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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
LIFE!/ライフ(Blu-ray)

2017-03-14 Tue 09:48
 以前参加したあるセミナーにて、「自分が一番好きな映画について1分間でプレゼンする」という課題が出されました。

 まぁ、プレゼンの練習材料なので、どんな映画でもよかったのですが、せっかくなので魅力を最大限伝えられるよう、実際に一番好きな映画を選ぶことにした私。しかしいくら考えても「コレだ!」というタイトルが思い浮かびませんでした。

 こんな時、若い頃ならほぼ「セント・エルモス・ファイアー」と答えていました。しかし今思うと、当時は劇中の若い登場人物たちへの共感心がそうさせていた感があります。現在も同じ答えを出すか?出しませんね。
 
 かといって誰もが知る超有名娯楽作品…例えば「タイタニック」だと、「感動する」「面白い」以外の、相手を納得させられる上手い理由が見出せません。

 では、オレの好きな映画って一体何だろう…?必死に記憶の隅をつつきながら考えた結果、出てきたのがこれでした。

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2013年公開「LIFE!」。設定・ストーリー・メッセージ性・キャスト・演技・映像(映像美&CG)・音楽(主題歌&挿入歌&スコア)…全てが素晴らしいです。特に作品が訴えかける(私なりに解釈した)メッセージがとても素晴らしいと思います。

「一歩足を踏み出して何かに挑戦することは価値がある」
「地味でも日々真面目に生きていれば、それを見ていて評価してくれる人が必ずいる」


人生で停滞した時には、このDVDを見れば何度でも再スタート出来そうじゃないですか?(笑)

 ということで、ずっと欲しかったこの映画のブルーレイを改めて購入しました。900円ちょい。安くなったものです。ちなみに私は本当に気に入った映画は後からDVDやブルーレイを購入して手元に置いておきたい派です。一度見た映画はもう見ない人も多いかと思いますが、私は繰り返し見ます。このブルーレイも到着後既に2回見ましたし。やはりラストシーンはジーンときますよね。

 蛇足ですがこれを購入して初めて、あの悪名高き(笑)日本語吹き替え版を試しました。ナイナイ岡村が関西弁で吹き替えを担当して大不評を買ったヤツです。私の感想は、関西弁云々以前に棒読み気味なのが不満でしたけど。

 よい映画ですので機会があればぜひ一度ご覧あれ。

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今さらながら「君の名は。」

2017-02-07 Tue 21:20
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 公開から半年近く経ちながら、現在も大ヒット上映中の映画「君の名は。」を今さらですが見ました。

 誰に聞いても高評価の本作。これまで何度か劇場へ見に行こうか?と思いました。しかし…私(世代)的にアニメって、どうしても抵抗あるんです。もちろん私も幼少期はアニメばかり見て育ちましたが、そのうち“宮崎勤事件”や“宅八郎大ブレイク”などを経て、成人男性でオタク、つまりアニメ、特に美少女が登場する作品を好むなんて変態だ、気持ち悪い、村八分にしてやれ!!…という思考が多数派(?)だった時代を経験しているのです。

 もちろん当時と今とでは状況が違うし、アニメの社会的地位も上がりました。でもそんな理由から、アニメにはつい拒否反応を起こしがち。今回はたまたま友人に勧められ、一緒に見ることになったのですが…やはり見てよかった…評判通り。とてもよかったです。面白いというか、よい映画でしたね。

 まず、何よりも好感が持てたのが、本作はアニメーションという形式をとりながら、中身は普通によくできた「映画作品」だったこと。

 例えば、某スマホゲームのCMで、スマホがいきなり派手に空を飛び始め、それを掴んだまま手放すに手放せない男の子を翻弄する、というのがあります。ああいったアニメにありがちな大袈裟で無駄に尺を取る表現、登場人物のコミカルすぎるアクション、(あのCMには当てはまりませんが)現実とあまりにもかけ離れた髪(型・色)、服装、体型の登場人物(人間)などがどうも苦手なんですよね。「君の名は。」にはそういった演出はほとんどありません。実写版を作ろうと思えばほぼ同じものが実現可能なほど、誰もがすんなり入り込める映画、これに尽きます。全編を通して風景がリアルなのもそう感じた原因のひとつかも知れません。この点はアンチアニメ人間にとって優しい配慮でした。

 また、私はテレビで紹介される短い動画を見て、あぁ昔からよくある男女の中身入れ替わり系青春ドタバタコメディね。ストーリーペラペラなんだろうな、と思っていました。でも実際はそれにプラスして、作家の乙一が得意そうな時間差要素と切ない系要素、さらに一昔前の泣けるエロゲーの優秀なシナリオライターが書きそうな哲学(思想)的テーマ・壮大な物語・凝った設定や展開といった要素も若干プラスした感じで物語に厚みがありました。

 そして何よりも、ハッピーエンドだったことが一番ですね。いい年して私も泣きそうになりましたし、高校生に戻ってあんな恋がしたくもなります(笑) 上映終了直後には早くももう一回見たいと思いました。リピーターが多いのも頷けます。DVD発売前に映画館で見ることが出来て少し得した気分でした。

 聖地巡礼したくなる気持ちも分かりますね。

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以前、たまたまあの歩道橋で写真を撮りましたが、映画観賞後に見ると、このアングルじゃない(笑) 撮り直したいなぁ(笑) ラストシーンの舞台、須賀神社にも行きたくなりました(笑) 聖地巡礼ってどんな作品でもよいわけではなく、その作品が魅力的だからこそ、その場所に立ってみたくなるのでしょうね。

 あとは、どうせ見るなら昨年の一番盛り上がっていた秋頃に見ていた方が何かと楽しかったはずですよね。ちょっともったいなかったかな。今後は“食わず嫌い”ではなく“ものは試し”ですね。

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FOR REAL―ベイスターズ、クライマックスへの真実。―

2017-01-23 Mon 19:38
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 横浜DeNAベイスターズ公式ドキュメンタリー映画「FOR REAL―ベイスターズ、クライマックスへの真実。―」を観ました。2015年シーズンラストの中畑監督退任から、球団史上初のクライマックスシリーズ進出を果たす2016年シーズン終了(CSファイナルステージ敗退)までを追った、よくできたドキュメンタリー映画でした。

 私は横浜ファンですが、観る前は正直(こういうのは優勝してから堂々と公開した方がいいんじゃないの?)と思っていました。しかし観賞後はそんなことはどうでもよくなっていましたね。なぜなら、この映画ではゲーム中には見えない、選手たちの様々な思いに触れることが出来るからです。それらを見たら、昨シーズンは本当に選手・監督・スタッフ・ファンが一体となって戦っていたんだな、と改めて感動しました。その結果がクライマックスシリーズ進出だろうがセ・リーグ優勝だろうが、どちらでもよかったのかな?と今では感じます。

 本作最大の魅力は、やはりその舞台裏、試合以外の選手の表情に触れられることでしょう。インタビューシーンはもちろん、結果が出なくて苦悩する様、試合中の怪我で涙する姿、それらの選手を気遣い声をかける他の選手たち、仲間のプレーを見て一喜一憂するベンチ内の様子、常にチーム一丸となって戦っていた様子が窺えます。あぁ、オレはこんな素晴らしいチームを昨年応援していたんだ、と思うと感慨深いものがありました。

 そしてスポーツニュースも含め繰り返し見たはずの試合シーンにも興奮しました。結果も分かっているはずですが、舞台裏を知った上で見るとまた別の感動があります。当時の興奮も甦りました。特に三浦番長の最終登板試合は、ベンチ裏のコーチらのやり取りも併せて見たら涙モノです。山崎康晃の登場シーンは映画のワンシーンと分かっていても興奮しました。また、試合中継や新聞記事だけ見て選手を誤解していた点(梶谷はやる気がないとか・笑)も多かったですね。こんな映画がなければ永久に知らなかったであろう選手の思いに数多く触れられ、約2時間の上映時間があっという間でした。

 あと少しで今年もペナントレースが開幕します。私は今シーズンもこの素晴らしいチームをファンとして思い切り応援します。

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 スランプになり打てなくなった桑原選手が「氣」と書いて気持ちを込めたバット。

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 CSファーストステージで左手薬指を骨折した梶谷選手がその後の試合に強行出場するために、テーピングを巻いた指を出せるよう穴を開けたグローブ。

 まさか映画に登場したホンモノアイテムとご対面出来るとは思わなかったのでラッキーです。

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少女(映画・ややネタバレあり)

2016-10-20 Thu 00:00
少女


 湊かなえデビュー2作目でこのたび映画化された「少女」を見ました。

 といっても原作…文庫版ではなく私が読んだ早川書房の単行本は2009年1月発行。大まかな設定以外全て忘れてしまったので、再読してからの鑑賞です。“タッチー&昴”や“高雄孝夫”の存在も、「ヨルの綱渡り」なんて小説が登場したことも完全に忘れていましたね(笑)

 「少女」はここ2、3年に出版された新し目の作品を除けば、恐らく湊かなえもの最後の映像化でしょうか?主人公の少女二人の複雑で微妙な心理描写をどこまで表現出来るのか?彼女らが興味を持つ“死”をちゃんと原作のニュアンス通り描けるのか?とても楽しみでした。

 まずはキャスティングについて。主人公の少女二人は、ともに実年齢24歳の山本美月(敦子)と本田翼(由紀)。賛否分かれると思いますが、やはり女子高生としては見た目的にキツい(笑) 学校のシーンではさほど気になりませんが、子役との共演シーンになると途端にオバサン感バリバリです。佐藤玲(紫織)だけは同じ24歳ながら女子高生で通用するモノがありましたが(笑)

 しかし演技についてはどちらも想像以上によかったです。特に本田翼はイイですね。ショートボブの可愛い彼女が時折見せる暗い表情、攻撃的な表情、無感情な表情…どれも魅力的。由紀を上手く演じています。私はどちらかというと山本美月派(?)でしたが、一気に本田翼派になりました(笑) 本作を見て本田翼についてもっと知りたいと思えたことが、映画を見た一番の収穫かも知れません。

 小倉先生役のアンジャッシュ児島は、もしかしたらキャスト中で最も原作のイメージ通りだったかも知れません。キモくてヤバそうな中年男・高雄孝夫役の稲垣吾郎も(やや爽やかですが)期待以上。同じSMAPのキムタクがいつまでも主役クラスのイケてる役しか演じないのに対し、冴えない脇役もハマるのは彼の強みでしょう。彼自身への好感度もアップしました。

 そして映画版のストーリーと演出について。まず、いきなり教会(?)で女子高生の演劇のようなモノが始まります。台詞をよく聞くとある“遺書”の文章。この遺書は誰が書いたのか?も含め後々重要なポイントのはず。それがイメージ映像の一部のような使い方をされたことに違和感を覚えました。まぁ邦画にありがちな演出ですが。映像作品は原作に忠実に再現しろ、とは言いませんが、やはり全体的に原作の“ダイジェスト版”という印象になっていた感は否めません。

 例えば主人公二人の心情描写。二人は一見親友ですが、実は心の奥底に相手への妬み・軽蔑・怒り・不信感などを持っており、それらの感情が複雑に交錯しています。それが物語のメインイベントである夏休みの体験を通じて成長することで、少しずつ解れてゆくのがミソなのですが、残念ながら“ダイジェスト版”ゆえ尺も短く物足りない。当然作者得意の伏線も減るし、それを回収する際に得られる驚きや快感も物足りないわけです。したがって死体を見たい理由も今一つ伝わってこないし、敦子が「ヨルの綱渡り」の主旨に気づいた時の感動も薄い。個人的には校内食堂で敦子が由紀の分のハンバーグドリアも一緒に運んであげるシーンは入れて欲しかった…。

 あとは“それ、もうバラすの?!”というシーンがいくつかあったこと。タッチー&昴の企みと正体は高雄が刺されるまで分からないから面白いのだし、紫織が“嘘痴漢”で小遣い稼ぎをしている事実も最後まで分からないからラストのどんでん返しでの驚きが増す。映像化に当たりどれだけ必要性があるのか分かりませんが、それらが早いタイミングで明かされてしまったのが残念です。原作で、由紀が紫織の変態親父を脅迫するシーンもカットしない方が、本作のテーマである“因果応報”感がより強く出て完成度がアップしたと思うんですけどね。恐らく観客の多くは原作も読んだと思いますが、いきなり映画版を見た人がどれだけ理解して、どれだけ面白いと思えたのか?ちょっと気懸かりかも。

 湊かなえ作品は書籍の特徴を最大限活かし、書籍で読んだ時に最も面白いコンテンツであることは間違いありません。そう考えると、映像化作品は最初から比較して楽しむというのは無意味なのかも知れませんね。これはこれでよくできた映画かな、と思いました。



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湊かなえ最高傑作(?)がいつの間にか映画化!!

2016-10-05 Wed 21:22
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 私が湊かなえ作品の中で最高傑作だと思っている「少女」。いつの間にか映画化が決定していたことを知りました。しかも今週末公開という(笑) 

 主人公の少女たちが“人が死ぬところを見たい”と願い行動することから、映像化は倫理的に難しいんじゃないか?と当時思いましたが、映画なら普通にアリか(笑)

 といっても、原作を読んだのは7年以上前なので、正直細かいストーリーはほとんど忘れてしまいました。ただ、ラストまで読み終えた直後にプロローグまでバーーーッ!!とページをめくり、再び読み返し、1分間固まり、「…そういうことか…!!!」と驚愕したことは今でも覚えています。そのくらい予想を遥かに超えるレベルのどんでん返しだったわけです。

 映像化に当たりその辺がどう工夫されているのか?分かりませんが、一人でも多くの人に本作の面白さが伝わると嬉しいなぁと思います。



  
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ゴジラ、丸子橋を破壊!

2016-08-16 Tue 11:52
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 久々に映画観賞しました。「シン・ゴジラ」です。最初は全く興味なかったのですが、先日理容師のアンチャンから地元といっても過言ではない場所にある、(多摩川の)「丸子橋が出てるよ」と言われ、ちょっと見てみたくなりました。

 映画を見た感想は、私は面白かったと思います。友人から「つまらなかった」と聞いていましたが、好みや感性は人それぞれ。同じとは限りません。思い切って見に行ってよかったです。

 この映画でよかったのは、やはり川崎、多摩川、大田区各所、品川区、目黒区、港区、世田谷区等、私の地元および生活圏にある町の多くが舞台となり、そしてゴジラに滅茶苦茶に破壊されてしまうところです。作家の池井戸潤先生(大田区が舞台の著書多し)も喜んでいるかも知れません(笑)

 東京湾に現れたゴジラが呑川を上って移動し、蒲田の町に現れるシーンなんて、CGながらもよくあれだけ見事に私の慣れ親しんだ町をぶっ壊してくれたよなぁ、という感じです。あっ…


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だから蒲田近辺にこんな旗があったんだ。面白いですね。


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 そして理容師のアンチャンが言ってた、丸子橋が映るというシーン。これは一度引き返したゴジラが数日後再び現れたシーンです。鎌倉沖に現れたゴジラが鎌倉に上陸し、川崎を経由して都内に入ろうとするのを自衛隊が食い止めようとするシーンですね。丸子橋は地元から神奈川県へ徒歩やチャリで移動する際、昔からよく利用した馴染み深い橋(道)のひとつです。今は亡き愛犬とも、ここを渡って等々力緑地公園へ何度も散歩しました。

 丸子橋の近くにゴジラが現れるのも嬉しいですが、その袂にある浅間神社の敷地内にある展望台(?)までもがロケ地になっていたことに驚きました。自衛隊の臨時指令室みたいなテントがここに設置されるのです。結局誰もが予想した通り丸子橋はゴジラに破壊されてしまいますが(笑)

 映画を見た翌朝、散歩がてら現地を訪れました。


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こうして見るとなかなか絵になっているような気がします。


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 数年前にリニューアル工事された丸子橋。


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水門の隣りに見えるのが浅間神社のある建物。


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 この坂を迷彩服を着たオバチャン防衛大臣(?)が上って来るシーンがありました。


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意外と狭い展望台。反対側では地元の人々が集まりラジオ体操中でした。


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展望台より丸子橋と武蔵小杉方面を望む。


 私は川崎の映画館でこの映画を鑑賞したためか、上映終了後他の観客からも「うち(マンション?)が映ってたぜ!!」という声がチラホラ聞こえましたね。

 逆にこの映画をつまらないと感じた人は、恐らく大臣たちの会議の様子や、最終的にゴジラを倒す(?)ための手段が妙にリアルだったからそう感じたのではないでしょうか?リアルじゃなくても爆弾をバンバンぶつけてゴジラを殺す、または永久に撤退させてスッキリしたかったのに結末アレかよっ?!…でももし実際にゴジラが現れたら、ああするしかないんだろうな…あぁ、これが現実なのか…というモヤモヤが生じたのかも知れませんね。

まぁ、無人在来線爆弾には笑いましたが(笑)


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探偵ミタライの事件簿 星籠の海

2016-06-09 Thu 19:40
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 以前読んだ島田荘司著「星籠の海」が映画化されたので、見に行きました。タイトルがちょっと変わり「探偵ミタライの事件簿 星籠の海」。…やはり“御手洗”だと威厳に欠けるとか、何かと都合悪いのでしょうか?(笑)

 それはともかく、ドラマを含む映像シリーズの御手洗潔といえば玉木宏です。以前私は、まだ御手洗=玉木はピンとこない、と述べましたが、少なくともルックス、演技、存在感などを総合すると、現時点では玉木宏がベストなのかな?という気がしてきました。ただし“カッコいい”や“天才”以外の御手洗のキャラ、つまり“変人”というか変わり者っぽさをもうちょっと醸し出してくれればなおよいと思います。今の状態では外見的なカッコよさが強すぎ。その点ではまだガリレオ先生を演じる福山雅治の方が御手洗のイメージに近いか?

 そして本作には大人の事情(?)で、残念ながら相棒の石岡君は登場しません。御手洗の魅力を引き出すためには、やはり石岡君との会話、掛け合いがあった方がよいですね。といってもここで私がいう石岡君はあくまでも山口敏太郎先生のイメージ(笑) 堂本光一じゃないんですけど。

 その石岡君の代役的存在であり、御手洗のパートナーとして本作では編集者役の広瀬アリスを出してきましたが、これは映画オリジナル設定だと割り切ればそんなに悪くないと思います。ちなみに巷では妹の広瀬すずが何かと注目されがちですが、私は「スープ~生まれ変わりの物語~」以来ずっと広瀬アリスの方がお気に入りなので、これでよいのです(笑)

 さて、肝心の内容ですが、原作およびシマソー(原作者・島田荘司)ファンとしては、あの壮大な単行本2冊分の物語をよくここまで圧縮したな、頑張ったな、と素直に感じました。その分、かなり変更点が目立ちましたけれどね。韓国人教祖率いる統一協会風宗教団体に当たる悪の組織が普通の日本の企業に変更。福島出身で原発の影響で白血病になって死んでしまう少年は登場せず。膨大にページを割いた小坂井の学生時代からの半生記もカット。というか小坂井と現代版星籠を作った造船会社社長・忽那が同一人物という驚きの設定だし(笑) まぁシマソーがOKならよいのでしょうが。

 また、映画サイズになったことで歴史オタク・滝沢助教授のキャラ、魅力が描き切れていなかったのも残念でした。しかも原作を読む限りなかなか美人な印象でしたが、映画ではかなりオバサン化が進んだ石田ひかりだし(笑) それとともに村上水軍をはじめ歴史上の謎に触れる部分についても駆け足気味で、何も知らない観客が興味を持ったりしっかり理解するまでには至らないだろうな、と思いました。

 それらのことから、原作を読んだファン、もともとシマソーや御手洗ものに好意的な私のようなファンはともかく、単純に玉木宏のファンやミステリーファンが見た時にどう感じるのだろう?面白いと感じてくれただろうか?私には永遠に理解不可能なだけに気になります。ネットのレビューサイトでは概ねよい評価みたいですが。

 よかった点は、何といっても瀬戸内海の美しい風景をビジュアルで楽しめたこと。映像コンテンツならではの強みです。そしてラストの星籠を貨物船にぶつけ犯人の逃亡を阻止するシーンもよかったと思います。私が原作を読みながら想像したシーンと近かったです。

 そしてファンサービスなのか、途中、石岡君が声だけ出演するシーンがありました。明らかにオッサン風の声です。堂本光一ではありませんでしたが、私は大歓迎です。今後御手洗ものが映画なりドラマで続く場合、石岡君はそれなりのオッサン役者を使うか、または一切出さずに広瀬アリス演じるオリジナルキャラとのコンビで通すか、個人的にはそのどちらかを望みたいですね。



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道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48(ネタバレあり)

2016-02-09 Tue 07:21
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 前記事で感想を綴った、HKT48のドキュメンタリー映画(以下:映画)上映終了後、20分のトイレ休憩を挟み、今度は「道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48」を鑑賞しました。

 私個人としては、どちらかというとHKTよりNMBの方が好き。しかも本作はプロの映画監督が撮っているので、従来の48グループの映画に近いテイストで見やすいだろうと期待しました。ところが!上映終了後の私の満足度はHKTの方がかなり上でしたね。

 まずこちら、HKTに比べ映像も内容も暗い…というか、全体を通じて悲壮感が強すぎるような気がしました。所々挿入される須藤凛々花が哲学書を朗読するシーンなんて映像もモノクロ、雰囲気も暗い。あのシーン要るのでしょうか?(笑)

 そして本作もHKT同様、過去のスキャンダルやメンバーの大量離脱には一切触れていない。個人的には一番楽しみにしていたのですが(笑) 実際に本作で深く掘り下げて描かれるのは、僅か数名。しかも必ずしも人気上位のメンバーだけではありません。そんな彼女たちを追った部分も、とにかくどんよりムードなんですよね。

 エースとしてグループを牽引する山本彩とは対照的に、同じ一期生ながらこれまでシングル選抜入り未経験の沖田彩華。やはりHKTの上野のように(実際にはNMBの方が活動期間が長い)劇場公演を頑張っているのに、全く推されない。かといって本人も今のまま卒業するつもりはない。彼女自身もファンも、(もしかしたら劇場支配人も)どうすれば選抜入り出来るのか分からない。分からないながらもとにかく腐らず黙々と頑張る…見ていて悲しすぎました。

 最終的に彼女は、ある日(昨年10月頃か?)支配人に呼ばれ、なぜか男関係の有無についてしつこく尋問される。「やましいことは何もありません」と主張し続けていると、なぜかいきなり「では次の選抜メンバーに入れます」と支配人から告げられ、遂にシングル選抜入り!!…感情移入しつつ見ていた私も嬉しいシーンですが、これもHKT同様映画のための演出に見えなくもありません。選抜の理由が分かりませんから…。

 余談ですが、映画では12th「ドリアン少年」まで触れ、13th「Must be now」には特に触れていません。NMBにあまり詳しくない私は、(確か13thってダンスが難しい曲だっけ?なるほど、だからダンスに自信がある沖田が選ばれたんだ)と思い込み、帰宅後ウィキペディアで確認しました。ところが!選抜メンバーに沖田無し!! ええっ?!まさかあの部分だけフィクション?!悲しすぎる…思わずそう思いましたね(笑) 実際には次の14thシングル(現時点で未発売)選抜メンバーということらしいですが。何はともあれ彼女の今後の人生に幸あれ、です。

 その沖田とは対照的に描かれていた山本彩も、2015年のAKB選抜総選挙(速報)でのNMB惨敗に涙。滅多に泣かない山本のこんなシーンも、貴重とか見られて嬉しいとか以前に、現在のNMBの実情を思うとリアルで悲しすぎました。

 そして最後に触れておきたいのが、次世代エース候補・矢倉楓子。映画でも触れていた通り、彼女の家は母子家庭で、あまり裕福ではないようなんですね。以前から彼女は雑誌のインタビューでもその辺に触れていまして、「一家の大黒柱になりたい」「家族のために家を買いたい」などと発言していたのです。私もそんな彼女に感動し、好意的に応援してきましたが、改めて母親や弟がスクリーンに登場すると…否定的なことは言いたくありませんが、重すぎ。もう触れなくていいんじゃない?と思ってしまいます。もちろんサイドストーリーは大事だし、上手く利用すれば効果的。しかし最近は息苦しさを感じてしまう。顔は可愛くスタイルもよく、性格や仕事に対する姿勢も真面目でファン思い。アイドルとして申し分ない子なのに、何となく応援し難いムードを感じてしまうんですよね。ライバル(?)の白間との差はその辺ではないか?とライトファンながら想像せずにはいられません。

 ということで、ある意味タイトル通りの気持ちがどんよりさせられた映画、これまで公開された48グループの映画で最も暗い映画でした。悪くはないんですけどね。まぁ、これが現時点でのNMBなのでしょう。

 HKT同様、映画を見たことで改めてNMBを応援したい気持ちは芽生えましたが、純粋に映画としての満足度だと…HKTが上ですかねぇ…。

 唯一の救いは、一緒に映画を見た友人の言葉。

「今まで音楽番組を録画しても、AKBとEXILEくらいしか見ないで早送りしてたけど、これからはHKTやNMBも見るようにするよ」

でした…。



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尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48(ネタバレあり)

2016-02-08 Mon 18:41
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 先月末に同時公開されたNMB48HKT48、それぞれのドキュメンタリー映画(以下:映画)を見ました。どちらから見ても約20分の休憩を挟んで2本見られる上映スケジュールが親切でした。

 私は特別アイドル好きというわけではなく、CDやDVD、公演や握手会にお金を使うこともほぼ皆無です。しかし48グループだけは表も裏もひっくるめて面白いコンテンツだと思い、テレビ・雑誌・ネットの情報は割とマメに追いかけています。例えるならプロレスの試合や選手には興味ないけど、宝島の暴露ムックだけは熱心に購読するようなものですね(かなり上手い例え・笑) 特に映画は純粋に面白くて好きで、私の心にもヒットするので過去AKB、SKE、乃木坂と見ました。今回は何と!興味を示した友人と一緒に鑑賞です(笑)

 まずは、HKT48の映画「尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48」。週末とはいえ通常料金の日なのに座席はかなり埋まっていました。

 映画本編がスタートしてまず私が…といってもこの通りのライトファンですが…感じたのは、これまでのAKBやSKEの映画に比べ、ちょっとテンポが悪いかな?ということでした。また、基本的にAKBやSKE、乃木坂の映画が撮影対象期間をある程度時系列に沿って、その中に大小幾つかのイベントや事件(スキャンダル)を柱として見せる作りだったのに対し、必ずしもそれらに倣っていないことにも違和感を覚えました。

 例えばAKB総選挙の映像は1回(1年分)しか出てこないし、コンサートやPV映像も想像したよりもかなり少なめでした。AKBの映画にあった、指原が移籍してメンバーに挨拶するシーンもHKTの歴史を語る上で外せないはずなのに無かったし。つまり万遍なくHKTの歴史を辿るわけではないんですよね。SKEのような卒業メンバーがソファーに座ってインタビューを受けるシーンも皆無でした。

 その代わり現役メンバーが期ごとに集まり、指原中心に雑談的に過去の思い出を振り返るシーンに当時の映像を挿入したり、指原が各主要メンバーとメシを食いながら過去の気持ちを聞き出したりするシーンが多く、これが件の“ソファーインタビュー”の役割を果たしていました。これはこれでHKTのアットホームなムードが出るし、各メンバーの本音も強く出ていそうで、よいと思います。過去よりも現在と未来を感じさせる映画にしたかったのかも知れません。

 そもそもこの映画の監督が指原なので、既存の映画(監督)の作り方と違って自然です。逆に過去の映像に指原の解説(ナレーション)を被せてあり分かりやすい。例えばデビュー間もない1期生のレッスン後の反省会シーンで、宮脇咲良が発言する部分に挿入される、指原の「この時、咲良は自分がリーダーになるつもりだったそうです」という解説。素直に「へぇ~」と楽しく見られました。監督自らカメラを持ってインタビューして回るのも、各メンバーの素顔を捉える有効な方法なのでしょうね。

 個人的に興味深かったのは、6thシングル「しぇからしか!」の選抜メンバーを決める会議の様子。今回数少ないレアなシーンだと思います。想像以上にたくさん人が会議に参加しているし、「矢吹奈子を落としたい」という指原の意見も、「田中奈津美を入れたら面白そう」という秋元Pの意見も軽くスルーされているのが面白い。

 そして忘れてはならないのが、HKT・NMBともに熱心なファンをも撮影対象としたことでしょう。坂口理子推しのオヂサン…私はどちらかというとこういう方々にマイナスイメージを持ってしまいがちなのですが、彼女の初選抜入りにオヂサンが号泣するシーンでは、私まで涙線が緩んでしまいましたよ(笑) 私的には尾崎支配人の涙以上にグッときました。同じファン目線だからでしょうか?

 そして映画のハッピーエンド感を高めたもう一つの見せ場が、指原が最も信頼しているという、上野遥(2期生)という子を追うシーン。彼女は割と可愛いし、日々劇場公演を頑張っているのにほとんどメディアに取り上げられず、シングル選抜経験もなし。努力は報われないのか?と思いきや、遂に(シングルではありませんが)本作(映画)主題歌を歌う選抜メンバー入り。しかもセンターポジションをゲット!映画のために作られた演出のような気もしますが、純粋に彼女を応援したいという気持ちにさせられます。かつて「マジすか学園」で爪痕を残したメンバーが実際に大躍進したことがあるように、映画をきっかけに彼女がブレイク…今年のAKB総選挙でランクインするなど、何か起きれば面白いですね。

 想像していた内容・作りとはかなり違いましたが、これはこれで面白かったと思います。映画を見た後、ウィキペディアで改めてメンバーのことをあれこれ調べたくなったり、(よしっ!今年の総選挙はオレの清き一票をあの子に投票しようかな?!)と、スクリーンの中の顔を思い出しながら計画したり…それだけでも見た価値があったというものです。



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わたしに会うまでの1600キロ

2015-09-04 Fri 07:39
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 1995年、シェリル・ストレイドという女性が、離婚や母親の死、自らの自暴自棄な生活で負った心の傷を癒しながら人生について思い直し、自分自身を取り戻そうと数千マイルにもおよぶパシフィック・クレスト・トレイル(PCT)を一人で踏破しました。この実話をまとめた彼女の自叙伝を基に、リース・ウィザースプーン主演で製作された映画「わたしに会うまでの1600キロ」を見ました。

 私も山歩きやトレッキング、長時間の散歩などが大好きで、いつかデカいことにチャレンジしたいと思っています(笑) なので本作の存在を知った時点で絶対に見ようと思いました。主人公に共感出来そうですからね。実際、最初から最後までずっとスクリーンに釘付け。時間の経過を忘れるほど夢中になって鑑賞しました。今時珍しくこの上映回分のチケットは売り切れ。館内も超満員でした。


 物語は先ほど触れた通り、シェリル・ストレイドという女性が過去の出来事を振り返りながらPCTを歩くという、ヒューマンドラマです。

 PCTというのは、メキシコからカナダへと続く1,600km(標準タイム3ヵ月)におよぶトレッキングコースです。途中には砂漠や森、高い山や雪深い雪渓などがある反面、お店や宿泊施設、給水所などは滅多にないため、そう簡単に踏破することは出来ません。遭遇する数々の困難を乗り越え、様々な経験を経て第二の人生を強く生きるために自分自身を鍛える…というわけです。

 よく「なぜわざわざそんな大変な思いをしてまで歩くの?」と呆れる人がいますが、私には何となく分かるような気がします。日常生活から離れ、人や人工物の少ない非現実的な空間に身を置くと、想像以上に己が清められ、自分自身と向き合うことが出来るような気がするんですよ。

 それにこういったチャレンジ中は、例え疲れてもタクシーは拾えない。中止してもある程度自力で進むなり戻るなりする必要がある。食べ物や水だって我慢しなければならない。つまり甘えの精神が通用しない厳しい環境。そこから目的を達成して自力で帰ってくることが並々ならぬ自信に繋がり、精神的にも強くなれるというわけです。それを期待して皆歩くわけです。

 エンドロールで実際にPCTを歩いている時のシェリル・ストレイドの写真が数点映りますが、彼女の見た目はもちろん、デカいザック、着ているTシャツの絵柄までかなり忠実に再現していたんだなと感心しました。

 また、彼女が履いていたトレッキングシューズも私のGoroのシューズに似ていて嬉しかったですね。しかも赤い靴紐だし。私もまたあの靴を履いてトレッキングしたいと思いました。


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