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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
“I”的思考で考える、“E”的思考

2012-10-02 Tue 00:00
 先日、旅行で鳥取を訪れた時のことです(まだ旅行ネタ引っ張るか?!・笑)

 2日目の伯耆大山登山や、地元オイチャンとのふれ合いに大満足し、暫くマッタリと余韻に浸っているうちに、私はこの気持ちを是非とも不特定多数の人々と分かち合いたい、そして共感して欲しいと考えました。まともに向き合わないと決めていたはずのFACEBOOK(以下:FB)に投稿しようと、スマホを手に取ったのです。

 実はこの日の前日、初めて訪れた鳥取砂丘に感激した私は、思わず勢いでFBに近況を書き込みました。本音を言えば“自慢してやりたい”という気持ちはありました。「旅行に来ているオレが羨ましいでしょ?」…ではなく「何歳になっても豊かな感受性を維持しているオレってスゲえだろ?」という意味で、ですけど(笑)

 この投稿への反応…といっても優しい「友達」が私を気遣ってコメントしてくれたのですが…これに味をしめた私は、FB批判もどこ吹く風(笑) 2日連続で投稿しようとしたわけですが、最終的に思い止まりました。

 実際、私の周囲に大勢いるタイプのFBユーザーが旅行などで非日常的経験を手に入れたら、間違いなくFBを使って自慢するでしょう。もしかしたら旅行最大の目的がFBネタ収集という輩もいるかも知れません。そしてコメントや“いいね!”の数を頻繁にチェックし、いかに自分に上っ面だけの繋がりの仲間が多いかを実感、満足するのでしょう。

 でも…果たして「友達」の中に山登りが趣味の人って、どれだけいたんだっけ?…いえ、実は最初から知っています。1人しかいません(笑) つまり、せっかく投稿したところで、きっと彼以外の「友達」には、私の思いは100%伝わらないのです。逆に私もサイクリングやサッカーについての投稿に気の利いたコメントは書けません。所詮そんなものだとは思っていますけど。

 仮に誰かが私を気遣い、わざわざコメントしてくれたとしても、“数より質重視派”の私としては「お疲れさまでした」や「いい天気で気持ちよかったでしょ?」が幾ら集まっても嬉しくない…いやいや、大切な「友達」に対して申し訳ない気持ちでいっぱい。中には(山なんてよく分からないけど、とりあえず閲覧した証拠として“いいね!”を押しとくか)という人もいるでしょう。“いいね!”を押しながら、内心では(1,709m?富士山の半分以下じゃん!大したことねえな)と、素人基準で評価されるのも心外

 そう考えると、とっておきの思い出をシェアしたい、この気持ちに共感して欲しいと願ったところで、自分と似たタイプの人にしか伝わらない可能性は極めて高い。実はたくさんのコメントや“いいね!”をくれた人たちは、ほとんど誰も私の投稿内容には興味なく、たくさん投稿される自慢ネタのひとつとして消化するだけなんでしょうね、きっと。ならば最初から自分だけの大切な思い出として胸にしまっておけばよかった…後悔しても後の祭り。

 となると…私がFBに投稿出来るコンテンツって…無いな(笑) 私は「友達」を大切に気遣うゆえ、自己中心的で無意味な投稿なんて出来ない性格だし(笑)


 やはり、私が自分の満足を最大限満たしつつ、情報シェアが可能なコミュニケーションツールはメールです。メールで伝えたい相手に気持ちを伝える、返信を読む、一人ニンマリしてハイ、おしまい。ありがとうございます…それが私の満足の形。結婚や出産の報告をFBで一斉に告知する人の気持ちは多分一生理解出来ないでしょうね。

 私と異なるタイプの人を否定したいわけではありません。でも、鼻高々に自慢するつもりで投稿したのに、情報的価値、楽しさ・面白さ、アート的センスのいずれも皆無な投稿、FBではなくメールで個人的に伝える方が色々な意味で無難な投稿…次々とニュースフィードに出現する投稿って、そんなのがほとんどです。


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