

 まぁ元祖ニュー坦々麺本舗さんのメニューも十分美味しいと思いますし、好きなんですけれどね。

 事情は知りませんが、“次男坊”さんもせめて日曜日は11時くらいから営業して…くれませんよね?(笑)



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30年を経て実現する?夢のカード

2012-05-18 Fri 20:02
 最近ほとんどプロレスと接していなかったのですが、リアルジャパンというレジェンド系(要するにベテランという名のオヂイチャン世代のレスラー中心)団体で初代タイガーマスク(以下:タイガーマスク)と大仁田厚が一騎打ちで決着をつけようという流れになっているようです。

タイガーマスクvs大仁田厚

プロレス第2期黄金時代と呼ばれた1980年代初頭、ジャイアント馬場vsアントニオ猪木と並び、注目度抜群かつ(ほぼ)実現不可能だった夢のカード。当時は大人…いや、お年寄りからチビッコまで、お茶の間に揃ってゴールデンタイムにプロレス観戦するのはごく普通の光景でした。たまに「太陽にほえろ」派や「金八シリーズ」派とチャンネル争いになるけど(笑) 毎週金曜8時には銭湯が空っぽになり、塾通いの子供たちもこの時間だけはタイガーマスクの話題に興じる…そんなほのぼのとした時代でした。

 1981年4月、新日本プロレスのマットに突如現れたタイガーマスクは、それまでのプロレスラーの常識を覆す優れた身体能力と格闘センス、技のキレ・美しさでファンを魅了。四次元殺法(「空中殺法」よりこちらの方がしっくりきます)と称された息を飲むファイトで対戦相手をキリキリ舞いに、そして最後はジャーマンで勝利(笑) しかもフェンスアウトで負けた一戦を除き無敗のまま引退したスーパーヒーローでした。

 一方の大仁田は、タイガーマスクバブルに便乗するかのように全日本プロレスが強引に(?)誕生させたジュニアヘビー(軽量)級のスター。正直、タイガーマスクに比べると全てが劣るものの、顔をクシャクシャにして泣いたり、悔しがったりと、表情をフルに使って喜怒哀楽を表現する人間臭さに妙な親近感を持ったものです。その後飽き飽きするほど同様のパフォーマンスを見ることになるのですが(笑)

 この2人、つまり業界2トップ団体のジュニアヘビー級のヒーローが対戦したら、どちらが勝つのだろうか?これは当時のプロレスファンの永遠のテーマでしたよね。まぁほぼ全員がタイガー勝利を予想したでしょうが(笑) 昨今ですと格闘界ではK-1とPRIDE、DREAMと戦極間で選手が容易に行き来し、プロ野球も交流戦でセ・パ各チーム同士のガチンコ勝負を観ることが出来ますから、今の時代このカードに相応する夢の対決って…あるのでしょうか?そう考えると当時は様々なシガラミが多かった分、夢が守られていた時代でしたね。

 ちなみに私はずっと新日=タイガー派。普段は仲の良い全日=大仁田派の友人とも、この時ばかりは一歩も譲らずに決着がつくことのない討論に没頭しました。

 今からちょうど30年前には、東京スポーツ主催の第2回プロレス夢のオールスター戦の企画が一部で囁かれ、想定されたカード数パターンの全てに“タイガーvs大仁田”が入っていました。専門誌のインタビューで大仁田はこの一戦を意識して、「タイガーが唯一持っていない、俺にしかない武器はこのマズい顔だ」と発言していたのを覚えています。結局夢は夢のまま封印されてしまいましたが…。


 さて、話を現在のリアルジャパンマットに戻しまして…私が知らなかっただけで、どうも既に両者はタッグマッチで当たっているようですね。アングル的にも大仁田が電流爆破マッチを要求しているとか、それをタイガーが受けたとか、下地を温めて世紀の一戦に向け着々と準備を整えている模様。

 でも正直言って、私はこの試合、観たくないんですよ(笑) 二人とも年齢も年齢だし、本格的なプロレス興業から遠ざかって久しい、スタミナも技術も当時とは比にならないほど劣化している…もちろんそんなことは承知です。

 それよりも私にとって“う~ん”なのは、この30年の間に、大仁田…あのほとんど全てタイガーに劣っていたはずの大仁田の方が知名度を上げ、世間一般の支持を集めてしまったから。今のプロレスファンの中には当時のタイガーの凄さを知らず、ノリで大仁田を応援したり、大仁田が派手にパフォーマンスして暴れてくれれば面白いんじゃない?的お祭りムードを楽しむファンが増え過ぎてしまったように思えるからです。やはりプロレスがガチじゃないと認識される昨今、昔のような勝負論的興味で楽しむこと、30年前の延長で観ることは難しいです。

 それに…相変わらずのタイガー(佐山)のあの体型!!(笑)


俺が全日ファンから擁護し続けたあのスーパーヒーローはどこへ行ったんだ~!!


 今じゃ大仁田の方が見た目スリムでイケてるヒーロータイプですよね(笑)
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「病気の親戚」と「入れ墨を彫る社会人」

2012-05-17 Thu 17:35
 ある青年実業家(?)さんのブログに面白い記事を発見しました。

普通の生活を送る人が将来のためにコツコツお金を貯めたとしても、結局は親戚に使われてしまうのだと覚悟しておいた方が良い

というアドバイスです。

 仮に親戚の中に大きな手術やお金がかかる治療が必要な人が出て、しかも本人やその家族が十分なお金を持っていない場合、貯金がある親戚が頼られてしまうもの。しかもそこで断ってしまうと、貯金もせずに自由に遊び呆けてきた、本来攻められるべき親戚本人は何らお咎めなく、堅実で何も悪いことをしていないはずの自分が一族の悪者になってしまうから…ということらしいです。

 逆に考えれば、「お金持ちの親戚と上手く付き合っていれば、貯金なんてしなくても生きていける」…なんてことも書かれていました。実際どうなんでしょうね?試す勇気はありませんが(笑)


 ところで先日、大阪市が職員の入れ墨調査をした結果、110人が「入れ墨あり」と回答したそうです(そういえば昔「TATOO『刺青』あり」って映画があったなぁ・笑)

 入れ墨そのものの是非、橋本市長のやり方…一言で評価は下せませんが、私個人の感情としては、やはり現代日本社会の一員として生きるのなら入れ墨は全面的に「No」でしょうね。というかそれ以前に「タトゥー」なんてカッコいい呼称、少なくとも影響力の強いマスコミが使っちゃ駄目ですよ。入れ墨を「入れる」も駄目。「彫る」って言わないと痛さも伝わりません。

 私は入れ墨とは無縁の人生を送ってきました。でもロックやメタルが大好きだった若い頃には、小さいものなら彫ってみたいな。メタル愛をアピール出来るかな?とか、入れ墨を彫った方がカッコいい、女の子にモテるんじゃないか?などと妄想したことは何度かあります。

 しかし結果的には彫らなくて良かったですよ。社会人として相応しくないから?サウナに入れないから?もちろんそれもありますが、最大の理由は当時のガキ頭的センスをずっと背負って生きるつもりなんて全く無かったからです。だってロックもメタルもいずれ聴かなくなるんだろうな、と思ったし、バンド名に愛着があっても絶対解散するだろうし(笑) だったら彫る内容なんて決められないや、ということ。彼女の名前なんて彫ろうものなら、一生同じ名前の子限定でお付き合いしなければならないところでした(笑)

 それはともかく、少なくとも日本の表社会においては、入れ墨を受け入れ難い人が大多数であることは間違いありません。でも彫る人は「信用」を失うのを覚悟の上、自己責任で権利を発動して「個性」や「自己主張」目的の入れ墨を彫るわけですよね?

 では「個性」も「自己主張」も「モテるかも知れない」も我慢した人、社会が受け入れる他の方法で自己主張をしてきた人の努力…この努力はいつ報われるのでしょうか?入れ墨を彫らなければ出世が早い?給料がたくさん貰える?希望通りの部署で働ける?そんなことはまずありません。

 ならば入れ墨を彫った人を多少不利な立場に追いやることで、そうでない人との差をつけるというのはアリなんじゃないか?いや、せっかくリスクを負ってまで入れ墨を彫ったのだから、そのリスクを実感せざるを得ない状況…「世間から冷たい目で見られる」「仕事が極端に制限される」等は常にあっていいんでしょ?そう思うわけです。


 冒頭でご紹介した「親戚」もそうですが、遊んでばかりのキリギリスのような人、国民年金を納めない人、電車の中で堂々とケータイで通話する人…本来「太く短く生きられればそれでいい」「老後よりも今が充実すればよい」「今すぐ通話出来れば迷惑だと非難されてもいい」…反社会的行為と自覚しつつ自己責任、リスク覚悟でやっていなければおかしい。 

 だからマスコミや世論も、そのリスクの部分を無視して「ルールブックに無いから入れ墨は一つの権利だ」とか「昔と今は時代が違うし、ファッションの一つだから仕方ないのかな?」といった容認方向に転ぶのは勘弁願いたいですね。

真面目に、堅実に、着々と社会に人生を捧げてきた国民が少しでも損するような国じゃ、生きていくのが嫌になっちゃいますからね。


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恩師の個人情報をくれた…

2012-05-16 Wed 12:32
 私にはこれまでの人生の中で“変わる”きっかけをくれた人生の恩師が何人かいます。

 そのうちの一人の方…数年前、とてもお世話になった元上司(部長)なのですが、先日彼がめでたくウン十ウン回目の誕生日を迎えました。

 部長は例えるなら、容姿も性格(理屈っぽさ?・笑)も、そして頼もしさ、偉大過ぎる存在感、全てが「CSI:科学捜査班」シリーズの主人公、ギル・グリッソムそのまんま(笑) 少なくとも私は昔からそう思っています。…だとしたらオレは“なんちゃってチャーリー・シーン”のニック、同僚の女の子はサラだな…当時はそんなことを妄想しながら科学捜査…じゃなくて仕事を頑張りました。

 また、現役時代のアントニオ猪木が弟子たちにそうしてきたように、私も彼には時に裏切られ、時にあっけなく見捨てられました。その都度(畜生!あの野郎…)と恨んだものですが(笑)結局、それでも構わないから彼の下にいたい、引き続き指導願いたい、そう思えてしまう不思議な上司でした。


 さて、その部長の誕生日。実は私、いつなのか全く知らなかったんです。今まで一度も尋ねたことはありませんし、同じ会社の同じ職場で働いていたとはいえ、個人情報の扱いも厳しかったですしね。  

 ではなぜ今更、誕生日を知ることができたのか?それは…FACEBOOK(以下:FB)が勝手に誕生日のお知らせメッセージを表示してくれたから(笑) 「○月○日は△△さんの誕生日です」と。利用価値が低いので最近FBは使っていないのですが…アカウント取得後、初めて有益な情報を提供されたような気がします(笑)

 不特定多数の輩に私のページを見られてしまうリスクは生じますが、ここは心の底から“おめでとうございますコメント”を送るしかありません。ということで元気になるおめでとうコメントを書いておきました(笑)

 ちなみにコメントをつけた「友達」への部長からのお礼コメントを読むと、誕生日当日は奥様と地元の居酒屋で食事した模様。“クエン酸サワー”を飲んだと書かれていました。…そういえば一緒に仕事していた頃、病気で暫く通院していた時期があったなぁ。その時、医者からビールなどを禁止されてしまい、数少ない許されたお酒が確か焼酎か、軽いサワーだったんだよ。もしかしてあれからずっと飲み続けているのかな…あんな不味そうな酒(嘘です・笑)

 まぁクエン酸は疲れを取ってくれると聞くし、ずっとご自身の身体を気遣っていらっしゃる証拠ですよね。ちょっと安心しました。それにしても…何だか

FBの“人と人を繋ぐ”という本来の主旨を初めて体験出来たような気がしました


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1,000

2012-05-15 Tue 23:56
 もの凄~く個人的な喜びに浸りつつ、こんな記事を執筆してしまい大変恐縮ですが…このブログを始めて6年と半年、ついにアクセスカウンターの数字が1,000/日を刻みました(5月10日)。

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 ごく少数の友人たちに読んでもらうのを楽しみに始めた、極めて独りよがりなブログなのは重々承知していますが、そんなブログとしては物凄い数字だと思っています。皆様、どうもありがとうございました。

 まぁ、本音を申しますと先日も何かの記事の中で綴ったように、アクセス数やコメント、拍手などを楽しみにしたり、いちいち一喜一憂したりするのは、FACEBOOK上の多くの住人みたいでカッコワルイと思っています(嬉しいけど・笑)。

 でもこの数字は紛れもなく、いつも読んで下さる皆様の“愛”です(どこかで聞いたような…?)。 確実に心の支え、励みとなっています。改めて心より感謝いたします。

 今後もどうぞよろしくお願いいたします。

 ありがとうございました!!


 
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妄想井戸端会議(20120514)

2012-05-14 Mon 23:54
 最近テレビで目にするニュースやワイドショーのネタから、きっと誰もが感じている、でも大きな声では言えないであろうこと(?)を、私が妄想の中で吐き出してみたいと思います。なお、以下の記事は全て私の妄想ですので、クレーム等はご容赦願います…。


【ビックカメラがコジマを買収へ】
 最近ヤマダ電機の勢いが凄いなぁ、と思ったら、いつの間にかビックカメラって業界第5位にまで落ち込んでいたんですね。実は私、かなり昔ですがビックカメラの従業員募集に応募したことがあるんです。愛していたんです、ビックカメラのこと(笑)

 冗談はさておき、当時はメチャクチャ勢いがありましたよね。もちろん今でも店舗へ行けば、販売員さんの活気は変わらないはずですが、やはり当時とはどこか会社そのもののオーラが違いますね。

 私が応募した当時の採用担当者の方は人間としてとても魅力的でした。何について話していた時だったか忘れてしまいましたが、彼が「例え関東大震災が起きて、東京中の企業や店舗が全て瓦礫の山に埋もれたとしても、ビックカメラが一番最初に立ち直り、営業再開する自信がある」と仰っていたのを今でも覚えています。

 ユーザーとしてこれまで最もお世話になった家電量販店ですし、昔も今もビックカメラファンであることに変わりありません。是非とももう一度トップを目指して頑張って欲しいところです。


【依然未解決 浦安マンション看護師殺害事件】
 恐らく一報を聞いた多くの人が「絶対に犯人は合い鍵を貸した元交際相手に違いない!!」と推理(?)したことでしょう。実は私もその一人です(笑)

 しかし続報を見る限り、そうではないようですね。疑ってスミマセン…。

 それよりもこの事件、私的に推理してみた結果、一つの結論が導き出されました。恐らく被害者は自殺したのではないでしょうか?

 私は最初から被害者女性の思考が不思議でなりませんでした。彼女って写真を見る限り真面目そうですし、周囲の評判も良いようです。そんな彼女が、GWとはいえ看護師さんにとっては貴重な2連休に、別れたはずの元カレのマンションに泊めてもらうという、普通ならちょっと「あれ?」な行動を取ったわけですよね?こういうのって彼女的にアリだったのでしょうか?

 仮に別れたけれど今では仲の良い友人だったとしても、

・相手は飲み会で不在
・(結果的にそうなったのかも知れませんが)到着が深夜3時頃になってしまう
・(同)深夜東陽町から浦安まで徒歩で8km歩かなければならない

…この状況でわざわざ泊まりに行きますかね?ちゃんと真面目に働いていてお金もそれなりに持っている、しかもGW中の貴重な2日間の休日、若い女性…普通なら「ごめん!終電逃しちゃったからどこか他を当たるね。せっかく合鍵用意して貰ったのにごめんね」と断ってビジネスホテルか、せいぜい都内の漫喫に泊まると思うのですが…?

 これってもし、『彼女はまだ元カレに未練があった』と仮定するなら色々と辻褄が合いませんか?

 彼女は出来れば元カレとヨリを戻したい。何とか遣り繰りして取得した2連休に何らかの口実を作って彼のマンションに泊めてもらおう。彼は当日飲み会らしいけど、深夜には帰宅するに違いない。何となくズルズル2日間、一緒にマッタリ過ごせれば素敵なんだけどなぁ…。

 あっ、でもあまり早くマンションに着いちゃうと、泊めてもらえるのを楽しみにしていると悟られて恥ずかしいし、アドバンテージが取れない。だからなるべく遅く浦安に着こう。そうすれば彼を(もしかして他に男が出来て、深夜まで東京でその男とニャンヤンしていたんじゃないか?畜生!!)と嫉妬させられるかも知れない。とりあえず弟に23時まで付き合ってもらって、その後はどうやって時間を潰そうか…?

…なんて。弟と別れた後、何をして時間を潰したのかは分かりませんが、浦安へはなるべく遅く着きたい、でもなるべく早く彼に会いたいと複雑な気持ちだったのでは?だから東京で深夜3時まで、行きずり的に夜遊びしたか?という点については「No」だと思います。

 それに、翌日何か別の予定があったとしても、深夜3時にマンションに到着するようなら何だかんだ翌日は一日潰れますよ。でも彼のマンションで過ごせるのなら、貴重な休みも有意義だから構わない…みたいなものも感じますね。

 しかし彼の方には、そんな気は無かった。元カノだし、せっかく仙台から出てくるのに邪険には扱いたくないから泊めるけど、別れたはずなのに面倒臭いなぁ。仕方ない、当日は飲み会の予定を入れて、そのまま朝帰りして顔を合わせる時間が最小限になるようにしよう。「先輩(?)、そんな事情なもので、スミマセンが朝まで漫喫付き合って下さいよ~…」といった類の意図を感じます。それなら始発電車で帰宅しなかったのも納得です。

 で、彼女の方。さすがに私が来るのだから3時なら彼も帰宅しているだろう、と期待したのに、部屋はカラッポ。…新しい彼氏がいるように装うつもりだったのに、元カレは嫉妬どころか帰っても来ない。私は何なんだろう?ヨリを戻せるかもと期待した私がバカだった。彼にはもしかして新しい彼女がいるのでは…なんて惨めな私…と、衝動的にケータイや合い鍵などをどこかに捨てに行って、当てつけ目的で自殺!!…私の妄想の中では。そう、あくまでもこれは私の妄想ですので真剣に受け止めないで下さいね。


【フジ日9ドラマ「家族のうた」途中打ち切りへ】
 オダギリジョーがドラマ初主演、豪華ゲスト投入などを売りにスタートした「家族のうた」。結果的に深夜並みの視聴率が続き、既に放送予定回数満了を待たずして途中打ち切りが決定。既に後釜番組も決まっているようです。

 ネットの評価を見ますと、概ねオダギリジョーには同情的なコメントが集まっており、(韓国贔屓の)フジテレビ自体への批判が集中しているようです。あくまでもネットの意見なので何が悪かったのか良く分かりませんが…。

 でもこのドラマ、ここでも触れましたが、もともと「パパはニュースキャスター」の脚本家がパクリ疑惑を指摘したことで、最初からネガティヴなイメージがありました。

 しかも起死回生を狙って放送予定の後釜ドラマも、トヨエツと芦田愛菜ちゃんが親子役、若年性アルツハイマー型認知症になった父を幼い娘が助けて強く生きていく…って、まさか今度は「アイ・アム・サム」のパクリかよっ?!既に同様の意見をネットでチラホラ見ます。

 確かに初めて芦田愛菜ちゃんを見た時、(日本版ダコタ・ファニングって感じの子だな)とは思いましたよ。これはこれでちょっと見たいかも(笑)

 それよりも認知症をテーマとして扱うのなら、必ず専門医の監修のもと制作して頂きたいですね。安易に想像だけで認知症の症状を大袈裟に描写したり、逆に介護未経験者に「この程度なんだ」と誤解されるような軽い描写にもしないで欲しい。愛菜ちゃんがトヨエツのパンツを履き替えさせたり、トヨエツが素っ裸で近所を徘徊するくらいの描写はあって欲しいものです。


【AKB指原ソロシングルvs乃木坂462ndシングル売上対決に決着】
 結果的には指原敗北でした。ミリオン連発のAKBとはいえ、やはりソロ、すなわち推しメン以外のメンバーのCDとなると購入を見送るファンも多いということですか。当然といえば当然ですが、ちょっと安心します。

 それにしても気になったのは、テレビを始めこの対決を煽るメディアが、「ミリオン連続更新中のAKBだが、今回(指原ソロ)はどうか?(ミリオン達成して)記録を維持出来るか?」みたいな言い回しをしていたことです。あれ?前田あっちゃんのソロは?岩佐の演歌は?まゆゆの「ときメモ」チックなソロは?各ユニットのシングルは?全部100万枚売れたんだっけ?…まぁ調べるのも面倒なので(笑)…でもそこまで売れてないはずですよね?


相変わらず都合の悪い情報は完全無視!!(笑)


…このGWは見事この茶番(?)に付き合わされてしまいました(笑)


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お(も)ぃし(ろ)い店

2012-05-11 Fri 18:37
 久々に朝から東京・池袋に行く用事がありました。

 せっかくなのでランチはどこか駅の近くで美味しいものでも…と繁華街をブラついたところ、期待以上にたくさんの美味しそうな…いえ、“面白そうな”お店を発見してしまいました。幾つかご紹介しましょう。



【エントリーNo.1:坊主頭の大物天才芸人が派手に爆笑していそうな焼肉店】


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 よほどお肉には自信があるのでしょうが…仲間同士大勢で行ったら誰か一人くらいは、

「せっかくだから何かテーマを決めて、面白い話で笑わせた奴が肉を一枚ずつ食べられる、ってルールにしない?」

…な~んて言い出しそう。少なくとも私なら確実に提案します(笑)



【エントリーNo.2:好意的に解釈しようと試みても下品な想像しか浮かばない寿司店】


photo2


 去年レディー・ガガが来日時に利用して一気に有名になった「すしざんまい」さん。

 この店名に極似した(パクり?)、つい見間違えてしまう「すしざむらい」さん。

 そしてこのお店…意味としては「すしざんまい」が原型、同じ方向性のように思われますが、ちょっと使う言葉が違うのでは…(笑) 低俗ネタ好みの私は、どうしても下品なモノ、もしくはアブノーマルなプレイ(笑)を連想してしまいます。

 まぁこうして目に留まり易い屋号というのは有利ですけれどね。



【エントリーNo.3:過激なストロングスタイルのプロレスを紹介してくれそうな案内所】


photo3


 そうそう、猪木がベロ出して失神しちゃってさ。やっぱりアックス・ボンバーって凄いよなぁ…。でも知ってた?あれって猪木の自作自演だったんだって。それを知った坂口征二が怒って「人間不信」って書き置きを残してハワイに失踪しちゃって…

あぁ、懐かしの昭和プロレス!!(笑)

…じゃなくて、プロレス(International Wrestling Grand Prix)とは全く関係ない…いや、あるのかな?!

 少なくとも

Ⅰ:イイお店を
W:私どもが心を込めて
G:ガッツリ満足
P:プロデュースしますよ!


みたいな“こじつけ”は用意して欲しいって!!


 …まぁ、屋号と実際のサービス、お料理のお味やお店の雰囲気などとは関係ありませんから、ここでご紹介したお店は(案内所も?)どれも最高だと思いますが。

 しかしさすがは私が昔から慣れ親しんだ街、池袋。そんな池袋が私は大好きです(笑)



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わが母の記(ややネタバレあり)

2012-05-10 Thu 18:32
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 女優・樹木希林が認知症の老女を見事に演じたと話題の映画「わが母の記(Chronicle of My Mother)」を観ました。

 本作に限らず映画の楽しみ方や、何を期待して映画を観るのかは人それぞれ違います。同じ時に同じ作品を観ても人によって感じ方が異なるのも映画の一つの魅力。

 私の場合、この邦画を観ようと思った理由は、主人公である認知症の老女・八重…原作者・故井上靖の母親らしいですが…彼女を演じる樹木希林の演技が素晴らしいと聞いたからです。

 実は私の母も若年性アルツハイマー型認知症を患って長い。お芝居とはいえ健常者が認知症患者を演じることに抵抗を感じないわけではないし、その演技が実際とは違っていたり(要するに意図的に誇張されるとか)、認知症患者をコミカルに描いて病そのものを軽んじていたりするとせっかくの映画鑑賞も台無しです。

 しかし八重を取り巻く家族が、彼女をどう扱ったのか?1960年代から1970年代を生きた日本人が、認知症の肉親とどう向き合ったのか?ぜひ知りたい。私も何か共感出来るのではないか?…そんなことを期待しました。


【良かった点】

■昭和日本の描写
 物語の舞台は、大部分が八重が暮らす伊豆・天城地方の山葵農家か、息子の洪作が暮らす東京・世田谷の邸宅。

 伊豆については、私は一昨年秋、天城山縦走にチャレンジしました。伊東の天城高原ゴルフ場側から八丁池を経て旧天城トンネルに抜けるルートです。この時に眺めた風景や出会った人々を思い出させる描写がたくさん詰まっていました。懐かしかったです。

 世田谷の邸宅も、私が生まれ育った家とは比にならないほど立派な家ですが、日本が心身共に元気だった時代の懐かしさを感じるには十分。昭和の懐かしい匂いがプンプン漂ってきましたからね。

 風景や建物ばかりではありません。登場人物たちの昭和チックな思考や言動(実際はかなり現代的に柔らかか?)も、どことなく懐かしく、もう二度と取り戻せない類の切なさを覚えます。出来ることならタイムスリップしてあの時代を生きてみたいものです。


■樹木希林の演技
 やはり本作最大の魅力は樹木希林の演技に尽きますね。実際に自分の目で観て改めて感じました。

 個人差もあるので一概には言えませんが、私の母と比較すると言動や病状の進行具合にはかなりの相違が感じられました。しかし、そんなことは気にならないほどに、樹木希林の演技は素晴らしかった。特に八重の“可愛らしさ”は見事です。

 老人、特に認知症患者の老人の脳が退化してゆく様を、人はしばしば“子供に戻る”とか“幼児逆行”などと例えます。悲しいことですが私もそれには同感です。

 でも、記憶を失うのと引き替えに…というのが適切かどうかは分かりませんが、健常者の“作られた笑顔”ではない、純粋な可愛い笑顔が自然と出せるようになるものなんですよね。認知症ではない樹木希林が、これに極めて近い“可愛い笑顔”を見せ、“可愛いおばあちゃん”を見事に演じ切っていたのには感動すら覚えました。

 結果的に八重の表情からは感情が手に取るように想像出来ました。毎日見慣れている私の母の表情ともダブり、スクリーンに引き込まれましたね。

 そしてクライマックスシーンに近づいて…洪作の長年の誤解が溶けてゆく流れ、洪作が船を下りる決断をする辺りから、沼津の海岸で八重をおぶるまでの件には、思わず涙が出ました。映画館で泣くなんて初めての経験です。宮崎あおいをあんなに立てる必要がないほど、樹木希林の大きな存在感を改めて思い知らされた作品でした。


【う~ん…】

■認知症の進行についての描写がイマイチ?
 物語は八重に認知症の疑いが現れた1959年から、亡くなる1973年までの様子が描かれています。あくまでも私の主観ですが、この間、普通に考えたら段階的に病状は進行しているはずで、八重の口数や語彙の数、感情表現、運動能力の衰えなどについても明らかな変化が見られるはずだと思います。

 しかしそのような大きな変化はほとんど無視されているように感じました。もうちょっとリアルに描いてくれたらなお良かったのですが…でもそれじゃ物語が成り立たないか(笑) そもそも私が実際に故井上靖氏の母親の晩年を知っているわけじゃありませんしね。

 認知症をよく知らない人には誤解を与えたかも知れませんが、あくまでも一つの物語と考えれば大した問題じゃないのか…?


■登場人物の私服が現代的?
 1960年代前後の事情に詳しいわけではありませんが、登場人物が着ているスーツやジーンズの形が何となく当時のものよりも現代的に見えました。流行は巡り巡るとは言いますが、今の時代に着ていても全く不自然とは思えないほど。

 これも単に観客が物語に集中出来るよう、あえて無視したのかも知れないので、あまりこだわることじゃないのか…?


■樹木希林ゆえの弊害
 樹木希林演じる八重の認知症が進み、彼女が同じことを繰り返し発言したり、スットンキョウなことを言ったり、奇怪な行動を取ったりするシーンが何度も出てきます。こういったシーンがまた、ちょっとコミカルに描かれているんですよね。

 というか、樹木希林といえば写真フィルムのCMを思い出す人も多いように、どちらかというとシリアスな女優さんというよりは、ユニークなタレントさん、と我々には(多分)刷り込まれています。本来は認知症の深刻な症状であるはずの言動を彼女が取ると、観客の先入観のスイッチが入り、少なからず観客から笑いが起こるのですよ。私は全く笑えませんでしたが…ちょっと複雑な心境でした。

 まぁ、冒頭でも申し上げた通り、映画というのは色々な背景を持った人々が、それぞれの欲求を満たして楽しむために観に訪れるもの。恐らくあれが最大公約数の観客のための描写だったのだと思います。

 
 それらちょっとした疑問点もありましたが、私のような立場の方なら何らかの共感は得られるであろうし、そうでなくともぜひ一度見て欲しいかな…そんな素晴らしい映画でした。



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