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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
海とクッキーでテンションを上げた日

2013-11-29 Fri 00:00
 先日神奈川県の逗子に行った時のことです。逗子で自由に動けるのは小一時間ほどでしたが、私はこの機会を利用してが見たいと思いました。普段は海より山派なもので(笑)

 そもそも海水浴自体ご無沙汰な私。逗子の海なんて小学校の夏休み以来かも知れません。地図で確認すると、最も近い海はJR逗子駅から徒歩20分ほど。ほぼ一直線の道のりでした。

 逗子銀座通り(?)と呼ばれる駅前の商店街を南西に進み、住宅地を抜けると…おおっ!デカい波が見える!!恐らく海水浴客のために高架線状に敷かれたであろう、海岸沿いを走る道路の下をくぐり抜けると、そこは久々に体験する青い世界。一気にテンション上がりました。

 私には何人かこの辺り在住の知り合いがいますが、全員この町を離れたがりません。そりゃ、徒歩圏内にこんな最高の遊び場があるんですから当然ですよね。波打ち際で愛犬と戯れるのもオツだろうな…時間の許す限りここで微睡もう。

 そんな海も最高ですが、実はここに到着するまでの間にもう一つ、私のテンションを上げたものがありました。


1


湘南クッキー!!の自動販売機。今流行のご当地商品、広義的にはご当地グルメと呼んでもよいかも知れません。


2


予想以上にバリエーションが豊富。ちなみに正面のガラスに思い切り私の姿が映り込んでしまいお見苦しいので、一部モザイク加工しています(笑)


 説明書きを読むと、これは(株)湘南クッキーさんという会社が販売する商品。平塚の本店に行けばギフト用商品も購入可能だそうですよ。

 私が面白いと思ったのは、多くの種類の商品のほとんど全てが「湘南」にちなんだ、「湘南」の特徴を活かした商品だということ。例えば…

「じゃこ」「あおさ」などを材料の一部に使った海産物系
「ロングボード」「砂浜」「巻貝」など海岸・海水浴をイメージした海レジャー系
「和賀江島」「大磯の洗出」「相模飴がけ落花生」「箱根寄木細工」「箱根旧街道石だたみ」など湘南エリアの地名、名所、名物、特産品、文化などをイメージしたご当地系
「湘南まんまシリーズ」…多分“まんま=ママ”、つまり湘南お母さんの手作りクッキーというイメージかな?

いやぁ、アイデア尽きないですね。湘南のいい部分は全て使い倒してやろうというくらいの勢いを感じます(笑)

 これだけ目で楽しませて頂いたら、やはり舌でも楽しみたいところ。どれを買おうか選ぶのも楽しいものです。商品は少ないもので4枚入り80円くらいから、最も高価な詰め合わせでも300円と手が出やすい価格設定。というより、思わず何種類か買いたくなる売り方です。


3


 私は「じゃこ瓦」(4枚入り80円)と「湘南ロングボード」(5枚入り180円)を買い、さらに前に買った人が取り忘れたであろう「巻貝」とともに海岸でおやつタイムを満喫しました。どれも味が異なり飽きません。甘さも想像していたよりも控えめで、大人でもたくさん食べられそうでした。あぁ、


この年齢(トシ)でクッキーの魅力に目覚めてしまった


…かも知れません(笑)

 今ではご当地グルメ、ご当地ゆるキャラなど日本中どこへ行っても大人気。空前のご当地ブーム到来です。でもこのようにクッキーだけでこれだけ多くのエリアをまとめてPRしてしまおうという試みとは初めて出会いました。

 後で現地の方に聞いたところ、現在「これが逗子だ!」と言える郷土料理や特産品はこれといって存在しないのだとか。強いて言えば、よく括り方が分からない湘南野菜や、生しらす、鎌倉野菜…って、それは逗子じゃないじゃん!!(笑)

 でも私個人的にはこの湘南クッキーを食べに、また近々逗子に行きたいと思いました。たかがクッキー、でもこれも立派な、魅力的な町興しです。

 湘南を愛する人々にとっては名刺代わりに持ち歩くのもオツですよ(笑)


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雀蜂(ややネタバレあり)

2013-11-28 Thu 00:00
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 貴志祐介著「雀蜂」 (角川ホラー文庫)を読了しました。

 貴志祐介の作品は、“今さら密室トリックものには興味が湧かない”という理由で未読の「鍵のかかった部屋」を除き全て読んでいます。今回の「雀蜂」は久々の角川ホラー文庫としての発行、さらにカバーに印刷された「…最後明らかになる驚愕の真実、ラスト25ページのどんでん返しは、まさに予測不能!」という煽り文句、そして極めつけ、帯の「『クリムゾンの迷宮』『悪の教典』を超える恐怖!」…どれも期待を抱くには十分でした。あの名作「クリムゾンの迷宮」を超えるのかよ?!これは一刻も早く読まねば!!…ファンなら間違いなくそう思うしょうね。


 しかし読了した今、言えるのは…ただただ「う~ん…微妙…」…これ以上でも以下でもありません。

 物語は小説家・安斎が主人公。彼が八ヶ岳にある自分の山荘で目醒めると、一緒にいたはずの妻の姿がない。代わりに冬だというのに次々に現れるスズメバチの大群に襲われる。昔ハチに刺された安斎は、もう一度刺されると命の保証はない。逃げようにも外は吹雪で通信機器も車も使えず、安斎は身の周りにある道具だけを使い生き残りをかけてスズメバチの群れと闘うことに。忽然と姿を消した妻はどこに?これは彼女が自分を殺そうと仕組んだ罠なのか…?

 アガサ・クリスティ著「そして誰もいなくなった」に代表される、外部との接点を絶たれ孤立した舞台で繰り広げられるサスペンスものです。異なるのは登場人物がほとんど主人公のみ(+スズメバチ)という点。まぁ命が懸かったとんでもない状況であることに違いありませんが、私はなぜか終始コメディ(コント)っぽく感じてしまいました。何となくシチュエーションコントっぽいんですよ。読んでいる間ずっと(「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」っぽいなぁ)と思っていました(笑)

 そして問題のラスト。確かに予想不可能な大どんでん返しでしたが…微妙…。なぜそう感じたのか?私なりに考えました。

 以前、島田荘司先生の講演会を聴講した際、“本格ミステリー”(変化球ではない王道ミステリー)にこだわる先生がこんなことを言っていました。

「(本格)ミステリー小説の犯人についてはいくつかルールがあります。まず、幽霊・宇宙人・超常現象などであってはならない。また、謎解きの時点で初めてその存在が明らかになってはならない(犯人を予想するために必要な材料はあらかじめ読者に提示されなければならない)…」

「雀蜂」でも何箇所かそれっぽい伏線が張られていたような気もするものの、このルールに引っ掛かっている、つまりルール違反の反則技のような気がするんですよね。一般的なミステリー小説のような謎解きを最大の楽しみとして読んでしまうと、ちょっと“あれれ?”なんですよ。とにかく実験的な作品、良し悪しはともかくスッキリしませんでした。

 唯一の救いは200ページ強というお手軽さ。これが仮に500ページくらいの作品だったら、金…じゃなくて時間返せ~!!」って思ったでしょうね(笑)


 これから読む方はぜひ覚悟の上、お読み下さい。


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ダサいファッションセンスは身を滅ぼす?

2013-11-26 Tue 00:00
 以前このブログにて、

“ユニクロが世間に浸透したことで、いわゆる『オジサン背広からネクタイを外しただけファッション』の、休日に何を着たらよいのか分からないオジサンたちが絶滅した”

という記事を書きました。

 事実私の周りではあの記事を書くずっと前から、そして記事を書いてから現在までの数ヶ月間も、そんなオジサンを見ていません。

 その代わり…明らかに(ほとんど)全身ユニクロ…それだけなら全く問題ないのですが…に加え、コーディネートを完全無視したオジサンをしばしば見かけるようになりました。

 例えばこの週末。ユニクロでは創業64周年大感謝祭として、数々の人気商品が割引価格にて販売されました。私も待ってました!とばかりに登山用のヒートテックとウルトラライトダウンを購入しました。

 その際、レジへと続く長い列に並んでいると、私のすぐ前にこんなファッションの白髪男性がいました。上半身は黄色いYシャツの上に緑と黒のチェック柄のウルトラライトダウンベスト。下半身は両サイドにピンク色の細いラインの入ったダークグレーの暖パン。そして極めつけがビジネス革靴…私は彼のあまりのアバンギャルドなファッションセンスに驚きました。こ、これは…まだネクタイなしのオジサン背広ファッションの方が…(以下省略・笑)

 まぁ彼は彼でこれで全く構わない、自分にはこれがカッコイイんだ、と思って着ているのかも知れないし、考え方は人それぞれ。他人様のセンスを否定するのはよくありません。そもそも私自身、ファッションセンスに自信を持っているわけではないので大きなことは言えませんし。

 しかしいくら周囲の目を気にしないとは言っても、自分の主張を貫き過ぎて、流行やコーディネートを完全無視してしまっては、時に仲間や同行者にもマイナス印象を与えてしまいます。(この人と一緒にいると恥ずかしい)とか(もっと素敵な人だと思っていたのにガッカリ)などと評価を下げてしまうかも。それどころか(これだけダサいと仕事ぶりもたかが知れているのでは?)(ロクな人間関係を経験していないのでは?)などあれこれ余計な詮索までされてしまいそう。これではもったいないです。

 こういった事情も考慮して私が最近思うのは、

必要以上に個性にこだわり過ぎた、他人に陰で笑われる可能性のあるファッションやコーディネートは極力避けるようにしよう。そしてどうせなら“ダサい奴”よりも“ちょっとお洒落に気を使っている奴”と思われた方が、周囲の自分に対する印象も上がるはずだし、何かと人生オトクに違いない

ということです。

 そのためにはある程度ファッションについて勉強したり、流行に敏感にならなければなりません。でも正直そこまで努力するのは面倒だし、お洒落なブランド服は高価で手も出しにくい。

 ならば最大限妥協して毎シーズン1回、1年に4回はちゃんと専門知識豊富な店員さんがベタベタ付きまとって(笑)接客してくれるタイプのお店にも足を運び、少なくとも上下各1着くらいは店員さんのアドバイスを基に自分に合った服を買って着たいですね。それをよそ行き用にすればいいかな?と思った次第です。家族や友人よりもその道のプロに客観的に見てもらい、時には少し恥をかいてでも自分のダサさを知った方がよいのかも知れません。ユニクロのようなノー・接客のお店頼りになると、どうもこの辺の意識が欠損しがち。

 いや、少しでも高価な服なんて要らない、安いユニクロだけで十分だというのであれば、せめてユニクロの新聞折り込みチラシのモデルさんのコーディネート、店内にディスプレイされたマネキンのコーディネートを参考にするのも有効です。あれだって店員さん、アパレル業界勤務者のセンスなわけですし。十分好感度は上がるし、清潔感も表せると思います。

 ユニクロの商品は優れたものが多いし、同じ商品でも年々品質がよくなっています。何よりも安価な庶民の味方。自分なりによく考えて、上手に自分のファッションに取り入れたいものです。


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ダイナー

2013-11-24 Sun 18:17
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 平山夢明著「ダイナー」(ポプラ社)読了。久々の500ページオーバー(文庫)は結構読み応えありました。

 私にとって平山夢明といえば「東京伝説」シリーズですね。昔よく読みました。一見よくある怖い話集なのですが、彼の場合は幽霊・お化けが一切出てこない。出てくるのは人間、それも狂ったキ○ガイばかり(笑) 誰もが心の奥底に飼育している狂気。それが成長して自分でコントロール出来なくなった時の人間は幽霊よりも怖い…そんな恐怖が新鮮でした。

 まぁ、最近は季刊誌「怖い噂」(ミリオン出版)で連載中の、フリーライター・がっぷ獅子丸との居酒屋対談の印象の方が強いですけれどね。毎回彼らが遭遇した、狂った人物やエピソードについて居酒屋トークするだけのユルい企画なのですが、これがなかなか面白い。
 
 さて、そんな平山夢明が書いた本書。今回も彼ならではの生々しいグロ系・キ○ガイ系描写満載でした。

 物語は、ほんの出来心から闇サイトのアルバイトに手を出した元主婦・オオバカナコが主人公。彼女は雇い主とともに裏組織に囚われてしまい、酷い拷問を受ける。しかしひょんなことから裏組織が経営するプロの殺し屋専用の会員制ダイナー(食堂)に売られ、ウェイトレスとして働くことになるが…。

 本書はジャンル的には“ハードボイルド・グルメ”でしょうか?(笑) 相変わらずのグロ系描写はもちろん、天才シェフ・ボンベロが作る美味しそうな料理の描写も同じくらい魅力的でした。文字だけでこれほどまでに食欲をそそられたのって、湊かなえの「花の鎖」のきんつば以来かも(笑) 読んでいる間、ずっと美味しい本格的ハンバーガー(マ○クとかじゃなく・笑)が食べたくて食べたくて…改めてグロさだけでない著者の魅力を知りました。

 ウェイトレスといっても実際には常に死と隣り合わせの監禁状態なのですが、そんな状況の中でも健気に強く生きるカナコが魅力的です。

 読書を中断するたび(あぁ、オレがいるのは普通の世界でよかった)と感じさせられるハラハラドキドキな作品でした。


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2013ユーキャン新語・流行語大賞 50語…+1語?

2013-11-22 Fri 00:00
 昨日「2013ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート50語が発表されました。既にあちこちで話題になっている通り、今年は“流行語豊作”の年。しかも私が見た限り誰もが納得出来そうな、実際に会話の中で使われている光景を想像出来る言葉が多いのが特徴ですね。“ハダカの美奈子”なんて論外ですが(笑)

 今さら感がありますが、せっかくなので私なりに2013年の流行語を総括してみたいと思います。


2013ユーキャン新語・流行語大賞 ノミネート50語

【誰もが納得で賞】
倍返し
今でしょ
じぇじぇじぇ
アベノミクス
お・も・て・な・し
フライングゲット

 今さら私が解説する必要もない、かなり強力な大賞候補たちですね。…え?「フライングゲット」も入れるのかって?既に印象は薄いかも知れませんが、今年1、2月頃までは立派な大賞候補だった…と思いますよ(笑) それにしてもキンタロー。がお茶の間に浸透してからまだ1年経ってないんですね。


【ちょっと弱いけど一応流行語と認めてもよいで賞】
DJポリス
日傘男子
二刀流
ヘイトスピーチ
バカッター
さとり世代
弾丸登山
母さん助けて詐欺

 個人的には“バカッター”よりも“バイトテロ”の方がベターじゃないかと思うんですけどね。ブログやFacebookにアップされたネタもあるんだし。


【ただの人名で賞】
シライ

 まぁ快挙ではありますが、今のところは流行語ではないですね。


【日経トレンディの東西ヒット商品番付の方がふさわしいで賞】
ななつ星
富士山
ダイオウイカ
パズドラ
ふなっしー

 流行語というよりも大きな経済効果をもたらすヒット商品です。


【ちょっとニッチ過ぎで賞】
激おこぷんぷん丸
困り顔メイク
涙袋メイク
ダークツーリズム
こじらせ女子
アホノミクス

 一部でしか流行っていません。


【ただの政治・経済用語で賞】
ビッグデータ
3本の矢
集団的自衛権
ネット選挙
NISA(ニーサ)
特定秘密
ご当地電力
マイナンバー
コントロールされている
NSC
PM2.5

 “特定機密”“マイナンバー”“NSC”“NISA(ニーサ)”“集団的自衛権”…まだ正式に決まっていない・スタートしていないものが流行語、っておかしくないですか?


【他人の不幸を笑えばいずれ自分も不幸になるで賞】
SNEP(スネップ)
限定正社員
追い出し部屋
汚染水
ブラック企業
ナチスの手口に学んだら

 今のご時世、このような他人の不幸ネタをノミネートするのはいかがなものでしょう?過去の“ポア”“サティアン”らと一緒だと思います。

 また“ナチス~”はあの時の麻生さんの発言をカットなし、全て通して聞けば誤解だって分かると思うし、当時テレビでもそういったフォローはあったはず。何らかの意図を感じます。


【こんなの認められないで賞】
ハダカの美奈子
ビッグダディ
ご当地キャラ
引いたら負け
あまロス
美文字
スポーツの底力

 今年じゃないでしょう!な“ご当地キャラ”、楽天とマー君は好きだけど説明されないと分からない“引いたら負け”、好きなテレビ番組が終わって抜け殻になるのは俺なんて幼稚園の頃から経験済みの“あまロス”、つまらないから早送りでしか見たことない、中居の番組のあのコーナー“美文字”、全く聞いたことのない普通の言葉の組み合わせ“スポーツの底力”…まぁ、毎年こういうボケ要員も多少ないとツッコめないので寂しいかも(笑)


 ということでこれら50語の中から、一体どれが大賞に輝くのか?今から楽しみで…あれ?一つ足りなくないですか?私は“アレ”が絶対にエントリーすると信じていましたよ。

 それに、“アレ”がもし賞を取ったら発信者(?)としてアノ人もマスコミの前に出てきやすいし、これを足掛かりに2014年早々ドサクサに紛れて芸能界に復帰出来るかも知れないのに…やはり


“ヤグる”はノミネートさせましょうよ、“ヤグる”は!!(笑)


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秋の鎌倉訪問

2013-11-21 Thu 00:00
 先週末、神奈川県は湘南・逗子方面に用事があったので、ついでに久々の鎌倉に寄り道しました。JRでひと駅ですから逃す手はありません。


 今回は紅葉の鎌倉五山(お寺)が見られるといいな、と考えました。あとは「ほんとにあった!呪いのビデオ」に出てきた腹切りやぐら(東勝寺跡)も見たいぞ、と(笑) そうすると北鎌倉から鎌倉に向かって歩くのが効率的か?早速スタートです。


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円覚寺。まだ紅葉には早いのか、結局それっぽい風景はこの近辺でしか見られませんでした。それにしても人が多い…ん?お寺って敷地内に入るのに拝観料が要るんだっけ?!僅か300円程度ではありますが、塵も積もれば何とやら。そこまでお寺には興味ないし…。ということで今回訪れるお寺は全て門までしか行かないことに決定(笑)


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 五山ではありませんが東慶寺。


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 浄智寺。そういえばこの周辺、山登りの時と同じ草木の匂いがします。


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 (いつかここのスープカレーを食べてみたいなぁ…お店の場所は覚えたからまぁいいか)「ぬふ・いち」さんを通過し、建長寺。


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 毎回来てます。鶴岡八幡宮。画像はいきなりミニチュアモードに(笑)


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 寿福寺はこの夏に訪れたので省略。かなり歩いて浄妙寺。


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 途中で見つけた源頼朝の墓。かつて鶴岡八幡宮の舞殿で舞った静御前といい頼朝といい、陰陽座の「組曲『義経』」の世界観を味わっています(笑)


 …ということでシニア軍団、修学旅行&遠足児童軍団、日本を目の敵にするくせに日本に来てエンジョイする外国人軍団らの波により疲労した私は、腹切りやぐらのことをすっかり忘れて次の目的地へと移動してしまいました(笑)

 それにしても鎌倉はいつ来ても楽しいです。一年中楽しめる素晴らしい観光スポットですよ。近々また来ます。



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こわれもの(ネタバレあり)

2013-11-20 Wed 00:00
こわれもの


 浦賀和宏著「こわれもの」(徳間文庫)を読了しました。友人から借りた5冊は全て読了済みですが、私の読書熱はまだまだ冷めることはありませんよ(笑)

 浦賀和宏は今回初体験の作家さんですが、たまたま立ち寄ったブックオフ某店の“お試しコーナー”で安く売っており、内容も面白そうなミステリーだし買ってみました。


 物語は…

 主人公はコミック雑誌「インターナル」に「スニヴィライゼイション」を大人気連載中の漫画家・陣内龍二。彼は愛する婚約者・里美と幸せな日々を過ごしていたが、ある日里美は自動車通勤途中に交通事故に遭い死んでしまう。陣内はショックのあまり自作のヒロインを作中で殺してしまったところ、たちまちファンからの抗議が殺到。ところがその中に里美の死を予知した手紙があった。陣内は差出人を訪ねるが…。


 まず最初に触れておきたい部分について。まぁどうでもいいのですが、「スニヴィライゼイション」ってどういう意味?!ネット辞書で検索してもヒットしないんですケド。そして…こんなワケの分からんタイトルを許す編集者が存在する、とでもいうのだろうか?!…まぁ作中に登場する架空の人気コミックのタイトルなんですけどね(笑)

 ちょっと調べてみたところ、「スニヴィライゼイション」とはテクノ系某バンドのアルバムタイトル説が濃厚。さらに主人公の“チャイム”、ヒロインの“ハルシオン”なども同バンドの楽曲名なのだとか…不自然極まりないネーミングだっつーの(笑) まぁ著者の強いこだわりやちょっとした遊び心からそう命名したのかも知れませんが、これら「スニヴィライゼイション」用語は全編を通して出てくるため、ちょっとしたストレスを感じました。文章そのものはとても読みやすいのでもったいないですね。ちなみに個人的にはSF宇宙戦争モノだという「スニヴィライゼイション」、全く面白そうには思えません(笑)

 さて、肝心の中身ですが…まぁ事前に軽くチェックしたレビューで評価されている通り面白かったです。ただ、読んでいて(あぁ、これは伏線っぽいな)というのが読めてしまう部分が多いように感じました。いわゆる“真犯人”が誰なのか?についても、私は伏線が張られた時点で完全に分かってしまいました。

 しかしエピローグでの大どんでん返し、あそこまではさすがに読めませんでしたね。へえ~っ!…なるほどねぇ…と軽く驚きました。が、最後の2行がイマイチ曖昧で意味が分からん!!…読者で自由に想像しなさい、とでもいうのだろうか?

 ところで本作、初版は今年ですが初出は2002年だそうですね。道理で文中に“一太郎”が出てくるはずですよ…って、2002年時点でも一太郎は十分時代錯誤的か(笑)


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(2013/05/02)
浦賀 和宏

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ミニチュアモード

2013-11-19 Tue 00:00
 先月6年半ぶりに買い替えた、私の新しいコンパクトデジカメ。その機能のひとつに「ミニチュアモード」、すなわち風景をミニチュア風に撮影可能な機能がついていました。世間一般的には今さら珍しくも何ともない機能でしょうが、私的には新鮮で嬉しくて…何枚か撮影してみました。


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おお!十分それっぽく撮れてますよ!!


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早く他の風景も切り取りに行きたいですね。


 でも…


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こういうのはムリか(笑) あまり効果ありませんね。



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ハング(ネタバレあり)

2013-11-17 Sun 00:00
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 誉田哲也著「ハング」(中公文庫)を読了しました。これが友人からまとめ借り中の本の中の最後の一冊。そして誉田哲也の作品は、今回「月光」(中公文庫)に引き続き2作目です。


 物語は…

 警視庁の刑事・津原英太が所属する特捜一係・堀田班が、ある殺人事件の再捜査を担当することに。容疑者はすぐに逮捕されるが犯行を頑なに否認。と思ったらある日突然自分が殺したと自供するも、公判では「刑事に自供を強いられた」と翻す。後日“自供を強いた”刑事は自殺。これに疑問を持った津原は元同僚の小沢とともに真相を探ろうとするが…。


 まず最初に軽く驚いたのは、刑事って同僚、しかも同じチームのメンバーでベタベタつるんで(合コン的)海水浴に行くんだ、それに(合コン的)飲み会もやるんだ、ということです(フィクションですが。でも刑事だって普通のサラリーマンみたいなものか・笑)。

 そしてその同僚グループの中の一人、ちょっとお調子者なのですが情熱的で主人公思いのいい奴・小沢。本書を読んでいる間、なぜかず~っとお笑い芸人のRGを想像していました(理由はありません)。でも彼、いい奴なのに最後は顔の右半分をえぐられて死んでしまうなんて酷い(笑) 

 さらに自殺したとされる刑事・植草の妹で、津原およびその後輩・大河内から好意を寄せられるヒロイン・遥は、名前がほとんど同じということもあり、AKBの島崎ぱるぱるさんのイメージで読み進めました(笑) ドラマか映画化されるなら遥役はぜひぱるぱるさんで…などと思っていたら、何と!!そのぱるぱるさんもまさかの死亡!!誰ともくっつくことなく…(悲) ゲームなら絶対に“津原エンド”と“大河内エンド”が用意されていたはずなのに…。

 ということで本書は私が一昔前に読んだハードボイルド小説を思い出させるほど、登場人物がストーリーの都合に合わせて次々と死んでいきます。リアリティに欠ける、賛否両論分かれるかも知れませんが、私は個人的にこれはこれでアリかな…と思いました。

 登場人物たちが刑事ということもあり、警察関連情報が詳しく書かれています。それを読むのにちょっとした面倒臭さを感じないでもありませんが、概ね面白かったと思います。でも「月光」しかり、この「ハング」しかり、切ないというか悲しいというか、読んだ後はスッキリしないどんよりとした気分にさせてくれる作家さんですねぇ…。個人的には嫌いな作風じゃないですけど(笑)


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(2012/09/21)
誉田 哲也

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人間の考えは変わるものだ

2013-11-16 Sat 00:00
 最近小泉純一郎元総理大臣が、講演やメディアを通じて「脱原発」を強く訴えていますね。

 原発の是非については難しい問題なので、ここであれこれ述べるつもりはありません。でも小泉さん、講演の中でいいこと言ってました。それは、

「人間の考えは変わるものだ」

です。

 これは首相時代の彼は原発推進論者だったはずなのに、今では「脱原発」。言ってることがアベコベじゃないか!という声に対する反論のようです。原発を推進する人から見たら、意見をコロコロ変えやがって無責任だ!と言いたいのでしょうか?

 でも私は小泉さんは正しいと思います。人間の考えは変わって当然です。…それにより誰かが大きな迷惑を被ったり、何らかの責任を取る必要が出てこないのであれば。

 私はむしろ他人のことを“お前は変わった(だから見損なった)”“変わるべきではない”と決めつけたり、勝手なイメージで縛りつけるようなことを言う人の方が無責任だと思います。

 人は誰でも、生まれてからしばらくは、ほぼ親の価値観を刷り込まれます。親が正しいと思うことを正しいと信じ、親が間違いだと思うことを間違いだと信じるものです。

 それが思春期を迎え、社会に出て一人立ちするとともに年齢、性別、出身地、学歴、仕事、趣味、生活レベル、思想、人生観…多種多様な人と出会い、自分と違う価値観を知り、時に相手のよい部分を取り入れて自分自身を変化させながら年齢を重ねてゆく…それが成長だと思います。

 確かに大人になって家族ができて、ずっと同じ会社に勤めていれば、ある程度生活パターンや付き合う他人は固定されてくるかも知れません。それでも時に柔軟かつ前向きに、自分の知らない世界や未経験の物事、まだ親しくない他人に対し興味を持つことは大事だと思います。そんな中で思考や生き方も変化するのは珍しいことではないのでは?何歳になったらもう成長しちゃだめ!なんてことないはずですもんね。

 まぁ、世の中には変化を嫌う人、子供のころから趣味嗜好も付き合う相手も休日の過ごし方もほとんど変化しない人もたくさんいるとは思います。本人がそれでよければ他人が口出しすることではないのも理解します。ならばそれとは逆の、「変わる人」も認められてよいはずですよね。変わることを否定するのなら、そこまで察して意見して欲しいものです。

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220円で一日をブルーにしてあげます

2013-11-15 Fri 00:00
 気分転換目的でよく利用する、リーズナブルなカフェ“C・V”(注:イニシャルです)。私は真夏のアイスコーヒー以外ほぼ100%、ブレンドLサイズを注文します。


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これは普段よりも気持ち多めに注いでくれた感じですね…え?たまたま?(笑)


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こんな日は一日気分良く過ごすことができるものです。


 しかし…


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同じお店、同じ店舗のブレンドL。正真正銘まだ口をつけていない状態です。コーヒーフレッシュを入れようとして蓋を開けて驚いてしまいました。この量の少なさは一体…?


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 どう好意的に捉えようとしても、マニュアルに従って作業しているであろう全国展開規模のチェーン系列店のお仕事とは思えないのですが…。これで同じ220円だなんて、(オレって、何か悪いことしたかなぁ…)思わず悲しくなってしまいます。

 こんな目に遭ってしまうと、多少割高でも接客態度の素晴らしい店員さんが飲み口ギリギリまで並々と注いでくれる、スタバのコーヒーが恋しくなります。

 価格を超えたサービスって大事ですね。


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サービス享受の考え方

2013-11-14 Thu 00:59
 先日、出先で妹と食事した時のことです。

 既に夜も遅かったので、どんな店に行くか?にはさほどこだわらず、駅近くの居酒屋“笑○”で妥協することにしました。食べたいもの一通りありますからね。

 入店時の店内は空いていましたが、次第にサラリーマンを中心としたグループ客が増え、いつの間にかほぼ満席に。当然店内はうるさくなりますが、この時はちょっと異常でした。下品で大きな笑い声や叫び声が飛び交い、“やったモン勝ち”のように大声で唱和される三本締め…こちらの会話が全く聞こえなくなることも珍しくありません。

 そのうち、近くのテーブルの客たちが、揃って箸をドラムスティックのように使ってお皿を叩き始めました。それまで我慢していた妹は「あれだけは許せない!」と怒り出します…あっそうか、妹は酒場経営で夜勤労働者みたいなものだから他の飲食店の様子ってほとんど知らないのか…。確かに酷い行為ではありますが、ちょっと待って下さい。ここで怒るのは極めてナンセンス。逆に他の客や店員から笑われたり、呆れられたりするかも知れません。

 私も本音では、他の客の迷惑になるほどの大声を出すのはよくないし、マナーやエチケットを知らない幼稚園児レベルの客なんて店から摘み出されて当然、と思います。でも…でもですよ?ここは笑○なんですよ、笑○!!笑○のような店が商売上最もこだわるのは、想像するに“低価格の料理や酒を多数用意することで客に満足してもらう”こと。これがこの店の主力サービスなのでしょう。

 ということは店内の雰囲気作りに気を遣ったり、店員が親しげに客とお喋りしたり、マナーを知らない客に注意したりといった、料理や酒に直接関係しないサービスのことは(ほとんど)考えていないし、そのために人件費を割くつもりもないのでは?警察沙汰になるような迷惑行為でもない限り、最初から店員の頭の中から除外されている事案なのだと思います。でなきゃその分のサービス料がメニューに反映され、今よりも高い料金設定となっているはずですもんね。

 妹の店も居酒屋ではありますが、どちらかというと常連さん(リピーター)中心の小さな店なので、常連さんが気分を害するような行為を働く客がいれば率先して注意するくらいのことはしているのかも知れません。それはそれでその店の方針なので構いませんが、笑○も同じ基準に当てはめるのは…残念ながらちょっと違うと思います。

 今回私たちは、

①駅から近くて
②安くて
③ビールが飲める

…という3つの条件を満たす店を選びました。ということは、それ以外のサービスについてはよほどのことがない限り求めるべきではないな、と改めて思った次第です。落ち着いた雰囲気の中で酒や料理を楽しみたいのなら、多少高級店でもムードを大切にするそれなりの店に行くべきです。そうすれば大騒ぎする客なんてまずいないでしょう。つまり

①駅から近くて
②安くて
③ビールが飲める
④落ち着いたいいムード

という店はどこかにあるとは思いますが、それを当てもなく探すよりは、希望要素の優先順位を決めて割り切るべきでしょうね。


 最近何かと世間を騒がせている老舗高級レストランやホテルのメニュー偽装問題も根っこは同じだと思います。(偽装する方が悪なのはもちろんですが、)例えば国産和牛のステーキ定食を1,500円程度で食べられるなんて信じる方もよくないですよね。味(品質)も価格(安さ)も感じの良い接客サービスも、全て手に入るべき、提供する側もそう考えていて当然、という発想では

「畜生!騙された!!あのレストランはとんでもない酷い店だ!!」

という気持ちしか残りません。

 しかしそうではなく自分が最もこだわりたいこと、例えば高級なムードならそれを最優先して、それ以外はスルーしてしまった方が

「あのステーキは牛脂が注入された海外産だったのか。でもあの高級レストランでランチを食べてみたい、という夢は叶った(つもりになれた)のだからまぁいいか」

で済むのかも…。

 レストランやホテルはもちろん、スーパーで買う食材も、旅行会社のツアープランも同じです。高級で魅力的な商品やサービスは本来高価なもの。それを忘れて欲張るのはやめたほうがいいです。とりあえず最も重視することは価格なのか?品質なのか?それともムードなのか?どれかひとつだけにこだわる方が結果的に幸せになれる可能性が高いような気がします。

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紫蘭の花嫁(ネタバレあり)

2013-11-13 Wed 00:00
紫蘭の花嫁


 乃南アサ著「紫蘭の花嫁」(文春文庫)を読了しました。この本もまた友人からまとめ借り中の本の中の一冊。しつこく読書感想文・第4弾です(笑)


 まず、私は本書を読み始めてすぐに(これは久々の本格的推理ものみたいだな)と感じました。しかし、読み進めるうちにどんどん違和感を覚えます。…“ダイヤルQ2”?“テレクラ”?…いつの時代の話だよっ?!すかさず奥付を確認すると…何と!初版発行は17年前の1996年(笑) 古いなぁ…さらにWikipediaによると同タイトルのカッパノベルス版、つまり初出は1992年、まさかの21年前とは!!そのためか現代に生き、現代ウケする斬新な趣向を凝らして書かれた小説を何冊も読んだ私が読む限り、“あれれ?”で“トンパチ”な部分が幾つかありました。まぁ仕方ないですね。文学の宿命です。


 物語は主に、自分を執拗に追い続ける男の影に怯え、アルバイト先やアパートを転々とする女・三田村夏季視点と、シティホテル連続殺人事件の捜査を指揮する小田垣刑事部長視点が交互に描写されるという構成。さらに詳しく述べると、

①夏季の逃亡(?)生活
②小田垣ら警察によるシティホテル連続殺人事件の捜査
③小田垣がたまに通うバーでのホステス・摩衣子とのやりとり
④連続殺人鬼視点の描写

…これらを交互に読ませる感じです。

 このような構成は今時珍しくはありませんが、不思議なのが半分以上読んでもメインであるはずの連続殺人事件の捜査が全然進まないということ。途中に新たな殺人も起きるのですが、その捜査の描写がほどんど無いのです。

 しかも、途中から小田垣が極めて感覚的に(実際にはちょっとだけ疑わしい材料があって)、警察と提携している監察医の渋沢のことを突然“犯人では?”と疑い、尾行までしてしまう。これってたまに西村京太郎がやりそうなトンパチぶりですよ(笑)

 そして犯人の目星が全くつかない…というか(小田垣はあくまでも捜査本部長、監督役だからかも知れませんが)捜査の様子もほとんど描写されないまま突然、何と!その小田垣自身も実はこれまで何人かを殺してきた連続殺人者であることが明かされた~!!…心の準備出来ていないのに(笑) 乃南アサの作品は初めてでしたので、この小田垣ってもしかしたら西村京太郎の十津川や島田荘司の御手洗みたいなレギュラーキャラなのかな?と思いましたよ。これは反則では?思わずアガサ・クリスティの「アクロイド殺し」(実は一人称、主人公が犯人)を思い出してしまいました。

 結局、結末に向けてバラバラに見えた登場人物やそれを取り囲む出来事などは上手くひとつにまとまり、見事小田垣も犯人も呆気ないほどに、しかも同時に逮捕(笑) いやぁ…どこが“久々の本格的推理もの”やねん?!!(笑) 

 でも好感を覚えた部分もあります。最後まで読んで初めて(あぁ、そういえばアレはコレのための伏線だったのか)と理解出来たこともたくさんありました。プロローグの“消えた花嫁”とはどこで繋がるんだろう?全く想像出来ませんでしたが、最後の最後で納得。この辺の伏線の張り方は上手いかな…?

 そして最後の最後のオチにも度胆を抜かれてしまいました。犯人とともに逮捕された小田垣が、警官を殺した上でのまさかの逃走!!…もしかして続編あるの?(笑)

 まぁ、それなりに面白かったとは思いますが、そこはやはり17年前の作品です。当時流行ったドラマだって、今見たら登場人物のファッションや思考も今とは掛け離れているはず。思わず笑ってしまうことだってあります。本書も当時としては斬新だったのかも知れませんから…それを2013年末にまともに評価するのはやめておきました。


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【TODAY'S PIC UP ITEM】

紫蘭の花嫁 (文春文庫)紫蘭の花嫁 (文春文庫)
(2012/09/20)
乃南 アサ

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楽しい“コア”

2013-11-12 Tue 00:00
 「人の心の動きを論理的に解明する」…普段そんなこと意識して生活している人、あまりいないですよね?仕事上必要としない人ならなおさら考えないと思います。

 しかしこんな考え方が出来るようになるととても便利だし、他人とのコミュニケーションがより楽しくなる可能性があります。今回はそんな一例に纏わるお話をご紹介します。


 昨年3月から始めたFacebook。かつては形だけ繋がる多くの“友達”の自慢話やチンケな幸福アピールにムキになって腹を立てていたのが嘘のように、軽くあしらえるようになりました(やっと?・笑)

 そんな私の心境の変化とともに、多くの“友達”の投稿頻度も激減していることに気づきます。最初は物珍しさや新鮮な喜びから必要以上に馬鹿を晒してしまったものの、次第に冷静さと常識を取り戻したのでしょうね。

 その一方では、相変わらず1日に何度もどうでもいいネタを投稿する輩も数名存在します。よく飽きないなぁ…と思って見ていたら、彼らには幾つかの共通点があることに気づきました(以下、私の周囲数名に限定した話です)。それは…

・男性
・中年(30代後半)以上
・独身(彼女いない歴=年齢or20年以上)
・同僚と飲みに行く、ロックバンドのライブに行く、中古CDショップを巡る、漫画を読むなど10(20)代の頃から趣味嗜好や休日の過ごし方がほとんど変化していない。
・常に数多くの“友達”に囲まれ毎日の予定が(仕事以外で)充実している
・エンゲル係数が高い


など。これを知った私の友人はこう言いました。

「相変わらず時間もお金も好きなだけ趣味に使えて羨ましいねぇ。でも彼らって口では『結婚したい』と言うけどさ、これ(Facebook)を見る限り実際には、酒などの交遊費や相変わらずのライブ鑑賞・CD購入などの趣味、グルメを気取って毎日高そうな店での外食など、給料の大部分を自由に使っているよね?
 まぁ所詮他人事だけど、本当に結婚したいのならその時間やコストをもっと別のことに使えよ、って。女性と知り合う可能性が高い市場を探して、そこに主戦場を移して、自分磨きなどに投資すべきじゃないのかな?あの年齢で今なお従来通りの生き方を頑なに守って、ホントに彼女作ったり結婚したりする気あるのかよ?いつも不思議に思うよ。
 こんなのも彼らのFacebookを見てストレスを感じる一因なんだろうな。きっと彼らは独身貴族を気取って、まだまだ人生を楽みたい、楽しい日々を謳歌しているつもりなんだろうな。全く気楽なものだよ」

…なるほど、彼らは独身貴族という生き方に魅力を感じ、どちらかというと“前向き”に独身ライフを楽しんでいるという意見ですね。しかし私の見方はこれとは違います。

 私が以前楽しみに読んでいた「ぐっどうぃる博士の芸能ニュース解説+」というコラムの執筆者、渕上博士なる人物…数々の博士号を持ち、人の心の動きを論理的に解明する方なのですが…彼の文章の中にコアという概念について書かれた部分がありました。この「コア」を知ると、人の心に関する様々な疑問を理屈で理解することが出来て非常に面白い。

 まず博士曰く「人の幸せを構成する三大要因」には、「生物的欲求」「常識」「コア」があり、これらが満たされた時に人は幸せと感じるのだそうです(ここでは「生物的欲求」「常識」については省略、「コア」のみに触れることにします)。

 「コア」とは「私はこうなんだ!」という、誰もが大切にしている自分自身のあり方や価値観のようなもの。博士によると、

■沢尻エリカの態度が悪いのは、彼女のコアが「周囲に媚びない生き方」だから。
■松本人志がダウンタウン司会の番組であまり楽しそうにしていないのは、彼のコアが「自分の天才的センスから生み出した笑いで人を笑わせること」だから。
■爆笑問題太田光があれだけテレビに出ているのに、わざわざ本を書いたり落語をやったりするのは、彼のコアが「自分の思想や価値観を世間に広めること」だから。

つまり一見他人には理解し難い行為も、彼らにとっては「コア」を満たす大切な行為であり、それによって彼らは幸せを感じているのです。

 ちょっと話が逸れますが…そう考えると「私のコアは何だろう?」当然知りたくなりました。考えた結果、恐らく自分が正しいと信じる常識や正義を貫き、周囲の他人を啓蒙することなのだと思います。こんな“独り善がりブログ”(笑)を8年近く執筆し続けていることがその証拠ですよね。結局私にとって、このブログを書き続けることは幸せを感じる術のひとつなのでしょう。

 したがって、私が誰かと心から仲良くなるためには、単に相手と趣味嗜好が合致するとか同郷だということはあまり重要ではありません。私のコアに心から賛同してくれる人、ということが最も大事なわけです。自分自身を発信するツールがFacebookじゃなくブログなのも頷けます。

 ただ、社会や組織で上手く生きるためには、この私のコアはマイナスに働く可能性が極めて高い。だからなるべく表には出さないよう注意しますが、たまに何かの拍子に露わになってしまうこともあります。コアを理解してもらえないと私はただの“面倒くさい奴”と括られてしまうのでしょう(笑) それでも自分を客観的に理解しているのは大きな強みです。

 話を戻します…。私は「コア」を知ってからは、周囲の人々のコアをそれとなく探ることが密かな楽しみになりました。相手のコアが何なのか分かると安心だし接しやすい。それにこれまで感情や感覚で曖昧に片づけてきたモヤモヤが晴れることが多いからです。

 例えば先の発言をした友人。彼のコアは恐らく「自分を犠牲にしてでも相手や周囲との調和や人間関係の存続を大切にすること」。だから過去に私と何度も衝突したのに、10年以上経つ今でも仲良く出来ているのでしょう。

 そして同じく1日に何度もFacebookに投稿する、独身で変化を好まず、多くの“友達”に囲まれて楽しんでいる人たちのコアもおおよそ想像出来ます。恐らく「他人と心レベルで深く関わることを嫌い、形式的に繋がる数多くの“友達”たちとの表面的な付き合いや遊びの予定に囲まれて日々ワイワイ楽しく過ごすこと」かと思います。

 したがって、このタイプにとって恋人ができたり結婚したりするということは“他人と心レベルで深く関わる”という苦手な人付き合いに手を出すこと。相手や自分が傷つくリスクを負わなければならないわけです。
 
 また、それにより自分の行動範囲が狭まったり、交遊可能な“友達”を淘汰したり、“友達”のために使うお金が制限されたりして、“遊びの予定に囲まれて日々ワイワイ楽しく過ごす”ことも難しくなります。つまり彼らにとってのコア(=幸せ)を得るための生き方とは正反対の生き方となってしまうわけです。

 よって、私が思うに彼らは決して“前向き”に独身貴族を謳歌しているわけでも何でもなく、単に自分の幸せ(コア)の形を変化させるつもりがないだけなんじゃないかな?と思った次第です。

 まぁ、これが正しいか否かは分かりませんし、私も自分の頭の中であれこれ考えて勝手に楽しんでいるだけですが、こうして人の考え方や感情(アクション)を理屈で考えるのは結構楽しいものです。少なくとも「アイツとは合わない!」「アイツはヘンだ!」みたいな理由だけで切り捨てることは無くなると思いますよ(笑)


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月光

2013-11-11 Mon 00:00
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 誉田哲也著「月光」(中公文庫)を読みました。友人からまとめ借り中の本・その第3弾です。


 物語はある高校が舞台。大好きだった姉を、同級生が運転するバイクに跳ねられて失った妹は、姉と同じ高校に入学。同じ部活にも入り、事件の真実を知ろうと試みるが…。

 最初、カバーに印刷されたあらすじを読んだ時は(地味なストーリーだな)と思いました。しかし少し読み進めると…おおっ!…女生徒と教師との禁断の××(チョメチョメ)、それをネタに強請るクラスメート…女生徒は“性欲便所”(P.175より引用)と化し…生々しいエロ描写があるじゃないですか!!

 読了後にアマゾンのレビューをチェックすると、予想に反して酷評が目立ちます。それらのほとんどはこの辺りの(鬼畜系)性描写を毛嫌いしての低評価のようですね。

 でも私個人的には良かったと思いますよ。だって、色々な意味でとても切なく可愛そうな主人公が酷い目に遭って、読んでいる私まで胸が引き裂かれそうな気持ちになるシーンなのに…結構興奮しましたもん(恥) 逆にそんな生々しいシーンがあるからこそ、本書のテーマである「赦し」が活きるわけですしね。


 ミステリーでもない。サスペンスでもない。乙一の切なさとも違う。それでいてエロい(笑) 私としては初めて体験するタイプの小説でしたが面白かったです。読みやすくもあり、それでいて読者の心に深く訴えかける力を備えた、レベルの高い作品だったと思います。


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【TODAY'S PIC UP ITEM】

月光 (中公文庫)月光 (中公文庫)
(2013/04/23)
誉田 哲也

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愛犬が外耳炎になってしまいました

2013-11-10 Sun 00:00
 左後ろ足で左耳の中を激しく掻きむしり…その足の臭いをチェックしてペロペロ(笑) 最近愛犬のそんな行為が目立つようになりました。


 以前からたまに見る光景ではありましたが、耳の中を確認しても素人目には異常は見られなかったので、そのままにしていました。

 しかし今回は右耳に比べ左耳の中の皮膚の方が明らかに赤い。しかも心持ち悪臭まで…。これはヤバい、と掛かり付けの動物病院へ。

 先生は耳の中をひと目見て「外耳炎」と判断。細い棒のような器具の先に脱脂綿を巻いて耳の中をまさぐると…何と!信じられないほど大量の、真っ黒なヤニが。


2
※お食事中の方のために画像を加工しています。


数回繰り返しただけでこんなに取れました。

 先生曰く「かなり進行した状態」。恐らく本人(犬)はかなり“痛痒かった”はずだそうです。注射では一度たりとも動じたことのない愛犬ですが、耳の中をまさぐられるのは嫌なようで、何度か逃れようと暴れます。

 結局、耳の中に薬を塗ってもらい、抗生物質(らしき)注射を打たれ、さらに翌日も状態を見てもらいに通院することに。

 治る病気で幸いでしたが、最初に異常を感じた時点で病院に連れて行くべきだったと後悔しています。犬は言葉で情報を伝えることが出来ませんから尚更ですよね。とりあえず愛犬には丁重に謝りました。

 また、先生によるとペットショップで売っている、ペットの耳掃除用のウェットティッシュ…私は最近まで思い切り使っていたのですが、実は使わない方がよいそうです。なぜかというと、もし耳の中に異常があった場合、こすって使うものだと悪化させてしまう可能性が高いから。それだけ耳の中はデリケートなのです。


 何はともあれ、人間も動物も体に何か異常があった時はすぐに病院で診てもらった方が安心、ということです。


1


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2年半ぶり!DRAGONGATE後楽園大会観戦

2013-11-09 Sat 00:00
dragon_gate


 約2年半ぶりのDRAGON GATEを東京・後楽園ホールで観戦してきました。

 DRAGON GATEを最後に観戦したのは東日本大震災直前でしたから、ジャンクション・スリーやWORLD-1インターナショナルなどのユニット、三代目超神龍、ウーハーコンビネーション、急に勝率が上がった戸澤など、目にすることなく消えてしまったものもたくさんあります。

 逆にミレニアルズを始めこの間に新登場したユニットや選手が見られるのはとても楽しみでした。

 まぁ、今更試合や勝敗のことを書いても面白くないと思いますので、年季の入った元プロレスマニアの目に映った久々のDRAGON GATEを思いつくままに書きたいと思います。


■トイレがキレイになった!!
 いつの間にか後楽園ホールのトイレがキレイになっていました。でも休憩時のゲロ混みぶりは相変わらず…。

■トミーがカッコよくなった!!
 第1試合に登場した富永千浩、最初髪が伸びたGammaかと思いました(笑) 私が知る富永は万年セコンド兼雑用係で、たまに選手に八つ当たりで痛めつけられたり、DVDの特典映像で虐められたりといったしょうもない若手レスラー。練習嫌いだからデビューさせてもらえない、といった噂も耳にしていたので、今回の変貌ぶりは嬉しかったです。

■リョーツ清水を見た!!
 週刊少年ジャンプでお馴染み、あの中年警官をモチーフにキャラ作りしたレスラー、リョーツ清水。体型だけ見たら完全に大日本プロレスの前座にいそうなタイプです(笑)

■ミレニアルズのテーマ曲がなかなかカッコいい!!
 都合4回ほど聴く機会がありました。ちょっとマイナー調の日本語の歌なのですがカッコよく気に入りました。CD化されているのかどうか分かりませんが、ヘビロテで聴きたい曲です。

■問題龍のテーマ曲が超ウケル!!
 ベテラン軍によるブーイングのみで構成されたテーマ曲(?)。最初何なのか分かりませんでしたが、これがテーマ曲(?)になった経緯を聞いてなるほど、と。それにしてもこの異様なテーマ曲(?)、問題龍というショッパいレスラーがちゃんとテーマ曲(?)として使っているという状況込みで…笑いのツボにハマってしまいました。

■何はともあれミレニアルズ!!
 恐らく現在DRAGON GATEが最も売り出したい若手レスラーユニット、ミレニアルズ。「“個”よりも“集団”を大切にする1980年~2000年生まれの若い世代」という意味だそうですが、その名の通りメンバー誰もが(多分)20代前半。

 メキシコマットを戦場に闘ってきたことから、メンバーのコスチュームはどれも国旗と同じ赤・白・緑でデザインされています。よく見るとニーパットに“1991”や“1993”などの数字も見られます。生まれた年でしょうか?

 中でもリーダーのTーHawkが醸し出すプロレスラーっぽさは相変わらずイイです。確か3~4年前、セコンド兼雑用係として常にリングサイドを駆け回っていた、まだ苫小牧卓也時代の彼を見て、私はきっと彼は大物になる、5年以内にドリームゲート王者になるに違いない、と予感したものです。これまでドラゲーでは強いて言うなら鷹木信吾推しでしたが、今後はTーHawkとミレニアルズ推しになろうかな、と(笑)

 今回、ミレニアルズ絡みの試合は4試合見られました。もっとメキシコチックな、見たこともないような関節技の目白押しを期待しましたが、試合そのものは割とフツーでしたね(笑) でもTーHawkが執拗に狙ったスプラッシュマウンテン(?)や、裏スプラッシュマウンテン(?)は彼の(ドラゲーの中では)大柄な体格が活きて派手に見えるので、得意技としてはよいと思います。切り替えされることを恐れずに序盤から何度も何度も狙うのも新鮮だし、逆に執念じみていて個性を感じました。


 …とまぁ、以前からいる選手は相変わらず安定したパフォーマンスを見せつつ、着実に若手も育て世代交代を図っているな、という印象を受けました。例えばNOAHは全く若手が育っていないと聞きますから、それに比べたらデキた団体だな、と思いますね。何だかプロレス団体でありながら一般企業に近いものを感じました。


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スティーブ・ジョブズ

2013-11-08 Fri 00:00
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 iPhoneでお馴染みのアップル社の創業者のひとり、故スティーブ・ジョブズの伝記映画「スティーブ・ジョブズ(Jobs)」を観ました。

 実はこの映画を観るつもりは全くありませんでした。なのになぜ観たのかというと、先日ご紹介した「42~世界を変えた男~」のチケットを予約・決裁する際、誤って予定よりも大幅に遅い時刻スタートの回を選択してしまったのです。まぁ、早い話がそれまでの暇潰し目的で観たわけです(笑)

 
 物語は、ジョブズの大学時代に始まり、iPod発表プレゼンまでの期間を描いた伝記映画です(実質的にはアップルに復帰してCEO就任くらいまでか?)。悪い映画ではありませんが、私はジョブズやアップル社の製品に特別な思い入れは持っていないので、個人的には極めて“フツー”の映画でしたね。彼の死後、色々なテレビ番組でドキュメントやら再現ドラマやら見てしまっていたので、新鮮味に欠けていたのかも知れません。

 逆にジョブズやアップル社の信者のようなユーザーにとってはバイブル的価値のある作品なのかも。主要キャストが本人と似ている役者さんばかりなのは良かったです。

 まぁ、映画がどうであれジョブスの偉業やアップル社の製品の価値、素晴らしさに変わりはありませんけれどね。


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42~世界を変えた男~

2013-11-07 Thu 06:59
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 黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンの野球人生を描いた映画「42~世界を変えた男~」を観ました。

 原題でもある「42」という数字はジャッキー・ロビンソンの当時の背番号であり、現在アメリカの野球界ではメジャーのみならずマイナー、独立、アマチュア、全てのリーグ共通で永久欠番とされているそうです。映画を見ればだいたい想像出来ますが、恐らくアメリカ人で野球に携わる人やファンにとって「42」という背番号は、人種差別を乗り越えて勝ち取った自由の象徴みたいなものなのでしょう。日本人にとっての“3=ミスター”以上に重いのかも知れません。


 舞台は第二次世界大戦後のアメリカ。当時はまだ激しい人種差別が当たり前の時代。メジャーリーグも白人だけのもの。黒人というだけで二グロリーグという別のリーグでプレーせざるを得なかったようです。

 1947年、ブルックリン・ドジャースのGM、ブランチ・リッチーは二グロリーグで活躍中のジャッキー・ロビンソンに目をつけ、ドジャースに入団させます。しかし彼はチームメイト、ファン、他球団らから差別を受け、孤独な闘いを強いられることになり…。


 今でこそ黒人はもちろん、日本人を始めとするアジア人だって、実力と運さえあればアメリカ人から温かく歓迎されるし、メジャーリーグで活躍することも可能です。素晴らしいプレーを見せれば称賛されます。野茂もイチローも松井もダルビッシュも…彼らが当たり前のようにメジャーリーグに移籍出来たのも、アメリカ人に受け入れられたのも、全てはこのロビンソンが60年以上前にその突破口を開いたからなんですよね。

 映画としては、私個人的には割と淡々としていたな、という印象を受けました。もっと分かりやすい友情物語や、感動物語的エッセンスを期待していたのですが(笑)…まぁ、淡々としていた分、ウソ臭くならなくて良かったのかも知れませんね。

 それにしても、この映画を見て強く感じるのは、やはり長い歴史の中で私たちには、自分たちを変えるべき局面、新時代の価値観を受け入れるべき局面と対峙する機会が確実にあるものなんだな、ということです。そしてそれに気づき、柔軟に自分を変化させ、新時代の価値観を受け入れられることが今の時代にも必要なんだな…そう考えさせられます。

 メジャーリーグを観戦する時に、これまで以上に有難みを感じてしまいそうです。

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クロク、ヌレ!

2013-11-06 Wed 21:21
 先日ご紹介した「モンスター」に続き、友人から借りた本の中から2冊目を読了しました。「殺人鬼フジコの衝動」の真梨幸子著「クロク、ヌレ!」(講談社文庫)です。


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 物語は、自宅プールで謎の死を遂げた流行作家の視点からプロローグが綴られます。これはまさしく「デスパレートな妻たち」パターン(笑)

 かと思うと本編は一転、全く別の母娘の日常描写にチェンジ。中年派遣社員である娘(主人公?)視点で進行します。

 彼女の亡き伯父は自称画家で、変人ゆえ自殺で死ぬまで嫌われ者であった。しかし親族の中でも特に彼を憎んでいた母が、ある時から急に「日本中に散らばる彼の遺品を集めなきゃ」という衝動に駆られ、日本中を遺品を求めて探し歩くようになる。娘は理由が分からないまま母に振り回される。

 そのうち彼女は仕事を通じて出会った売れっ子広告クリエーターらと伯父の死の真相を、そして彼の死に深く関わっていると思しき件の自宅プールで謎の死を遂げた流行作家との関係を探るが…という感じです。

 帯には作者の「私が死んだらこの作品を代表作にしたい」という言葉が印刷されていましたので、それ相応の大傑作なんだろう、と期待して読みました。確かに面白いです。面白いんですけど…結局、最後まで何を楽しみに読み進めるべきなのか?よく分からないまま読み終えてしまった感じでした。

 本作には謎の死を遂げた人物が2人登場します。が、彼らは本当に自殺(事故死)なのか?本当は殺人では?誰が殺したんだ?みたいな興味を掻き立てるような、謎解きメインのミステリー小説ではないですね。かといって主人公の母親が亡き伯父の遺品を全て集められるのか?という興味でもないんです。

 読み終えた今、総合的に判断するなら私としては“なかなか面白かった”ですが、最後まで“どのようにまとめられるんだろう?”というのが予想し難い作品だったような気がします。

 まぁ本作のテーマから推測するに、二次元の世界の住人は三次元的思考が働かないために、三次元の世界の住人から見たら何でもないことでオロオロしているように見える。人生でも真実や重要なことは近くに転がっていてもなかなか目には映らないもの。何かのキッカケで不意に目の前に現れてオロオロする生き物、それが人間なんだ…そんな感じの物語でした。

 でも絵画、ローリング・ストーンズ、伊豆下田など、興味を引く材料も多く楽しい作品です。出版業界、広告業界の仕事をちょっとだけ疑似体験した気になれるのも面白かったです。


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クロク、ヌレ! (講談社文庫)クロク、ヌレ! (講談社文庫)
(2012/10/16)
真梨 幸子

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愛(おしい)犬

2013-11-05 Tue 23:59
 最近の東京の週末は、天気予報をことごとく裏切って微妙な空模様…。

 天気が微妙なのに遠出するのももったいないわけで、つい愛犬の散歩がメインになってしまいます。


1


喜ぶ愛犬。


2


 …でも何となくご主人様のブルーな見解が伝染するのでしょうか?時折近づいてこんな表情を見せます。大丈夫、おまえは悪くないんだから。


3


ありがとう。

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川瀬巴水―生誕130年記念―特別展

2013-11-04 Mon 18:40
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 大田区・馬込の大田区立郷土博物館で開催されている「川瀬巴水―生誕130年記念―」特別展を観てきました。川瀬巴水は明治生まれの浮世絵師であり、版画家です。

 実は私、今回この催しの告知を見て初めてその名を知りました。最近浮世絵や版画がちょっとしたマイブームなので、とりあえず誰の絵でもいいから版画が見たいな、と(笑) でも彼は海外では葛飾北斎や歌川広重たちと並び評価されるほどのビッグネームだそうです。「昭和の広重」と呼ばれることもあるというから、その凄さが想像出来ます。


 展示された川瀬巴水の作品は、「昭和の広重」らしくそのほとんどが風景画でした。日本各地を旅し、旅先で出会った風景を小さなスケッチブックに写生し、それを持ち帰って版画にしたようです。多くの作品がその原画スケッチとセットで展示されていました。

 作品は思ったよりもカラフル。日本人画家の絵というと私は何となく淡い中間色で描かれる印象を持ってしまいがちですが、割と鮮やかめの色使いで、クッキリとした印象の画風です。作品によってはポップな感じすらしました。またこれが版画とは信じられないほどに細かく描かれているんですよ。

 そして私が最も驚いたのが、各色を掛け合わせて色を表現している点です。

 先日見た江戸時代の歌麿の美人画などが、各色ベタ版同士を重ならないように刷って、別々に色を表現しているのと違い、異なる色同士を掛け合わせて別の色を表現しているんです。これは現代の印刷方法と同じ。それを彫刻刀で削った木版で再現しているのですから驚きです。しかもグラデーションまで木版で表現していますし。

 これだと刷ってみるまで完成状態を確認出来ないので、失敗するリスクが高い。しかしその代わり、一部の版を手直しするだけで全く別の印象を持つ完成品を並行して作り出すことも可能。鎌倉の大仏の版画では、大仏の体の色が明るいグレーのバージョンと、まるで逆光状態のように影で真っ黒になった真夏の鎌倉のようなバージョンの2枚を比較して観賞できました。奥が深いですね。

 この川瀬巴水展は初期・中期・後期と今後展示作品を入れ替えながら暫く続くそうです。今回は初期作品の展示でしたが、ぜひ中期・後期作品も見たいものです。

 版画…何だか趣味で始めてみたくなってきました。絵心は無いんですけどね。

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モンスター

2013-11-03 Sun 20:02
 先週1ヶ月ぶりに会った友人と、お互いのお勧め本を数冊ずつ交換しました。この小さなイベントが恒例となったお陰で私の中に再び読書熱が戻りました。自分の好みにヒットするかどうかは別として、未知なる作品と出会える絶好の機会ですから楽しいです。

 今回もお互い5~6冊ずつ、小さな紙袋ごと交換してきました。その中から早くも最初の一冊を読了。タイトルは…


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百田尚樹著「モンスター」(幻冬舎文庫)。最近多くのヒットを飛ばしている作家さんですよね。名前は聞いたことありました。本作が高岡早紀主演で映画化されていることも知っています。


 物語は…

 主人公は、いわゆる“整形モンスター”。幼い頃から“奇形的”に醜く、周囲から差別され、虐められた、卑屈な心を持った少女。彼女は成長し、風俗で働きながら整形手術を繰り返す。やがて男なら誰もが振り返る美貌を手に入れ、生まれ故郷の田舎町で洒落たレストランを開業。幼い頃に片思いしていた男性との再会を目論むが…。


 まず、ストーリーそのものが面白く、難しい表現や描写もほとんど無いのでとても読み易い。スイスイ読み進めることが出来ました。

 主人公の整形依存ぶりは、「私の何がイケないの?」(TBS)に出演して話題のヴァニラという女性を連想させられます。どちらも過去の自分、オリジナルの自分を完全に消し去りたくて整形を繰り返すという点が似ています。

 私は古い考え方の持ち主だからなのか、整形で顔を変えるという行為についてはほぼ100%否定的でした。しかし主人公の悲惨な半生を疑似体験すると、こういう人の気持ちも何となく分かるような、整形もアリなのかな、という気になりますね。これからは中立的立場を取ります(笑)


 ところで本作最大の興味は、主人公の鈴原未帆(田淵和子)を実写版で演じるとしたら誰がベストか?ですね。もちろん高岡早紀もアリなのですが、私が受けた未帆(和子)の美貌のイメージはもっと派手で華やか。この本を貸してくれた友人とメールで

「○○が美人だしいいんじゃないの?」
「いや、絶対に△△の方が綺麗だよ!」

…これっぽっちのことで、あ~でもない、こ~でもないと熱く盛り上ってしまいました。所詮男なんて幾つになってもこんなものです(笑)

 …まぁ、飛び出した名前のほとんどがAV女優さんでしたけどね。(笑)


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モンスター (幻冬舎文庫)モンスター (幻冬舎文庫)
(2012/04/12)
百田 尚樹

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お悩み解決への近道

2013-11-02 Sat 00:00
 私はたまに親しい友人から“お悩み相談”を受けた際、それがガチの相談で本気のアドバイスが欲しいのか?それとも優しく同調してもらって安心したいだけなのか?なるべく早く見極めて相応の対応をするよう心掛けている、ということを以前綴りました。

 しかし相談される悩みの種類によっては、私の経験や知識だけでは満足に答えられないこともあります。そんな時は相談者に書店へ行くことを勧めます。図書館やBOOK・OFFでも結構です(笑)

 例えば「女性の部下に嫌われているようだ」という悩みなら『女性の部下との上手な接し方』、「得意先担当者との会話が弾まない」なら『会話を盛り上げるテクニック』みたいなタイトルのビジネス書が、ちょっと大きな書店に行けば必ず見つかるものです。内容の善し悪しはともかく、恐らく想定されるほとんどの悩みの解決方法について書かれた本が一通り見つかると思いますよ。

 仮に一冊読んで自分には合わない、ちょっと違うんじゃないか?と感じたとしても、類書を何冊か読めば必ずヒントは見つかると思うんです。

 ところが実際には、そのようにアドバイスしても面倒臭がったり、お金をケチって本を読みたがらない人の方が圧倒的多数。時間もお金も労力もかけずに手っとり早く自分の納得する答えが欲しいのでしょう。まぁ私に相談しにくる時点で予想は出来ますが、それはちょっと都合良すぎ(笑)


 では彼らが本を読まずにどうやって悩みを解決するのかというと、多くの場合(私に相談するように)親しい友人・知人や、普段一緒に仕事している気の合う上司や先輩に酒を飲みながら(笑)相談し、アドバイスを求めているようです。

 まぁ、自分の悩みを親身になって聞いてくれる人がいて、少しでも気休めになるのならそれもアリでしょう。

 しかしそういった解決方法には実はあまり意味がなく、実質的な答えは期待出来ないと思った方が良いと思います。なぜなら、困った状況ですがりたい相手というのは、一定レベル以上に親しい間柄にある人だから。つまり自分と気が合い仲良しの人、自分と似た考え方や価値観の持ち主です。普通に考えたら自分が考えつく以上のアドバイスは引き出せないのでは?

 それなら頭もよく、立派な肩書を持ち、世間から尊敬され、膨大な時間を研究に費やしてきたスペシャリストが書いた本、編集者がぜひ本にまとめたいと思った情報を頼る方がよほど信頼出来そうだし、得るものもあるのではないか、と思った次第です。

「いや、そうは言ってもオレは日本一忙しい営業マンだから本なんて読む暇は無いんだ!」

というのであれば、せめて相談相手には自分と逆のタイプの人を選びたいものです。それもちゃんと信頼のおける性格判断テストが証明する、正反対のタイプの人を。そうすることで意外と自分や仲のよい人が想像すら出来なかったような問題点を指摘してくれたり、斬新なアドバイスをくれたりする可能性が高まります。もしくは同じ悩みをとっくの昔にクリア済みの人。的確に最短の道筋を示してくれるはずですよ。


 そう考えると(少なくとも私の周囲に発生する)お悩み相談のほとんどは、単に優しく同調してもらいたいタイプの相談なのかも知れません。まぁそれはそれで人間クサくて嫌いじゃないですけどね(笑)


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33マグナム

2013-11-01 Fri 00:00
 大学2年の秋。私は同じ夏の海外語学研修中に知り合ったある友人から誘われ、学園祭の実行委員会のメンバーになりました。

 忙しいながらも楽しかった準備期間を経て、いよいよ学園祭前日。まず私たちが仕切ったのが、前夜祭の目玉イベント“バンドコンテスト”。早い話、昔のイカ天みたいなイベントです。

 参加バンドが十分に集まらず、何とかかき集めて4~5組、というちょっと寂しい状況でしたが(笑) 予想以上のお客さんが入りそれなりに盛り上がりました。

 その時参加したあるバンドが披露した曲…まぁどのバンドの曲も全てコピーだったのですが…私はちょっと気になっていました。何というバンドの何という曲なのか全く分からない上、独特の歌唱法ゆえ歌詞もよく聞き取れない。それなのにサビ部分だけはハッキリ、

「ギンジッ!!ギンジッ!!」

というギタリストのバックコーラスが聞き取れたのです。私は一緒に立ち会った友人と「銀次って誰だよ~(笑)」と茶化しました(悪意はありません)。


 かなり後になってギタリスト本人から教えてもらったところ、その曲は日本のベヴィ・メタルバンド、44マグナムの「ストリート・ロックンローラー」という曲で、問題の歌詞は

Get up! Look out! (起きろ!注意しろ!)
Ger down! Get out! (伏せろ!出て行け!)


だったそうです。…どこが銀次やねん?!(笑)


 現在大盛上がりの、コナミ日本シリーズ2013において大活躍中の東北楽天ゴールデンイーグルス内野手・背番号33


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銀次選手。彼の素晴らしいプレーを見ていたらついそんな忘れていたはずのどうでもいい…いや、大切な思い出が甦ってしまいました(笑)


 10月31日現在、東北楽天が3勝と日本一に王手をかけました。東北楽天は球団創設以来私が応援しているチームです。球場に観戦には行けそうもありませんが、ここまで辿り着いたのならぜひ日本一の称号をもぎ取って欲しいですね。



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