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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
9年目の美容室とビールな週末

2012-03-22 Thu 12:26
 先日、いつもお世話になっている美容室の先生(店長で経営者)と初めて一緒に、近所にご飯を食べに行きました(←芸能人的言い回し・笑)。

 以前から髪をカットして頂いている最中の世間話が楽しく、(バカな客相手に合わせてくれているだけかも知れませんが、そこはあえて考えないことにして・笑)そのうち腰を据えてゆっくりお喋りしたいな、と思っていました。今回ようやくタイミングが合い、実現に至ったというわけです。

 そしてビールが美味しいそのお店での会話から知ったのが、美容室が現在の場所にオープンしてもう12年経つということ。…オレがお世話になり始めてからは…丸々8年?!時の経つのは早いものです。

 基本的に私、床屋や美容室のような、ある程度コミュニケーション(会話)を必要とするお店は、一度お世話になったらチョコチョコ変えたくないんですよ。人見知りなので(笑) だから過去にお世話になったのは、床屋を含めてもこのお店が人生3つめ。

 最初に通ったのは近所にある床屋Aでした。自宅から約10mのところにあるこのAには、物心ついた頃から当たり前のように通っていました。

 しかしAの中心人物のオバサン…父と同じ年でしたが…ずっと独身で友達もいなくて暇を持て余していたためか、常に近隣住民のプライバシーに踏み込もうとする厄介な輩だったのです。他人の家庭内の遣り取りや会話などを常にチェックしては、商店街や近所の主婦に言い触らして回るという典型的な迷惑オバサン。当時我が家で飼っていた犬にも、我われが見ていないところで面白半分に甘いお菓子や魚の骨、自分の残飯などを与える。それでも商人一家としては、地域の平穏を維持するために(?)我慢するしかなかったのです。

 しかし私が中学2年生の時、遂に我慢の限界に達し、思い切って父が通っていた床屋Bに鞍替えすることにしました。…あれ?でもなぜ親父は昔からAじゃなくてBに通っていたの?

 聞けば若い頃、どうしても直ぐに散髪が必要な状況に陥り、閉店間際のAに頼み込んだらしいのです。しかしAの返事は「No」。仕方なく思い浮かべたBへ駆け込んだら、快く受けてくれたのだとか。それ以来B一筋とのことでした。

 私としてもBには中学の先輩、つまり同世代のアンチャンもいるし、耳掃除や耳の産毛剃りも気持ちいいし、何かと居心地の良い床屋さんでした。同時に、私が来店しなくなったことに気づいたAのオバサンも次第に我が家には関わらなくなり、そのうち不注意からボヤ騒ぎを起こしたのを機にどこかへ引っ越して行きました。

 Bには特に不満はありませんでした。学生時代、富士山が綺麗に眺められる某県に住んでいた時もBにお世話になっていましたし、仮にBが店仕舞いでもしない限りずっとお世話になろうと思っていたのです。ところが…8年前にある出来事が。

 営業マンとしてずっと働いてきた私が、定例異動で企画部門に異動となってしまったのです。一時はあまりのショックでパニック状態に陥りましたが、どんな会社でも辞令が出てから異動まではそんなに時間もありません。何とか4月1日までにモチベーションを上げないと…でもどうやって…?そんな時、気づいたのが異動先でお世話になる予定の若い課長がサラリーマンらしからぬ明るい茶髪だということ。コレだ!!(笑) オレも人生初の茶髪にして、外見も中身も企画マンですよ、ということを周囲に訴えると同時に、もう営業マンには戻れない、企画マンとして突っ走らざるを得ない状況に自分を追い込むしかない~…。我ながらナイスアイデア(?)。でも茶髪=美容室だよね?美容室ってどこに行けば良いのか分からないなぁ…。あ、Bの二階に美容室があったっけ?とりあえずそこでいいか…。


…あれが8年前(笑)


早いものです。

 しかしそれ以上に縁があって“8年~/人生(人生分の8年以上)”も接点を持ち続けられたのは素晴らしいことです。目の前を通り過ぎて行った大部分の友人たちと過ごした年月よりも長いのですから。

 人生を長く生きていることで遭遇する、点と点との延長上に起こり得る出来事(イベント)と、また出会ってしまったような気がした、地元での楽しい週末の夜でした。

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