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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
5月末の紫陽花

2016-05-30 Mon 20:00
 6月を前に、庭の紫陽花(品種不明)が咲きました。


ajisai.jpg


 紫陽花というと梅雨の時期、6月の花というイメージです。実際6月、早くても5月下旬に咲く花なのだと思いますが、最近は母の日にカーネーションの代わり(ハウス栽培?)に贈られる花としても認知され始めているため、5月に目にする機会も増えました。またひとつ、季節感が失われたようで悲しいです。

 毎年この時期には、徒歩30分のところにある大きな公園内に群生する紫陽花を愛犬とともに眺めに行ったものですが、今年は愛犬もいないし…この庭の紫陽花だけでいいかな?(笑)


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マイノリティ意見に惑わされた件

2016-05-28 Sat 17:51
 USBメモリが必要になり、新たに購入することにしました。

 現在私が使用しているものは、2本とも容量4GB。何年も前に買ったものですが、文書中心に保存するには十分でした。今回は画像中心にバックアップを取るのが目的なので、32GBか64GBは欲しい。とりあえずAmazonで相場を確認すると、モノによってピンキリではありますがSanDisKやBUFFALOなど有名メーカーものが1,000円前後(32GB)~3,000円(64GB)くらいと想像し
ていたよりも安い。検討した結果、32GBを2本買うことにして、念のためユーザーレビューをチェックしました。

 ところがひとつ問題が。なるべく高評価が多い商品を選びたいのはもちろんですが、どの商品にも一つや二つ、低評価が付いているものです。しかも「作動しない」や「○ヶ月使ったがある日突然ウンともスンともいわなくなった」みたいなものだと、他の評価がよくても購入に踏み切れなくなってしまいます。

 では、ビックカメラで買う方が保証もしっかりしていそうだし、いいかな?と調べるも、こちらは価格がかなり高め。それによくよく考えたら、保存データが消滅してしまった場合、いくら保証が充実していてもそれを完全に復活させてもらえるとは限りません。いや、消費者の目に触れないだけでビックカメラで購入したユーザーの中にも不満を持つ人は一定の割合いるはずだよな。どんな商品にも一定の割合で不良品は存在するはずだし。結局、何を重視して、どこで幾らで買うかは、私(あなた)次第!!ってことですね(笑)

 ユーザーレビューって参考になってとても便利ですが、あまり気にしすぎると本末転倒ですね。


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“芸能人とファン”の関係から一歩進展させる方法?

2016-05-27 Fri 19:54
 先週末、芸能活動をしていた女子大生が小金井市のライブハウス前で、ストーカー化したファンに刺されるという痛ましい事件が起きました。

 私は「冨田真由」というシンガーソングライターのことは知りませんでしたが、ニュースで写真や動画を見る限りなかなか可愛いし、真面目に音楽活動に取り組んでいた様子も伝わってきて、好感を持ちました。彼女は未だ意識不明の重体とのことですが、一日も早く回復し、音楽活動を再開出来る日がくるといいな、と思います。

 ところで犯人だという27歳の男、あくまでもニュースから得られる情報をもとに私が勝手に感じたのは人生経験も人間関係も人並み以下の輩だということです。

「芸能人がわざわざキモいファンと酒を飲むわけねぇだろう」
「例え高価な有名ブランド時計でもキモいファンからもらったものは使わねえよ」
「つーか、それ以前に時計時計っていうけど、どうせ安物だろ」
「使わないなら返せ、ってセコいし、わざわざ返すほどの時計じゃないんじゃね?返しに行く交通費の方が高かったりして」

ツイッターに書き込んだコメントも、とにかく突っ込み所満載。幼稚で独りよがりなものばかりです。相手を自分の彼女か何かと勘違いしている。まるでキャバ嬢との疑似恋愛を本気にしてしまう恋愛初心者みたいです。少々語弊があるかも知れませんが、ゲームやアニメの世界に没頭して現実世界の恋愛や人付き合いに障害を来たす典型的な事例のようにも感じてしまいましたね。普通に27年間生きていれば、それら間違いを正す機会は何度かあったでしょうに…。

 また、いくらマイナーなシンガーソングライターとはいえ、一度は芸能事務所に所属してそれなりの人脈を持った若い女性なら、周囲には金持ち、イケメン、権力者、いくらでもいるでしょうし、彼女自身、自分の夢を実現するための力になってくれそうな相手に興味を持つもの。間違っても犯人のような何の取り柄もない、CDやチケットを安い金額で買ってくれるだけの男に愛情を注ぐはずありません。

 …とはいえ、いかに現実はそうだとしても、ファンが全く夢を見られないのも悲しいですよね。

 では、(99.9%無理だったとは思いますが)もしも犯人が今回の犯行を思い留まり、被害者との関係を“芸能人とファン”から一歩進展させたいと真剣に願ったとしたら、彼はどのように彼女に接すればよかったのでしょう?ちょっと考えてみました。


【ファッションセンスを磨く】
 まず、ヘアスタイルも含め、ファッションをお洒落で清潔、そして自分の体型や年齢に合ったものでまとめるよう心がけ、ファッションセンスを磨きます。可能なら彼女の嗜好を調べ、それに合わせるとなおよいです。いくら中身に自信を持っていても(その時点で独りよがりですが・笑)ビジュアルの印象は大事です。

【ブログやツイッターのコメントを必死に工夫する】
 芸能人の熱心なファンでたまにいるのが、自分を印象づけようと気持ち悪い内容(自分では親身に語ってるつもり)のことをネチネチ長文で、しかも記事がアップされるたびに書き込む輩。いかに真面目な芸能人だって忙しい中、何十、何百というコメントを一つ一つじっくり読む暇はありません。ここはとにかく相手の仕事のためになり、喜ばれそうな情報や意見に特化したコメントを必死に考え投稿するのが効果的だと思います。

 なお、ここでいう相手が喜ぶコメントというのは、あくまでも相手にとって有益な情報のことで、賞賛ではありません。例えば「私が社長を務める会社の決算パーティーでミニライブをやりませんか?ギャラは弾みますよ」なんて言えれば理想です(笑) 「応援してます」「新曲素敵ですね」も結構ですが、誰もが書くことなので全く引っ掛かりません。そんなコメントをせいぜい週1回とか、記事3本に1回の頻度でサラッと、短くスッキリまとめた方が目立つし、好感が持たれそうです。

【焦らず、環境が変化して壁が崩れるのをじっと待つ】
 ライブや握手会(?)で自然な会話を繰り返し、顔と名前を覚えてもらえたら、気持ち悪くならないように(笑)相手をいつまでも応援していることをさりげなく伝えます。そしてとにかく“付かず離れず”で応援し続けます。今は相手も若く夢しか見えていないので、自分をいちファン以上には見てくれませんが、やがて音楽活動を諦めたり、別の人生を歩もうとする時が来るでしょう。そんな時に真っ先に連絡をくれたり、相談されたりする関係が築けていればベストですね。何をするにせよ応援してくれるファンは有り難いはずだし、例え相手がファンでも長い付き合いの仲間みたいな関係になれていれば信頼関係も少なからず生まれているはず。つまり、僅か0.1%くらいでも、恋愛関係に発展させられる可能性があるなら、唯一このタイミングなのだと私は思うわけです。保証はしませんが(笑) まぁ犯人は恋愛の経験なさそうだから、どちらにしてもファン以上の関係に発展させるのは無理か(笑)


 これは営業マンの仕事にも当てはまると思いますが、現実的に“一押し二押し三に押し”というのはほとんど本人の自己満足でしかなく、今時のアプローチとしては難しい場合が多いです。その気のない相手にとっては迷惑なだけで、お互いの気持ちは深まるどころか離れるだけですし。

 しかし、何らかのタイミングで相手の環境や事情が変わった時に、お互いの間に良好な関係が出来ていれば声をかけてもらえる、悩みを打ち明けてもらえる可能性が出てきます。つまり大事なのは、具体的な成果がすぐに得られないとしても、常に相手の目が届くポジションをウロウロしていられるか?ということだと思います。ストーキングではなく、付かず離れずの状態で、ですよ(笑)

 だから犯人がツイッターに誹謗中傷や、相手を追いつめるようなことを何度も何度も書き込んだのも、その気のない相手からしつこく連絡先を聞き出そうとしたのも、ファッションセンスがダサいのも、言動の全てが気持ち悪いのも、全て本来すべきことの逆を行っていたことになります。これではダメでしょう。

 結局、「ファンだ」「好きだ」と言いながらも、犯人は自己満足を満たすことを最優先していたわけで、実は被害者女性よりも自分自身のことが可愛くて大好きだった、というのがこの事件のオチ、だと私は思っています。

 まぁ何はともあれこんな胸糞悪い事件、二度と起きて欲しくないですね。


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まとめて(サラッと)読書感想文(20160525)

2016-05-25 Wed 00:00
流星ワゴン
「流星ワゴン」 (重松清/講談社/2005・2)

 38歳、秋。ある日、僕と同い歳の父親に出逢った――。僕らは、友達になれるだろうか?
 死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして――自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか――?


 重松清は「きみの友だち」「とんび」を読みましたが、本作も結構よかったです。父親を嫌う38歳の男…会社をリストラされ、妻からも離婚を迫られる。中学受験に失敗した一人息子は引き籠り家庭内暴力…彼がもう死んでもいい、そう思った夜、彼のもとに一台のオデッセイ(ワゴン車)が近づく。車内には5年前に事故死した男と、その息子。彼らに言われるがまま車に乗り込んだ主人公は、過去に戻って「これまでの人生の大事な場面」をやり直す。

 でもそれによって未来を変えられるわけではない。あくまでも自分が納得するため。そのうち自分と同じ年齢の父親が“乱入”し、一緒に“タイムトラベル”するうちに大嫌いだった父親の本心が見えてくる。大きく括るとタイムトラベルものですが、タイムマシンが車であること、過去に戻るというより過去のワンシーンを上書きする、という部分が新鮮だったでしょうか?ドラマも見ておけばよかったなぁ。


浪花少年探偵
「新装版 浪花少年探偵団」(東野圭吾/講談社/2011・12)

 小学校教師の竹内しのぶ。担当児童の父親が殺された。家庭内暴力に悩んでいた児童と母親に嫌疑がかかるが、鉄壁のアリバイが成立。しかし疑念を覚えたしのぶは調査を開始。子供の作文から事件解決の鍵が、たこ焼きにあることに気づく。教え子たちを引き連れて探偵ごっこを繰り広げる痛快シリーズ。

 主人公は活発な小学校教師の女性であり、なぜか事件に絡んでばかり(笑)彼女とその生徒たち、そして彼女に思いを寄せる若い刑事らが繰り出す、ちょっと緩めの警察もの。主人公の性格以外は「おれは非情勤」に近いでしょうか?

 まぁ暇潰しには丁度いい読みやすさでした。


みんな邪魔
「みんな邪魔」(真梨幸子/幻冬舎/2011・12)

 少女漫画『青い瞳のジャンヌ』をこよなく愛する“青い六人会”。噂話と妄想を楽しむ中年女性たちだったが、あるメンバーの失踪を機に正体を露にし始める。飛び交う嘘、姑息な罠、そして起こった惨殺事件―。辛い現実から目を背け、ヒロインを夢見る彼女たち。その熱狂が加速する時、新たな犠牲者が…。

 これまで読んだ著者の作品の中では一番面白かったです。イヤミス度もかなりのものでした。ラストでちょっとしたどんでん返しがありますが、今回はすっきり納得出来ましたね。

 原題は「更年期少女」というそうですが、離婚、DV、家庭内不和、介護、引籠り、借金などそれぞれ問題を抱えてドロドロした中年女性たちが現実逃避するために、子供の頃好きだった漫画のファンサイトを通じて知り合った仲間と過ごす。しかし実際にはそこでもお互い妬み、罵り、時に騙して金品を搾取するという酷過ぎる世界。これを読んでイヤな気分にならない方がおかしいいです(笑)


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野球に例えると分かりやすい、田中陽希と行く山岳ツアーの価値

2016-05-23 Mon 00:00
 先日、“プロアドベンチャーレーサー・田中陽希氏と行く山岳ツアー(?)”を、事務局がファンの指摘に配慮して中止した件について意見を述べました。

 まぁ、かなりニッチな話題ですし、興味のない方にはどうでもいいことなのですが(笑)ちょっと補足したいと思います。なお、事務局が参加者を募集した時のフェイスブックの記事が削除されているので、ツアーの企画内容などは前回同様ファンのコメントをもとに推測して書きますが…これって、野球に例えると分かりやすくないですかね?

 例えば「1試合10万円でサムライジャパン(プロ野球選手で構成された日本野球ベストメンバー)と対戦出来る権利」が売り出されたとします。すると今まで草野球で大好きな野球に取り組んできたサラリーマンたちが食いつきます。彼らは「10万円でサムライジャパンと試合出来るなんて安い買い物だよ!!」と、即申し込む。

 では、彼らはサムライジャパンとどんな試合がしたいのか?もちろんガチンコ勝負したら負けるでしょう。かといって自分らのレベルに合わせて手加減して欲しいか?といえば、想像ですが多分違うでしょうね。

「大谷の162㎞のストレートを打ってみたい」
「オレのピッチングで中田や筒香を打ち取れるか試してみたい」

そんなことを考えて興奮するのではないでしょうか?つまり、せっかくの日本最高レベルのアスリートと戦えるチャンスなのだから、彼らの最高のプレイを存分に体験したい、と願って当然ということ。言い方を変えれば、そこに10万円を払う価値があるわけです。

 ところがその一方で、今まで野球に大して興味のなかったライトファンの人たちがいます。彼らは野球の経験に乏しく、試合といっても満足に戦えません。でもテレビを見て興味を持った大谷に

「ぜひ会ってみたい」
「ナマ大谷と会話したい」

と考え、申し込もうとする。すると、その額10万円。その程度の興味の人にとっては「高すぎるよ~!!」なのでしょうね。テレビで大谷を応援し、ファン感謝デーにも参加したのにこんなに高価で野球が上手い人しか申し込めないような企画は酷い。何とかしてよ!!…と真剣に主張する。

 さらに彼らは、どうせ自分らライトファンじゃ満足に試合なんて成立しないのだから、サムライジャパンには自分たちのレベルに合ったスローボールを投げて欲しい、手加減してバッティングして欲しいと堂々主張。彼らからすれば決して相手をバカにしているわけではなく、純粋に正当な要求なのでしょう。

 今回事務局は、きっと前者のようなファンがツアーに申し込んでくるもの、そう信じたはずです。それ以外、後者のようなターゲット層が真剣に食いついてくるとは想像もしなかった可能性が高いです。しかし、いざ蓋を開けたら後者のようなライトユーザーの不満の声が多数寄せられた。想定外の出来事に焦り、とりあえず一旦中止して仕切り直すことにした…そんなところではないかな?と想像した次第です。

 まぁ私も本音は、田中陽希氏と行く登山ツアーがあれば興味を持ちますが、実際には足が遅いので躊躇すると思います。かといって自分のペースに合わせて歩いてもらうのは申し訳ないというか、自分と同じスピードで歩く田中陽希なんて本当の田中陽希じゃないやいっ!!みたいな気持ちが湧いてくると思いますね。

 やはり私は彼のチャレンジをテレビを通じて応援し、そこから努力する素晴らしさや諦めない心、そして大自然の素晴らしさと厳しさを感じられればそれで満足ですね。



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プロレス業界の常識は世間の非常識?

2016-05-21 Sat 08:34
 過去にも何度か話題に上っては立ち消えていた、新日本プロレスリング株式会社(以下:新日)の株式上場。最近書籍や雑誌で「新日本プロレスが業績V字回復!!」「今、空前のプロレスブーム!!」といったキャッチコピーをやたら目にしますから、何かと好調なのでしょう。上場するなら今だ、みたいなムードなのでしょうね。

 でも、こう言って騒いでいるのは新日関係者を除けば、プロレスをよく知らない人。ネットニュースや経済誌にそんな景気のよい記事が出ていたからきっとその通りなんだろう、と情報を精査しないで鵜呑みにするアフォです。もしくは既成事実を捏造して国民をマインドコントロールすることで利益を得られる人…と、個人的には思います。だって、新日の売り上げが過去最多だった1996年…Uインターとの対抗戦があった、ミスター高橋本以前の時代…あの年や、その前の初代タイガーマスクブームの頃に比べたら、数字的にはまだまだ全然V字回復なんてしていないでしょう。せいぜい“左に40度傾いたL字回復”程度じゃないですか?つまりV字回復というのは嘘。

 そもそもブームだというのに、テレビ中継は週一回、深夜2~3時頃に30分間だけ、というのはおかしいでしょう(笑) ドーム球場レベルの大きな会場での興行も少なくなったし、今やビッグマッチの会場が後楽園ホールという事業規模を縮小する団体も多い。そこだけ見たらV字どころか右肩下がりです。サラリーマンの平均年収以下の収入しかないプロレスラーも多いと聞きます。新日一押しのオカダカズチカ…最近CMで見かけますが…彼だって一般人のほとんどは“アンタ、誰?!”レベルでしょう。そんな状況を“ブーム”とは普通言わないと思いますが。

 まぁ興味のない私の意見はともかく、気になるのは、もし株式上場するならプロレスが“筋書きのあるエンタメショー”(別の言い方をするなら“八百長”・笑)であることを世間にカミングアウトするのか?ということです。株式上場するということは会社側が株主に対し経営情報など情報を公開する必要があります。プロレスラーや試合を会社が売る商品と考えた場合、「試合の面白さは保証できないが完全ガチンコ勝負」なのか「華麗で面白く感動する試合を提供するが全て八百長」なのかによって、商品価値は全く違います。ここをグレーのままにしてしまうと、新日の真の事業内容、ビジネスモデルが明確でないまま株が売買されてしまう。問題ないわけありません。

 ところが木谷高明オーナーは東洋経済のインタビューにこう答えています。

「上場によるカミングアウトは考えていない。そこは企業秘密である」

ハァ?!何言ってんの?!

 例えば「国産の安全で高品質なミカンを農家から仕入れて消費者に販売する」会社があるとして、「仕入れ値」「甘く育てるためのコツ」などは“企業秘密”として明かさなくても問題ないような気がします。

 しかし「ミカン」として売ったものが、実はそれとよく似た中国産の得体の知れない植物の実ではマズいし、それを消費者や株主から追求されて「ミカンなのか別の植物の実なのかは公表しない。企業秘密だ!!」では通用しないはず。つまり、売られる商品は必ずミカンでなければならないし、甘くて美味しいミカンがヒットすると予想するからこの会社の株価も上がるわけですよね。まぁ私も株には興味ないので、あくまでも常識の範囲内で想像しているだけですが(笑)

 プロレスへの興味を失って久しいですが、色々な意味でまだまだ“プロレス業界の常識は世間の非常識”のままなんだなぁ、そう思いました。


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高額当然!田中陽希と行く山岳ツアー(?)

2016-05-20 Fri 18:42
 一昨年「グレートトラバース 日本百名山一筆書き踏破」、そして昨年「グレートトラバース2 日本二百名山一筆書き踏破」を見事成功させたプロアドベンチャーレーサー、田中陽希氏のフェイスブック(田中氏個人ではなくプロジェクトPR用)をチェックしていたら、気になる書き込みが目に留まりました。

「昨日ご案内しましたツアー企画を中止させて頂きます」

えっ?そんな告知あったっけ?一応毎日チェックしているはずなのですが(笑)

 しかし私が気になったのはツアーの存在そのものではなく、中止理由。どうやら企画内容について多くのファンからネガティブな指摘があり、これを仕切る応援事務局が一度白紙に戻したらしいのです。私は具体的にどんな内容のツアーだったのか知りたくなり、過去の書き込みを探しましたが、既に削除されており確認することは出来ませんでした。ただファンのコメントからは、

・かなりの体力が必要
「私には無理」「初心者向けのツアーもあれば」といった意見が多かったため、もしかしたら田中陽希氏並みの体力を持つ人向けの長距離トレイルか?

・参加費が高額
「宿代込みで3万円だったら」「八ヶ岳の入山料が10万円もするの?」といった意見があったので、参加費は最低でも1人10万円以上?

という、体力的にも経済的にもかなりハードル高めのツアーだと想像出来ました。

 田中陽希氏をテレビで見て初めて知り、グッズを買ったり講演会に参加したりして応援してきたファンからすれば、今までせっかく応援してきたのに除け者にされたような気持ちになったことでしょう。私も正直、こういったツアーの“平均値”って知らないのですが、彼がこれまで行なってきた講演会やゲスト出演したイベントには無料~3,000円くらいで参加出来たので、知らず知らずのうちにそれを“田中陽希氏の商品価値”と判断してしまったのかも知れません。

 でも、この気持ちを事務局にぶつけるのは、ちょっと違うような気がします。

 例えば、ある女性アイドル歌手がデビューしたとします。彼女はまだ無名で人気もほとんどありません。よってファンは小さいライブハウスで歌う彼女のコンサートを間近で、しかもを安価で楽しめますし、握手会で直接本人と会話を交わすことも出来て大満足でした。

 ところが彼女がテレビに出て人気も知名度もアップしてしまうと、彼女の歌を聴くためには1人10万円払ってディナーショーに参加せざるを得なくなってしまいました。経済的に余裕のないファンは疎外感を覚えます。「チクショ~!オレはデビュー当時から彼女を応援していたのに~!!」…そんな気持ちは分かりますが、彼女も所属事務所もボランティア活動ではなく商売として、お金を儲けるために活動して(させて)いるわけですから、仕方のないことです。よって「陽希が遠くに行ってしまうような寂しさ」「陽希を商品にしないで欲しい」という声も、気持ちはわかりますが、ちょっとお門違いでしょうね。

 そもそも田中陽希氏、SNSをチェックする限りプロとはいえレース賞金やスポンサー料だけでメシが食えているとは思えません(特にこの2年)。夏はカッパクラブでガイドをしたり、冬は薪割りをしたりと、ほとんど季節労働者のようです。そんな彼が収入を増やしたい、EAST WIND(彼が所属するアドベンチャーレースチーム)の活動資金を稼ぎたい、という目的で(二)百名山踏破にチャレンジし、自分の知名度と商品価値を上げた今、高額のツアー(商品)を売ろうと試みるのはごく自然なことだと思うんですけれどね。しかもスピード登山は彼の得意技。したがって今回のツアーは“百名山をスピード登山で踏破した彼からでないと買えない希少商品”だったはずですから、価格も上がって当然です。もし、これを認めてあげないと、あの途方もない偉大なチャレンジの成功を否定することにもなりかねません。

 まぁ、そうはいっても私も含め10万円をポン!と出せるファンは多くないと思います。でも田中氏を応援する気持ちは変わらないはず。ならばツアーに参加しなくても、現在放送中の「グレートトラバース2 15min」を欠かさず視聴する、DVDを購入する、講演会に参加する…自分が無理なく出来る応援方法で応援すればよいだけのことですよね。

 直接会って声を交わすだけが応援ではないはずです。





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小学生をハイテンションにさせる出来事

2016-05-19 Thu 23:19
 先日、東京大田区の羽田空港滑走路内に4匹の野良犬が迷い込み、飛行機の発着陸に支障を来たしました。

 最近になってようやく最後の一匹が無事保護されたそうで一安心です。どれだけの経済的損失が発生したのかは分かりませんが、悪いのはあくまでも4匹を野良犬にしてしまった人間。ワンちゃんに罪はありませんからね。

 ところで私はこのニュースを見ていて、あることを思い出しました。そういえば小学生の頃、授業中の校庭になぜか野良犬が迷い込んでくることが何度かあったっけ。そういう時ってたいていどのクラスも生徒が大騒ぎして、勝手に授業を中断して、窓に押し寄せて野良犬の一挙手一投足を見守るんですよね。一体、何があそこまで当時の子供たちをハイテンションにさせたのでしょう?未だに謎です(笑)

 また、大人になってからも友人らと雑談中にそんな話題が出ると、たいていの人が「あったあった!!」と反応し、当時の様子を熱く語り出す。そして「何でなんだろう?」と笑うんですよ。ちなみにこの時もテンション高め(笑) どうやら日本全国共通の現象、そして謎のようです(笑)


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ぽたん

2016-05-17 Tue 21:51
 7年前の夏、今は亡き我が愛犬・ビータ(当時0歳8ヶ月)と死闘を繰り広げた、“ぽたん”


(当時の再現)

photo1

「スライムA が あらわれた!」
「スライムB が あらわれた!」
「スライムC が あらわれた!」
「ぽたん が あらわれた!」


photo2

「ビータくん の ペロペロこうげき!」
「ミス! ぽたん に ダメージ を あたえられない!」



…なんてことがありましたっけ(笑) 当時はビータを飼うようになって初めての夏でしたので、私自身かなり浮かれ気味でした(笑)

 さて、この“ぽたん”なる架空の動物ですが、渡辺元佳氏というアーティストさん作による、身体の毛が多摩川の水で出来た羊だそうです。ここ大田区矢口は多摩川が近いですからね。

 さて、そんなご当地キャラの(?)ぽたんですが、最近東急多摩川線下丸子駅ホームにもいることを知りました。


photo3


…胴体が真っ二つ(汗) ずっと前からあるようですが、こちら方面は滅多に来ないので知りませんでした。

 何だかちょっとだけ得した気分です(笑)



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舛添都知事の感覚が庶民ズレしている理由

2016-05-16 Mon 22:16
「トップリーダー」
「トップリーダーが二流のビジネスホテルに泊まるのは恥ずかしい」
「動く知事室」
「湯河原の別荘の風呂は脚が伸ばせる」
「精査」
「ymasuzoe」

…今年も流行語大賞候補、豊作の予感です(笑)

 舛添東京都知事による公的政治資金流用(横領?)疑惑が現在ちまたを賑わせています。先週末に本人が“言い訳会見”を開きましたが、東国原氏が言うように“精査”したのは過去の疑惑ひとつひとつが「法に触れるかどうかを精査していた」だけで、結果的に法に触れていないならOK、触れていたら謝罪してお金を返す、で済ませたようにしか見えませんでした。

 まぁ、私も東京都民として色々言いたいことはありますが、とりあえずひとつだけ。舛添都知事が政治資金で美術品を収集していた問題についてです。どうやら油絵や浮世絵を買い漁ったようですが、その件についての彼の言い訳に納得出来ませんでした。なぜなら、浮世絵購入の目的を「東京の町をデザイン(設計)するための参考資料として」と言い訳していたからです。

 私も写楽をはじめ北斎、広重、歌麿などの浮世絵が好きです。北斎、広重らの作品から江戸時代の東京の町並を理解することは、ある程度可能だと思いますから、分からんでもありません。

でも、それが目的ならわざわざ買わなくてもGoogle画像検索で十分でしょう!!検索すればたいていの作品はネットに腐るほど転がっているし、その方がよほど手っ取り早いですって!!

私も好きな浮世絵はレプリカを買って部屋に飾りたいと思うことがあります。でもレプリカとはいえ高価だし、スマホやPCの壁紙にして楽しむ程度ならネットの画像で十分事足ります。つまり現物の絵画でなければならない理由って、収集家自身が満足するためかインテリアとして使用するため、=(イコール)舛添都知事自身のための購入としか思えないんですよね。

 それに東京の町並の参考にするなら、浮世絵1枚や2枚では全然話にならないはず。なおさらネットの画像で済ませた方がリーズナブルだし手っ取り早い。これが正しいかどうかはともかく、庶民の感覚であることは間違いありません。

 これだけ見ても、舛添都知事の感覚が庶民感覚とは大きくズレているのは間違いありませんね。


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スマホに保存したデータを全て失った日

2016-05-15 Sun 21:16
 4年間使用中のスマホがクラッシュしてしまいました。

 今朝、スマホでYAHOO!ニュースを見ていたら画面がフリーズ。いつものように再起動しましたが一向に待受け画面に至りません。いつまで経ってもdocomoのロゴが…。まぁ、古いGALAXYⅡですからねぇ。

 仕方なく近所のドコモショップを訪れたのですが、この状態ではショップでは修理しようがない、いえ、それどころか電話帳、画像、その他あらゆるデータが取り出せないとのこと。工場に送って分解し、データ復旧を試みることは出来るそうですが、費用が高額なうえに復旧出来る可能性も100%ではないといいます。いやいや、電話帳はマメにバックアップしてるから大丈夫っしょ…

ドコモのお姉さん「何というアプリでバックアップしましたか?」
私「(覚えてない)…」
ドコモのお姉さん「SDカードにも保存していませんか?」
私「実はSDカード差さってるのですけど、なぜか認識しないんです。だからそのままで…」

親身になって解決策を色々考えてもらいましたが、現実的な策は出てきませんでした。結局データは諦め、何とかすることにして泣く泣く機種変です。

 画像はまだマメにPCに移していたのでよしとして、やはり不便なのは電話帳です。後に4年前に使っていたガラケーから古いデータはコピーしましたが、新しめの知り合いの連絡先がどうしようもありません。LINEもパスワードを忘れてしまいログイン不可、再発行しようにも上手くゆかず。みなさん、


重要データはまめにバックアップ取っておきましょうね!!あらゆるサービスのアプリ名、ID、パスワード、登録メアドなどもしっかりどこかにメモしておきましょうね!!


後悔先に立たずです。

 でも今回改めて感じましたが、PC、スマホ、その他家電なども含め、長年使いなれたものを大切に使い続けるのはもちろん素晴らしいことです。しかしその一方で、ある程度新しい製品にも積極的に触れていないと、使い方が分からなくなりどんどん時代に取り残されてしいますね。使えて当り前のスマホや家電を満足に扱えないと、気分も沈んで生きる力まで失いそうで怖いです。


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今後増えそうな“山ドッグ”

2016-05-12 Thu 20:00
 先日、奥多摩の御前山登山中に、柴犬を連れたご夫婦とすれ違いました。

 ワンちゃんは感心するほどお行儀よく歩いていたので、きっとこれまで何度も登山経験があるのでしょうね。私の愛犬は昨年亡くなってしまったため、叶わぬ夢となってしまいましたが、私もずっと愛犬と一緒に登山出来たらいいな、と思っていたので羨ましかったです。

 ところで「山」と「ペット」、どちらも近年ブームです。しかも今年から“山の日”が国民の休日となります。新たに登山に興味を持つ人、特に「どうせならペットも連れて登りたい」と考える人も増えるでしょうね。山ガールの次は間違いなく“山ドッグ”ブーム、キますね(笑)

 さて、そんなペット(以下:犬)同伴の登山ですが、私は個人的には賛成です。しかしいくつか注意すべきことがあると思っています。


【他のハイカーへの気遣い】
 まず、登山道で他のハイカーとすれ違う際、十分注意する必要があります。幅の広い安全な登山道ならあまり問題ないですが、狭い道、急斜面で犬に近寄られたり飛びつかれたりしたら、いかに愛犬家でもビックリします。

 また、曲がり角を曲がった瞬間、目の前に犬が!なんて状況もマズいですね。山に犬がいるなんて想像していないと、犬が一瞬熊に見えるかも知れません。突然のことに「うおおっ!!」と後退りしたが最後、切り立った斜面を転げ落ち…なんてことになったら大変です。

 私も含め愛犬家は、つい犬が苦手な人の存在を忘れてしまいがち。世の中には愛犬家ばかりではありません。犬が本当にダメ、近くに犬がいるだけで恐怖して動けなくなってしまう人もいます。もし犬を連れて行くなら、人間だけで歩く時以上に他のハイカーを気遣い、全てのハイカーに道を譲りまくるくらいの心構えで登山に臨むのが丁度よいかも知れません。


【地上に存在しない微生物を運んでしまう】
 標高の高い所にしか存在しない微生物を犬が運んできてしまう、という意見もよく聞きます。詳しいことは分かりませんが、それにより生態系に影響を与えたり、新しい病気を引き起こしたりすることがあるそうです。


【犬にとってはいい迷惑?】
 犬種や日頃の運動量にもよりますが、あまり体力のない犬を人間のエゴで登山に付き合わせるのはとても可哀想です。散歩なら何かトラブルがあっても最悪タクシーで帰宅するとか、近道するなど選択肢がありますが、山中ではそうもいきません。まぁ人間の場合も同じですけれどね。

 また、今後増えそうだと危惧しているのが、SNSに載せる写真確保、SNSに投稿するネタ作りのために犬を登山に付き合わせようとする人。頂上で撮影したワンちゃんとの写真が欲しいがために無理をしてしまう、させてしまう人。これも体力のない犬にはいい迷惑です。

 これは私の考え方ですが、海のレジャーは綺麗な魚を見て感動する、冷たい水の中で泳いで気持ちいい、風を切って走るのが爽快、仲間とワイワイ過ごせて楽しいといった、純粋に快楽を楽しむもの。つまり“外向き”な趣味。それに対し、登山はどちらかというと精神鍛錬、目標達成、心を洗うといった、精神的満足を満たすための“内向き”な趣味。したがって暑い夏に冷たい海で泳げて嬉しいワンちゃんはいても、己に打ち勝って登頂出来たことに満足するワンちゃんは多分いません(笑)

 散歩の延長なら構いませんが、それを越えてどこまでワンちゃんに飼い主のエゴを押し付けてよいのか?難しいです。


【もちろん糞尿の処理はしっかりと!】
 山中でワンちゃんがしたオシッコを水で流し、ウンチをビニール袋に入れて下山すべきなのは言うまでもありませんが、それを下山後にレストランや駅のごみ箱に捨てるのもNGです。空き缶やペットボトルと同じ、自宅まで持ち帰るのが真のハイカーです。…私はペットボトルくらいなら途中の駅のごみ箱に捨ててしまいますが(苦笑) 「犬のウンチを店のごみ箱に捨てられた!!」なんて現地の住民が騒ぎ出せば、今後これまで通り登山を楽しめなくなってしまうかも知れません。

 ということで愛犬家の私でもネガティブになるほど、ワンちゃんとの登山には注意点、考えるべき点が多そうです。

 しかし、そもそも山をはじめとする自然って、別に人間を楽しませるために存在しているわけではありません。人間が勝手に入り込んで木々を伐採したり、遊んだりしているにすぎないのです。

 そう考えると、山にとっては人間が入り込もうが犬が入り込もうが、どちらもいい迷惑。むしろゴミを捨てたり草花を持ち帰ったりする人間の方が迷惑かも知れません。したがって人間中心に考え、人間はOKだが犬はダメ、みたいな考え方はせずに、両者ともども安全に山を、自然を楽しめるようになるといいですね。



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図書室の本を失くして絶望した小3の夏

2016-05-11 Wed 20:00
 今月9日夜、東京都品川区の東急大井町線荏原町駅で、女子中学生2人が電車に飛び込み自殺しました。事故現場は私の自宅からそう遠くないし、東急大井町線はそこそこ利用するので、この悲しい一報を聞いた時はいつも以上に驚きました。

 少年少女が自殺に至る理由はそれぞれ違うのでしょうが、同様のニュースを聞いた時にいつも感じるのは

「子供ゆえ生きる世界が限定されてしまい、そこから逃避するという選択肢が現実的ではない。どこにも逃避出来ない以上、仕方なく自ら消滅することを選択してしまうのかな」

ということです。例えば大人なら、日常生活に何か問題があれば転職、引っ越し、離婚などを選択することで新しい人生をスタートさせる、という発想は割と可能です。どんなに虐められても会社を辞められない、という発想は(当面の家計が心配、といった事情を除けば)あまりする必要はありません。

 しかしお金も経験もなく親の保護下で生きるしか選択肢のない子供たちは、学校・家庭・塾・友達グループなど、ごく限られたコミュニティでトラブったら、もう他に居場所はないと感じてしまい、追いつめられた気持ちになってしまうのでしょうね。学校も塾もやめていいんだよ、もっと素敵な友達はたくさんいるんだよ、と我われ大人がもっと啓蒙してあげられるとよい気がします。

 そんな私も、子供のころ一度だけ自殺…まではいきませんでしたが、人生に絶望したことがありました。

 小学三年生の夏休み明けの土曜日。私と数名のクラスメートは、夏休み前に学校の図書室から借りた本を自宅に忘れてしまい、期日に返却出来ませんでした。悪いことに当時図書室を任されていたのが“F”という、リアル魔女のようなナリをしたお婆さん先生。彼女は(今思い出すと明らかに必要以上に)激怒しました。あまりの恐ろしさに担任教師に怒られても絶対に泣かないような子が何人も泣いていましたね。

 その日は“連絡帳”に「週明け月曜日に必ず返却します」という、念書のような文章を各自書かされ、解放されました。連絡帳というのは普通、担任教師と親の間で重要な連絡を遣り取りするためのノート。忘れ物云々に使用することはありませんでした。魔女先生の怒りの強さが伝わってきました。

 帰宅した私は、忘れないうちにランドセルにしまっておこう、と図書室に返却する本を探しました。ところが…ない!!昨日まではちゃんとあったんです。それが家中探してもどこにもない!!…私の人生、もう終わった、と本気で思いましたね。

 私は親にこのことを言い出せず、連絡帳も見せられず、このまま月曜日になったら自分は殺されてしまう、くらいの絶望的な気持ちで週末を過ごしました。まさに死刑囚の気持ちです。翌日曜日、父は不在でしたが母は一日自宅にいました。私はその日は朝から母にベッタリ甘えまくったと記憶しています。真剣に人生最後の日のつもりでしたね。

 結局、翌月曜日は学校を休むわけにもいかず、いつも通り登校。当然本は返せませんが、魔女先生に会って謝るのも恐ろしくて無視してしまいました。しかしどういうわけか、それっきり魔女先生からも担任教師からも、何のお咎めもなし。そのまま本を返すことなく卒業してしまったのでした。今さら確認する術もありませんが、もしかしたら自宅で本を発見した親か兄弟が、勝手に返却してくれていたのかも知れません。

 今の私なら「ないものはないんだから、仕方ねえだろう?!そんなチンケな(?)本、何冊でも新品を弁償してやるぜ!!」くらいの勢いで魔女先生に謝りに行くと思います。でもそれは大人になった今だから可能な発想であり、小3当時はもちろん無理。お金はないから弁償なんて出来ない。あっても先生に嫌われることを恐れそんなアプローチは思いもよらない。親にも心配かけたくないし、ダメな息子だと思われたくないから打ち明けられない…やはりどうすることも出来なかったわけです。

 幸い私は死を選ぶことはありませんでしたが、昔も今も、子供にとってはこんなことでも十分自殺の理由になるのでしょうね。今回の痛ましい事故のニュースを聞くまで、正直このほろ苦い思い出は完全に忘れていました。でも、たまには幼い頃の、思い出したくない思い出を懐古するのも大事かも知れません。



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ドコモショップにて

2016-05-10 Tue 18:48
 スマホの電池パック交換目的で、近所のドコモショップに行きました。幸い待ち時間もなく対応していただき、スムーズに用事を済ませることが出来ました。

 すると最後に係員さんが、こんなことを言い出しました。

「全然関係ないのですが、お客様のお宅ではインターネットの回線は何をお使いですか?」

私は彼の言わんとすることがすぐに分かりましたよ。現在契約中の回線から、ドコモのお得な回線に乗り替えさせようと、お勧めするつもりなのでしょう。実際訊ねるとそのようでした。

 しかし私、個人的にこの件について話すのはもういいよ~!!…って感じなんですよ。なぜかというと、これで散々揉めたことがあるからです。というのも昨年、スマホの修理を依頼しにドコモショップを訪れた家族の者が、今回と全く同じパターンでドコモの回線を勧められたのです。その際、

・料金が今より安くなる
・今、ここ(ドコモショップ)で申し込むだけで、あとは何もしなくてOK。

ということでしたので、即申し込みました。その時点で契約中の回線もドコモだかNTTのサービスだったのですが、まぁ子会社同士で競争しているんだろうな、くらいにしか考えませんでした。

 ところがそれからしばらく経ったある日、自宅のPCがネットに接続出来なくなりました。サービスセンターに問い合わせると、「そちらから契約解除の申し入れがあったため、契約を解除した」と言います。え~っ?新しい回線繋がってないの?何もしなくてOK、ってドコモショップの人が言うから替えたのに!!ムッとしつつそれを説明すると、「確認して折り返し電話します」との返事。しかし2、3日待っても連絡なし、こちらから催促の電話を入れても、あちこちの部署にたらい回しされるだけ。

 これでは埒が明かない、回線を勧めた張本人に文句を言ってやる、とドコモショップに行きましたが、ここでも似たような対応を繰り返されてしまいました。あのさぁ…


同じ(ような)会社同士の間のトラブルなんだし、こっちを巻き込まずに対応出来ないのかよ~っ!!


ネットが使えないのは不便だったので、こちらもかなりの時間とカロリーを使い動きました。その結果、何とか一週間少々でネットが使える状態に戻ったのでした。

 そんな話をすると、係員さんに恐縮されてしまいました。いやぁ、私も出来れば思い出したくなかったです(笑)

 まぁ私も大企業の社員だったことがあるので、顧客からの問い合わせを受けても社内のルールに則ってでないと回答出来ない事情、即答出来ない苦しみは何となく分かるつもりですけれどね。

 とりあえず早く届くといいなぁ、電池パック(笑)



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観光・自然を楽しむならベストシーズンに

2016-05-08 Sun 00:00
 先日、奥多摩の御前山を歩いたことをここに綴りました。

 山歩きをたしなむ関東近郊在住の方ならご存じかと思いますが、この御前山は常にカタクリという花とワンセットで語られるほど、カタクリで有名な山。毎年4月中旬から下旬にかけて、山頂付近に群生する可憐で美しいカタクリと出会うことが出来ます。

 カタクリそのものは、この山に登らなくても他の場所でも見られますし、花屋さんでも購入出来るそうです。しかしこの花はとても小さく、まるで恥ずかしそうに俯くかのごとく頭(花の部分)が下を向いています。だから平地で眺めるのとは違い、上方からこちらを見下ろすように生息するカタクリを見上げながら、登山道を歩く、というのも新鮮だし趣がありますよね…といっても私は先日、途中でリタイアしてしまいましたから、あくまでも想像ですが(笑)

 私は過去に一度、この御前山に登ったことがあります。当時は歩きやすい季節に、と気温のことだけ考え、9月末に登りました。しかし9月の御前山はカタクリとは無縁だし、冬には早いので樹木も落葉しておらず、山頂からの展望もほとんど楽しめませんでした。今思えば御前山に登ったという既成事実を作るための登山でしたね。こんな時はいつも、ある知人の言葉を思い出します。

「観光地や山はどんなに混雑していても、ホテルやツアー料金が高くてもベストシーズンに行くべき」

 例えば、札幌に行くなら雪祭りのある2月、青森なら弘前城公園の桜が咲く4月。仙台なら七夕祭りの8月、北アルプスの涸沢カールなら紅葉の9月末から10月、京都なら紅葉の11月に行けば、ゲロ混みで宿泊料も高い代わりに旅行を最大限満喫出来て一生の思い出になるよ、というわけです。もちろん夏の北海道や桜の季節の京都も訪れる価値は十分あると思いますが、そう頻繁に訪れる機会がないのなら、思い切ってベストシーズンを選んでみたら?安くて空いていても、それを外した中途半端な季節に行くのはもったいないよ、という意味も込められています。

 山歩きの場合、私のような技術・体力とも不十分な者には登れる時期は限られますが、今回のように草花の成長に合わせることは出来ます。今後はそんな条件も組み込んだ計画を練った山歩きを楽しみたいものですね。


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今の自分の限界に気づいた御前山登山

2016-05-06 Fri 22:13
 こどもの日に奥多摩の御前山に、カタクリの花を見に行きました。

 「御前山といえばカタクリ」というほど、両者は切っても切れない関係です。私も3年ほど前から見に行きたいと思いつつ、いざ当日早朝になると「眠い」「体がだるい」「お腹が痛い」「山は逃げない(笑)」…つい“行かない理由”を探してしまう。その間に僅か半月ほどのシーズンは終わり…の繰り返しでした。今年も本来4月中に行くはずが、ズルズル…(笑) もう咲いてなくてもいいや、と割り切り、何とか重い腰を上げました。

 この日は幸い天気もよく、暖かい初夏の陽気。ハイカーで賑わう奥多摩駅前からバスに乗り、奥多摩湖へ向かいます。実は5年前に御前山に登った時にも、同じ奥多摩湖・小河内ダム側の登山口から登りました。2回目だから道に迷う心配もないし、気持ちに余裕を持って登山開始です。

 ところが…開始後いきなり現れしばらく続く、奥多摩らしい急登を休み休み登り切り、比較的緩やかな登山道をしばらく歩いていると体調に異変が。貧血の時のように目が眩み、視界の大部分が真っ白です。おまけにザックを支える両肩が千切れそうなほど痛い。それでもこの機会を逃したらまた1年、TO DO リストの「御前山カタクリ」という一行を残したまま過ごさねばなりません。それはどうしても嫌だったので、休み休み頑張って歩きました。

 しかし体調は一向によくならず。かなり迷いましたが今回の登山はリタイア、思い切って引き返すことにしました。このまま時間をかけて山頂まで登れたとしても、歩く距離が長くなる分下山のリスクも大きくなるだけ。体調がどうなるか分からない以上、不安しかありません。まだ何とか歩ける今、引き返すべきと判断しました。仕方ない、また来年の4月に来るか…。後で確認したところ、今回引き返すことを決めた地点は、登山口から御前山山頂までの約3分の1地点にあるサス沢山。そのサス沢山までようやく半分(直線距離で)ほどの、かなり登山口寄り。


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この辺(笑) 5年前はスローペースながらもサス沢山まで1時間20分で到着しました。今回はそれよりも倍以上遅いということになります。よほど体調が悪かったのでしょうね。

 引き返す下山道には、これから御前山へ向かうハイカーがまだたくさんいました。私は体調の悪さに加え、日頃の運動不足が祟り両脚がガクガク。登りでキツかった急登は、下るのも一苦労です。ストックを駆使し、木の幹に掴まり安全に下ろうとしますが、ちょっと砂利を踏んでしまっただけでズルッと滑り、尻餅をついてしまう。脚の踏ん張りが効きません。自分の脚ではないかのような感覚のまま下り続けました。

 そんな状態で下り続けていると、この日何人目かのハイカー…優しそうなおじさんと擦れ違いました。

オ「こんにちは」
私「こんにちは」
オ「この急登、まだ続きます?」
私「ええ、もうしばらく続きますよ」
オ「けっこう急で危ないですね」
私「そうですね。ゆっくり歩いた方が絶対安全…うおっ!!

私は足を滑らせ、急登をダッシュで下るような格好になってしまいました。しかし脚がガクガクでそれに耐えられず、転倒。そのまま頭を下向きに数メートル滑り落ちてしまったのです。何とか立入禁止エリアを隔てるロープを掴み、体はストップしましたが、頭が下向きなので自力で起き上がることが出来ません。すると先ほどのおじさんが下ってきてくれ、体を起してくれました。

オ「大丈夫ですか?!」
私「ありがとうございます。言わんこっちゃないですね(苦笑)」
オ「この下にお花とペットボトル入りのお茶が手向けられた場所がありました。多分最近誰かが滑落して亡くなったんでしょうね。お互い気をつけましょう」
私「そうですね。本当に助かりました。ありがとうございました」

いやぁ…やってしまった…運動不足で久々過ぎる登山に挑んでしまった自分への嫌悪感で胸がいっぱいです。少し下ると、本当に花とお茶がありました。そこは切り立った斜面際で、ここからどなたかが落下したのかな…想像しただけで怖かったです。自分は大きな怪我もなく幸いでした。

 その後も何度か軽く滑りながらも、時間をかけゆっくり下りました。色々な意味でこれではもう「趣味は登山」なんて言えないし、もうオレの体には山を歩くだけのスペックは備わっていないのかな、と真剣に考えてしまいました。


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 疲労と脚の痛みを抱え、何とか奥多摩湖まで戻ってきた私は、湖畔にある「奥多摩 水と緑のふれあい館」内のレストランへ。実はこのレストランの名前が…「パノラマレストラン カタクリの花」というのです。


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無料写真素材「花ざかりの森」より画像お借りしました。
URL:httpforest17.com


 ちなみにカタクリとはこんな花。まるで恥ずかしそうに下を向いているかのような、可憐で美しい花です。残念ながら実物のカタクリの花には会えませんでしたが、同じ名前のレストランで美味しいランチを堪能し、最後にひとつだけ楽しい想い出を残すことが出来ました…。

 帰宅後、私はTO DOリストから「御前山カタクリ」を含む、登山関係のTO DOを全て削除しました。でも登山を捨てるわけではありません。一度これまでの経験や実績をリセットして、また体を鍛え直し、身の丈に合った低山から付き合いを再開しようと思います。


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初夏の奥多摩湖ギャラリー

2016-05-05 Thu 19:49
 東京・奥多摩は御前山のカタクリを見に行きました…が!!突然の体調不良により、途中で泣く泣くリタイアしてしまいました。

 加えて両脚の異様な疲労により、登ってきた急登を満足に下ることが出来ず、足を滑らせて数メートル、頭から滑り落ちてしまいました(痛)

 その結果、カタクリの花はもちろん、登山で得られる自然風景はほとんどカメラに収めることが出来ませんでした。よって、せめて初夏の美しい奥多摩湖(小河内ダム)をここにご紹介したいと思います。


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…膝が痛くてまともに歩けない…(苦)


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出来る限り早い熊本城復興を願う

2016-05-03 Tue 21:19
 先月起きた熊本地震の影響により、現地では家屋をはじめ多くの建造物や道路が崩壊してしまいました。

 崩壊した建造物については、一軒の家屋も毎日多くの車が利用する道路も、重要度は同じだと思いますが、個人的には馴染み深いだけに熊本城および周囲の関連建造物の崩壊、損傷がとてもショックでした。特に鯱や瓦のほとんどが落ちてしまった天守、片側が石垣の石一個分一列でやっと支えている状態の飯田丸五階櫓をニュースで見た時は心を痛めました。


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 私は日本の名城、特に日本百名城を巡るのが好きで、熊本城も6年前の夏に訪れたことがあります。


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再建された天守の内部はかなり近代的で、やや興醒めでしたが(笑)城自体に強烈な風格があり、とてもカッコいい。お気に入りの城になりました。繁華街の真ん中に聳え立つその姿からは、昔から市民の生活とともにあるような印象を強く感じたものでした。

 しかしこの熊本城の再建には、数百億円レベルの費用と20年とも30年とも言われる長い時間が必要だそうです。改めて熊本地震の大きさを感じますね。

 ところで熊本城といえば、以前「一口城主制度」というものがありました(熊本地震まで継続していた?)。これは熊本城復元のために1万円以上寄付した人を「一口城主」と認定し、寄付者の名前を熊本城天守に掲示してくれるのです。実際に私が熊本城を訪れた時には、特定の名前を探し出すのがとても困難なほど多くの一口城主、つまり全国の熊本城ファンの名前があり、驚きました。

 ちなみに…当時私が探したかった“名前”は、「埼玉県 キン肉マンマリポーサ」。


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ご存じない方のために少々説明しますと…昔、大人気だった「キン肉マン」というプロレス(?)漫画がありました。その最後のエピソード、“キン肉星王位争奪戦”に登場する、“赤ちゃんの時に病院のミスで取り違えられたかも知れない、もしかしたら本物のキン肉マンかも知れない”強い超人たちのうちの一人。それがキン肉マンマリポーサです。彼は熊本城内に特設されたリングでロビンマスクと死闘を繰り広げましたが、敗北。その際、ロビンマスクの必殺技の衝撃で熊本城の屋根を突き破って飛ばされてしまった…というストーリーでした。もちろんフィクションですよ(笑) 

 その縁から「自分が壊してしまった熊本城の屋根を修復する費用の足しにして下さい」とマリポーサ自身が寄付してきた…という、埼玉県在住のキン肉マンファンの粋なシャレですね。この事実、私自身初めて知った時は興奮しましたし、その後数名の同世代の友人らにも話しましたが、誰もが驚き、ウケ、そして喜んでくれました。

 あれから数年の間に名城巡りを趣味とする人、あるいは歴女と呼ばれる歴史に興味を持つ女性は増えたと思います。いずれまた熊本城再建のための寄付金が募られる日が来れば、キン肉マンマリポーサに頼る必要もないくらいたくさんの、力になりたいという全国の名城ファンはきっといるはず…いや、いて欲しい。現れて欲しいですね。もちろん私も寄付したいです!!

 スザンヌのガイドする声が車内に流れるバスに揺られ空港から市内へ。ランチにはマー油入り熊本ラーメンと馬刺しに生ビール。熊本城と水前寺公園をゆっくり見物した後は、地元の酒場で阿蘇山の天然水を使ったサントリーモルツを飲みながら、唐子蓮根に一文字グルグルに天草大王の焼き鳥。「観光客丸出しのオーダーでスミマセン(笑)」「いえいえ、どんどん食べて下さい!」なんて会話をご主人と交わし…そしてシメにはまた熊本ラーメン(笑) 熊本県民にとっても、そこを訪れる旅行者にとっても、またあの日のような平和な日常が一日も早く戻って来ることを願います。


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まとめてサラッと読書感想文(20160502)

2016-05-02 Mon 00:00
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「株価暴落」(池井戸潤/文芸春秋/2007・3)

 巨大スーパー・一風堂を襲った連続爆破事件。企業テロを示唆する犯行声明に株価は暴落、一風堂の巨額支援要請をめぐって、白水銀行審査部の板東は企画部の二戸と対立する。一方、警視庁の野猿刑事にかかったタレコミ電話で犯人と目された男の父は、一風堂の強引な出店で自殺に追いこまれていた。

 池井戸潤といえば銀行がらみの不祥事もの、悪事を働く行員が最後にギャフン!と叩き潰されるストーリー。そんなアタマで読み始めた本作でしたが、ちょっと毛色が違いました。

 重要顧客だが業績の悪い大手スーパーの店舗で、連続爆破事件が発生。警察の捜査とは別に銀行が独自に犯人の正体を当たる、という前半は企業ものというよりも警察もの。それでいて警察ものとは違い、犯人探しの過程よりも銀行の融資マンの立場からスーパーとの今後の取引についての悩みが描かれているのが新鮮です。

 後半はこの、業績が悪いのにまともに革新しようとしない、古い体質のスーパーに巨額の融資をするかしないか?の駆け引きがメイン。主人公はまともで融資見送りとしたいのですが、社内のお偉いさんの中には、倒産されると何かと周辺に大ダメージが及ぶので融資すべき(実は保身)との声が多く、主人公はジレンマに陥ります。しかしそこは池井戸もの。ラストはスッキリと…という感じでしたね。


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「ルーズヴェルト・ゲーム」(池井戸潤/講談社/2014・3)

 大手ライバル企業に攻勢をかけられ、業績不振にあえぐ青島製作所。リストラが始まり、歴史ある野球部の存続を疑問視する声が上がる。かつての名門チームも、今やエース不在で崩壊寸前。廃部にすればコストは浮くが―社長が、選手が、監督が、技術者が、それぞれの人生とプライドをかけて挑む奇跡の大逆転とは。

 一昨年TBSでドラマが放送されていたので、ご存じの方も多いと思います。本作を読むとドラマとの違いがよくわかりますが、私は珍しくドラマの方がよかったと思いました。

 例えば、笹井専務がイツワ(ミツワ)電器と手を組んだと思わせる演出、彼が株主総会で決して裏切っていないと判明するシーン、TOYOカメラで行われたイメージセンサーのコンペで、青島製作所のイメージセンサー搭載カメラの映像の方が圧倒的に美しいシーン、野球部のメンバー数人がイツワ電器に引き抜かれそうになるが戻ってくるシーン、野球の試合のシーンが多い点など、全部ドラマオリジナル。改めてドラマの面白さを思い出します。


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「ロスジェネの逆襲」(池井戸潤/文芸春秋/2015・9)

 子会社・東京セントラル証券に出向した半沢直樹に、IT企業買収の案件が転がり込んだ。巨額の収益が見込まれたが、親会社・東京中央銀行が卑劣な手段で横取り。社内での立場を失った半沢は、バブル世代に反発する若い部下・森山とともに「倍返し」を狙う。一発逆転はあるのか?

 前作ラストで左遷された半沢が、子会社の東京セントラル証券で活躍するストーリー。しかも今度の敵は親会社・東京中央銀行。いやぁ、やはり面白いです。あっという間に読み終えてしまいました。

 私はドラマを見ていないこともあり、半沢直樹を理想を追い求めるあまり立場をわきまえない、そのくせ職場が気に食わなくても転職しない、ただのカッコつけた社畜だと思っていました。

 でも本作を読んで大体の半沢像というのが見えてきました。銀行という特殊な環境、特殊な価値観に支配された職場を何とかよくしよう、自分ではなく顧客のために働く職場に変えよう、そのためには自分自身の立場や肩書なんかにこだわらない、そんな信念を貫く熱い男、という感じでしょうか?もちろんフィクションの世界のキャラですが、その姿勢からは学ぶものもありそうです。

 ラストはまた痛快ですねぇ。ドラマで見たい作品でした。


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レプリカユニ論

2016-05-01 Sun 00:00
 いつの頃からか、プロ野球観戦時に応援するチームのレプリカユニフォーム(以下:ユニ)、特に好きな選手の名前や背番号が入ったものを着て応援するのが、ほとんどスタンダードとなっています。

 そのユニも、今や球場内のグッズショップで売られるホーム・ビジター用各最新デザインのものから、各球団がファンサービスで来場者に配布するオリジナルデザインの期間限定ユニ、復刻ユニなど多種多様。ファンはそれぞれお気に入りの、こだわりのユニを身に纏い、応援に励むというわけです。

 そんな応援用ユニですが、私は応援する気持ちがあれば着ても着なくてもどちらでもよいと思います。ただ個人的には着た方が選手や周囲のファンとの一体感を感じられて楽しいかな、とは思いますね。

 では、もし着用するなら、どんなものを選ぶのがよいでしょう?


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現在私は横浜DeNAベイスターズを応援しており、今年から採用された最新のビジター用の、一番好きな山崎投手の名前と背番号19が入ったレプリカを着用して応援しています。

 しかし以前は、応援するチームごとに一番好きだった時代の復刻ユニを頑なに着用し続けました。そうなると当然、多くのファンが着るものとは色もデザインも、時にはチーム名すら違います。でも私の中には(オレはあの当時の、チームが一番輝いていた時代を知っているんだぜ!お前らみたいなミーハーとは違うんだぜ!)という、驕った気持ちがあったのでしょうね。せっかく同じチームを応援しながらも、どこか周囲のファンを見下し、壁を作っていました。ちなみに当時一緒に観戦していた知人はもっと強烈でして…西武ライオンズ戦には西鉄ライオンズの復刻ユニ、東京ヤクルトスワローズ戦にはサンケイアトムズのユニ、横浜ベイスターズ戦には大洋ホエールズのユニ(東海道本線のような緑とオレンジ)、といった自己マン極まりない人でした。今考えるとただのレトロ好きのオッサンですね(笑)

 私が今のような考え方(センス?)に至ったのは、その後一緒に観戦するようになった人からの言葉がきっかけです。

「オレはホームゲームならホーム用、ビジターならビジター用の、出来れば選手と同じ最新デザインのものを着て、選手と同じ気持ちになって応援したい。ユニを着て応援するって、そういうことだと思う」

…独りよがりな自分が一気に恥ずかしくなりました(笑)

 まぁ、大前提としてファンそれぞれ気持ちよく応援出来るのであれば、どんなユニを着ようが着まいが、声を出そうが黙って観ようが何でもよいんですけれどね。ただ、どのチームも毎年様々な色やデザインのユニをばらまくものだから、次第に客席から統一感が失われたような気はします。せめて色だけは、今後もチームカラーを基本にデザインして欲しいものです。



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| 瑠璃色幻想曲 |