現在の閲覧者数:
無料カウンター
《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
黒い羽

2016-02-28 Sun 16:41
黒い羽


 誉田哲也著「黒い羽」(光文社)を読了しました。発行されたのはここ数年ですが、初期に書かれた作品だそうです。誉田哲也というと、私は大きく分けて「ストロベリーナイト」や「ジウ」のような警察もの、「武士道シリーズ」や「柏木夏美シリーズ」のような青春もの、そして「アクセス」や、この「黒い羽」のようなホラーもの、とジャンル分けしています。本作はSFホラーサスペンスでした。

 物語は…

 右肩にある黒い瑕(きず)に悩まされ続けている、君島典子。激しい痛みと痒みに苦しめられ、つい掻き毟ってしまうと出血し、瑕は大きくなってしまうが、どんな治療もほとんど効果がない。さらにその瑕をクラスメートにからかわれたり、気味悪がられたりするので、これまで体育の授業はもちろん、日常生活を前向きな気持ちで送れずにいた。

 社会人となった典子は、病院を転々とした末に担当医師から遺伝子治療を勧められる。人里離れた山奥にある研究施設で生活しながら詳しい検査を受け、治療を進めるというものだったが、辿り着いた研究施設は無人。しかもそこには何体もの惨殺死体が転がっていた…。


 最初はどんな物語なのか分からず読み始めます。典子の瑕や、それに伴う彼女の苦悩の描写が結構グロかったり、リアルだったりして誉田氏らしいです。

 研究施設に着いてからは完全にホラーモード。未知のヤバい怪物との“殺るか殺られるか”的な展開に。といっても敵と対峙するのはラストのほんの少々ですが。

 まぁ、謎解き要素はほとんどないし、バトルシーンもありませんが、私は読み易くて面白かったと思います。実写映画化されたら見てみたいとも思いますね。


スポンサーサイト
別窓 | 読書 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

親に玩具を破壊された「ありがたい」経験

2016-02-26 Fri 18:23
 2月12日の東京新聞に掲載された、ヴァイオリニスト・高嶋ちさ子の子育てコラム「ゲーム機バキバキ事件」が物議を醸しています。

 ご存知ない方のために簡単に説明しますと、

・彼女はかねてから自分の子供にゲームを与えない方針を貫いてきた。
・しかし9歳の長男が友達の母親からゲーム機をプレゼントされたため、特別に使用を許可。公平にと6歳の次男にも自らゲーム機を買い与えた。
・ところが長男が約束していた使用時間を破ったことに怒り、彼女はゲーム機をバキバキに破壊。ついでにチェロの練習をサボった次男のゲーム機も真っ二つに折った。
・これら無残に破壊されたゲーム機の画像を、ことの経緯とともにSNSにアップ。

といった感じでしょうか。これを見た一般のネットユーザーが騒ぎ出し、テレビも取り上げたことで「やりすぎ」「友人がくれた物を壊すのはおかしい」といった彼女に批判的な意見から、「甘やかすだけでなくこういったやり方も教育上必要」と擁護する意見まで、様々な意見が飛び交っているようです。まぁ私個人は、よその家庭のやり方に他人が口出しすべきじゃないし、どうでもいいこと、と思っていますけれどね。

 ところで私はこの話を聞いて、遠い昔のある出来事を思い出しました。この件とは全く性質が異なりますが、かつて私も父に玩具を壊されたことがあったのです。

 あれは私が小学校低学年の頃でした。当時は欲しい玩具があっても、買ってもらえるのは誕生日やクリスマスくらい。そういう家庭内の決まりでした。自分のお金で買おうにもお小遣いは少ないし、友達に付き合って駄菓子など買い食いしてしまうと貯金もなかなか貯まらない。唯一のチャンスはお年玉、そんな日々でした。

 その頃私は、あるヒーローの人形…いえ、“フィギュア”(笑)が欲しくて堪りませんでした。恐らく一体1,000円もしなかったはずですが、当時の私にはとても手の届かない代物。かといって誕生日もクリスマスもまだまだ先。そんなある日、ふと見ると自宅居間、テレビの前に千円札と小銭少々が置きっ放しにされている。とはいってもこれが親のお金であることは100%間違いありません。くすねればどうせ私か兄弟が疑われ、すぐにバレてしまう。

 しかし…そんな簡単な想像が出来ないんですよね、子供って(笑) 私は「しめた!」とそのお金をくすね、フィギュアを買いに走ってしまったのでした。

 そしてその真新しいフィギュアで遊ぶ私を見た父は、すぐに気づいたはずです。あれ?あんな玩具、自分は買い与えていないぞ、と。で、ちょっと追及されて全てバレてしまった。すると父は、フィギュアを持って家の外に出て、それを粉々になるまで踏み潰しました。初めての経験でした。あの時の父の怖さと、せっかく手に入れたフィギュアが壊される悲しみは強烈でした。今でもその時のことを思い出すと胸が痛みます。それに加え、子供心にもフィギュアへの、またそれを売ってくれた玩具屋のオッサンへの申し訳ない気持ちで胸がいっぱいに。とにかく胸の痛い出来事でした…。

 でもこの悲しい経験は、「他者のお金には絶対に手をつけてはならない」ということを完全に私の心に植えつけてくれました。まぁ、そんなのは当たり前ですし、こんな経験をせずとも他者のお金に手をつけないのが普通の子なのかも知れませんが、私の場合はこれを機によい意味でどんなお金に対してもクリーンになりましたね。例え5円、1円という誰も失くしたことにすら気づかないような額の小銭が落ちていても、持ち主を特定して返してあげないと気持ち悪くなってしまう、みたいな子になりましたよ。父が取った手段は大正解だったと言えますし、そんな経験が出来た私は幸せでした。

 高嶋女史の“ゲーム機バキバキ事件”を批判する声は多いようですが、とりあえずゲーム機を破壊したこと自体については、私の成功例も多々あるはずなので、いくら自分のやり方に反すると感じても、他人は批判すべきではないな、と思った次第です。

 もし批判するとしたら、壊したことよりもこの出来事を彼女がわざわざSNSに上げたことかと思います。いくら“高嶋家内の出来事”であっても、SNSに上げればバッシングされるのは当たり前。有名人でもあるわけですし。私が幼い頃は幸いSNSなんてありませんでしたが、もし当時、父が壊れたフィギュアの画像をSNSにアップし、あの出来事が不特定多数の人たちに拡散されていたら…私は素直に自分の非を受け入れられたかどうか?今となっては想像出来ませんね。

 そんなことも含めて、自分は貴重な経験をしたんだなぁ…今ではそう思います。



別窓 | マスメディア | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

入場者全員プレゼントの真実?

2016-02-25 Thu 20:25
 来月末、今年もいよいよプロ野球公式戦が開幕します。私も今年から本格的に応戦するつもりの、横浜ベイスターズのホーム開催試合何試合かに誘っていただきました。

 そこでちょっと驚いたのが、昨今の各球団のサービスのよさです。開幕戦の巨人戦のチケットは“プレゼント付きチケット”らしく、入場者全員(?)が「限定キャップ」だか、日によって「ボール」「バット」「ホームベース」(各応援グッズ)だかがタダでいただけるらしいのです。確か昨年もホーム開幕戦でレプリカヘルメットをいただいたんでしたっけ。

 各球団とも、たまに期間限定ユニフォームをプレゼントしているのはテレビを見ていて何となく知っていましたが、これだけ様々なアイテムを配っているなんて知りませんでした。チケットは内野指定席でもせいぜい3千円台ですから、絶対にお得ですよね。ちなみに私は、「ポンチョ」がいただける4月のヤクルト戦を観戦しに行こうと思っています。恐らく雨具だと思いますので、最も実用的でよさそうです。

 ところで球団側はここまでサービスしてどんなメリットがあるのでしょう?ずっと疑問でしたが、先日球団のグッズ販売サイトを眺めていてその理由のひとつが何となく分かりました。

 例えば昨シーズン、横浜ベイスターズは公式戦3試合限定で、水色の迷彩柄の限定ユニフォームを無料配布しました。ところがこれと同じ柄のタオルやトートバッグ、キャップ、ハット、ポンチョ、パーカー、アロハ、ポロシャツ、Tシャツ、ビーサン、グラサン…あるわあるわ(笑) もちろんこちらは全部有料です。熱心なファンはどれもこれも集めたくなっちゃうんだろうなぁ。こうやって利益を回収していたのか(笑) 

 まぁ私も今年は限定ユニフォームくらいはぜひ手に入れたいですね。そして可能な限り現地で横浜ベイスターズを応援します。



別窓 | 生活 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

グレートトラバース2 日本二百名山一筆書き踏破

2016-02-24 Wed 18:42
 昨年5月末北海道・宗谷岬をスタートして以来7ヶ月余り一切の動力を使わず日本二百名山全てを人力踏破するという偉大なチャレンジが今年元旦、鹿児島県・佐多岬でのゴールをもって終了しました。

 私もこのチャレンジ、およびそれに挑むプロアドベンチャーレーサー・田中陽希氏のことは、2014年の「グレートトラバース 日本百名山一筆書き踏破」からずっと一視聴者として応援しており、BSプレミアムの放送を欠かさず見たり、応援グッズを購入したりと、常に楽しみにしてきました。余談ですが、この番組のお陰で応援団(MC)を務めたももクロのこともちょっとだけ好きになった…かも?(笑)

 しかし今回の「二百名山一筆書き」、十分面白かったのですが「百名山一筆書き」に比べると、どうも今一つ盛り上がりに欠けたような気がします。なぜでしょう?私なりに勝手に考えてみました。


【マイナーな山が多い】
 番組を見ればよく理解出来るのですが、観光名所やハイキングコースとして親しまれる一部の山を除き、二百名山の山々を登るのは結構ハードです。登山口までのリーチが長い、満足に登山道がない、標識や山小屋も少ない、コース情報が乏しい…。

 そんなハードにもかかわらず、そのほとんどの山が私も知らない山で、標高も百名山に比べ低い。だからなのかあまり興味も湧かない。百名山なら「いつか自分も登ってみたい、登る日が来るんだろうな」という目で見られましたが、二百名山は「そんなにキツいなら、まずオレは登らないからいいや」になってしまうんですよね。百名山以上にハードなチャレンジだったはずが、どうしてもスケールダウンしたように見えてしまいました。


【田中陽希氏使用アイテムに感情移入出来ない】
 「百名山」の時は3種のサイズ違いのザック、主に4種類(黄緑・赤・黒・白)のTNFのトレランシューズ、同じくTNFの青い長袖・半袖シャツなど田中陽希氏の道具やウェアがある程度限定されており、画面を通して何度も見ているうちに(あのタイプのザック、便利そうだな~)とか(オレもこのシャツを着て登山したいな~)と憧れるようになりました。また、そういう見方もひとつの立派な楽しみ方でした。

 しかし今回はザックもシューズもウェアもかなり種類が増え、どんな特徴があるのかよく分からないままコロコロ消費されたように見えました。(いいな~)とか(欲しいな~)とか感じる前に旅が終わってしまった気がします。


【グルメ、地元民との触れ合いシーンが少ない?】
 これも「百名山」に比べ、ですが全体的にご当地グルメを食べるシーンや、地元民との触れ合いシーンが減ったように感じます。結果、ひたすら登って歩く映像のオンパレードに見えてしまいました。

 また、「百名山」で一度はファンを煩わしいと感じ苛立つ場面がありましたが、その後精神的に成長し、ファンに素直に感謝出来るようになったはずなのに、今回また似たような流れを繰り返していたのには、“あれ?!”って感じです。新作映画が出るたびに弱い状態から修行して強くなる、昔のジャッキー・チェンじゃないんだから(笑)


【偉大なスポーツマンが放蕩マンに見えた?】
 「百名山」を見て(田中氏は偉大だ!勇気をありがとう!!)と感動していたところ、その余韻も醒めぬうちに「二百名山」がスタートしてしまいました。そのため、私の中では素直に(また挑戦するの?凄い!!)というよりも、(まだ足りないの?しばらく資金貯めてから挑戦すればいいのに)という気持ちの方が強くなってしまったかもしれません。

 今回は旅を終えてすぐに、本職であるアドベンチャーレースに参加(2月24日時点でレース中)しており、仮にこの後「三百名山一筆書き踏破」に挑戦したとしても、そんなふうには感じないと思うんですけどね。


 とはいっても「百」も「二百」も偉業であることは間違いないわけですし、彼を批判・否定したい気持ちもありません。それどころかこのチャレンジをテレビで追っていた半年間は本当に楽しかったので、今後“陽希ロス”に陥る可能性もないわけではありません。だからここは素直に拍手を送るべきでしょうね。

 今後しばらくは、彼の参加するアドベンチャーレースや、山岳レースを応援する機会があると嬉しいですね。


別窓 | コンテンツ | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

“鳥飼さんちのたまご”三昧の日々

2016-02-23 Tue 18:29
 昨日まで約2週間、私はほぼ毎日、卵かけご飯(以下:TKG)を食べ続けました。なぜかというと、以前ここでもご紹介しました、鳥飼さんちのたまごを30個、購入したからです(笑)


1
※画像は5年前購入したもの。以下同。


 “鳥飼さんちのたまご”とは、千葉県君津の道の駅で販売されている、とても新鮮で美味しい生卵でして、これまでも何度か購入してきました。お値段は身近なスーパーで売られる生卵よりもかなり割高ですが、その値段分の美味しさは十分あると思いますね。


2


 私はいつもTKG専用の醤油を併せて購入し、それをたっぷり目にかけていただくのですが、味の違いは歴然。味がよく濃厚。(そうそう、生卵ってこんなに美味しかったんだよな)と改めて思い出させてくれる力があります。過去の自分のブログ記事を読んだら、私はこのTKGが食べたくて購入後一週間、全く飲みに行かず真っすぐ帰宅し、自宅でTKG三昧だった、なんてことも書いていましたね(笑)

 TKGは一時ほど話題に上ることはありませんが、ブームなんて関係なしに昔も今もTKGはTKG。美味しい卵が目の前にある以上、何よりも優先してTKGを食らうのは人間の本能(?) 絶対にやめられませんね。


別窓 | 生活 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

業者が赤字を被ってない?360°BOOKシリーズ

2016-02-22 Mon 20:36
 2月21日朝放送の「サキどり」(NHK)という番組で、最近の絵本事情が採り上げられました。「え!ほんと?スゴいぞ 絵本のチカラ」と題したこの放送回のテーマは、

「10分で子供を寝かしつけられると世界中で話題の本」
「町工場の技術が実現させた精巧な“しかけ絵本”」
「ビジネスマンがはまる“大人のための読み聞かせ”」

という3本柱。中でも私が色々な意味で気になったのが、「町工場の技術が実現させた精巧な“しかけ絵本”」です。


photo1
photo2


 この絵本、具体的には青幻舎という京都の出版社が発行した「360°BOOK」というシリーズ企画。ちなみに画像はAmazonから拝借した「白雪姫 SNOW WHITE」という、そのうちのひとつです。この他にも富士山をテーマにした「富士山 Mount FUJI」もあるようです。

 画像をご覧の通り、本といっても文字は一切なく、各ページ異なる精巧な絵柄を残して背景が切り抜かれただけのもの。これにより読者ひとりひとりが自分の物語を想像しながら、物語の世界に没頭する。そんな狙いもあるのでしょうね。本の構造上、ぐるっと360°円形に広げて眺めることも可能で楽しそうだし、アート作品としても素晴らしいと思いました。

 そもそもこのシリーズ、あるデザイナーさん(?)がPCとレーザーカッターを使って独自に細々と生産していたところ、これに目をつけた青幻舎の編集者がぜひ自社で出版させて欲しいとお願いし、出版を実現させたのだそうです。しかし大量生産するためには、レーザーカッターで1ページごと切り抜いていては時間もコストもかかり、本の単価もめちゃくちゃ高くなってしまう。そこで彼らは、地元京都の町工場…コンピュータの基盤の型抜きを請け負う会社に依頼し、金型を使って一度に型抜きするノウハウを構築。従来価格の半分のコストでの製作に成功した…というお話でした。ちょっと「下町ロケット」を思い出しますね。


【以下、私個人の勝手な想像および見解です】

 ところが、ボール紙を金型で抜くノウハウを持たないこの町工場の技術では、当初作家がデザインした通りの細かい絵柄を再現することが出来ず。約4ヶ月間テストを繰り返し、納得のゆくものを作れるようになったそうです。でも、そのテストにかかった費用は誰が持ったのでしょう?普通に考えたら出版社でしょうが、この青幻舎、主にアート関連の専門性の高い書籍を出版する、いわゆる普通の中規模経営の出版社のよう。そんなに気前がよいとは思えません。いや、青幻舎に限らず昨今の出版不況のご時世、(サイズや抜く形にもよりますが)1枚数万円から10万円以上するであろう金型何枚分も、業者の請求通りに「ホイっ!」と支払ってくれる出版社はほとんどないでしょう。もし、支払うとしたら間に印刷会社や製本会社を噛ませて、彼らマターにしてしまう感じでしょうか?「これが成功すれば御社のノウハウになるんですから」というわけです。

 でも、本当に印刷や製本会社にメリットはあるのでしょうか?

 Amazonで確認する限り、この本は1冊2,700円。本としては大変高価です。コスト云々を基についた価格のはずですが、同時に絵本としてつけられるギリギリ上限の価格とも取れます。この価格で出版・印刷・製本・加工各社とも本当に赤字になっていないのかなぁ…なんて部外者ながら心配になってしまいました。

 事実、NHKの放送では、夢のあるポジティブな部分にしか触れられず、コストどころかこの本の価格にも一切触れませんでした。発行部数は書籍(絵本)としては異例の20,000部と凄いですが、裏を返せばこれ以下のロットで新タイトルの出版が決まったり、小ロットで増刷がかかったりしたら確実に赤字になってしまう。ならばシリーズがずっと続いてたくさんのタイトルが出揃えば儲かるのか?いや、1冊2,700円の文字のない本を熱心に買い集める人ってどれだけいるのだろう?まぁ、価格も含めこの本の価値が分かる人が全国に20,000人以上いればよいのでしょうが。

 作品としては素晴らしいし、こういった新しいものを生み出そうという熱意にも敬意を払いたい。せめて製造に関わった会社の誰もが損をせず、この本の素晴らしさが世の中に浸透するといいですね。


別窓 | ビジネス | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑

一食608円のとんかつ定食?

2016-02-20 Sat 21:02
 先月、東京・池上にある「ミシュランガイド2015 東京」のビブグルマン掲載店【とんかつ燕楽】さんの美味しいとんかつ定食をいただいて以来、私の中でちょっとした“とんかつブーム”が到来中です。といってもランチする店を選ぶ際、とんかつを選ぶ割合が少し増えただけなのですが。

 本当はその、とんかつ燕楽さんに頻繁に通いたいのですが、ちょっと生活圏から外れるし、人気店ゆえ行列も覚悟しなければなりません。

 そこで代わりに利用するのが、とんかつ専門店の【とんかつ和幸】さん。あちこちに店舗があるし、値段もリーズナブル。そして何よりも(とんかつ専門店にはよくあるサービズのようですが)ご飯・味噌汁・千切りキャベツがお代わり自由というのが嬉しい。濃いめの緑茶が大きめの急須いっぱいに提供されるのもポイント高いです。

 そして私がよく注文するのが、「W和幸御飯」という、やや小さめのロースかつ2枚がメインの定食です。1枚めのかつでご飯・味噌汁・キャベツを平らげたら、もちろん3点ともセットでお代わり(笑) ここから普通にロースかつ定食を楽しむノリで2枚めのかつをゆっくり味わうというわけです。

 ただ、最近はあまりたくさん食べられないので、ラスト2切れくらい残した時点で苦しくなってしまう。でもせっかくのお代わりはやめられません(笑) もちろん残さず完食します。

 ランチで千円以上というと、私などはちょっと割高感を覚えてしまいますが、考えてみたら「W和幸御飯」でお代わりを利用すれば、ほとんどロースかつ定食2食分です。価格が1,216円ですから、1,216円÷2=608円。あのクオリティのロースかつ定食を僅か608円でいただくようなもの。めちゃくちゃお得ですね。


別窓 | 生活 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

何かが違う?阪神・金本新監督の背番号“6”

2016-02-18 Thu 00:00
 私は一昨年までの数年間、プロ野球チームの中では阪神タイガースを応援してきました。

 といっても私の場合少々特殊でして、昔から好きなチームを1チームに絞れないんですよ(笑) 子供の頃からヤクルトも好きだし、本気でファンになりたいのは楽天。レプリカユニフォームなど応援グッズも6球団分持っています。まぁ女の子に例えるなら、

阪神=仲のよい遊び友達
ヤクルト=幼馴染み
楽天=本命
横浜=偉い人に紹介された子

みたいな感じでしょうか?というわけで昨年から徐々に横浜ファンにスライドしているわけです(笑)

 …というのは至ってどうでもよいのですが、その阪神タイガースについて、このシーズンオフにかなり萎える出来事がありました。金本新監督の背番号が“6”に決まったことです。

 今さら私が言うまでもありませんが、金本といえば数年前に引退した、阪神の元4番打者。現役時代の実績も偉大ですが、プロとして野球に取り組む姿勢や人としてファンやチームメイトに対する接し方なども尊敬された、素晴らしい選手でした。当然近い将来、阪神の監督をやって欲しい…私も含めファンなら誰もが期待したはずです。

 そして今シーズンから金本は、期待通り阪神の監督に就任。ここまでは言うこと無しです。ところが!監督となった彼の背番号が発表され、私は驚きました。何と現役当時と同じ“6”。慣習的に打者も投手も小さい背番号はチームの主力選手がつけるもの。もちろん例外はありますが、過去には王も長島も監督としては100に近い大きな番号を背負ってチームを指揮したものです。なのになぜ?!

 考えられる理由は、球団のファンサービス…というかファンに媚びを売るためでしょうね。こうすれば単純に金本監督を見たい、というファンだけでなく、現役時代と同じ背番号“6”をつけた金本監督なら是非見たい、と甲子園球場に足を運んでくれるファンまで獲得することができ、観客動員数やグッズ売上が増えるはず。そう期待したのだと思われます。

 まぁ、プロ野球球団経営も利益優先ですから、こういった儲け戦略は必要です。しかし私は一気に冷めてしまいましたね。いくら偉大とはいえ、引退して一線から退いた選手が現役選手を差し置いて一桁の背番号をつけるなんて。まるでいつまでもバブル時代の栄光を忘れられず、年老いても会社のトップにしがみつくジジイ経営者みたいです。

 もちろん金本本人が決めたことではないと思いますが、このセンス、何か違うんだよなぁ、とガッカリしてしまいました。だったらまだ金本が今後自分の後継者、新たな絶対的4番打者候補に任命した選手に“6”を背負わせる、というサイドストーリーの方が面白いし、エキサイティングだと思いますけれどね。

 考え方は人それぞれですが、こういうことが万人にウケると信じて(?)仕掛ける球団、それを能天気に受け入れ、手放しで歓喜する人を見ると、どうしても(違うんだよな~)と萎えてしまいます。



別窓 | スポーツ | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

オーダーメイドパネル

2016-02-16 Tue 20:28
 以前、海外旅行のお土産にいただいた、天体写真があります。


2


綺麗な写真なので壁に飾りたいのですが、ダイレクトに貼ると写真がすぐに傷んでしまいそうでもったいない。かといってこんな特殊サイズにぴったり合う額縁なりパネルなんて、まず売ってないでしょう。ということで、不本意ながらずっと押入れの奥に眠らせていました。

 しかし最近、思い切って東急ハンズでジャストサイズのパネルをオーダーメイドで作ってもらいました。昔、得意先の社内標語ポスター…やはり縦長の特殊サイズでした…を飾るパネルをサービスで作ってあげたことを思い出したんですよね。その時も東急ハンズのお世話になったのでした。最近はネットでも注文可能なサイトがたくさんあるようです。

 そして出来上がってきたのが…


1


 580mm×120mmのオリジナルパネル。フレームの色が数種類から選択可能でして、私はちょっと高級(パッと見、値段が分かり難い・笑)な“黒”にしました。


3


なかなかいい感じです。収める写真の価値もワンランク上がったような気がします。オリジナルにもかかわらず約3,000円で作れました。

 フレームの素材やデザインにさえこだわらなければ、割とリーズナブルに作れるので、大切なポスターや写真、装飾物などはどんどんオーダーメイドして綺麗に飾ってあげてもいいですね。


別窓 | 生活 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

ドラクエの思い出

2016-02-15 Mon 20:25
 今年2016年は、人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズ(以下:ドラクエ)が世に出て以来30年という節目の年だそうです。”光陰矢の如し”といいますが、月日の流れは本当に早いものです。

 実は私も昔からドラクエは大好きでして、これまで第1弾の「Ⅰ」からDSの「Ⅸ 星空の守り人」まで、スピンオフものを除くいわゆる“ナンバーもの”の多くをプレイしました。よい機会なので当時を振り返ってみたいと思います。


「ドラゴンクエスト」
 いわゆる「Ⅰ」。友達宅近所の商店街の玩具屋で、定価で(笑)買いました。

 当時、ゲームソフトの最新情報は専門誌から得るのが一般的でしたが、「ドラクエ」に関しては「週刊少年ジャンプ」に月一で掲載される「ファミコン神拳」情報が一番早かったと思います。その「ファミコン神拳」で“ゆう帝・みや王・キム皇”らが「面白い」とプッシュしていたので迷わず発売日に買いました。

 しかし当時はまだあまり人気なかったんですよね。あの情報がウィンドウに表示される、コマンド選択タイプのRPGがまだ珍しかったからでしょうか。

 お姫様を助けて“お姫様抱っこ”状態で宿屋に泊まると、宿屋のオヤジのセリフが「ゆうべ は おたのしみでしたね」に変わること、太陽の石が理不尽な(?)場所にあること、竜王に「もし仲間になれば世界の半分をお前にやる」と言われ、思わず「はい」と答えてしまったことは今でも忘れません(笑)


「ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々」
 テレビの懐かし系番組がかつてのドラクエブームを紹介する時、必ずビックカメラに大行列するドラクエユーザーの映像が使われますが、あれは今さら私が言うまでもなく「Ⅲ」発売時の映像です。

 しかし実際にはその前の「Ⅱ」発売時から、発売日に入手困難な状況はありました。「Ⅰ」発売後、その面白さが口コミでジワジワ広がり、「Ⅱ」発売日にはすぐに品切れになる店が続出したのです。私は幸い弟が近所のショップで予約していたため入手出来ましたが、発売日夜に、買えなかったクラスメートから「そっちで買えたら代わりに買っておいてくれない?」という電話が何本かかかってきて、事の重大さ(?)を知りました。

 「Ⅱ」からはご存じの通りパーティープレイが可能になりました。私の仲間はトンヌラとマリアでしたね。今でも覚えています(笑)

 確か「ファミコン神拳」で、2人目がレベルいくつの時に3人目を仲間に出来るか?競う企画があったのですが、2人目が仲間になったらすぐに殺して旅をすればレベル0で可能,ということが発売後に分かるというハプニングもありましたっけ。


「ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…」
 この「Ⅲ」からドラクエは伝説のメガヒットタイトルのみならず、社会現象とまでなり今日に至るわけです。さすがにこの時は私らも発売日には入手不可能でして、しばらく経ってから中古で購入しました。

 ちなみに私は性格上どうしても戦士タイプ、力で敵を倒したい。僧侶や魔法使いのような非力キャラ、道具屋や遊び人を仲間にして楽しむということはあまりしませんでした。


「ドラクエⅣ 導かれし者たち」
 ストーリーが5部構成という変わったパターンでした。中川翔子がCMでコスプレしたアリーナ姫もこの「Ⅳ」のキャラでしたね。

 私は第5部のかなり進んだところ、船でしか入れないダンジョンに入った時点でバグってハニーしてしまい、やる気を失い、クリアすることはありませんでした。かなり経ってリメイク版でようやくクリアしましたけれどね。


「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」
 ストーリー途中で主人公が結婚するシステムが話題だった「Ⅴ」。私は何度プレイしてもお姫様ではなく、幼馴染みを選んでしまいます。あの結婚前夜の、幼馴染みとの切ないやり取りを見て、幼馴染みを選ばないヤツなんているのでしょうか?(笑)


「ドラゴンクエストⅥ 幻の大地」
 正直、詳細はあまり覚えていないですね。当時コンビニで立ち読みしたジャンプに「もしDQⅥを実写化するなら演者は誰?」という読者の投稿があり、それによると「踊り子(姉)=江角マキコ」だったんですよ。何となく納得した記憶があります。それにしても当の江角マキコは…テレビからどんどん消えていってますね。


「ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち」
 プラットホームがPSになったことで内容が一気に濃くなりました。現在と過去を行き来したり、石版を集めたりとかなりクリアまでに長時間を要しましたが、私は好きでしたね。


「ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君」
 プラットホームをPS2に変え登場した、3Dタイプのドラクエ。前作までと全く違う印象でした。


「ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人」
 最初“通信プレイ”(友達とDSを持ち寄って一緒に敵と戦う)や“すれ違い通信”に抵抗があったのですが、面白いからと勧められ始めました。“通信プレイ”は無視して一人でシコシコ遊べるのでOK。“すれ違い通信”も意外に楽しく、外出するたびにDSを持ち歩きましたね(笑)

 
 あくまでも個人的見解ですが、やはりRPG、特に大好きなドラクエは、友達や見ず知らずの他人とオンラインで遊ぶよりも、食料を買い込み、部屋にこもって何時間も一人でシコシコ遊ぶものであって欲しいですね。

 もう大人なので(笑)今後プレイすることはないと思いますが、こんなに面白く夢のある、30年経っても思い出すだけでエキサイトするゲームと出会えたことは幸せでした。


別窓 | コンテンツ | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

ザクザク=クッキーシュー?

2016-02-14 Sun 17:28
 昨年くらいからJR蒲田駅構内のあるお店が賑わっています。「ZAKUZAKU(ザクザク)」というスウィーツ(笑)を扱うお店らしいのですが、常に行列が出来ています。行列嫌いの私はもちろん無視でしたが、近所に住む友人から「行列といっても、扱う商品は1種類しかないから、すぐに買えるよ」と聞き、外出ついでに買ってみました。

 確かに販売カウンター背後にある(と思しき)、パン屋さんのような製造スペースで作られた商品を、1人がひたすら袋詰め、もう1人がひたすら販売しているだけなので、商品が無くならない限り客の流れはスムーズでした。


zakuzaku


 1本250円(税込)で1人12本まで購入可能。6本買うと少しだけ割引になるようです。長さ約15cm、直径2~3㎝ほどのザクザク、帰宅後いよいよお試しです。

 周囲はカリカリで噛むと商品名通りのザクザクした食感。でもこれ、作りたてを食べないと魅力が半減ですね。中には濃厚で甘いカスタードクリームがたっぷり。とっても美味しいのですが…あっ、でもこのカスタードクリーム、同じ蒲田駅構内にある「ビアードパパ」というお店のシュークリームにそっくりじゃね?!しかもビアードパパにも「クッキーシュー」というシュー生地カリカリの商品があり、全体的な形状以外はあれとほぼ同じ。しかもあちらは1個180円ですからコスパがよいです。

 とりあえず今後は、ザクザクが食べたくなったらビアードパパにクッキーシューを買いに行けば、安く、しかも行列無し、おまけにスタンプカードにスタンプまで押して貰えて同じ味が楽しめることが分かりました(笑)


別窓 | 生活 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

まとめて(サラッと)読書感想文(20160212)

2016-02-12 Fri 00:00
photo1
「吉原暗黒譚」(誉田哲也著/文藝春秋・2013/2)

 江戸の吉原で黒い狐面の集団による花魁殺しが頻発。北町奉行所の貧乏同士、今村圭吾は花魁たちを抱える女衒に目をつけ、金で殺しを解決してやるともちかけた。一方、大工の幸助は思いを寄せていた裏長屋の華、おようの異変に気づき過去を調べ始める。

 主人公の刑事が元風俗嬢を相棒に、あるヤクザの商売道具であるホステス連続殺害事件を追う…そんなよくあるお話を、思い切って現代ではなく江戸時代の吉原で起きた事件と設定したことで一風変わった物語に仕上がっています。犯人一味が怪しい黒い狐面で正体を隠しているというのもBABY METALチックでイイですね(笑)

 ただ、誉田哲也ものとしてはかなり下の方でしょうか…。犯人全員の正体は不明のまま終わってしまうし、犯行の動機は二重人格オチだし。同じ時代小説(?)でも当時の様子が手に取るように分かる百田尚樹ものよりも軽い、娯楽小説という感じでした。一箇所だけ誉田哲也らしい猟奇的な描写があり、そこはよかったです。


photo2
「影法師」(百田尚樹著/講談社・2012/6)

 頭脳明晰で剣の達人、将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一は竹馬の友、彦四郎の行方を追っていた。二人の運命を変えた二十年前の事件。確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。その真相が男の生き様を映し出す。

 生まれながらにして上級の役職には絶対につけない、下級武士の出ながら(江戸時代の架空の藩の)筆頭家老に大出世した勘一。彼は部下から、幼い頃からの親友・彦四郎が港町でひっそり死んでいたと報告を受ける。…って、誰だそれは?

 そこから物語は勘一の自叙伝の形で進みます。彼は人生の幾つかの転機で結果を出し、評価され、下級武士ながら異例の成功を果たし、結婚もする。

 その一方で、次男ながら上(中?)級武士の出で勉強も武術も優等生、性格もよく友達も多い親友の彦四郎は対照的にどんどん転落の人生を歩む。しかし実は彦四郎は常に勘一の傍にいて、陰で彼を助けてくれていた、というお話。人は自分の人生や地位を親友のために捧げられるのか?江戸時代のこととはいえちょっと現実離れしているような気がしましたが、それでも感動的でした。

 また、どこまでが事実で、どこからがフィクションなのかよく分かりませんが、江戸時代(貧困期)の風習や人々の暮らしがとても分かりやすく描写されています。実際に一揆が起きた時の様子や、なぜ日本では長男が大事にされるのか?などを知り目から鱗です。


photo3
「虹を操る少年」(東野圭吾著/講談社・1997/7)

 「光にメロディがあるの?」「あるさ。みんなそのことに気づいていないだけさ」。“光”を“演奏”することでメッセージを発信する天才高校生・光瑠。彼の「光楽」に、感応し集う若者たち。しかし、その力の大きさを知った大人たちの魔の手が忍び寄る。

 天才高校生・光瑠は、生まれながらにして人にはない能力を持っている。生物が体から発する光を見て、そこから相手の心を読み取ったり、光を言語として操り発信したりする。彼はこれを“光楽”と名付け、コンサートの形で若者相手に披露。すると誰もが麻薬的にこの光楽を求めるようになる。

 実は人間をはじめとする生物は、古来から誰もが体から光を発し、相手の発する光から様々な情報を読み取っていた。光瑠や彼の支持者たちは光瑠のような能力を持つ若者を増やし、世界を変えようとするも、それを恐れる権力者たちは逆に彼を殺そうとして…最初は全く期待せずに読み始めたのですが、東野圭吾ものとしてはかなり面白い作品でした。



別窓 | 読書 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

誰からも注目されないのに、自分のこだわりを貫く人

2016-02-10 Wed 07:18
 知り合いの老夫婦の話です。

 最近耳が遠くなったという奥さんに周囲の人々が補聴器を勧めたところ、彼女は「補聴器なんてみっともない、絶対に嫌だ」と拒絶しました。とはいっても、補聴器なしでは生活に支障をきたします。結局、旦那さんから「外出先で大声を張ると、オレがお前に怒っているように見えてしまう」と説得され、渋々補聴器を受け入れたようです。

 また別の婦人は、アルバイトの水仕事で着用するオーバーパンツ(撥水性の高いトレーニングウェアタイプのズボン)を買いに、THE NORTH FACEを扱うスポーツショップに行きました。レインウェアコーナーにそれはありましたが、値段を見ると1着約3万円。驚いて店を出たそうです。そこで知人が「ユニクロにもそこそこ使えそうなのが安く売ってるよ」と教えてあげたのですが、「ユニクロなんて行ったことない。ユニクロの服なんてみっともなくて着られない」と言い返されてしまったのだとか。

 いつの時代も、若い時も年を取っても、多くの人が“お洒落をしたい、自分をカッコよく見せてよく思われたい”と願うものです。しかし客観的に考えたらどうですか?町中で耳に補聴器をつけたお婆さんや、ユニクロのジョギングパンツを穿いて水仕事しているパートのオバさんを見て、いちいち「ダサい」とか「カッコ悪い」とか思います?少なくとも私は思いません。というか、全く興味が湧きません。目には映っても脳はそれをいちいち情報として処理しない状態です(笑) まぁ半分冗談ですが、これが現実。残念ですが、よほどの美人やイケメン、もしくは変わり者でもない限り、自分が期待するほど他人は自分に注目なんてしないのです。男性の場合も同じです。

 それでも自分をよく見せたいのなら、そんなつまらないことにこだわるよりも

・(髪型・髭・爪など含め)身なりを清潔に保つ
・ブランドや自分のこだわりよりもコーディネート重視
・自分の体形に合ったサイズの服を着る
・姿勢を正す

にこだわって欲しいですね。男女問わず中年以降になると、長年大事にしてきた自分のこだわり、価値観を捨てようとしない人が多いです。特に男性の場合、若い頃の髪型(トシちゃんのような真ん中分けパーマ、昔のマッチや玉置浩二のように前髪で片目を隠す、リーゼント風、ロックなロン毛、普通の坊ちゃんヘアなど)を頑なに維持したがりますが、年老いた容姿には似合わないし、清潔感にも欠けます。逆にハゲを隠すために大量の油を使ったり、残った頭髪を不自然に伸ばしたりするのも不潔に見えます。

 服装も同じ。どんなに有名なブランドや、個人的に思い入れの強いブランドの服でも、時代遅れな色・形の服はみっともないもの。まだユニクロで全身マネキンと同じコーディネートで揃えた方が好感持たれるでしょう。醜く太った体を隠そうと大きいサイズの服を着るのも野暮ったい“デキない男”に見えます。また、姿勢の良し悪しも重要なのはライザップのCMを見れば一目瞭然ですよね(笑)

 あくまでも私の場合は、ですが、町中で見かけて興味を引くのは、若くてスタイルもよい美人(可愛い子)くらいです。でももし、それ以外の人に注目することがあるならば、その対象は顔や服の値段や老人特有のアイテムに、ではなく清潔感やセンスのよさに魅かれるでしょうね。

 それにしても、補聴器をつけるのってそんなに嫌ですか?私は(あぁ、この人は人生を前向きに楽しもうとしているんだな)とポジティブに受け取りますけれどね。ユニクロを着た人に対しても(この人も自分と同じユニクロユーザーなんだ)と、ちょっと恥ずかしいですが親近感が湧くと思いますよ。

 普段は性格もよく素敵な人が、変なこだわりに縛られて悪く見られてしまうのはとても残念です。


別窓 | 生活 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48(ネタバレあり)

2016-02-09 Tue 07:21
photo


 前記事で感想を綴った、HKT48のドキュメンタリー映画(以下:映画)上映終了後、20分のトイレ休憩を挟み、今度は「道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48」を鑑賞しました。

 私個人としては、どちらかというとHKTよりNMBの方が好き。しかも本作はプロの映画監督が撮っているので、従来の48グループの映画に近いテイストで見やすいだろうと期待しました。ところが!上映終了後の私の満足度はHKTの方がかなり上でしたね。

 まずこちら、HKTに比べ映像も内容も暗い…というか、全体を通じて悲壮感が強すぎるような気がしました。所々挿入される須藤凛々花が哲学書を朗読するシーンなんて映像もモノクロ、雰囲気も暗い。あのシーン要るのでしょうか?(笑)

 そして本作もHKT同様、過去のスキャンダルやメンバーの大量離脱には一切触れていない。個人的には一番楽しみにしていたのですが(笑) 実際に本作で深く掘り下げて描かれるのは、僅か数名。しかも必ずしも人気上位のメンバーだけではありません。そんな彼女たちを追った部分も、とにかくどんよりムードなんですよね。

 エースとしてグループを牽引する山本彩とは対照的に、同じ一期生ながらこれまでシングル選抜入り未経験の沖田彩華。やはりHKTの上野のように(実際にはNMBの方が活動期間が長い)劇場公演を頑張っているのに、全く推されない。かといって本人も今のまま卒業するつもりはない。彼女自身もファンも、(もしかしたら劇場支配人も)どうすれば選抜入り出来るのか分からない。分からないながらもとにかく腐らず黙々と頑張る…見ていて悲しすぎました。

 最終的に彼女は、ある日(昨年10月頃か?)支配人に呼ばれ、なぜか男関係の有無についてしつこく尋問される。「やましいことは何もありません」と主張し続けていると、なぜかいきなり「では次の選抜メンバーに入れます」と支配人から告げられ、遂にシングル選抜入り!!…感情移入しつつ見ていた私も嬉しいシーンですが、これもHKT同様映画のための演出に見えなくもありません。選抜の理由が分かりませんから…。

 余談ですが、映画では12th「ドリアン少年」まで触れ、13th「Must be now」には特に触れていません。NMBにあまり詳しくない私は、(確か13thってダンスが難しい曲だっけ?なるほど、だからダンスに自信がある沖田が選ばれたんだ)と思い込み、帰宅後ウィキペディアで確認しました。ところが!選抜メンバーに沖田無し!! ええっ?!まさかあの部分だけフィクション?!悲しすぎる…思わずそう思いましたね(笑) 実際には次の14thシングル(現時点で未発売)選抜メンバーということらしいですが。何はともあれ彼女の今後の人生に幸あれ、です。

 その沖田とは対照的に描かれていた山本彩も、2015年のAKB選抜総選挙(速報)でのNMB惨敗に涙。滅多に泣かない山本のこんなシーンも、貴重とか見られて嬉しいとか以前に、現在のNMBの実情を思うとリアルで悲しすぎました。

 そして最後に触れておきたいのが、次世代エース候補・矢倉楓子。映画でも触れていた通り、彼女の家は母子家庭で、あまり裕福ではないようなんですね。以前から彼女は雑誌のインタビューでもその辺に触れていまして、「一家の大黒柱になりたい」「家族のために家を買いたい」などと発言していたのです。私もそんな彼女に感動し、好意的に応援してきましたが、改めて母親や弟がスクリーンに登場すると…否定的なことは言いたくありませんが、重すぎ。もう触れなくていいんじゃない?と思ってしまいます。もちろんサイドストーリーは大事だし、上手く利用すれば効果的。しかし最近は息苦しさを感じてしまう。顔は可愛くスタイルもよく、性格や仕事に対する姿勢も真面目でファン思い。アイドルとして申し分ない子なのに、何となく応援し難いムードを感じてしまうんですよね。ライバル(?)の白間との差はその辺ではないか?とライトファンながら想像せずにはいられません。

 ということで、ある意味タイトル通りの気持ちがどんよりさせられた映画、これまで公開された48グループの映画で最も暗い映画でした。悪くはないんですけどね。まぁ、これが現時点でのNMBなのでしょう。

 HKT同様、映画を見たことで改めてNMBを応援したい気持ちは芽生えましたが、純粋に映画としての満足度だと…HKTが上ですかねぇ…。

 唯一の救いは、一緒に映画を見た友人の言葉。

「今まで音楽番組を録画しても、AKBとEXILEくらいしか見ないで早送りしてたけど、これからはHKTやNMBも見るようにするよ」

でした…。



別窓 | 映画 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48(ネタバレあり)

2016-02-08 Mon 18:41
photo


 先月末に同時公開されたNMB48HKT48、それぞれのドキュメンタリー映画(以下:映画)を見ました。どちらから見ても約20分の休憩を挟んで2本見られる上映スケジュールが親切でした。

 私は特別アイドル好きというわけではなく、CDやDVD、公演や握手会にお金を使うこともほぼ皆無です。しかし48グループだけは表も裏もひっくるめて面白いコンテンツだと思い、テレビ・雑誌・ネットの情報は割とマメに追いかけています。例えるならプロレスの試合や選手には興味ないけど、宝島の暴露ムックだけは熱心に購読するようなものですね(かなり上手い例え・笑) 特に映画は純粋に面白くて好きで、私の心にもヒットするので過去AKB、SKE、乃木坂と見ました。今回は何と!興味を示した友人と一緒に鑑賞です(笑)

 まずは、HKT48の映画「尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48」。週末とはいえ通常料金の日なのに座席はかなり埋まっていました。

 映画本編がスタートしてまず私が…といってもこの通りのライトファンですが…感じたのは、これまでのAKBやSKEの映画に比べ、ちょっとテンポが悪いかな?ということでした。また、基本的にAKBやSKE、乃木坂の映画が撮影対象期間をある程度時系列に沿って、その中に大小幾つかのイベントや事件(スキャンダル)を柱として見せる作りだったのに対し、必ずしもそれらに倣っていないことにも違和感を覚えました。

 例えばAKB総選挙の映像は1回(1年分)しか出てこないし、コンサートやPV映像も想像したよりもかなり少なめでした。AKBの映画にあった、指原が移籍してメンバーに挨拶するシーンもHKTの歴史を語る上で外せないはずなのに無かったし。つまり万遍なくHKTの歴史を辿るわけではないんですよね。SKEのような卒業メンバーがソファーに座ってインタビューを受けるシーンも皆無でした。

 その代わり現役メンバーが期ごとに集まり、指原中心に雑談的に過去の思い出を振り返るシーンに当時の映像を挿入したり、指原が各主要メンバーとメシを食いながら過去の気持ちを聞き出したりするシーンが多く、これが件の“ソファーインタビュー”の役割を果たしていました。これはこれでHKTのアットホームなムードが出るし、各メンバーの本音も強く出ていそうで、よいと思います。過去よりも現在と未来を感じさせる映画にしたかったのかも知れません。

 そもそもこの映画の監督が指原なので、既存の映画(監督)の作り方と違って自然です。逆に過去の映像に指原の解説(ナレーション)を被せてあり分かりやすい。例えばデビュー間もない1期生のレッスン後の反省会シーンで、宮脇咲良が発言する部分に挿入される、指原の「この時、咲良は自分がリーダーになるつもりだったそうです」という解説。素直に「へぇ~」と楽しく見られました。監督自らカメラを持ってインタビューして回るのも、各メンバーの素顔を捉える有効な方法なのでしょうね。

 個人的に興味深かったのは、6thシングル「しぇからしか!」の選抜メンバーを決める会議の様子。今回数少ないレアなシーンだと思います。想像以上にたくさん人が会議に参加しているし、「矢吹奈子を落としたい」という指原の意見も、「田中奈津美を入れたら面白そう」という秋元Pの意見も軽くスルーされているのが面白い。

 そして忘れてはならないのが、HKT・NMBともに熱心なファンをも撮影対象としたことでしょう。坂口理子推しのオヂサン…私はどちらかというとこういう方々にマイナスイメージを持ってしまいがちなのですが、彼女の初選抜入りにオヂサンが号泣するシーンでは、私まで涙線が緩んでしまいましたよ(笑) 私的には尾崎支配人の涙以上にグッときました。同じファン目線だからでしょうか?

 そして映画のハッピーエンド感を高めたもう一つの見せ場が、指原が最も信頼しているという、上野遥(2期生)という子を追うシーン。彼女は割と可愛いし、日々劇場公演を頑張っているのにほとんどメディアに取り上げられず、シングル選抜経験もなし。努力は報われないのか?と思いきや、遂に(シングルではありませんが)本作(映画)主題歌を歌う選抜メンバー入り。しかもセンターポジションをゲット!映画のために作られた演出のような気もしますが、純粋に彼女を応援したいという気持ちにさせられます。かつて「マジすか学園」で爪痕を残したメンバーが実際に大躍進したことがあるように、映画をきっかけに彼女がブレイク…今年のAKB総選挙でランクインするなど、何か起きれば面白いですね。

 想像していた内容・作りとはかなり違いましたが、これはこれで面白かったと思います。映画を見た後、ウィキペディアで改めてメンバーのことをあれこれ調べたくなったり、(よしっ!今年の総選挙はオレの清き一票をあの子に投票しようかな?!)と、スクリーンの中の顔を思い出しながら計画したり…それだけでも見た価値があったというものです。



別窓 | 映画 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

じゃんけん大会@居酒屋

2016-02-07 Sun 18:10
 食事目的で入った、週末の某居酒屋。

 イカリング揚げ、出汁巻き玉子、しらすネギサラダを肴に生ビールをやっとジョッキ1杯空けた頃、突然店内に鐘の音が響き渡りました。

 そこに従業員らしき男性が登場し、全てのお客さんに向けて来店のお礼を述べた後、彼はこう言いました。

これからじゃんけん大会を始めます!!

おぉ、何だか知らないけど面白そうだぞ~!!

じゃんけんで、最後まで勝ち残ったお客さん1組には…何と!!

何と?!

お会計半額サービスをご提供させていただきます!!

どうせなら全額タダにしろ~!!

ただし、上限は1万円とさせていただきます!!

なおさらセコいぞ~!!

では各グループ代表1名ご起立ください

酔っぱらっているのに面倒臭ぇぞ~!!

それでは早速、じゃんけんを始めますが、私とじゃんけんしてもつまらないと思いますので、当店一可愛い○○ちゃんとじゃんけんしていただきます

お~っ!!

ではみなさん、大きな声で“○○ちゃ~ん!!”とお呼びください。せ~のっ!!

○○ちゃ~ん!!

※○○ちゃん登場

(それほど可愛くねぇぞ~!!)※一部の心ないお客さんの心の声…?

ちなみに○○ちゃんは、現在彼氏募集中です!!

お~っ!!

…あっ、失礼しました。彼氏いるそうです

何だよ~っ!!

ではじゃんけん大会を始めますが、当店名が【××水産】ですので、皆さん掛け声は“××水産じゃんけんぽん!!”でお願いします

面倒臭ぇぞ~!!

“××水産じゃんけんぽ~ん!!”

…あれ?“あいこ”はどうなるの?

“あいこ”もOKにします!勝った人と、あいこの人はそのまま残り、負けた人はご着席ください

あいこも無効にしろよ~!!時間かかってしょうがねぇぞ~!!


 その後しばらく、ダラダラ気味に続いたじゃんけん大会ですが、なぜかそれなりに盛り上がり、最終的にスーツ姿の男性客のグループが見事勝ち残りました。ちなみに私のグループは2回戦敗退です(笑)

 突っ込み所満載のじゃんけん大会でしたが、こんなユルいムードも、わざわざこんなしょうもない(?)イベントを開催するお店も、私は大好きです。最近ではジョッキ2杯飲むともうフラフラで真っ直ぐ歩けなくなってしまうほどにお酒に弱い私ですが、この日は大丈夫でした。楽しいお酒だったからかも知れません。


別窓 | お酒のある生活 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

劣化インタビュアー

2016-02-05 Fri 18:27
 今週、元プロ野球選手の清原和博が覚醒剤所持(使用?)の容疑で逮捕されました。巨人在籍時以降のヤ○ザな風貌の彼はともかく、PL時代や西武森政権黄金時代の彼を知る者として、私も大きなショックを受けました。

 ところで今回、一連の報道を見ていて、ひとつ引っかかったことがあります。既に数年前から清原の言動は変だった、当時から覚醒剤を打っていたに違いない、という推測を強調するための“証拠映像”がいくつか放送されたのですが、その中に映画か何かのイベントに登場した清原が、女性司会者との間でこんなやり取りをする映像がありました。

女性司会者「一言挨拶をいただけますか?」
清原「何をですか?」

私が見ただけでも、複数の番組がこの映像を計3、4回使い、清原の以前からの異常性を強調しました。

 実際はどうだったのか?正常ならすんなり気の利いた言葉が出てきたのか?私には分かりません。でも当時の清原って、野球以外の仕事にまだ不慣れ、もともと喋りが特に上手いわけでもない、頭の回転も決して速くない(?)、素人同然じゃないですか?したがってステージに登場した途端、こんなふうに振られたら

(えっ、挨拶?…「おはよう?」それとも「こんにちは?」…いや、そうじゃないな。何か言わないと…でも誰に?集まった記者?それとも映画関係者?誰に向かって何を言えばいいの?)

このくらい戸惑っても不思議じゃないと思うんですよね。覚醒剤は悪ですし、ファッションや入れ墨など彼のナリにも好感は持てませんが、この報道(素材の選び方)にはテレビ側に悪意を感じましたね。

 そもそも、昨今のテレビで見るインタビュアーの質問の仕方ってかなり酷いです。例えばプロ野球のヒーローインタビュー。

素晴らしいホームランでした!
「ありがとうございます」
まずはバッターボックスに立ちました
「…はい、ピッチャーが○○で、前の打席で三振取られていたんでね、何とか打ってやろうと思って立ちました」
1球目はファール!
「…ええ、球威落ちてなかったんでね、タイミングを計りました」
そして2球目はレフトポールギリギリの特大ファール!
「…自分では入ったかな?と思ったんですけどね。切れましたね」
そして3球目!バックスクリーンへの見事なホームラン!!
「…そうですね。入ってよかったです…」

こんな感じのやり取りは決して珍しくないと思います。

 でもインタビュアーは質問しているのですから、あくまでも「~の感触はいかがでしたか?」とか「~の瞬間、何を考えていましたか?」といった疑問文を投げかけるべきだと思います。個人的にはこういった“体言止め”はもの凄く失礼だし理解し難い。何より下手糞だと思います。

 それでもヒーローインタビューですから質問の仕方が下手糞でも、何をどう答えればよいか?選手も想像出来ます。しかし引退後に、芸能の仕事でこれに近いことをやられちゃ酷だよなぁ…と思った次第です。

 もう遅いかも知れませんが、清原には早く罪を償って、また野球関係の仕事をして欲しいですね。


別窓 | マスメディア | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

俺たちバブル入行組&俺たち花のバブル組

2016-02-03 Wed 19:00
photo1photo2


 今さらですが、池井戸潤著「俺たちバブル入行組」(文藝春秋)、「俺たち花のバブル組」(同)を読了しました。言わずと知れた2013年の大ヒットドラマ「半沢直樹」(TBS系)の原作です。

 私はドラマ版はほとんど見ていませんが、原作は純粋に面白い、そしてここで描かれる銀行員の世界って世間一般と比べズレがあり、滑稽で面白い、と感じました。もちろん実際の銀行内の様子を反映して小説が書かれていれば、ですが。

 ストーリーとしては、やはり同じ池井戸ドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作、様々な銀行の闇を描いた短編小説の長編みたいな感じでしょうか?専門用語や銀行独特の業務のシーンなど多いながらも苦になりません。

 ただ、ドラマもですが、やはり私的にはもう半沢直樹のような“カッコいい社畜”に憧れる気持ちはないですね。まぁ半沢は決して自分勝手に好き放題、上司に反抗しているわけではなく、あくまでも不正を働く悪者を、銀行のために叩いているわですが、全く共感出来ません。私世代になると偉い者の奴隷として、会社の歯車のひとつとして黙って任務を全う出来る者がカッコいいと感じるわけです(個人差あり)。もしくは、どうしても会社や上司のやり方が気に食わなければ、さっさと独立しろよ、と。半沢は青すぎます(笑)

 まぁ、タイトルにもあるようにバブル期入社世代は、よい時代を知るだけに理想が高く、理想を実現しようという欲求も強いのかも知れませんね。

 物語としては池井戸潤らしく、文句なしで面白かったです。


別窓 | 読書 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

握る手と握られる親指

2016-02-02 Tue 18:38
 先週末、今は亡き祖母の法事がありました。

 といっても祖母の死からかなり経つので、集まったのはごく近い身内だけ。まぁ、個人的には滅多に会うことのない従兄弟たちに会えてよかったですが。

 さて、そんな亡き祖母の法事でしたが、お寺でお坊さんにお経を読んでもらっている最中、こんなことがありました。

 若年性アルツハイマーの母と並んで椅子に座っていた私は、椅子に座り続ける母が少々辛そうにしていることに気づきました。そこで母の手を取り、母と手を繋ぎつつ体が疲れないようにバランスを取ってやったのです。

 幸い母は落ち着きを取り戻しました。そして私と繋いでいた手を自ら解いたと思ったら、今度は私の親指を握り始めたのです。この時、私はある古い写真のことを思い出しました。

 私が1歳くらいの時に撮られた、お気に入りの写真があります。家のどこかに(笑) 古い家の縁側に置かれた椅子に座り、膝の上に幼い私を座らせた母を、父が正面から撮ったこの写真。母は自分の顔のすぐ下にある、私の頭に目を向けています。そして私はキリッとした目でカメラの方を睨んでいるという(笑) でもこの表情が後々の自分によく似ている…というか、“オレって赤ん坊の頃からこういう顔してたんだなぁ”という顔なんですよね。

 さらにもうひとつ、この写真の私の特徴が、母の膝に載せられながら、小さな両手で母の左右それぞれの親指をしっかり握っているのです。自分の小ささがよく分かる一枚でした。

 あれからウン十年。私の身長はとっくの昔に母よりも大きくなりました。逆に母は年を取り、少し小さくなってしまったように感じます。それはお互いの手の大きさも同様で…握る手と握られる親指…遠い昔のあの日とは完全に逆になってしまったんだなぁ…。

 色々な意味で複雑な心境でした…。



別窓 | 生活 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

バッグを地面に置く人、裸足で地面に立つ人

2016-02-01 Mon 18:45
 1月20日放送の「マツコ&有吉の怒り新党」という番組で、気になる“怒りメール”が紹介されました。

【床に置いた(であろう)カバンを、平気でテーブルに置く人が許せない。特に飲食店でやられると食事をする場に菌が撒かれるようで食欲をなくす】

こんな内容でしたが、意外にもマツコも有吉も全く共感していないようでした。


 私は昔も今も自分が特別潔癖性だとは思いませんが、この投稿者にはちょっと共感しましたね。

 私の場合は少し違いますが、大きなバッグやスーツケースを当たり前のように電車内の床や路上、特に土の地面に置く人が苦手です。まぁ重いし嵩張るので仕方ないのでしょうが、そのバッグなりスーツケースを持って帰宅し、そのまま家の中に持ち込むことに抵抗を感じます。

 ちなみに私も荷物を地面に置くこと自体は、たまにやります。ギターのギグバッグや登山用の大きなザックは、電車内ではさすがに膝の上に置けないし、網棚に載せるのも危険なので床に置くしかありませんし。それでも帰宅時には必ず玄関で濡れ雑巾を使って綺麗に汚れを拭き取り、それから家の中に上がります。

 しかし自発的にこのようにする人って、少なくとも私の周囲にはいません。友達や客などにこれをやられると本当に嫌です。まぁ、網棚やベンチの上なら清潔なのか?といえばそれはそれで疑問。所詮気持ちの問題なのかも知れませんが…。

 また、学校や病院などで、外履きから室内履き(スリッパなど)に履き替える時、裸足または靴下状態で平気で地面(本来外履き着用で立つべき場所)に立つ人もダメです。恐らく私とは脳の構造からして違うのでしょうね(笑) まぁ足の裏が汚れても気にしないのは個人の自由ですが、これが友達や知り合いで、自宅に上げなければならないとなるともう勘弁願いたいです。

 大袈裟かも知れませんが、こういった行為を許してしまうと、家の中も外も一緒、家の中が常に汚れた状態を受け入れなければなりません。最終的には欧米スタイル、靴を履いたままベッドに横たわるのと同じになってしまうわけで、気が重いです。

 過度で病的な潔癖性は考えものですが、全く気にしないのもどうかと思います。やはり自分の家や部屋だけは、いつでも聖域というか“清域”を保ちたいですね。


別窓 | 生活 | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑

| 瑠璃色幻想曲 |