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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
無欲の求心力

2014-09-27 Sat 00:00
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 先週末、ずっと楽しみにしていた「グレートトラバース 日本百名山ひと筆書き踏破」(詳細はコチラ)の第四集が放送されました。

 今回の放送内容は、新潟県の雨飾山から関東近郊の百名山を経由し尾瀬の燧ケ岳に至るまでの33座踏破の様子。東京在住の私にとっても馴染み深い山ばかりなので、この第四集は特に楽しみにしていました。

 さすがにVTRは駆け足気味でしたが、全ての百名山の登頂シーンあり、各地での人々との交流シーンあり、田中陽希氏(以下:親しみを込めたつもりで“よーき君”)の人柄の素晴らしさが伝わるオフショット的シーンありと、期待通りの内容でした。ちなみに最も面白かったのは露天風呂が熱過ぎて入れないシーン(笑)

 しかし今回の放送は…FacebookやTwitterを日々チェックしていたので何となく想像してはいましたが…われわれ視聴者、特によーき君に会いたがる“ファン”への問題提起を多く含んでいましたね。興味深かったです。

 中でも筑波山と日光男体山のシーンが印象的でした。

 筑波山頂に夕方到着すると、多くのファンがよーき君を待ち構えている。中には「一度下山したが、これから(よーき君が)登って来ると聞き慌ててケーブルカーで引き返してきた」とアピールする人も。

 疲れているはずのよーき君ですが、快く彼らの“欲望”に応えサインや記念撮影に応じ、ザックに入り切らない大量の差し入れを受け取る。ファンは“欲望”が満たされると「日没までに下山したいから」と、よーき君を一人残してさっさと下山。よーき君も同じ考えのはずですが“荷物”を減らすためにその場に留まり、猿山の猿のような格好で(笑)サンドウィッチやポテチをひたすら食べる。結果的に山頂で1時間半も足止めを食らい、日没までに下山出来なかった、というシーンでした。

 日光男体山でもよーき君は逐一歩を止め、ファンの“欲望”を満たす。しかし登山中に擦れ違ったあるおじさんに「頂上でたくさんの人が『遅い、遅い』と言いながら待ってるよ」と言われ、遂に苛立ちが爆発。カメラマンに「ちょっと叫んでもいいですか?」と断り「ワーーーーッ!!!」と叫ぶ。

「『遅い』って言われてもねぇ…応援してるんだかしてないんだか…」

怒りや戸惑いを極限まで抑えての精一杯の発言だったのでしょう。それでも登頂すれば時間をかけてファンとの記念撮影やサインに快く応じるよーき君。それどころか「遅くなってすみませんでした」と謝罪。これほどの人が耐えられないなんて、よほどのストレスなのでしょうね。

 他にも町中でファンと握手したり、路上で記念撮影に応じたりするシーンがいくつもありました。実際にはこういった機会はこの何倍もあるのでしょうが、よーき君の立場を考えたら難しい問題です。

 例えばファンにサインや撮影を求められ、もし「ちょっと急ぐのでごめんなさい」と断ってしまったら、ヘソを曲げたファンがSNSにあることないことぶちまけるかも知れない。そうなるとよーき君のみならずカッパクラブやNHKのイメージも悪化し、迷惑をかけてしまう。

 また、もしもいただいた差し入れを食べ切れないからと処分してしまったり、スタッフが厚意で手伝って食べてしまったりした場合、それを陰で見ていたファンがSNSで暴露しても結果は同じです。

 では応援グッズを身につけているファン、すなわち活動資金出資者限定でサービスすればよいか?というとそれもマズい。直接支援金を振り込んだ人を判別不可能ですからね。まさか逐一訊ねるわけにもいかないし。結局近寄ってきた全ての人に優しく接するしかないんですよね。

 まぁ、それ以前に“頑張っている人を応援すること”と“己の欲望を満たすこと”の違いが分からない人が多すぎるのが最大の問題なわけで…。やはり大前提として、まず相手を尊重し、相手の気持ちを想像してから声をかけて欲しいものです。そう考えると「第二集」でキャンピングカーでよーき君を追いかけてきたオジサンは、よーき君の立場をよく理解していましたよね。

 もともとこのチャレンジは、よーき君自身が面白そうだと、自分なりに旅を楽しむために企画、NHKに提案、実現したものだそうです。しかしテレビの反響は大きく、よーき君に会いたい、ひと目見たい、何か差し入れたいと願うファンは日に日に増え、結果的に彼の旅を妨げ、彼自身が思うように旅を楽しめなくなってしまったわけです。

 もしもよーき君がどうしても誰にも邪魔されずに旅を楽しみたいのなら、旅に必要な資金を一生懸命貯めて、人知れずこっそり実行すればよかったわけです。まぁ今の時代はそれでもSNSで情報が拡散され、話題になってしまう可能性もあるわけですが…。

 しかし彼はそうしなかった。その結果、彼の活躍を見て心が動いた視聴者が日本中に現れ、もはやよーき君の挑戦は彼だけの楽しみでなくみんなの楽しみに、彼だけの夢ではなくみんなの夢として膨れ上がってしまった。その結果、応援されるのは嬉しい。でも自分だけの旅じゃなくなっている。自分なりの楽しみ方が実現できなくなりつつあるというジレンマが生まれる。

 こうなったら答えはひとつしかありません。彼はテレビをはじめとするメディアを最大限利用するしかない。テレビで自分の魅力や凄さをアピールし、名を売り、ファンやスポンサーを増やし、今後予定している企画やビジネスに上手く利用してやろうと割り切るしかないと思います。

 番組のラストでは、それに気づいたと思しきよーき君がカメラに向かって「自分を通して山が好きになった、山に登ってみたいと思った人が増えてくれればいいのかな、と思う」とコメント。それでよいと思います。今回の旅が終われば、多分カッパクラブが大繁盛しますって(笑)

 私的に救われたのは、放送を見た視聴者、特に“己の欲望を満たして満足した人”が何人か、「あれは私です。テレビを見て反省しました」みたいなコメントを彼のSNSに残していたこと。純粋に山を愛する人たちに悪人はいない、そう信じられるような気がしました。

 昔好きだったあるロックバンドのメンバーがこんなことを言っていたのを思い出します。

「バンド側が『イエ~イ!!』とか『盛り上がろうぜ~!!』と煽っても観客がシラ~ッとしているのが“三流バンド”。バンド側が煽れば観客も盛り上がるのが“二流バンド”。“一流バンド”とは、わざわざ観客を煽らなくてもギターを『ジャーーン!!』と鳴らしただけで観客が勝手に『ウォーーッ!!』と湧くバンドなんだ」

それなら、

「自分は勝手に旅を楽しんでいるだけなのに、なぜファンはこんなにも盛り上がるのだろう?彼らを掻き立てるものって何なんでしょうね?」

そんなことを笑顔で呟くよーき君からも“一流”のニオイを感じます(笑)


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葛飾北斎@ボストン美術館 浮世絵名品展

2014-09-25 Thu 00:00
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 東京・上野の森美術館にて開催中の「ボストン美術館 浮世絵名品展」に葛飾北斎の浮世絵を見に行きました。まだ公開スタートから間もないためか、かなりの混雑ぶりです。


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 私は昨年、ある小説を読んだことがきっかけで東洲斎写楽に興味を持ちました。そこから同じ時代に活躍した北斎にも興味が湧き、今回この名品展に足を運んだ次第です。まぁ知識らしい知識はほとんどないんですけどね(笑)

 この名品展には、世界有数の規模を誇るアメリカのボストン美術館所蔵の北斎の作品140点余りが展示されています。

 北斎というと私のような素人には、定番中の定番ですがやはり各地から富士山を臨む景観を描いた「富嶽三十六景」、中でも「神奈川沖浪裏」「凱風快晴」を真っ先に思い浮かべます。最も好きな作品でもありますね。今回これらが晩年に描かれたものだと知り改めて驚きました。

 彼はこれら風景画の他にも歌舞伎役者、花、滝、妖怪など88年の生涯をかけて様々な題材を絵に残したようです。よほど好きな画家でないと、こういった展覧会にでも来ない限りどんな作品を残してきたのか把握する機会はありませんから有意義でした。

 展示の最後には、北斎をサポートした娘・葛飾応為の絵も展示されています。これが父親顔負けの美しい絵でして…ん?そういえば「磯部磯兵衛物語」で、死んだ北斎が少女に憑依して春画を書き続けるエピソードがあったっけ。もしかしてあの少女が応為?…一瞬心が躍りましたが、よく考えたらあれは孫娘でしたね(笑) 孫娘の母親キャラが応為なのか?…まぁどうでもいいか(笑)

 帰り際にはもちろん、ミュージアムショップで気に入った絵の絵はがきを購入です。


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 まずは画像左上(以下時計回りにご紹介)、「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」。遠近法を使った見事な構図、荒々しい波の飛沫の描写など、やはり「神奈川沖浪裏」は別格です。波にもまれる2艘の漁船が描かれていることも、恥ずかしながら今回初めて知りました。

 「凱風快晴」については、かつて山にも絵画にも興味なかった私は(何で富士山が赤いんだよ?!)状態でした。しかし朝焼けに真っ赤に染まるマッターホルンをテレビで見て初めてその意味と美しさが理解出来たものです。

 それにしても昔の画家って、富士山をやたらと険しい山に描きたがりますね。あんな急斜面の山、普通の人はそう簡単に登れませんよ(笑)

 各地の8つの滝を描いた「諸国瀧廻り」も魅力的な作品です。中でも岐阜県の養老の滝にはまだ行ったことがないし、何となくお酒を連想するので(笑)「美濃ノ国養老の滝」には惹かれます。

 そしてたくさんの妖怪が屋敷に現れた様子を描いた北斎青年期の傑作「化物屋敷百物語の図」はひと目見て純粋に気に入りました。しかし絵はがきがなかったので、同じ百物語のシリーズの中から「百物語 さらやしき」を購入。お馴染み番町皿屋敷のお菊さんの体は何枚も連なるお皿で、まるで蛇のような不気味なルックスです。それでいて表情は悲しげというよりはどことなくユーモラス。不幸な最期を遂げたお菊さんもこの絵のお陰で浮かばれるような気がして好きな作品です。

 ということで大好きな浮世絵を通して芸術の秋を堪能した一日でした。絵画の展覧会に来る人は真面目に、真剣に見学する人が多いのでこちらも刺激を受けます。ただ、皆歩みがカタツムリなみにゆっくりなのが惜しいです(笑)


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愛犬イラスト(?)入りゴルフボール

2014-09-23 Tue 00:00
 近所のゴルフショップにて、ボール購入者向けにこんな無料サービスが振る舞われていました。


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名前&ワンポイントイラストプリントサービス!!(笑)

名前はともかく、残念ながらイラストはショップが用意した数パターンから一つ選択する形でしたけれどね。


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 それにしてもこのワンチャンのイラスト…


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意外と似ているんですよ、愛犬に(笑)

 
 なるべくイラスト以外の部分ををひっぱたくようにしないと(笑)


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相手を思いやる気持ちがないなら反対意見は主張しない方がよい件

2014-09-21 Sun 00:00
 先日、AKB48の「第5回AKB48じゃんけん大会」を例に、八百長なのか?ガチなのか?疑わしいテレビコンテンツをどう見るべきかについて私見を綴りました。それについてちょっと補足したいと思います。

 正直に言うと私、9月17日(じゃんけん大会開催当日)の夜にYAHOO!ニュースをチェックした際、優勝者がNMB48のツートップの一人、渡辺美優紀(以下:みるきー)と知り、反射的に仲の良い友人に「やっぱり八百長だな(笑)」とメールしてしまいました。

 第1回大会優勝の非選抜メンバー・内田眞由美はともかく、第2回の人気上位メンバー・篠田麻里子様は「たまたまかな?」、第3回の次世代エース候補・島崎ぱるるで「かなり怪しいな」、第4回のSKE48のエース・松井珠理奈で「こりゃ八百長確定かな?でも好きなメンバーだから許すか(笑)」。そして今回のみるきー優勝を知り、思わず「まるでビッグマッチで外敵ばかりが勝ちまくった2000年代の新日本プロレスだな(笑)」と思いましたね。島崎ぱるるが“オールチョキ”、松井珠理奈が“オールパー”で優勝したので、まさかみるきーは“オールグー”じゃねえだろうな、とも(笑)

 しかしその日の深夜にフジテレビで放送されたこのじゃんけん大会中継…ひたすらじゃんけん勝負のシーンのみ2時間20分も延々放送されたわけですが…これを見たら考えが少し変わりました。

 毎回恒例ですが各メンバーの衣装(コスプレ)やパフォーマンスはやはり見ていて楽しい。この衣装は何の衣装なんだろう?なぜこの衣装を選んだんだろう?彼女たちの思いを想像しながらどんどん進んでゆく大会を追いかけていると、誰が何(グー・チョキ・パー)を出したかとか、それが予定調和っぽいか、などは考えませんでした。それは私が熱心なファンではないものの、ある程度AKB48(および姉妹グループ)が好きだから好意的に見てしまうからなのかも知れませんが、少なくとも実際の大会の様子を見てから友人にメールすべきだったと後悔しました。

 こういうケースって、実は日常にたくさん転がっているのでしょうね。例えば新日本プロレスのビッグマッチで、若き次世代スター・オカダカズチカの持つIWGPのベルトにベテラン・天山広吉が挑戦したとします。ネットで調べたその試合結果が「オカダ勝利&タイトル防衛」ならば、私ならまず間違いなく「そりゃ看板スターを負けさせるわけないじゃん」と思うでしょう。

 しかし実際に会場なりテレビ中継なりでその試合を観戦したら、受ける印象はまた違うと思います。オカダを何度も追い詰め、ベテランの意地を見せる天山。もしかして勝つのか?と期待するも、最後はオカダが一瞬の隙を突いて得意技・レインメーカーで天山をマットに沈める。(やはりオカダ勝利か…でも全盛期の天山を彷彿とさせる名勝負だったな。久々に感動したよ。オレもまだまだ若い連中には負けられないな!)なんてイイ気持ちにさせられるかも知れません。(オカダ勝利は予想通りだったけど、変に事情通を気取ったオレって人間が小っちゃかったかも…?)の世界です。

 それでも世の中には、この感動的な試合を実際に観戦してもなお「どうせ八百長でしょ?だってロープに振られた選手がわざわざ技を食らうために戻ってくるわけないじゃん?」と、選手の熱いファイトを全否定する人がたくさんいるわけです。これは仕方のないこと。まぁ私もプロレスがガチだとは思っていませんが、やはりAKBもプロレスもそれ以外のコンテンツも、最初からプラスの感情を持っている人と、マイナスの感情を持っている人ではまるっきり受け止め方が違うということですね。

 なのでお互いに、興味がないものは最初から見るべきではない。ガチ(八百長)だと信じる相手を思いやる気持ちがないのなら、わざわざ声に出して自分の主張を押しつけるな、です。

 もしかしたら私の周囲にも、過去に私の発言で同様に嫌な思いをしている方々がいらっしゃるかも知れませんから、今後はもう少し相手を思いやる気持ちを意識して発言しなければなりませんね。


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じゃんけん大会を八百長扱いする人は世間からはみ出していると思う件

2014-09-20 Sat 00:00
 今年もAKB48の恒例イベント「第5回AKB48じゃんけん大会」が開催されました。

 今更ここであーだこーだ振り返るつもりはありませんが、熱心なファンや興味を持った人が楽しめたのなら、それでよいのではないでしょうか?

 それにしても毎年のことながら、このじゃんけん大会が終わると必ず“八百長”を訴える輩が多数現れますね。

「全部チョキで勝つなんて八百長だ!」
「全部パーで勝つなんてやっぱり八百長だ!」
「今年は全部グー…ではないけど、八百長に違いない!」
「無名の研究生ではなく人気メンバーが必ず優勝するから八百長だ!」

ネットの意見や公園のママ友グループの会話を聞く限り、本来AKB48やじゃんけん大会に興味なさそうな一般ピーポーが、テレビ中継をじっくり見たわけでもなく単にニュースで結果だけ見て「八百長だ!」とムキになって否定しているように思われます。

 なぜ彼らは、こんなにもじゃんけん大会を“八百長”と否定し、叩きたがるのでしょう?私はその理由をこう想像します。

1.人生を賭けた大勝負を経験したことがないので、彼女(AKB)たちの気持ちが理解出来ない。自分が理解出来ないことは否定し、賢くカッコいい自分をアピールするため

2.単なる妬み・嫉妬


 まず1。

 例えばある人が課長に昇進するため、社内の昇格試験を受験するとします。彼は合格を強く望み、過去の試験問題を研究し、対策を練ります。さらに面接官になったつもりで自分への質問事項を想定し、妻を相手に模擬面接を繰り返し本番に臨みます。

 しかし昇格試験とは無縁の…いや、受験する権利すら与えられない外野の輩どもは、大きな声でこんな嫌味を言う。

「どうせ昇格試験なんてデキレースに決まってるじゃん。最初から上層部のお気に入り社員しか合格出来ないんだし、試験なんかただのダミーだから努力したって無駄だよ」

…これって、じゃんけん大会を八百長呼ばわりする人たちの言い分と似ていませんか?

 八百長か?デキレースか?本当のところは当事者、それも立場が上の方の人しか知らないでしょう。しかし参加者にとってそれが自分の人生を左右するビッグイベントで、夢を勝ち取りたいのならデキレースだろうがガチだろうが、とにかくベストを尽くすしかない。じゃんけん大会も昇格試験もそれ以上でも以下でもない、というのが私の考え方です。

 だから大前提として、このように真剣に人生と向き合っている人たちに向かって外野から野次を飛ばしたり、彼らを否定するようなセリフを浴びせたりするのは小っちゃな人間がすること。賢い自分をアピールするどころかだたの笑い者になるだけだと思いますよ。

 こういう外野の人って、恐らく人生を賭けてじゃんけん勝負した経験がないので、頭をフル回転させて短時間でグー・チョキ・パーの組み合わせを必死に考える人の気持ちや、その必要性なんて理解出来ないはず。わざわざ妻を引っ張り出して面接の真似事をする人の気持ちも想像出来ない。だったら素直に肯定するよりも、とりあえず否定して「八百長」や「デキレース」の一言で片付ける方が事情通みたいでカッコよくね?…これではあまりにも能がありません。

 先日、私は沼津港で深海魚丼をいただきました。美味しかったので周囲の人々にお勧めしたのですが、

「オエ~ッ、深海魚なんてキモいし食べる気しない。まずいに決まってるじゃん。そんなの食う奴の気が知れない」

と、食べたこともないのに否定する人がたくさんいました。これも同じですね。自分の理解・経験・常識から外れるものは否定。こういう人にはいくら説明しても無駄なんでしょう。

 2については、

「アイツ(AKBメンバー)ら、レクリエーションみたいな仕事しかしないくせに大金稼ぎやがって!じゃんけんに勝つだけで華々しくソロデビューだ?!俺(私)の人生なんてこれまで誰からも注目されたことないし、年収200万円の地味な人生なんだぜ?世の中不公平すぎる!許せん!!だから叩いてやる!!」

…という気持ちが潜在意識の中にあるのでしょう(笑)

 
 実際にじゃんけん大会が八百長か?それともガチか?それは当事者でないと分かりませんよね。でも所詮テレビコンテンツなんてほとんど全てが(演出という名の)ヤラセまみれじゃないですか?

 極端な話、例えば戦争映画で本当に死ぬ役者なんて一人もいないし、Mr.マリックだって魔術師でも超能力者でもなく、単なる手品師です。それでも文句なんて言わずに素直に楽しむ視聴者がほとんどです。同様に、じゃんけん大会もエンタメとして楽しければ八百長だろうがガチだろうが、私は気になりませんけれどね。

 それにしても「八百長だ!」と騒ぐ人たちって、仮に秋元康が八百長を認めたとしたらどう反応するのでしょう?ただ満足してニンマリするのでしょうか?…ずいぶん小さい満足ですよね(笑)


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過去の宴席の9割以上は無駄だったと思う件

2014-09-19 Fri 00:00
 最近数人の方々から「痩せた?」と訊ねられました。

 最初は髪を短く刈ったからそう見えるだけだろうと思いました。でも言われてみると確かに思い当たる節が。例えば成人して以来ずっとシャツ類はXL(LL)サイズしか着られなかったはずなのに、最近はLサイズを普通に着ています。本当に痩せたのかも知れません。もしくは体が縮んだ?(笑)

 痩せた理由は2つ思い当たります。

 まず、毎回の食事量が減ったこと。これにはさらに2つの理由があります。単純に若い頃のようにたくさん食べられなくなったこと。そしてようやく腹八分目で抑えることのメリットを理解したからです。

 美味しいものは出来るだけたくさん食べたいものですが、最近は食が細くなったのか、これまで通り食べると気持ち悪くなってしまう。どんなに美味しいものでも食べ過ぎれば当然(当分見るのも嫌だ~)状態になってしまうのがオチ。これでは元も子もありません。

 逆に腹八分目を心掛けると、物足りなさは生じるものの(美味しかった~、またすぐにでも食べたいな~)という心地よい余韻を残して食事を終えられます。結果的にこれが原因で痩せることも叶ったのなら万々歳です。

 もうひとつは酒量が激減したこと。ピーク時にはほぼ毎日、少なくとも週2~3回は外に飲みに行っていましたが、今ではほとんど行きません。そして外に飲みに行く機会が減るとともに、自身のアルコール限界値が缶ビール1本(自宅で飲む場合)程度までに落ちてしまい、元に戻ろうにも戻れないんですよね。

 こんなことを言うと「情けない」とか「もう楽しい時間を過ごせないじゃん」という人がいます。でも私は必ずしもそうだとは思いません。というよりもそのように発想する人たちとは既に価値観が違うんです。

 私は過去、公私共に様々な方々と楽しくお酒を飲みました。その中には今なお継続して一緒に楽しいひと時を過ごしている方々も少なからずいます。

 でも、今振り返るとそれ以外のほとんどの酒の席は“その場限りの夢の跡”だったような気がします。つまり、その時々は何となく楽しかった、何となく有意義だった、何となく人間関係が円滑になったと満足したのですが、実際にはなくても差し支えなかった、無駄だった。そんなことに気づかないオレはバカだったな、と後悔しているわけです。

 もちろんそういった機会(分母)を増やさないと、一生モノの機会や人物(分子)を得る確率は上がらないのも事実。難しいです。とりあえず確実に言えそうなのは、ずっと同じ環境で変化に乏しい日常を送っていたら、そんなことにも永久に気づかなかっただろうな、ということ。結局どちらが幸せなのか?は分かりませんけれどね。

 また、色々な種類の人と出会い、色々なお酒との接し方も知りました。昔は酒といえばチェーン展開の居酒屋で銘柄も気にせずビールを酔っぱらうまで飲み続け、自分が話したい話題中心に盛り上がる。翌日はその数や時間を誇らしげに周囲に自慢する、というのが私のお酒でした。

 しかし当然ながら世の中には他にも様々なお店が、お酒が、楽しみ方があるわけです。一度に缶ビール1本しか飲めなくなった私がこの貴重な機会を有効活用するためには、昔のように居酒屋でダラダラとマンネリな時間を過ごすわけにはいかないな、と思った次第です。

 そもそもこのように生活パターンを変えればお酒には弱くなる一方でして、缶ビール1、2本飲めば全身がほぼ機能しなくなり、眠くなってしまう(自宅で飲んだ場合)。となるとせっかくお酒を飲んでも気分は悪くなるし、読書その他夜やろうとしたことが何も出来なくなり、何ひとつよいことはありません。最近こういうのが実にアフォらしく感じるようになりました。

 まぁ、これはあくまでも私の場合に限ってのことです。基本的にお酒そのものも、仲間と楽しくお酒を飲む時間も好きだという気持ちは変わりません。興味がある楽しい飲み会にはこれまで通り積極的に関わるつもりです。でも結果的にLサイズのシャツが着られるようになったのであれば、今の状態の方が数段嬉しい…かな?こうした環境の変化を迎えられたのはよかったです。

 とりあえず他人の価値観はシャットアウトして、当面は自分だけのお酒の楽しみ方に徹したいものです。その結果もっと痩せられればなお嬉しいですね。


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プリズム(ややネタバレあり)

2014-09-18 Thu 00:00
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 「永遠の0」でお馴染み、百田尚樹著「プリズム」(幻冬舎)を読了しました。恋愛サスペンスものです。

 物語は…

 世田谷区の高級住宅地のとある豪邸で、家庭教師をすることになった既婚女性・聡子。彼女はその家の庭にある離れに住むという、家主の弟・広志と出会う。
 聡子は毎回会うたびに乱暴だったり、紳士的だったり、軽薄だったりと人柄の異なる広志に戸惑うが、実は彼が解離性同一性障害(かつての多重人格障害)だと知り興味を持つ。
 やがて聡子は、広志が作り出した幾つかの人格のうち、広志の理想像である紳士的で優しい卓也に恋をする。聡子には出版社勤務の夫がおり、離婚するつもりはない。それに卓也はもともとこの世に存在せず、広志の治療が進めばやがて消えてしまう男性。本気で好きになることなどないと頭では理解していたが、卓也への想いは日に日に大きくなり、やがて卓也のことが好きでたまらなくなってしまう。
 広志の治療を邪魔するわけにはいかない。しかし治療が順調に進めば卓也は消滅してしまう。聡子と卓也の運命は…?!


 まず、私がこれまでに読んだ百田もの3冊(「モンスター」「永遠の0」「幸福な生活」)に比べると“意外と普通”。5段階評価ならあくまでも3かなぁ、という感じでした。しかし読み終えた後に余韻がジワジワと滲み出てくる作品かも知れません。

 テーマはちょっと重いし、百田氏の小説らしく解離性同一性障害についてかなり詳細に取材して書かれたようで説明的な部分も多い。でも相手本人ではなく彼の中の別の人格に恋をするという設定は面白いし、著者が「どうしてもこの結末を書きたかった」という、聡子の目の前で卓也の人格が広志の人格に統合されてゆく一種のお別れシーンは、昔見た映画「ゴースト ニューヨークの幻」のラストシーンを彷彿とさせられました。文章を読みながら鮮明な映像が頭の中でも再生されているかのようでしたね。

 純粋な気持ちで目の前の女性に恋するピュアなアラサー男と、最後には理性よりも感情のまま少女のように恋するアラサー既婚女性…これだけだとちょっと気持ち悪く響くかも知れませんが、実際に読んでいるとそんな二人の恋がとてもピュアで美しく、そして切なく思えてきます。やはり人間、いくつになっても恋愛していたいものです(笑)

 卓也の要素を残しつつ完治した広志と、離婚して旧姓に戻った聡子が再会する、二人の幸せな将来を暗示するかのごときエピローグも私的にはウェルカムでした。


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(2014/04/24)
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サラリーマンは楽だと感じた時

2014-09-16 Tue 20:00
 先週末は、地元や近隣のいくつかの町でお祭りが行われました。

 地元では早朝からフンドシ一丁のオッサンたちが徘徊し、日中は山車や神輿が何度も近所を通過。そして夜になると再び集まってきたフンドシオヤヂたちが道端の至る所で宴会を始め、通行人に絡み、最後は酔い潰れてそのまま高イビキ。お祭りそのものは風情があって好きですが、彼らの「お祭りの日は無礼講」的振る舞いのせいで、私がお祭りに抱く印象は悪いです(笑)

 そんな私も実は数年前に一度だけ、地元に貢献する生き方を望み、お祭りの裏方役および神輿担ぎに名乗りを上げたことがありました。しかし長年地元で商売する商人たちの常識と、一般企業のサラリーマンマインドの私の常識とはかち合うことが多く、結局どちらも途中で諦めてしまいました。

 まずお祭りの裏方、“お祭り実行委員”については地元の青年団(といってもメンバーはほとんど還暦オーバー)が仕切っていたので、月イチで行われる彼らの会合に参加させてもらいました。

 ところが本番が9月なのに、8月の会合でもお祭りに関する議題は全く出ない。私は心配になり「お祭りの運営についてはどうするんですか?」と周囲のメンバー2、3人に訊ねましたが、誰もハッキリ答えない。どうやらお祭りといっても毎年やることは同じなので、前年と同じ人が同じ仕事をすればよい。だから改めて畏まった会議なんてする必要はない以上!…ということらしい。

 つまり全体の流れやすべき仕事のイメージはベテラン連中の頭の中だけにあり、何か不足するなら当日その場で私のような新参者にやらせようとしていた。それを空気を読んで悟らない私が悪い、と言いたいようです。

だったらひと言、そう言えばいいじゃねぇか~!!

 比較すべきではないのですが、会社組織ならまず実行委員会の組織図があって、各班の誰が何を担当するか決めますよね?そして過去の反省点を踏まえてアイデアを出し合い、どうすればより楽しいお祭りを上手く運営出来るか?そのためにはお祭り当日までに何が必要か?スケジュール表とにらめっこしながら準備を進める。仮に全てが前年同様だとしても、会議でそう発表し、メンバーの共通認識とする。もちろん全てにおいて来年以降の担当者のためにドキュメントを残す。私は自分の経験からそういうものだと想像していたわけですが、あまりにも違うのでついて行けないと思った次第です。

 後から考えると、私も自分の常識を基準に“地元村”のやり方を否定したようなものなので、よくなかったと反省しています。でも彼らが最初から私の意見、つまり“異文化”を積極的に取り入れ、よりよいお祭りにしたいなんてことは全く考えていなかったのも事実。ですので私が本当に地元のために貢献したいのなら、これまで自分が大切にしてきた経験、常識、価値観は全て捨てるくらいの覚悟が必要だったのかも知れません。

 結局私は、これまでの自分を否定してまで彼らに合わせるのもアホ臭いと考え、彼らとは以前のような付かず離れずの関係に戻りました。神輿担ぎに関してもほぼ同じでした。

 その時感じたのは、サラリーマンのように組織、それも大きな組織であればあるほど、その中のルールや慣習に則って生きるのって、実はストレスも少なくて楽なんじゃないか?ということです。

 逆に先の青年団や神輿を担いで無礼講を働く輩たちに対してルールを翳してもほとんど効果はありません。それよりも(サラリーマン社会にも無くはないですが)彼らの顔色や場の空気を読んで行動し、理不尽な言動も笑顔で受け入れること、余計なことをせずに毎回同じことを半永久的に続けようと心掛けることなどが、ここでの明文化されない道理なのだとしたら、それは私的には“面倒臭い”以外の何物でもありません。

 もし、そう思ったとしても彼らはサラリーマンと違って異動も転勤もなく、この地で上手く生きていかなければならないのですから、面倒臭くてもそうするしかないわけです。私にはそういう生き方は無理ですね(笑)

 私の仲間の中にもよく

「上司が使えない!」
「得意先が理不尽でムカつく!」

などと不満を抱えている人がいますが、それでも私の地元商店街の面倒臭い付き合いに比べたら、会社組織の中でのあれこれ、会社対会社のあれこれに悩む方がまだ楽だし、生産的な悩みだと思いますね。



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男同士

2014-09-15 Mon 08:06
 愛犬をシャンプーで洗うついでに、一緒にお風呂に入りました。これ、ずっとやりたかったんですよ(笑)


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愛犬はオスなので、これも“男同士裸の付き合い”ですかね?(笑)


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レイジ(ややネタバレあり)

2014-09-13 Sat 00:00
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 私は読書好きで、これまで数多くの本を読みました。ジャンルを問わず興味があるものは片っ端から読んだつもりですが、やはり一番好きなのはフィクション小説でしょうか。友達にもお勧めしたい面白い本、悩んだ時にヒントをくれた人生の指南書的なよい本ともたくさん出会いました。

 今回出会ったこの小説も私的には間違いなく最高レベルの評価に値するのですが、友達に「面白い」とお勧めするかというと、多分しないでしょうね。例えるなら…10代の頃、激しく失恋した時にたまたま聴いたバラードの歌詞に共感して

「まるで今のオレの気持ちを代わりに歌ってくれているようだ!この曲はオレのテーマ曲だ!○○(その曲を歌うアーティスト)は神だ!!」

なんて思ったことありませんか?あれに似た感じ。決して好きなタイプの曲でもよく出来た曲でもないけれど心にヒットし共感する曲。この小説を読んた時の衝撃、喜びを言葉で表すなら、まさに「オレのために書かれた小説」すなわち「オレのテーマ本(?)」でした。

 つまり、面白いか?面白くないか?といえば恐らく大部分の人、特に1980~2000年代のロック音楽やロックバンド活動に無関心な人にはヒットする可能性は低い。でもそうでない人には激しくヒットしそう。いや、ロックバンドに限らず若い頃何かに熱中した経験を持ち、今でもその熱い灯火が心に一片でも残っている人にはお勧めしてみたい。誉田哲也著「レイジ」(文藝春秋)はそんな物語です。こんなふうに自分に強くヒットする本が世の中に存在し、運よく出会えたことは幸せです。


 「レイジ」は若くしてロック音楽(洋楽)に目覚めた三田村礼二と、彼と同じ学校の同級生・春日航が主人公。二人の視点から交互にストーリーが進行します。

 彼らは中学時代に一緒にコピーバンドを組み、学園祭で初めて人前で演奏。しかし作詞作曲の才能があり歌も上手い礼二は、自分オリジナルの音楽にこだわりたいあまり、さっさとバンドを脱退。以降青春時代を曲作りとメンバー集めに捧げ、ストイックに自分の理想の音楽を追求するが、こだわりが強すぎ協調(社会)性にも欠ける礼二の音楽人生は停滞気味。

 一方の航には特筆すべき才能はないが、人付き合いが上手く自分に必要だと思えば何でも積極的に学び、吸収してしまう器用なタイプ。人気アマチュアバンドに加入し、礼二同様将来は音楽で飯を食いたいと願うも、一見順調に見える音楽活動からは航自身が満足する結果にも、コレだという音楽にもなかなか出会うことが出来ない。

 時に自分にないものを持つ相手に嫉妬し、反発しながら自分のやり方で音楽を追求する二人。若い時間の多くをひたすら音楽のため、バンドのために費やし、突っ走る青年たちを描いた青春バンド小説でした。


 まぁ、ストーリーは正直言ってありがちです(笑) したがってこれ以上私が賞賛したところであまり意味はないでしょう。それでも、もう少しこの小説の魅力を知りたいという人のために説明しますと…まるで私が主人公なんじゃないか?と錯覚しそうなほど、私が辿ってきた音楽(趣味)人生と主人公たちのそれが似ているんです(同じことを考えた読者は多いはず)。例えば…

■年上の兄・姉の影響で洋楽のカッコよさに目覚める
■中学でカルチャークラブ、デュラン・デュランなどに夢中になる
■中学の学園祭でデュラン・デュランのコピーを演奏。オープニングはCMソングとして認知度が高い「プリーズ・テル・ミー・ナウ(Is there something I should know?)」
■ラウドネス派とアースシェーカー派に分かれる
■高校の学園祭でモトリー・クルー、ハート、ホワイトスネイクなどのコピーを演奏
■ボーカル担当女子の声が小さく演奏に負けて聞こえない。一部のメンバーがイライラ
■バイト中にカッコいいフレーズを思いついたら自宅電話の留守電に吹き込む
■イカ天収録時の描写(「イカ天年鑑」のM・バンプのインタビューで読んだ内容とほぼ同じ)
■「Player」「GUITAR MAGAZINE」でメン募
■喫茶店でメンバー候補と初対面。お互い持参したデモテープを交換し、その場でウォークマンで聴く
■才能あるメンバーの役に立てたことを才能のないメンバーが喜ぶ
■スタジオ練習の休憩中、何気なく弾いたフレーズにメンバーがアイデアを足して新曲が完成
■初めて自分の曲がバンドの曲になったと感じる

その他たくさん(笑) もちろん全てが自分の経験と同じではありませんが、どれも「分かる分かる!」と共感出来るエピソードばかり。自分とほとんど同じ時代を生きてきた作家がターゲット層を絞り込み、ニッチな市場に向けて書いたこだわりの物語とは、こんなにも読んでいて気持ちよいものなのか、という良い例ですね。

 特に面白かったのが、音楽スタジオで主人公たちが高校の学園祭で演奏予定のハートの「NEVER」を練習するシーン。私も当時ハートは大好きで、特にこの「NEVER」が収録された「HEART」は腐るほど聴き込みました。

■ベースはスラッピングに挑戦だ
■この辺りでボーカルがスキャットで入ってくるはずだ
■イントロで聞き取れなかったボーカル(担当の少女)の声が、Bメロで聞こえるわけがない。Bメロもアレンジ的にはイントロと一緒なのだ

そうそう!当時はあまり細かいことは考えずに聴いていましたが、こうして文章で説明されるだけで曲の細部や、当時の自分が発していた熱、31歳(当時)には見えない美しすぎるナンシーの足上げギター(笑)まで自然かつ鮮明に思い出されるから不思議です。

 物語は中盤で一度音楽と離れますが、ラストシーンまで決して期待を裏切ることなく進みます。礼二と航はずっと口もきかないほどお互いを意識し反発し合っているのに、一度たりとも相手の邪魔はしない。それどころか大事なところで力になろうとする。単なるバンドバカの日常ではなく、1980年代から2000年代を音楽とともに突っ走った若者が、それぞれの時代の波に揉まれながら真剣に生きる姿を描いた、予想以上に深い小説でしたね。

 私は(これを読んだらきっとまたバンド活動をしたくて堪らなくなるんだろうな)と予想しつつ読み始めました。しかし実際には違いました。音楽に限らず本当に何かに熱中することとは、どういうことなのか?主人公たちにとっての音楽のように、お前が真剣に熱中したものはあるのか?そう問いかけられているようでしたね。言い換えれば結局中途半端にやるのなら、何をどれだけ続けても趣味以下でしかないのだと私は解釈しました。こんなに素晴らしい“オレだけの小説”とはもう出会えないでしょうね。

 極めて自己満足的な読書感想文でした(笑)


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(2014/03/07)
誉田 哲也

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湧き水の町

2014-09-12 Fri 00:00
 最近の私のお気に入りスポット。…と言いつつ行っても年数回ですが(笑)


水の都_1


静岡県三島市内を流れる、源兵衛川という小川です。


水の都_2


 三島市内には富士の湧き水からなる小川や水路が町の至る所にあります。この源兵衛川のように見るからに「川」な小川もあれば、一見幅広の“ドブ”なんだけど流れる水は綺麗、という状態の水路(例え方がヘタクソでスミマセン)もある。特にその“ドブ”タイプの水路は、都内ではあまり見ないでしょうか?ごく普通の住宅地の中の道路の端1/3ほどが綺麗な水が流れる水路なのですが、道路と水路の間に柵がないことが多く、(車が脱輪したら水が汚れそう…)などとつい心配してしまいます。何気なくふらっと入った路地や神社にこういった水路を見つけると、何ともいえない癒された気持ちにさせられます。

 若い頃の私には、この町の価値が全く理解出来ませんでした。しかし今なら理解出来るつもりです。利便性さえ無視出来るのなら最高の町。美しい水の町ですよ。

 さて、先の源兵衛川も(水源は楽寿園の湧水のようですが、おおもとは恐らく)富士の湧き水が流れる、地元のお勧めスポットです。


水の都_3


実際には農業用水路らしいのですが、あまりにも水が綺麗すぎるので…


水の都_4


ヤマメ風(?)の小さな魚や…


水の都_5


綺麗な川にしか生息しないというアメンボ君まで普通にいます。


水の都_6


私も思わず素足を浸してみました。綺麗なので何の躊躇いもなくこんなことが出来ます。ちなみにまだ夏なのに氷水のような冷たさでした。

 比較的賑やかな、商店が並ぶメインストリートを少し外れるだけでこんなにも素晴らしい場所に迷い込めるのですから、全く贅沢な町です。まぁ価値観は人それぞれですけれどね(笑)

 でもこういうタイプのプチ贅沢に喜びを感じられるようになった自分って、結構好きです(笑)


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法的にNGだった出張ついでの観光

2014-09-11 Thu 00:00
 先日、ネットで興味深い記事を見つけて読みました。

金曜まで出張→土日は現地で観光地めぐり…わざわざ上司に相談する必要あるの?

という記事です。

 内容は、サラリーマンが出張した場合、仕事が金曜までに完了するならその直後の土日は、会社に無断で現地を観光するなどプライベートの時間に充ててもよいか?という疑問に対する弁護士先生の解説です。結論としてはどうやら法的にヤバいらしく、少々驚きました。

 その理由は、基本的に出張とは出発から帰宅までの期間のことを指すため、いくら土日の滞在費を自腹で賄うといっても厳密には業務中に無断で業務以外のことをした、と見做されるのだとか。また、万一帰宅途中に事故に遭った場合、それが金曜ではなく土日だと労災扱いにならないというのも、言われてみれば納得です。

 私自身は過去に出張らしい出張ってほとんど経験していないのですが、出張ついでに観光する人は昔から身の回りにもたくさんいたような気がします。まぁ記事にも書かれていましたが、昔に比べて最近は各企業コンプライアンス的にうるさいし、社員同士足を引っ張り合うようなギスギスした企業では何かあった時にマイナス評価の材料になりかねませんからね。昔と今とでは事情が大きく異なるのかも知れません。

 そういえば、昔出張から帰ったという先輩や上司に

「出張どうでした?どこか観光地には立ち寄ったんですか?地元の美味しい食事は何か食べました?」

などと訊ねても、出世するようなデキる男たちは口を揃えて

「いや~、忙しくてそんな暇全然なかったよ~」

と答えていましたっけ。当時の私は内心(遊び心も面白味もない連中だな)と軽蔑していましたが(笑) 事実はどうあれ実はこう答えるのが最も安全だったんですね。彼らはきっと私のことを(バカなヤツだ)と思っていたんだろうなぁ(苦)

 逆に出張のたびに(交通費・宿泊費などは自腹でしょうが)わざわざ嫁を同行させて土日は観光三昧。それどころか観光スポットごとの画像を逐一SNSにアップする輩もいましたっけ(笑) 今考えると彼は“幸せ自慢するバ○”以前に、単に“常識のない浅はかなバ○”だったのか(笑)

 私としては「普段ちゃんと成果を出している人なら役得的に観光くらい許してやってもいいんじゃないの?」と言いたいところですが、経営者や管理者の立場で考えるとやはりNGでしょうね。


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大平山de熱中症

2014-09-10 Wed 07:00
 美味しい深海魚料理をお腹が苦しくなるまで堪能し、温泉にも入り、満喫中の沼津旅行でしたが…一夜明けた旅行2日目になると、特にやりたいことも行きたい場所も思い浮かばない…。

 2日目の沼津はとりあえず朝から晴れ。しかし天気予報はあくまでも「曇のち雨」。アウトドア系イベントで時間を過ごすには注意が必要です。う~ん…とりあえず前回唯一この足で立てていない大平山に単品で登ってみようか?そうすればいずれ沼津アルプス縦走に再チャレンジする際、全体のイメージを把握しながら歩けるし…。

 しかし私は自宅を出る際、登山はしないつもりで道具の大部分を置いてきてしまったんですよね。普段は晴天時の低山登山でも準備万全を心がける私ですが、この時はついその場の思いつきでバスに乗り、多比に向かってしまいました。ティッシュやタオルくらいはありましたが、レインウェア、水筒パック、行動食、抗菌機能つき長袖シャツ、軍手など、持っていた方が安心なアイテムはほとんどなし。おまけに水は駅前で慌てて買った500ml1本のみ。これが後々仇となってしまいました。

 沼津駅前から約25分。多比バス停で下車した私。まだ9月初旬なので当然ですが、この日の沼津は暑かった…。


大平山_2


それでも午前9時、大平山頂上を目指して登山開始したのでした。


大平山_1


あれかな?

 それにしても大平山に単品で登るだなんて、他のハイカーさんから笑われてしまいそう(笑) でも今年はこれが初の山歩きだし、運動不足気味の今の私には分相応です。


大平山_3


 ミカン農家の多い集落を突き抜け、前回と同じ大型犬に吠えられながら急な坂道を上ると、道はさらに急になり、薄暗い山道へ突入。それにしてもこの道、舗装されているとはいえかなり急。晴天なのに湿っているわ、コケは生えているわ、落ち葉が多いわ、滑る要因だらけ。前回はプルプル状態の膝でよく下ってこられたものです。

 しかしそんなのはまだよい方でして…とにかく蚊が多いのなんの!!いや、多いというか私の顔や首、両腕の周囲を常に数匹の蚊が追いかけてきている感じ。まさかコイツら、テングデング熱のウィルスなんて持ってないよな?!この時点で虫よけスプレーと長袖シャツを持たずに登ってきてしまったことを猛烈に後悔しました。

 それにしても暑い…。いつもはどんな低山に臨む時でも、水は念のため4l持って登るのですが、この日の私の手元にあるのは駅前で慌てて買った500mlのみ。思いつきで発車直前のバスに乗ってしまったのと、駅前ロータリー周囲の見える場所にコンビニが(多分)なかったもので、いつものように2l単位で買えなかったわけです。これが最大の失敗でした。(あわよくば大平山だけでなく鷲頭山にも行こうかな?となるとこの水はなるべく飲まずに取り置かなきゃ)つい誤った思考が働いてしまい、ずっと水分を取りませんでした。

 するといつの間にか、夏とはいえ尋常じゃない量の汗が吹き出し続け、目の前が真っ白になり立っていられない状態に。強い眩暈に吐き気を覚え、頭を上げていられない。泥酔状態で電車に乗り、座席で頭を両膝の間に突っ込むという、あの体勢でないと耐えられませんでした。いつもより軽いはずのザックの背負い上帯も肩に食い込むように痛い…。少し休んで様子を見ましたがダメなのでそのまま来た道を下りることに。後で調べたところ、やはり熱中症の症状に似ています。どんなにイージーな低山でも山を舐めたらイカンですね。

 結局、沼津駅に戻ってからも頭は痛いし気持ち悪い、目眩がする、肩も痛い、何も食べたくない・飲みたくないという状態でしたので、もったいないですがこのまま東京に帰ることにしました。今度こそ、きちんと準備を整え、万全の体調で臨みたいものです。

 ところでこの日、自虐的ながらも一人でウケてしまったことがありました。沼津駅に戻る際、多比バス停から乗ったバスの運転手さんが、何と行きのバスと同じ人だったんです。大きなザックを背負って多比で降りるのはほぼ沼津アルプス登山に向かう人ばかり。私一人だけここでバスを降りた時も、運転手さんはきっとそう思ったはずです。

 しかし(恐らく)終点の伊豆長岡駅から同じ道を通って多比まで戻ってきたら、同じバス停から同じ男が再び自分の運転するバスに乗って沼津駅を目指そうとしている。あれからまだ1時間20分しか経ってないぞ?!何しに来たんだコイツは?!…って思ったでしょうね(笑)


 それにしても熱中症、怖いです。あっという間に全身が機能しなくなったようでした。


大平山_5


結局、これが今回唯一残った綺麗な思い出でした(笑)



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THE NORTH FACE×GREAT TRAVERSE 限定コラボTシャツ

2014-09-09 Tue 19:12
 以前、ここでも紹介した「グレートトラバース 日本百名山ひと筆書き踏破」に挑戦中の田中陽希氏(以下:親しみを込めたつもりで「よーき君」)応援Tシャツ。われわれが注文すると、購入代金から原価を差し引いた分がよーき君の旅の軍資金に当てられるそうですが、その後新商品が発売されたのでまた購入しました。今度は超一流アウトドアブランド・THE NORTH FACE製。その名も「THE NORTH FACE×GREAT TRAVERSE 限定コラボTシャツ」(5,200円)。…最初から売ってたらこっちだけ買ったのに(笑)


photo1
<前面>

photo2
<背面>


 デザインは以前購入したものとほぼ同じですが、色がカッコいいし、「山」を象ったマークとその下の「百」の文字が大きさ・位置ともに控えめなのもナイス(笑) そして何よりも素材がTHE NORTH FACEの速乾性の高いスポーツTシャツというのが嬉しいです。これなら登山にも着て行けますからね。


photo3


同封されていた、よーき君直筆メッセージ(コピー)も新バージョン。

 同じ品番のTシャツは定価4,700円くらいで販売されているようなので、なかなかよい買い物だったと思っています。これでよーき君が食べるカツ丼1杯分くらいにはなるかな?(笑)

 しかしよく考えたら、ザックによっては背中に当たる部分が滑り防止のためザラザラしているので、せっかくの背面のプリントが剥がれてしまうかも知れませんね。これを着て初秋の山を歩くつもりでしたがやめておきます。とりあえず登山愛好家のオッサンが経営する近所の床屋にでも着て行こうかな(笑)



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深海魚な一日

2014-09-08 Mon 18:33
 昨年末に初チャレンジしたものの、脚の疲労と膝の痛みから(単なる日頃の運動不足?)、ラストの大平山を残しエスケープしてしまった、沼津アルプス縦走。あれから早9ヶ月。涼しくなってきたし、そろそろ再チャレンジしたいなぁ…ということで先週末、温泉ホテル1泊付きで沼津アルプス縦走ツアー(?)を計画しました。

 ところが前日まで「曇」だった天気予報は、当日になって無責任(?)にも「曇のち雨」に変化。ホテルをキャンセルするにはキャンセル料が発生するタイミングだし、もったいないので登山のみ先送り、旅行計画そのものは生かすことにしました。

 さ・て・と…半日を要するはずだった登山の代わりに何をしようか…?過去に腐るほど訪れた土地(住んでたこともある?)なので、今さらこれといったアイデアは浮かびません。そんな時、たまたま見ていた朝の情報番組で「深海魚ブーム到来!」みたいな企画を目にしました。深海魚バーガー、深海魚丼、深海魚水族館…全部沼津(港)じゃん!…よし、今から行こう!!登山道具を抜いて軽くなったザックを背負い、私は西へ向かいました。


深海魚_1


 約5年前に初めて訪れた沼津港。沼津駅から約2.2kmを歩いて訪れたんだっけ。あの時はどのお店が美味しいのかよく分からず、適当に空いているお店で海鮮丼を食べたような気がします。

 問題の深海魚丼を出す「DONどこ丼」は沼津港入り口近く、比較的新しい…


深海魚_2


このエリアにありました。裏には深海魚バーガーの「沼津バーガー」、隣には話題の「沼津港深海水族館」まである、まさに“深海魚エリア(?)”です。しかしまだ開店前。


深海魚_3


そこで、沼津バーガーの深海魚バーガーからやっつけることに。


深海魚_4


 メギスという深海魚の白身フライをオーロラソースでいただくボリュームたっぷりのハンバーガー。1個650円、350円のホットコーヒーも頼むと合計1,000円はちょっと高い気もしますが、味は想像以上に美味しかったです。肉厚でふわふわした柔らかい白身フライ。たまにふっとアジフライ独特の魚臭も感じます。ひと言でいうなら…普通のフィッシュバーガーか?(笑)

 最近の私は小食なのにメインディッシュ前にこんなボリュームのあるものを食べてしまった…。しかし次にここに来られるのがまた5年後なんてことになれば、間違いなく深海魚ブームは終わっていそうですから、やはりチャンスは今しかありません。


深海魚_6


開店時間を待ち、一番乗りでDONどこ丼へ。事前にチェックした当該料理の写真


深海魚_7


これはどうやら2、3人分盛りつけたものらしいので「1人前深海魚丼」(1,480円)というのを注文しました。さらにメニューを見ると、「おまかせ海鮮串5種盛」…の隣に「おまかせ深海魚串5種盛」(500円)という料理も発見。これも注文しました。だってチャンスは今だけですから(笑) さらにさらに!

「無料でご飯を大盛にできます」

という可愛い店員さんの言葉に反射的に

「じゃあ大盛で!」

と反応。あとは…非日常を楽しむために来たのだから、と自分に言い訳し、

「あと生ビールもください」

…全部食えるかな…?自分から大盛を要求しておいて、もし残したらオレって最低だよな…(冷)


深海魚_8


 チラシの写真ほどではないものの、十分迫力のある1人前深海魚丼。魚の名前を教えていただいたのですが、アブラボウズの刺身(手前のヤツ)、茹でコシオレエビ(左のオレンジのヤツ)、サクラエビ(右のヤツ)、メギス丸焼き(一番奥のヤツ)くらいしか覚えられませんでした。

 コシオレエビの殻以外は全て食べられるそうなので、早速ムシャムシャと攻撃開始。これがまた予想を遙かに越える美味しさ。確かにコシオレエビは小さくほとんど身がないし、アブラボウズの刺身は弾力性が強く、噛み切り難いのですが、それ以外の魚は日常的に食べている魚と同じかそれ以上に美味しかったです。表現するのが難しいのですが、「これぞ魚!」という味でした。


深海魚_9


 そして深海魚串。左の2本は丼にもあったメギスほか1種なのでちょっと失敗した感が(笑) でもこちらもどれも抜群に美味しかったです。特に真ん中のアブラボウズ。刺身の時のややネガティブな印象とは打って変わって大変身。フグチリのフグの身と噛んだ時の身の解れ具合が似ているんです。しかもフグよりも身がしっかりしていてボロボロ崩れない。お値段を確認したらメギスが1本100円のところ、アブラボウズは1本250円ですからね。美味しいはずですよ。

 最後の方はお腹いっぱいで苦しくなってしまいましたが、何とか完食しました。


深海魚_10


 腹ごなしに沼津港深海水族館にも立ち寄りました。見た目グロい魚ばかりなのかと思いきや、小さくて可愛らしい魚が多かったです。

 それにても代替案とは思えないほど、深海魚に魅了された大満足の一日でした。深海魚=グロい、と食わず嫌いする人が多いですが、考えたら駿河湾名物のサクラエビだって深海に生息する立派な“深海魚”。たまにはマグロやサーモンを忘れて食べてみる価値は十分にありますよ。


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尊敬される上司気取りの勘違いオヤジブルース

2014-09-06 Sat 20:00
 出先でコーヒーを飲んでいた時のことです。

 お昼時だったので、店内には会社員がたくさんいます。その中で、私の近くにいたあるグループの会話が気になって仕方ありませんでした。

 彼らは年輩男性1人とその部下らしき若いOL2人の3人組。彼らの会話(不可抗力で聞こえてしまいました)がどうしようもなく耳障りでした。

 具体的には、年輩男性がず~っと無駄に難解な自分の自慢話ばかり一方的に語り、それを女性2人がさも興味ありそうな顔で優しく聞き流す…あまりにも一方的なので、会話というより説教のような印象でした。思わず(そういうのはお金払ってキャバクラで聞いてもらえよ!!)と心の中で突っ込んでしまいましたよ(笑) 唯一の救いは彼女たちがかなりの聞き上手だったこと。いい仕事してました。年輩男性はさぞ気持ちよかったでしょうね(笑)

 まぁ他人のことなんてどうでもよいのですが、こんなふうに熱弁を振るうオヤジを見ると、いつも「惜しい」と思ってしまいます。恐らくオヤジは若い女性に対して自分のことを凄いと思わせ、尊敬させたいのでしょう。または自分のトーク術で束の間の楽しい時間を部下に与えたつもりなのかも知れません。そして部下の仕事ぶり反応を見て“手応えあり”と感じ、変な自信をつけてしまうのでしょうね。

 でもオヤジの自慢話を一方的に聞かされた彼女たちが本当に彼を尊敬したり、その時間を心から楽しいと感じたりするのか?(彼らが実際にどれほど濃い付き合いなのか分かりませんが)客観的に考えたら、かなりの確率で“ウザくて面倒臭い仕事の一つ”以上でも以下でもないのではないか?と思った次第です。

 女性の部下から尊敬されたい、好かれたいと願うことは大事です。しかしそのためにはどうすればよいのか?ちゃんと相手のことを尊重して考えればすぐに分かりそうなものです。少なくとも“自分の自慢話を一方的に話す”ではないでしょうね。言い方を換えれば、そんなことをしてしまうのは、女性の部下をキャバ嬢の代用品程度にしか思っていない証拠では?

 取引先担当者に好かれるために決してそんなことしないはずの人が、似たような状況で呆気なくヘマする…見ていて実に滑稽でした。


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あるお酒の誘いを恐れる理由(ワケ)

2014-09-05 Fri 20:00
 先日、ある高校時代の同級生からメールが届きました。

 その内容は携帯キャリア変更に伴う、新しいメアドを伝えるためのごく簡単なものでした。送信先には私のもの以外にも多くのメアドが並んでいたので、電話帳に登録した人物全員に一括送信したのかも知れません。

 しかし…実は私、彼とは昔も今も特別仲良しというわけではないんですよね。事情があって6年前に1度、一緒に飲みに行っただけ。このブログにも当時のことを書いたような気が(笑)それ以降は全く接触していませんでした。

 彼と接点を持たない理由はいくつかありますが、最大の理由は彼のことが怖いからなんですよ(笑) 例えるなら“冗談の通じない超自己中で暴力的な亀○興毅”。彼も元ボクサーだしマインドも完全にそっち系。最初から自分が“上”として振る舞い、相手は舎弟扱い。反論や自己主張は許さない。たまにふざけ半分でお腹にパンチされるのですが、これが鳩尾にピンポイントで当ててくるので苦しくて堪らない。学生ならまだしも、なぜこの年でこんな目に遭わなきゃならんのじゃ~!!…あ、だから出来る限り避けていたんだ(笑) よってメール画面に彼の名前を見た時は、正直(うわ~…)って感じでしたね。

 しかし考え方によっては、彼が6年間も無視し続けた私の連絡先を消去せず、未だに残してくれていたことも事実です。そもそも彼は社長として会社を経営しているので、古くなったり利用価値がなくなったりした個人情報(人脈)は頻繁に整理しているはず。ということは私のことを純粋に友達と思っていてくれたのか?そう思うと悪い気はしません。

 過去は過去、振り返るに及ばず。とりあえず最低限の社会人の礼儀として、私は

・連絡をくれたことへのお礼
・すぐに登録情報を変更したこと
・これからもよろしく

的なことだけ短くまとめて返信しました。するとすぐに彼から再び返信が。

「久しぶり!連絡ありがとう。○○(注:私の名前)元気だったか?たまには飲みに行こうぜ!!」

ヤバい!冬眠していた蛇を完全に起こしてしまった(笑) 

せっかく6年間平穏に暮らせていたのに~(笑)

 正直言うと、価値観がかなり異なる彼から本当にお酒に誘われても断る自信はありません。「銀座はちょっと…」「一晩20万円はちょっと…」などと意見した途端、鳩尾にパンチですから…。

 …まぁ、私の人脈のひとつとして彼をキープしておく分には美味しいんですけどね。なんたって企業の社長だし(笑) こういう人も私の交友関係に何人かいて欲しい反面、怖い思いをするのはもう嫌だ…人付き合いって難しいですね(笑)


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プリン体&糖質ゼロ発泡酒戦争

2014-09-04 Thu 20:00
photo


 今週「プリン体&糖質ゼロ」を売りとする発泡酒を、ビールメーカー大手3社が発売しました。先行発売済みのサッポロ「極ZERO」を筆頭に、アサヒ「スーパーゼロ」、サントリー「おいしいZERO」、キリン「端麗プラチナダブル」…成分のみならず(ブルー系の)デザインまで似ていて、20数年前の“ドライビール戦争”を思い出します。

 私はビールならサッポロ「黒ラベル」派で、ビールには程遠い味の発泡酒、第3のビールは好きではありません。しかしニュースを見ていたらどんな味なのか気になり、早速サッポロ「極ZERO」とキリン「淡麗プラチナダブル」を買って試してみました。

 率直な感想は「変な味」(笑) 口に入れた瞬間、ちょっとビールっぽく感じるのですが、全体的に薄い・弱い・水っぽい。おまけに最後に舌の上に原因不明の甘いテイストが残る。これは典型的な第3のビールの味ですね。好意的にいえば「スッキリして飲みやすい」なのかも知れません。ちなみに「極ZERO」より「淡麗プラチナダブル」の方が“原因不明の甘いテイスト”が強めでした。

 ということで私的にはこれらの発泡酒、とても評価に値するものではないのですが、かといって「マズい!こんなのビールじゃないぜ!!」と否定するのもどうかと思います。なぜならドライビール(アサヒスーパードライ)の前例があるからです。

 20数年前のドライビール戦争を覚えているでしょうか?当時空前の社会的ブームとなったドライビールは、メディアのイメージ戦略も手伝い売り切れ店が続出、大人気ブランドとなりました。しかしビール本来の材料である麦芽やホップ以外にも米やコーンスターチなどを使い、ビール本来の味わい(コク)を失ったドライビール。若者や女性には「スッキリして飲みやすい」と好評だったものの、ビール愛好家からは「水っぽくてマズい!こんなの本物のビールじゃない!!」と否定されたものです。

 その後、時は流れ、現代は健康志向と景気低迷の時代。消費者個人が誰にも強制されることなく、好きなお酒を自由に楽しめる時代でもあります。本格的なビールはあった方がよいけど味が濃くて嫌だ。それよりも体によいものを毎日飲みたい。毎日飲むには多少マズくても安いものが欲しい。いや、ビールは嫌いだから1杯めからハイボール…価値観は実に多様化しました。そんな中で消費者のニーズに応えて登場した商品のひとつが、先のプリン体&糖質ゼロ発泡酒なんですよね。今考えるとドライビールブームって、お酒の種類やお酒との接し方の選択肢が広がるきっかけだったようにも思えます。

 かつて本物のビール愛好家から否定されたアサヒスーパードライは、今や日本を代表する人気ビールブランドです。プリン体&糖質ゼロ発泡酒も今後どう化けるか?分かりませんね。

 私個人としては正直、「黒ラベル」「一番搾り」「モルツ」に業界を牽引し続けて欲しいし、ワケの分からないビールもどきにシェアを奪われて欲しくありません。しかし嫌いなものを一方的に嫌悪するのではなく、時代の移り変わりとともに変化する消費者の価値観を柔軟に理解し、受け入れられる頭、先入観なく新しいものを受け入れ、よい部分を評価出来る心を持ち続けたいものです。

 そもそもプリン体&糖質ゼロ発泡酒も、ビールの代用品と思って飲むからマズく感じる(?)わけで、もともとこういう味のお酒なんだ、と割り切って飲めばそれなりに美味しく飲めそうです。しかも500ml缶で税抜170円と安いし。

 昔ながらの本格的ビールも楽しみつつ、たまに新しいお酒も前向きに楽しむ…サウイフモノニ、ワタシハナリタイですね(笑)


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「決定版 関東の名山ベスト100」嬉しい改訂

2014-09-03 Wed 20:16
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 私が山に登るようになってすぐに購入したガイドブック「大人の遠足BOOK 東日本4 決定版 関東の名山ベスト100」(JTBパブリッシング)が7年ぶりに改訂されたので購入しました。

 このガイドブック、タイトルは「関東の名山」ですが、実際には静岡、長野、新潟、福島の名山も掲載されています。チョイスもなかなかで、日本アルプスの山々から標高200~300mの低山までバランスよく紹介されているので、購入後数年経つ現在でも重宝していました。ちなみに古い方(画像左)の表紙が破れているのは、購入後すぐ昼寝している隙に愛犬に齧られたため(笑) さすがに7年も経つと情報は古くなりますから、そろそろ改訂版を読んでみたい…そう思っていた矢先の発売でした。

 とはいっても、ここに紹介されている山の多くは既に登ってしまいました。今さら改訂版を買う必要があるのか?一度は躊躇いました。しかし古い本では単発(ひとつの山の頂のみ目指すルート)コースが紹介されていたのが改訂版では一転、近隣の山とセットで縦走コースとして紹介されているものが多く、ちょっと新鮮です。例えば…

・金峰山~瑞牆山
・甲斐駒ヶ岳~仙丈ヶ岳
・塔ノ岳~鍋割山

などなど。まぁ確かにセットで登る人が多そうな組み合わせですが。昨今の登山ブームでハイカーたちもより難易度の高いコースを求めているのかも知れません。

 そして嬉しいのが、古い本には掲載されていなかった、私が好きな山(コース)がいくつか新たに掲載されていること。例えば

城山~葛城山~発端丈山(伊豆の国)
沼津アルプス(大平山~鷲頭山~徳倉山~香貫山)
・蛭ヶ岳(丹沢)

など。しかも蛭ヶ岳については大倉バス停でも西丹沢自然教室でもなく三叉路バス停をスタート、高畑山~丹沢山~蛭ヶ岳~焼山経由で焼山登山口バス停にゴールするというマニアックなコース。確かに他のガイドブックからは滅多に得られない貴重情報ですが…通好みだよなぁ(笑)

 そんな中、私が特に興味を持ったのが、静岡県の浜石岳という山です。駿河湾方面の展望が開けているという以外、特に特徴のない低山のようですが、提案されるコースの途中で東海道五十三次の16番目の宿場・由比宿の浮世絵と同じ風景が眺められる、薩埵峠を通るんですよね。この風景、写真をひと目みた瞬間、実際に自分の目で見てみたい!と思いました。多分この本を買わなかったら浜石岳も由比宿も永遠に知らなかった可能性が高いのでラッキーです。やはり紙の書籍はこういった偶発的な出会いがあるので好きです。

 ということでこの記事をアップした時点で2014年の山歩き実績ゼロ、今年は10回登山出来るかどうかも分かりませんが(笑)このガイドブックを参考に今年も“俺の山歩き”を楽しみたいと思います。


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(2014/05/29)
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チャリティー批判はみっともない

2014-09-02 Tue 20:00
 今年も「24時間テレビ37 愛は地球を救う」が放送されました。

 (毎年のことながら・笑)この番組には特に興味なかったのですが、たまたま日曜(8月31日)の夕方にテレビを点けたところ「義足の少女が挑む富士登山 安藤美姫・宮川大輔と共に」というコーナーの、ちょうどクライマックスシーンが放送されていたので、そのまま暫く視聴しました。私も3年前に初めて富士山に登って以来、バラエティでもニュースでも富士登山の様子が映るとつい反応してしまいます。

 このコーナーはタイトルの通り、左足の膝から先が先天的に(?)欠損しているため義足を装着する少女が、富士登山に挑戦するという内容。幼い頃の彼女は義足を恥じ、親を恨んだそうですが、やがて精神的に成長しこれを克服。自分にもっと自信が持てるようになりたいと今回のチャレンジに至ったようです。

 前日から登り始めたという少女一行…恐らく五合目からではなく麓の登山口から登ったのでしょうか?私がテレビを点けた時点では既に九合目と頂上の間、というか既に頂上の鳥居が見える位置にいて、もうひと踏ん張りという状況でした。

 しかしアナウンサーも繰り返し絶叫していたように少女の左足は…義足接合部分のようでしたが…歩くたび激痛が走るらしくかなり苦しそう。かといってここまで来て「ギブ・アップ」なんて口が裂けても言えないよな…。

 やがて少女一行は見事富士山登頂に成功。その直後に麓で待つ両親に向けて少女が読んだ感謝の手紙もなかなか感動的でした。

 …と、普通に感動していたのですが、ここでひとつ気になったことが。3年前の私の経験を思い出すと、富士登山って頂上までの上り道は特に問題ありませんでしたが、ひたすら砂利道をジグザグに下り続ける下り道が結構キツく、途中で膝が痛くなってしまったんです。テレビで見る限り頂上に辿り着くまでにほとんど体力を使い果たし、膝の痛みも限界に達していたであろう少女にとってはもっと厳しいはず。…まさか24時間テレビのスタッフ、われわれ視聴者の見えないところで彼女に

「ハイ、じゃあさっさと下山しようか。陽が落ちると危険だから走ってね♪」

なんて悪魔のような言葉を浴びせたんじゃないだろうな?!…思わず想像してしまいました(笑)

 まぁ実際には歩けなくても富士山名物(?)ブルドーザーや馬を使って下りられますから、そうしたのかも知れません(私の勝手な想像ですが)。もしそうだったとしてもブルドーザーは怪我人や高山病になった人たちを運ぶ正当な手段ですし、少女が登頂した事実が覆るわけでもありません。

 ただ、この番組は感動的で綺麗な部分しかテレビに映しません。そこだけ切り取って見せ、一律「はい、感動して下さ~い!」と仕向ける感じ。この番組に批判が多い理由のひとつはコレなんでしょうね。

 私個人的には、登頂までに力を使い果たした少女がブルドーザーで下山する姿も映してよいと思っています。リアルで生々しいし、これはこれで立派な彼女の生き様です。そこまで見せた上で「これを見て何を感じるかは、あなた次第!!」と視聴者に訴える方が有意義なのではないか?と思った次第です。

 最近話題になった「アイス・バケツ・チャレンジ」にも、この「24時間テレビ」にも多くの批判が寄せられます。私も以前は「障がい者を食い物にしやがって!」と思っていました。でも逆に「障がい者にスポットが当たり、自分の生き様を世間にアピールする貴重な機会なのかも」と想像しながら見た方が確実に幸せな気持ちになれますよね。自分が頑張る姿を見せることで大勢の人々に元気を与えられるなんて、滅多にない機会ですし。

 実情がどうあれわざわざチャリティーを批判するのは、何となく自分がメチャクチャ小さい男になった気がします。無関心ならまだしも、みっともないですね。


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キラキラネーム@事件・事故報道

2014-09-01 Mon 06:37
 死者を出した事件・事故・自然災害のニュースを見ると、いつも心が痛みます。特に輝かしい未来が待っていたであろう、幼い子供が命を落としたとなるとなおさらです。

 しかし…字幕テロップで画面に表示された被害者児童の名前が、いわゆる“キラキラネーム”だった場合、その気持ちがつい半分くらいにダウンしてしまうのは私だけでしょうか?(特に理由はありません。あくまでも直感的に感じるだけです)そんな私はまだまだ未熟者なのでしょうか?(笑)



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