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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
日本人≒オタク

2016-08-25 Thu 19:31
 リオ五輪の閉会式をテレビで見ました。

 競技を終えリラックスした様子の日本人選手たちの入場、素晴らしい音楽、ダンス、パフォーマンス、美しい映像を見ていると、最初はあまり興味なかった五輪も終わるとなると寂しいな、という気持ちが芽生えます。さらに4年後に開催予定の東京五輪も絶対に成功させなきゃと、一東京都民として思いました。私に何が出来るのか分かりませんが(笑)

 そんな気持ちを胸にテレビ画面に釘づけになっていると、日本が用意した東京五輪PR映像が流れました。安倍首相がマリオに扮してブラジルに向かうという例のアレです。確かによく出来た面白い映像でした。一国の首相があそこまでやってくれるなんて凄いことですよね。

 ただ…あくまでも私個人の価値観を基に意見させてもらうなら、五輪閉会式という世界的関心事であの映像を流されてしまうと、“日本人(東京都民)は誰もがオタクでアニメ・漫画・ゲームなどが大好き”と誤解されそうで嫌です。

 例えば幼稚園児や小学校低学年くらいの子供を持つ親が子供の影響で一緒にアニメを見たり、ポケモンGOで遊んだり、幼稚園のイベントでコスプレするのは分かります。

 しかしアニメ・漫画・ゲーム・コスプレなどはあくまでも子供のためのもの。企業は儲けたいから大人向けの商品をチラつかせるかも知れませんが、そこは一線引きませんか?それでも我慢出来ず成人した社会人が自分の趣味嗜好として楽しみたいのなら、隠れてこっそり楽しむか仲間とアングラな環境で他人の視線をシャットアウトして楽しみませんか?価値観が古いかどうかはともかく、これが私の本音です。一人の日本人(東京都民)の意見です。普段こんなこと表向きに主張することはないですけれどね。

 今でこそクールジャパンとか、アニメや漫画は日本が世界に誇る文化だ、なんて言われてオタクやマニアが市民権を得ましたが、同時に国民が総幼児化傾向にあるようにも見えてモヤモヤします。

 まぁ、私のような意見も反対の意見も、色々な意見があってよいわけですが、その割に昨今のメディアは私寄りの意見ってほとんど取り上げません。これが日本国内の風潮ならまだしも、全世界に“日本人は全員がオタク文化愛好家”と誤解されそうなネタを勝手に発信するのはいかがなものか?と思った次第です。私寄りの意見も存在するのだから尊重し、無視しないでいただきたいんですけれどね。

 今回のPR映像の内容って本来、外国人から見た日本という形で、外国人によって描かれるべきもののような気がします。


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業者が赤字を被ってない?360°BOOKシリーズ

2016-02-22 Mon 20:36
 2月21日朝放送の「サキどり」(NHK)という番組で、最近の絵本事情が採り上げられました。「え!ほんと?スゴいぞ 絵本のチカラ」と題したこの放送回のテーマは、

「10分で子供を寝かしつけられると世界中で話題の本」
「町工場の技術が実現させた精巧な“しかけ絵本”」
「ビジネスマンがはまる“大人のための読み聞かせ”」

という3本柱。中でも私が色々な意味で気になったのが、「町工場の技術が実現させた精巧な“しかけ絵本”」です。


photo1
photo2


 この絵本、具体的には青幻舎という京都の出版社が発行した「360°BOOK」というシリーズ企画。ちなみに画像はAmazonから拝借した「白雪姫 SNOW WHITE」という、そのうちのひとつです。この他にも富士山をテーマにした「富士山 Mount FUJI」もあるようです。

 画像をご覧の通り、本といっても文字は一切なく、各ページ異なる精巧な絵柄を残して背景が切り抜かれただけのもの。これにより読者ひとりひとりが自分の物語を想像しながら、物語の世界に没頭する。そんな狙いもあるのでしょうね。本の構造上、ぐるっと360°円形に広げて眺めることも可能で楽しそうだし、アート作品としても素晴らしいと思いました。

 そもそもこのシリーズ、あるデザイナーさん(?)がPCとレーザーカッターを使って独自に細々と生産していたところ、これに目をつけた青幻舎の編集者がぜひ自社で出版させて欲しいとお願いし、出版を実現させたのだそうです。しかし大量生産するためには、レーザーカッターで1ページごと切り抜いていては時間もコストもかかり、本の単価もめちゃくちゃ高くなってしまう。そこで彼らは、地元京都の町工場…コンピュータの基盤の型抜きを請け負う会社に依頼し、金型を使って一度に型抜きするノウハウを構築。従来価格の半分のコストでの製作に成功した…というお話でした。ちょっと「下町ロケット」を思い出しますね。


【以下、私個人の勝手な想像および見解です】

 ところが、ボール紙を金型で抜くノウハウを持たないこの町工場の技術では、当初作家がデザインした通りの細かい絵柄を再現することが出来ず。約4ヶ月間テストを繰り返し、納得のゆくものを作れるようになったそうです。でも、そのテストにかかった費用は誰が持ったのでしょう?普通に考えたら出版社でしょうが、この青幻舎、主にアート関連の専門性の高い書籍を出版する、いわゆる普通の中規模経営の出版社のよう。そんなに気前がよいとは思えません。いや、青幻舎に限らず昨今の出版不況のご時世、(サイズや抜く形にもよりますが)1枚数万円から10万円以上するであろう金型何枚分も、業者の請求通りに「ホイっ!」と支払ってくれる出版社はほとんどないでしょう。もし、支払うとしたら間に印刷会社や製本会社を噛ませて、彼らマターにしてしまう感じでしょうか?「これが成功すれば御社のノウハウになるんですから」というわけです。

 でも、本当に印刷や製本会社にメリットはあるのでしょうか?

 Amazonで確認する限り、この本は1冊2,700円。本としては大変高価です。コスト云々を基についた価格のはずですが、同時に絵本としてつけられるギリギリ上限の価格とも取れます。この価格で出版・印刷・製本・加工各社とも本当に赤字になっていないのかなぁ…なんて部外者ながら心配になってしまいました。

 事実、NHKの放送では、夢のあるポジティブな部分にしか触れられず、コストどころかこの本の価格にも一切触れませんでした。発行部数は書籍(絵本)としては異例の20,000部と凄いですが、裏を返せばこれ以下のロットで新タイトルの出版が決まったり、小ロットで増刷がかかったりしたら確実に赤字になってしまう。ならばシリーズがずっと続いてたくさんのタイトルが出揃えば儲かるのか?いや、1冊2,700円の文字のない本を熱心に買い集める人ってどれだけいるのだろう?まぁ、価格も含めこの本の価値が分かる人が全国に20,000人以上いればよいのでしょうが。

 作品としては素晴らしいし、こういった新しいものを生み出そうという熱意にも敬意を払いたい。せめて製造に関わった会社の誰もが損をせず、この本の素晴らしさが世の中に浸透するといいですね。


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肩書き=目的という意識

2015-10-21 Wed 18:56
 今季から個人的に応援していた横浜ベイスターズの来季新監督に、アレックス・ラミレス氏(以下:ラミちゃん)が就任することが発表されました。

 発表前日まで巨人監督を辞任した原氏の横浜新監督説があり、原なら優勝出来るかも?と期待していた中でのラミちゃん新監督ですから、ちょっとズッコケましたね。まぁ横浜は今季最下位でも観客動員数が大幅にアップしたので、親会社のDeNAとしては話題性重視、勝てる監督よりも客を呼べる監督が欲しかったのかも知れません。とりあえず決まった以上、ファンとしてはラミちゃんを信じてついて行くしかありませんね。

 さて、そのラミちゃんですが、報道された情報の中でひとつだけ“?”なことがありました。「日本で指導者になるのが夢だった」という彼の言葉です。監督になるのが夢?何か目的を達成するための手段ではなくて…?

 例えばサラリーマンが会社で課長・部長・本部長…と出世する時、その肩書きを目指すのは何のためでしょうか?恐らく

「上司の古いスタイルを強制されるのではなく、自分なりの新しいやり方で仕事がしたい」
「新しい取り組みを始め、会社の新たなスタンダードを作りたい」
「パワハラしたい」

といった目的がその人にあり、それを実現するためにもっと強い力(=肩書き)が必要だからだと思います。中には単に「偉くなりたい(偉くなったという満足感に浸りたい)」という人もいるかも知れませんが、肩書きを手に入れること自体が目的になってしまうと、それだけで満足し、これといった変化もなくただ以前同様にダラダラしそうな予感。つまり、肩書きは目的ではなく、あくまでも目的を達成させるために必要な手段と考える方がスッキリします。

 ラミちゃんの「日本で指導者になるのが夢だった」という言葉をニュースで聞いた時も、一瞬同様の心配が脳裏を横切ってしまいました。まぁプロ野球で目標や夢といえば普通は優勝しかありません。優勝を目指してシーズン一試合一試合戦うしかないわけです。本日のラミちゃん本人の会見ではキッチリ「優勝」という言葉が聞けたので、とりあえず安心しましたけれどね。


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まだいたの?!名刺交換という名の研修に挑む新入社員

2015-06-16 Tue 20:01
 今日、山手線某駅付近を歩いていると、久々に遭遇してしまいました。

“すみません!今、新人研修で出来るだけたくさんの人と名刺交換しているのですが、(名刺交換を)お願い出来ませんか?”

と語り掛けてくる新入社員クンに。


 私は過去に同様の依頼を受けた経験が何度もあります。最初の頃は「大変ですね!喜んで!!」みたいなノリで応じていました。しかし、その頃からマンション投資の勧誘電話、それも断ると逆切れしてしつこくリダイヤルしてくる悪質な勧誘電話が一気に増えたんですよね。たまたまかも知れませんが、交換した名刺を改めて確認すると、どれも不動産関連企業なわけでして…。

 よって現在はこういった依頼は全て断ることにしています。新入社員クンには何の罪もないので、ちょっと可哀想なんですけれどね。せめて“実社会はFacebookの友達申請みたいに簡単じゃないよ”ということを察して頂けたら幸いですよ。

 まぁ、実際に不動産会社がこうして収集した個人情報を悪用しているのかは、私は判断出来ません。もしかしたら本当に新入社員の度胸づけ目的で行われている、伝統の研修システムなのかも知れない。

 しかし、もしそうだとしても、今のご時世既存の取引先や新規取引開始を期待する相手ならともかく、見知らぬ相手に名刺(個人情報)をやすやすと譲渡することには、まともな社会人なら誰だって抵抗を感じるはず。企業の経営者もいくら伝統とはいえ、こういったやり方にもっと敏感になり、方法を改める必要があると思うんですよね。何となく「いや、オレの若い頃は1日○百人と名刺交換したものだ!!」と譲らないワンマン社長の姿を想像してしまいますが(笑)そういう意味でも古い頭の信用出来ない会社なんだろうな、とネガティヴに感じてしまいました。いずれにしても会社にとってはマイナスじゃないですか?こういうの。

 可能性があるとしたら駅なんかじゃなく、自社商品(不動産会社ならその取扱商品)を求めていそうな人や企業が集まる展示会などのイベント会場を探して声を掛ければ、名刺交換が成功する可能性が高いと思うんですけどね。…まぁ新入社員にそこまで想像しろ、というのも酷か…。



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値切られ、主導権をも放棄する“奴隷”たち

2015-05-12 Tue 19:09
 ある人がブログに

『(日本で日本人(法人)相手に取引する場合、)値切らない方がよい

という趣旨の記事を投稿しました。

 商品の価格や見積書の金額に対して「1円でも安くしてやろう」と値切る人がいますが、そうすることで仕事やサービスのクオリティが落ちることがあります。つまり値切って少し安くなっても、リスクや手間を抱えるデメリットの方が大きいことが多い、というわけです。

 「相手がいつもボッタクるから少しくらい値切らなきゃ損だ」という理由から値切るのかも知れませんが、その場合は値切るのではなく、そういう相手には最初から近づかない方がよいとも書かれていました。

 業界や商品にもよりますが、基本的に私もその通りだと思っています。そしてこの意見に、私からもぜひ補足したいことがあります。

「値切りに成功した場合、取引の主導権を相手に握られてしまうことも、値切りをあまりお勧め出来ない理由である」

ということです。これ、少なくとも私の周囲で理解している人ってほとんどいないんですよね。

 例えばA社がB業者に仕事を発注するとします。A社はB業者が出した見積に難癖をつけ、「C社やD社の見積の方が安い。受注したければそれを下回る見積を出し直せ」と言って値切る。

 B業者は自社の作業量確保や、今後のA社との良好な関係を考慮し、泣く泣く自社の利益を削って当初の80%の金額で仕事を受注する…この場合、取引の「主導権」はA社・B業者のどちらが握ることになると思います?

 私の周囲のほとんどの人は

「B業者に対し強い立場が取れ、相手を自社の都合通りにコントロール出来るA社が主導権を握っている

と答えます。そう信じ切っている彼らの仕事を見ると、当然ながら受注金額だけでなくサービスや商品のクオリティも納期も常に相手の言いなり。そして次の取引でも、そのまた次の取引でも同じようなことを延々繰り返します。これではビジネスパートナーではなくただの“都合のよい奴隷”ですよ(笑)

 私は逆だと思います。この場合主導権は

「何か文句があるなら当社はいつ取引を止めても構いませんよ。どうぞウチと同じ格安金額で受注してくれる他の業者を探してください」

と、いつでも切り出せる立場を得たB業者が握っていると考えるのが普通です。よってA社は品質やサービス、納期その他について、ある程度B業社の言いなりにならざるを得ないのです。B業者はこの状況を上手に利用して、削られた利益を挽回すべくA社に自社の都合をあれこれ押しつける…それが普通だと思うわけです。まぁ、実際にはそんなに簡単ではありませんけれどね。

 逆にA社が見積の金額通りに仕事をB業者に発注すると、B業者は喜びますが、主導権は当然A社が握ることになります。何か不測の事態が発生して不利な状況が生まれてもB業者はA社にお願い事などの交渉がし難くなるでしょう。

 いずれにしても、値切りは支払金額が少なくてラッキー、という単純なものではなさそうですね。


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外国人従業員の接客に感激した日@ABCマート

2015-03-12 Thu 18:49
 数年前から我が国でも多くの企業が外国人従業員採用枠を拡大させている、という話を聞きます。

 この手の話を聞くと、私は日本人として悔しい…いや、むしろ恐ろしいと感じます。言葉や文化の違いという大きな壁があっても、日本人より外国人の従業員が欲しい、ってことですもんね。

 そんなある日、私自身が外国人従業員の素晴らしさを体感する出来事がありました。

 それは新しいランニングシューズを買おうとABCマートを訪れた時のこと。それまで何度も下見を重ね、これだという一足を心に決めていた私は、サイズだけ確認したら100%購入するつもりでした。私が売場に足を踏み入れると、案の定店員さんが声を掛けてきました。

 このブログにも何度か書きましたが、実は私、ABCマートの店員さんの接客ってあまり好きではありません。接客マニュアルに従っているだけなのか、どの店員さんもお客さんの胸の内をヒアリングしようともせず、

「新製品です」
「よかったらどうぞ(履いてみてください)」
「サイズ出しますんで」

程度のお決まりトーク止まり。高レベルな接客よりも低価格実現にコストを割いているから仕方ないのでしょうが。

 まぁ今回はサイズ違いを2、3出してもらうだけだから多くを求めるのはやめよう、そう割り切って振り返るとその店員さん、見たところ東南アジア系と思しき女性。(え~日本語大丈夫かな~?スットンキョウなこと言ってこないよな~?)失礼ながらもつい見下してしまいました。

 私の足のサイズは27cmなので、とりあえず彼女には27cmと多少余裕のある27.5cm、そしてジョギング中に爪先が痛くならないよう更に大きめの28cm…3種類出してくれるよう依頼しました。2種類でも間に合ったかも知れませんが、初めて購入するブランドゆえ普段履いているシューズとのサイズ感の違いも把握しておきたかったのです。

 まずは27cmを試し履き。想像したよりもゆったりめで横幅にも余裕があります。これでいいかな?と思いましたが、念のため他の2サイズも続けて試しました。どれも大差ありませんでしたが、最も爪先に余裕のある28cmに決めました。以前別の27cmのシューズで走って爪が死んでしまったことが脳裏を過ったからです。

「じゃあ、28cmにします」

大抵のABCの店員さんならここで「ありがとうございます」と言って商品を箱に収め、レジへと誘導するはず。ところがこの外国人店員さんは違いました。私が各サイズ履くたびに爪先の空き具合を指で押してチェックしてくれていた彼女は

「私が見たところお客さんなら27cmで丁度よいと思います。28cmですと(靴の)長さだけでなく横幅も大き過ぎです。大きな靴は足にフィットせずに疲労の原因になってしまいますのでお勧め出来ません」

そうハッキリ意見したのです。コ、コイツ客を否定しやがった~!!

…嘘です(笑) それどころかそこまで真剣にお客さんにアドバイスしてくれたことに感激しましたよ。この仕事に誇りを持ち、一件一件の接客を大切にしたいという気持ち、プロ意識が伝わってきましたね。まさかABCでこんなアドバイスがもらえるとは思いませんでした。

 結局私は彼女のアドバイスにお礼を述べながらも、あくまでも自分なりの感覚的な好み、心理的安心感から28cmを履きたいのです、と説明し、28cmを購入しました。

 私は最初、彼女が外国人だからどうせまともな接客なんて出来るはずがない、と舐めていました。しかし支払いを済ませてお店を出る時には、またここで彼女から靴を買いたいな、と思っていました。

 もちろんこういう接客が肌に合わない人、店員なんて客の言うことをハイハイ聞いていればいいんだ、という考え方の人も世の中にはたくさんいるでしょう。お客さん(の意志)を否定しない、余計なことを言わないというのは確かに日本人向けの接客です。しかし商品を並べておけば勝手にどんどん売れた昔とは違い、現在はお客さんも自分に合うもの、自分らしいものだけを真剣に選ぶ時代。そのためにはオンリーワンな接客、一期一会の精神で臨む接客こそが“快感を伴うショッピング”を生み出すのかも知れません。

 そして、そんな接客にすんなりと取り掛かれそうな人材、すなわち外国人に期待を寄せるのも自然な流れなのかな、と思った次第です。

 現代社会は常に変化しています。その変化に柔軟に対応可能な人でないと厳しい世の中を生き残れないのか…過去の価値観に縛られる多くの中高年層にはリアルにヤバい時代ですね。


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企業マインドで考える途上国の扱い方

2014-08-01 Fri 10:42
 マクドナルドなど向けの加工食品を製造する上海福喜食品という会社が期限切れの肉を使い、杜撰な衛生管理をしていた問題。ファストフードに慣れ親しんだ日本人としてはショックだったと思います。それに、やはり大企業が売る安い商品には何かしら裏があるんだな…今後そう疑わざるを得なくなりそうですね。

 ところで、この事件についての報道、特にコメンテーターと呼ばれる人々のセリフの中に、ちょっと気になるものがありました。それは

今後このようなことを起こさないために、コストが余分にかかってでもマクドナルドの社員が現地(中国)工場に常駐し、従業員を厳しく管理して品質維持に努めるべきだ

という意見です。確かに私もそれがベストだと思います。むしろ中国に限らず各国の全取引先の工場で同じことをすべきでしょう。

 ただ、マクドナルドなど大企業の経営者視点で考えると、必ずしもそうとは言えません。冷凍餃子事件やネズミ肉混入事件などが示す通り、少なくとも職業倫理の面で中国企業はまだまだ“発展途上国”状態。そこにアメリカなり日本なり“先進国”の人間が赴任して従業員を監視し、品質を徹底管理すれば、何事もよくなるのは当たり前です。

 しかし本来、先進国の使命とは途上国を管理し続けることではありません。途上国を教育・指導し、自分らと同レベルまで引き上げることでしょう。つまり、いつまでも先進国が手取り足取り面倒を見なければならない状況から早く脱して、途上国だけでも先進国と同レベルの仕事が出来るようにならなければ、組織はいつまでたっても新しい試み、よりハイレベルな取り組みに着手出来ない。当然業績アップも望めません。

 まぁ私自身、そんな偉い立場に立った経験はありませんが、基本的に大企業の考え方ってそうじゃないかな?と想像した次第です。今回は世界中にショックを与える大問題になってしまったので、例外もあり得るかも知れませんけれどね。

 さて、上海福喜食品…上海といえば、昨年の選抜総選挙のステージ上で「SNH48一本で行く」と宣言、AKBとの兼任を拒否した宮澤佐江が、今年になってSKE兼任とチームSキャプテン就任をあっさり引き受け、日本で活動する時間が長くなっていることに矛盾を感じる人が多いようです。

 実はこの背景にも件の理屈が見えます。SNH48発足からしばらくは、メンバーの歌やダンスのスキルが低いのはもちろん、民族性の違いなのか礼儀、感謝する気持ち、責任感などが欠落した人間性に問題のあるメンバーも多かったので、宮澤は彼女たちを育成するためにはSNHに専念すべきだと思ったのでしょう。

 しかしその後、一緒に働くことになった現地(?)スタッフの中に、技術面から精神面まで宮澤(日本人)と同じ考え方を以てメンバーを指導出来る人が現れた。彼女に指導者のポジションを任せ手が空いた分、宮澤は日本での活動に時間を割けるようになった…らしいです(某誌のインタビューに彼女がそう答えていました)。

 もし宮澤が組織の考え方を無視し「この仕事は日本人である私にしか出来ない。私が上海に常駐して指導するしかない」と主張していたら?SNHがよくなる可能性は高いですが、現地スタッフが育つ機会を逸してしまい、宮澤が倒れたら一巻の終わり状態になってしまう。それに毎年総選挙で選抜入りするほどの人気メンバーである宮澤が、いつまでたっても日本ではほとんどお目にかかれないという残念な状況にもなります。よって昨年SNH専任を宣言しながら、あっさりそのポジションを降りた宮澤の判断は正しいし、ごく当たり前のことでしょう。

 それにしても中国人の職業倫理って、今後向上するのでしょうか?もちろん真面目に頑張っている中国人もたくさんいるとは思いますが…上海福喜食品の従業員のような、明らかに日本人とは異なる倫理観、感覚ズレまくりなOK/NGの線引き基準って、昔からず~っと変化がないように感じるのは私だけでしょうか?



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サービス享受の考え方

2013-11-14 Thu 00:59
 先日、出先で妹と食事した時のことです。

 既に夜も遅かったので、どんな店に行くか?にはさほどこだわらず、駅近くの居酒屋“笑○”で妥協することにしました。食べたいもの一通りありますからね。

 入店時の店内は空いていましたが、次第にサラリーマンを中心としたグループ客が増え、いつの間にかほぼ満席に。当然店内はうるさくなりますが、この時はちょっと異常でした。下品で大きな笑い声や叫び声が飛び交い、“やったモン勝ち”のように大声で唱和される三本締め…こちらの会話が全く聞こえなくなることも珍しくありません。

 そのうち、近くのテーブルの客たちが、揃って箸をドラムスティックのように使ってお皿を叩き始めました。それまで我慢していた妹は「あれだけは許せない!」と怒り出します…あっそうか、妹は酒場経営で夜勤労働者みたいなものだから他の飲食店の様子ってほとんど知らないのか…。確かに酷い行為ではありますが、ちょっと待って下さい。ここで怒るのは極めてナンセンス。逆に他の客や店員から笑われたり、呆れられたりするかも知れません。

 私も本音では、他の客の迷惑になるほどの大声を出すのはよくないし、マナーやエチケットを知らない幼稚園児レベルの客なんて店から摘み出されて当然、と思います。でも…でもですよ?ここは笑○なんですよ、笑○!!笑○のような店が商売上最もこだわるのは、想像するに“低価格の料理や酒を多数用意することで客に満足してもらう”こと。これがこの店の主力サービスなのでしょう。

 ということは店内の雰囲気作りに気を遣ったり、店員が親しげに客とお喋りしたり、マナーを知らない客に注意したりといった、料理や酒に直接関係しないサービスのことは(ほとんど)考えていないし、そのために人件費を割くつもりもないのでは?警察沙汰になるような迷惑行為でもない限り、最初から店員の頭の中から除外されている事案なのだと思います。でなきゃその分のサービス料がメニューに反映され、今よりも高い料金設定となっているはずですもんね。

 妹の店も居酒屋ではありますが、どちらかというと常連さん(リピーター)中心の小さな店なので、常連さんが気分を害するような行為を働く客がいれば率先して注意するくらいのことはしているのかも知れません。それはそれでその店の方針なので構いませんが、笑○も同じ基準に当てはめるのは…残念ながらちょっと違うと思います。

 今回私たちは、

①駅から近くて
②安くて
③ビールが飲める

…という3つの条件を満たす店を選びました。ということは、それ以外のサービスについてはよほどのことがない限り求めるべきではないな、と改めて思った次第です。落ち着いた雰囲気の中で酒や料理を楽しみたいのなら、多少高級店でもムードを大切にするそれなりの店に行くべきです。そうすれば大騒ぎする客なんてまずいないでしょう。つまり

①駅から近くて
②安くて
③ビールが飲める
④落ち着いたいいムード

という店はどこかにあるとは思いますが、それを当てもなく探すよりは、希望要素の優先順位を決めて割り切るべきでしょうね。


 最近何かと世間を騒がせている老舗高級レストランやホテルのメニュー偽装問題も根っこは同じだと思います。(偽装する方が悪なのはもちろんですが、)例えば国産和牛のステーキ定食を1,500円程度で食べられるなんて信じる方もよくないですよね。味(品質)も価格(安さ)も感じの良い接客サービスも、全て手に入るべき、提供する側もそう考えていて当然、という発想では

「畜生!騙された!!あのレストランはとんでもない酷い店だ!!」

という気持ちしか残りません。

 しかしそうではなく自分が最もこだわりたいこと、例えば高級なムードならそれを最優先して、それ以外はスルーしてしまった方が

「あのステーキは牛脂が注入された海外産だったのか。でもあの高級レストランでランチを食べてみたい、という夢は叶った(つもりになれた)のだからまぁいいか」

で済むのかも…。

 レストランやホテルはもちろん、スーパーで買う食材も、旅行会社のツアープランも同じです。高級で魅力的な商品やサービスは本来高価なもの。それを忘れて欲張るのはやめたほうがいいです。とりあえず最も重視することは価格なのか?品質なのか?それともムードなのか?どれかひとつだけにこだわる方が結果的に幸せになれる可能性が高いような気がします。

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秋田書店問題に関して、知って欲しいこと

2013-08-22 Thu 06:10
 「少年チャンピオン」などの出版物発行元として知られる老舗出版社・秋田書店が、女性向けコミック雑誌の読者プレゼントで当選者数を水増し掲載していたことが、今問題になっています。

 さらにこれを内部告発した女性社員を解雇していたことも発覚、酷すぎる!!…と思ったらこの女性社員も景品を窃盗していた、と逆に訴えられて…何だか複雑な展開になりました。

 私は以前、仕事で出版業界と関わっていたことがあるので、この事件には深い関心を寄せています。あくまでも外野の勝手な妄想ですが、

■出版業界に限らずプレゼントの発送なんて、その気になればいくらでもインチキ可能だよなぁ。
■今の時代、まだ紙媒体(ハガキ)を使ってるのかよ。やはり出版業界って体質が古いな。若い女性向け雑誌ならアンケートはケータイ、プレゼントはデジタルコンテンツダウンロードで事足りるんじゃないの?
■やはり編集者自身が、役得的に余ったプレゼントを欲しいからこのやり方を変えなかったんじゃないの?
■告発した女性社員も、長年担当していれば1回や2回は余った景品を持ち帰ったことがあるのかもね。
■訴えて解雇を取り消されたとしても、もう秋田書店には居場所ないでしょ?あぁ、退職金と「会社都合による退職」のためか。

…色々思うところがあります。まぁ、今はまだ何が真実か分かりませんから、今後も続報に注目したいと思います。

 ところで私がこの事件を知り、秋田書店に対し強い憤りを感じたのには、別の理由があります。

 そもそも、本や雑誌を作るためには、出版社(編集者)以外にもたくさんの人や会社の協力が必要です。

・ライター(作者)
・デザイナー(キャラクター、レイアウト)
・用紙代理店
・印刷会社
・製本会社
・加工会社
・運送会社

…イメージしやすい役割だけざっと挙げましたが、一冊の本・雑誌を作るためには、実際出版社以外にもこれ以上の協力者(会社)、たくさんの人の力が必要なのです。

 そして、出版不況の影響を被るのは、何も当の出版社だけではありません。これらの多くの協力者(会社)も同様に苦しんでいるのです。

 しかし彼らが今回のような形で、顧客である出版社を裏切ることはありません。納品していないのに「納品しました!」と嘘をつき、偽造した受領書を提示することは決してしないのです。なぜなら、仕事があるのは出版社、顧客あってこそ、と理解しているから。業種は違えど、ともに出版業界を盛り上げるために頑張る運命共同体だと考えているからです。当たり前ですが顧客を騙すのではなく、真っ当な企業努力で出版不況と何とか戦っているんですよ。そう考えれば今回の秋田書店の行為がいかに酷いことか、お分かり頂けると思います。

 これにより出版社が読者の信頼を失い、その結果今後雑誌が売れなくなったり、仮に当該雑誌が廃刊に追いやられたりすることになったとしたら、それは自業自得、ある意味仕方ないのかも知れません。

 しかしそうなると、ともに雑誌を作ってきた作者、デザイナー、印刷会社、製本会社、運送会社などは、何ら罪はないものの利益や仕事そのものを奪われることになります。出版不況のこのご時世、定期雑誌の仕事が1つ減るだけでも各社にとっては大きな痛手。やはり今回秋田書店のしたことはあまりにも身勝手過ぎると考えざるをえませんね。

 したがって秋田書店は、内部告発した女性の主張をムキになって否定している場合ではないでしょう、それよりも前に、会社としてすべきこと、向き合うべき相手がたくさんあるでしょうが~!!…と、私は言いたいわけです。


 最後になりますが、私が過去にお世話になった多くの出版社を始め、他の全ての出版社がこのような読者を裏切る行為を働いているわけではない…そう信じたいですね。


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失はるる買ひ物の心地ヨさ

2013-05-21 Tue 00:00
 あるアパレルショップでTシャツを買おうとしたところ、店員さんから

「ぜひこの“汗がすぐに乾く下着”もご一緒にいかがですか?」

と強く(執拗に?)勧められました。

 私はその商品をひと目見た瞬間、(あぁ、ユニクロのエアリズムみたいなものだな。エアリズムの下着は既に何枚か持っているから必要ないな)と判断。

「たくさん持っているので結構ですよ」

と優しくお断りしました。

 ところがこの店員さん、そんな私の事情は無視するかのごとく、依然執拗に商品の特徴を説明し続けます。

「今だけお安くなっていますのでぜひ!」

…魅力的な商品なのは分かっているんですよ。でも本当に必要ないからお断りしているんですけど…。

 どうやらその商品、お店としてはこの夏のイチ押し商品らしく、全店舗で総力を挙げて売りたいようです。店舗ごとに売り上げを競っているのかも知れません。恐らくその店員さんも上司(店長?)から

「お客さんにはとりあえず勧めてみなさい」

と指示されていたのでしょう。

 でも実際には、上司に指示されるがままストレートに“とりあえず勧めてみた”ところで、お客さんの購買意欲にヒットする確率は極めて低い。このようなアプローチで買ってくれるのは、たまたま潜在ニーズと合致した人か、気が弱くて断り切れない人くらいでしょう。

 逆にせっかく気持ちよく買い物を楽しんでいたのに、最後に不愉快な気持ちにさせられてしまった、面倒臭いからもうこの店は利用したくない、そう思わせてしまう可能性の方が高く、お店にとってはマイナスです。

 これはあくまでも私の考え方ですが、このような時はまず、お客さんに話しかけ、お客さんに語らせることが大事だと思います。商品のこと、世間話、入り口は何でも構わないのでお客さんと雑談し、その中からお客さんの価値観を知るのです。大切なのは店員さんはとにかく聞き役に徹すること。最初からセールストークはしない。中には店員さんとは話したくない、黙って買い物がしたいというお客さんもいるでしょうが、自分が話したいことを笑顔で厚意的に聞いてくれる店員さんにはつい心を開いてしまうものです。特に若い異性であればなおさら(笑)

 その結果お客さんの価値観が掴めたら、その価値観の延長線上に見えた商品を優しく誠意を以てお勧めすればよいのです。例えそれが“汗がすぐに乾く下着”でなくても、です。キャンペーン商品かどうかなんていうのはあくまでもお店の都合でしかないのですから。


 例えば、Aさんという若い男性客。彼は夏は自室のエアコンを18℃に設定し、睡眠時間以外はTVゲームで遊ぶというライフスタイルを貫く人。必要最低限の外出しかせずスポーツは大嫌い。そんなAさんに店員さんが一方的に“汗が乾きやすい下着”を勧めても、全く必要性を感じてくれないでしょう。それどころかAさんが持つ店員さん評は(オレはスポーツなんてしねーよ。何言ってんだコイツは)という最悪のものに。せっかくお客さんのために自慢の商品を勧めてあげたのに、これではマイナス。

 しかし雑談の中からAさんの価値観を引き出し、“2、3日洗濯しなくても臭わない、抗菌作用を持つ素材のスウェット”を薦めれば、こちらを買ってくれる可能性も、喜んでもらえる可能性も高いと思われます。

 
 実際に、かつて私は同店の店員さんから厚手の靴下

「寒い冬にはこの靴下が温かくていいですよ。いかがですか?」

と一方的に勧められました。

 しかし私の趣味は登山です。専門店で買い集めた、その商品の2倍ほどの厚さの靴下を山ほど持っています。当然

「間に合っているので大丈夫です」

とお断りしました。するとその店員さん、明らかに疑いの眼差しを私に向け“このタイプの靴下は通常一般衣料品店では取り扱っていないはず。この客はただ断りたくて出任せを言っているんじゃないか?”というニュアンスを含みながら

「ええっ?それ本当ですか?これですよ?この厚さですよ?この靴下と同じもの(をたくさん持っているというの)ですか?」

と、迫ってきました。私が仕方なく

「私は登山が趣味なので、これよりも厚い靴下は夏でも必需品なんです。だからたくさん持っているんです」

と答えるとようやく納得してくれたようで、セールスを諦めてくれました。

 でも仮にあの時、

「登山ですか?どんな山に登られるんですか?」
「でも最近は近場の簡単な低山にしか登らないんですか?」
「低山ならちょっとだけ軽装にして(お店の商品の)少し薄めの靴下でも十分じゃないですか?この方が嵩張らないから替えを持って行けますよ」
「値段も高くないですし、1年も履いていただいたらぜひ使い捨てて下さい。それでも私どもとしては本望ですよ」

…ここまで店員さんにすり寄られてしまったら、人情派の(?)私は間違いなく1足買ってしまうでしょうね(笑) おまけにまたこの店員さんとお喋りがしたい、オレの話を聞いて欲しいと感じ、頻繁に足を運ぶかも知れません。人間なんて所詮そういうものだと思います。もちろん靴下はスパッと諦め、

「でしたら登山にも適したシャツやパンツなんていかがでしょう?」

と勧めていただいても大歓迎です。


 最近は(お店の種類やランクにもよりますが)量販店を中心に、価格を抑える代わりにこういった接客業本来のサービスを省くお店が多いように感じます。せっかく質問しても

「今売れてます」
「お勧めです」
「試着したければ言って下さい」

程度の答えしか返ってこない。私はやはり買い物の楽しさ、心地よさはやはり販売員や営業マンから得られる部分が大きいと思うのですが…それでも価格が1円でも安い方が喜ばしいのでしょうか?




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