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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
鼻から…

2016-07-30 Sat 00:00
 暑かったのでスタバにアイスコーヒーを飲みに行きました。

 アイスコーヒーを買った私は、牛乳を入れようとミルクや砂糖のある台へ。ところがよく見ると、ありがたいことにコーヒーはプラスティックの蓋ギリギリまで入っています。このままでは牛乳が入らないので、ストローをさしてその場でひと口飲みました。

 牛乳を入れると、コーヒーは再びカップギリギリまで嵩が増したので、蓋をはめた時にこぼれないよう、またひと口飲むことにしました。しかしこの時、私はついカップを台に置いたまま、自分の口をストローに寄せて飲んでしまいました。酒飲みの“水飲み鳥”状態です。ちょっと行儀が悪いと思いましたが、気にせずストローの先をくわえ、ひと口吸う。すると…何と!!


ティラリ~ン!鼻から牛乳~♪


昔懐かしのギャグ通りの状態に。慌てて備え付けのナプキンを手に取り鼻を拭いたのでした。恐らく変な体勢だったため、飲み物を飲むには喉や鼻腔の角度がよくなかったのでしょうね。

 かなり恥ずかしい経験でした。誰にも見られていないことを切に願います(笑)


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長州力の心霊写真の真実

2016-07-28 Thu 19:23
 毎年、夏になると書店に心霊関連本が並び、心霊特集を組むテレビ番組が増えます。幽霊の存在を信じる信じないはともかく、これも立派な日本の風物詩ですね。

 ところで私は、毎年この時期になるとある心霊写真のことを思い出します。それは10年ほど前に発売されたある心霊ムックに掲載された「プロレス会場に現れた長州力を応援する霊」(?)が写った写真です。

 リング上でマイクアピールするプロレスラーの長州力。時期的に恐らくZEROー1のリングでしょうか?その背後のリングサイド席に、明らかに不自然に浮かび上がる女性の顔がハッキリと写り込んでいるのです。さらに写り方も不自然なら、その顔の様子も不自然。崩れているというか合成っぽいというか…いえ、ここではあえて“個性的”と表現しておきます。写真のキャプションがなぜか「…もし実在する人なら大変申し訳ないのですが」みたいに結ばれていたのが印象的でした。かなりインパクトの強い写真でしたね。

 その数年後、某団体の試合観戦のため後楽園ホールへ行った私。当時の私はスモーカーでしたので、休憩時間に混雑する喫煙所でタバコを吸っていました…そして何気なく通路に視線をやると…何と!!あの心霊写真(?)に映り込んだ霊そのまんまの顔をした女性がいたのです。思わず自分の目を疑いました。

 さらにその数ヶ月後にも、私は別の会場で同じ女性と遭遇。これで確信しましたね。あの「プロレス会場に現れた長州力を応援する霊」とされる女性は、実際は人よりちょっと個性的な顔立ちをした実在する人間だったのだ、と。

 それにしてもマイナーな出版社が出すB級ムックとはいえ、実在の一般人を幽霊扱いするとは…いい加減極まりない、というかこれ、立派な人権侵害では?実際、現在でもネットの一部サイトではこの写真を心霊写真として扱っているし、画像も残っています。もしも自分がこの記事を担当した編集者だったら、彼女に訴えられるんじゃないか?と冷や汗ものでしょうね。

 ある意味、本物の心霊写真よりも恐ろしい“心霊写真”(?)でした。


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ポケモンGOで誘拐&拉致成功率アップ?

2016-07-27 Wed 19:16
 先週日本でも配信スタートした、スマホ向けゲームアプリ「ポケモンGO」が欧米並みに人気爆発しています(ちなみに間違っても欧米人の前で「ポケットモンスター」なんて言っちゃダメですよ・笑)。

 以前テレビで某女子高生棋士が

「日本人は新しいものに対して不安から抵抗心を示すものだが、アメリカで流行っていると聞くとそれだけですぐに飛びつく。だから日本のゲームなのに先に欧米で配信開始されたのではないか?」

と言っていましたが、まさにそんな感じの広がり方を見せていますよね。

 現在のところ問題点も多そうですが、工夫次第で様々なビジネス展開もありそう。今後少なくない経済効果を生み出しそうな予感です。…まぁ、私はいい年してポケモン収集に夢中になる自分を客観的に想像すると気持ち悪すぎるので、今のところ手を出すつもりはありませんが(笑)


 それにしてもこのゲーム、遊び方の特徴から現在様々なトラブルが危惧されていますが、私はついこんなことを想像してしまいます。今後ポケモンGOを口実に誘拐・ナンパ(拉致)する悪い輩が増えそうだな、と。

 例えば、小さい子供に

「ねえ君、おじさん珍しいモンスターがいる場所知ってるんだけど、連れてってあげようか?」

→誘拐成功。

 もしくは若い女性に

「そのモンスターなら、いる場所知ってるよ。一緒に行ってみない?」

→ヤバい輩が10人くらい待ち構えているアパートの一室へ拉致成功。

なんて。普段なら怪しい輩を警戒してついていかない人でも、ポケモンを間に挟むと一気に警戒心がユルくなりそう。

 そんな事件が起きないことを願いますね。


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“再会”の牛丼

2016-07-24 Sun 00:00
 先日、深夜に放送された某バラエティ番組を見ていたら、突然私の記憶の底に眠っていた牛丼店と、頭にタオルを被った一人の優しそうなオッチャンが画面に映し出されました。私は驚くとともに泣きたいほどの嬉しい気持ちに満たされました。

 私は高校時代、よく学校帰りに都内某町に寄り道して遊んでいました。当時の親友が住んでいた町です。まぁ、遊ぶといっても真面目な高校生ゆえ(笑)ランチを食べるとか、コミックやゲームソフトを探してブラブラ時間を潰す程度でしたけれどね。


photo1


 ある日、私たちは商店街のメインストリートから少し外れた場所にある、一軒の牛丼店を発見しました。当時は牛丼店といえば吉野家。しかしこの店はどう見ても個人経営の店です。美味いのかなぁ…?興味はあるものの、独特な雰囲気がちょっと怖くて入り口を開けられない。

 また、この店には、私たちの興味を引くことがもう一つありました。店名です。当時私たちが大好きだった「美味しんぼ」というコミックに「再会の牛丼」というエピソードがありました。天狗になって師匠に悪態をついて縁を切られた若い落語家が、反省して師匠に許しを乞いたいと願うが、今さらどうすることも出来ない。そこで山岡に助けを求める。山岡はあえて安い牛スジ肉を手間暇かけてじっくり煮込んで牛丼を作り、独演会の来場者に振る舞おう、そうすることで心を入れ替えたことを感じ取ってもらおう、そう提案するのですが…みたいなお話でした。実は先の牛丼店(の牛丼)も、そのエピソードタイトルと全く同じ(発音)なんです…スミマセン、まどろっこしくて(笑)

 その後…多分期末テストで早く帰れた日だったと思いますが、私たちは思い切ってその牛丼店へ。店内はカウンター数席のみ。マスター(しかいませんが)のものらしき私物が壁際やカウンターの隅に多く散らかった印象でした。恐らく夜は常連さんかマスターの友達が入り浸って酒を飲むんだろうな、とも(勝手に)想像しました。正直言ってネガティブな印象だらけでしたね(笑)

 メニューはよく覚えていませんが、育ち盛りだった私たちは「特盛牛丼」をオーダー。見かけによらず優しそうなマスターがラーメン用の丼を持ち上げ、その上に手で山の形を描くようにして「このくらいあるけど大丈夫?」と聞いてきました。私はちょっとビビって考え込みましたが、答える前になぜかマスターに「大丈夫だよ!」と決めつけられ(笑)特盛牛丼をいただくことに。残した分はパックに詰めてくれると言われたような気もします。

 出てきたマスターの特製特盛牛丼は、吉野家のものよりも甘辛い濃いめの味で、ややつゆだく。吉野家の牛丼には入っていない糸コンニャクや、多めにかかった七味唐辛子(特にゴマのような黒い粒)が印象的でした。最初は吉野家との味の違いに戸惑いましたが、食べ進めるうちにこれはこれで美味しいと思えます。かなりの量でしたが、私も友人も何とかその場で完食することが出来ましたね。

 お店の第一印象はあまりよくありませんでしたが、優しいマスターに惹かれ、その後も何度か利用しました。さすがに特盛はその一度だけでしたが、大学受験の前日にも食べに行った記憶があります。

 しかし、高校卒業後はその親友と疎遠になってしまったため、牛丼店にも全く行かなくなりました。それからかなりの年月を経て、偶然思い出の牛丼店(店の画像)と再会したというわけです。


photo2


 私がまず驚いたのが、失礼ながら「あの店、まだあったんだ」ということ(笑) 正直、万人向けの美味しさではないと思っていたし、単価の安い牛丼を狭い店で食べさせるという営業スタイル、他のお客さんを見たことがない(笑)、しかもほとんど溜まり場(想像)だし…子供心にもすぐに潰れるだろうな、と思っていました(スミマセン)。

 今回の放送中、チラッと映った店の牛丼(並)は、一見吉野家の牛丼のように見えました。私の記憶にある牛丼の印象とはかなり違います。長い年月をかけて改良したのかも知れません。

 それにしても、牛丼業界はこの間、BSE問題により安い米国産牛肉が輸入出来なくなったり、デフレで利益が削られたりと、相当厳しかったはず。大手でも厳しいのですから、個人経営店はなおさら厳しかったのでは?そんな中、マスターの店が見事生き残ったのは凄いことです。きっとマスターは、自分が作る牛丼をお客さんに食べて欲しいという強い気持ちを持ち続け、様々な社会情勢の変化にも負けずに必死にお店と自分の牛丼を守り続けたのでしょうね。感激しました。

 さらに嬉しかったのが、番組MCの毒舌芸人Aや女装家Mも驚いていた通り、マスターが若い(笑) お顔を拝見する限り当時からほとんど変化ないんじゃなか?というほどでした。ほんの短い時間でしたが、色々な意味で嬉しくて涙が出そうでしたね。

 マスターの牛丼…ウン十年振りにまた食べたいなぁ…。出来れば当時特盛を食べた思い出話なんかも交わせたら最高だよなぁ…。当然考えたのですが…やはり今でもあの独特の空間に足を踏み入れるのがちょっと怖かったりして(笑)

 それでも食べてみたい“再会”の牛丼です。

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限定ユニは各球団のイメージカラーで!

2016-07-22 Fri 17:28
 最近、プロ野球中継を見ていて違和感を覚えることがあります。

「えっ?何でソフトバンクが青なの?」
「何で西武が緑?」
「広島?!…なんだロッテか」

そう、昨今流行の限定ユニフォーム(以下:限定ユニ)のデザインにおいて、本来のチームカラーと掛け離れた色を採用する球団が多いのです。

 いつの頃からかプロ野球各球団が、過去の復刻ユニフォームや期間限定のオリジナルデザインのユニフォームを着用して試合に臨むようになりました。しかも同じデザインのレプリカユニフォームが来場者に無料配布されることも多く、ファンには堪らない企画です。私もこういったファンサービスは面白いと思うし、毎年「今年はどんなユニフォームなんだろう?」という新しい楽しみが増えるので大歓迎です。

 しかし、それが各球団の持つイメージと大きく異なる配色となると、ちょっと首を傾げたくなります。例えばソフトバンク。本来黄色がメインであるべきですが、赤、緑、紫、水色…そして今年は青。毎年イメージと異なる色をとっかえひっかえ採用。理解出来ないし、観客席もバラバラで統一感がありません。

 西武の緑(一応エメラルドグリーン?)や、昨年の黄色もねぇ…それでいて帽子やズボン(?)はチームカラーの紺色なのでちぐはぐ。何だかジャケット・パンツ・Yシャツのコーディネートを無視したダサいサラリーマンオヤジのようです。

 他にもロッテの赤や青、オリックスの紺やピンクの可愛いチェック柄、カラフルな宇宙柄(?)など、ちょっとやりすぎ感があります。特にオリックスはセンスも微妙だし種類も多すぎ。

 しかも各球団がなぜその色を採用したのか調べると、「チャンピオンブルーだから」「所沢の自然をイメージ」って、どうでもいいような理由ばかりですからね。

 私的には、巨人、ヤクルト(ユニフォームに使われたことはほぼないが昔から緑は球団イメージカラーなので)、横浜は球団のイメージを損なわない範囲で限定ユニをデザインするので気持ちよく受け入れられます。阪神、楽天もそれぞれ一度だけ緑のユニフォームを採用したことがありますが、それ以外は許容範囲内。広島・中日はほとんど限定ユニって着ませんが、それはそれで好感が持てます。

 ほんの一時だけのお祭りアイテムと割り切るべきなのかも知れませんが、後々の試合にもそれを着て来るファンが数多くいるわけですから、観客席の統一感が損なわれ、スタジアムの観客が一体となって応援しているムードに水を差すのは確実ですよね。

 私はよく見ると採用された年代もデザインも様々ながらも、なんとなくマリンブルーで統一された横浜の応援席が、テレビで見るのも実際に自分が身を置くのも好きです。

 ということで来月の横浜のスターナイトのモザイク模様の限定ユニ、楽しみだなぁ…。



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“おねだり王子”真の問題点?

2016-07-21 Thu 19:28
 かつて“ハンカチ王子”として甲子園や神宮を沸かせた、北海道日本ハムファイターズ・斎藤佑樹投手(以下:ハンケチ)。彼が老舗出版社・ベースボールマガジン社(以下:BBM)の社長に2,000万(結果的には800万)円のポルシェをタカったり、高級マンションの部屋を提供してもらったりした、と先日「週刊文春」が報じました。

 ハンケチといえば皆さんご存じの通り、高校・大学野球のヒーローでしたが、プロでは大した活躍も出来ずもがき苦しんでいます。でもいつかは「ライバルの田中マーくんに追いつけ、追い越せ!!」を目標に(とっくの昔に無理か・笑)必死に頑張っているに違いない…プロ野球ファンの私はそう信じていただけにとても残念です。一応、ポルシェはもらったのではなくリース、月々リース料を支払っているから問題はないらしいですが。


(以下、外野からの勝手な妄想)

 このニュースを聞いて私が最も興味を持ったのは、タカった相手がメーカーや飲食などの大手企業や、勢いのあるベンチャー企業の社長ではなく、BBMの社長だったことです。

 有名プロスポーツ選手には、善・悪問わずあらゆる業界・種類の人間が近寄ってくると聞きます。彼らは基本的に純粋に選手と友達になりたいから近づくのではありません。親しくなることで相手を利用し、何らかのメリットを享受しようと期待して近づくものです。

 その結果、たまにプロとはいえ若く純粋、社会の怖さをまだ知らない選手が調子に乗って過剰な接待や多額のカネ、高額品などを享受してしまったり、今回のハンケチのように常識外れな行為に走ったりして問題になるわけです。

 ということは今回のハンケチのケース、裏を返せばもともと持ちつ持たれつの腐れ縁、ある意味関連会社のようなスポーツ専門出版社以外の人から、彼が商品(利用)価値を認めてもらえていないことが明るみになってしまった、ということではないでしょうか?つまり、彼がポルシェをタカったことよりも、この点に対して失望するのが、正しい反応の仕方だと思った次第です(笑)

 それに、出版業界は年々市場規模は右肩下がり。BBMに出版事業以外に収益の柱となる事業があるのかどうかは分かりませんが、そんなタイタニック号のような会社にしかタカれない、相手にされないというのが現在のハンケチを象徴しているようで悲しいですね。


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「麒麟の翼」と日本橋散策

2016-07-19 Tue 07:27
麒麟の翼


 既に映像化も実現した、東野圭吾著「麒麟の翼」(講談社)を読了しました。

 物語は東京・日本橋で何者かに刺され重体の男性が発見される。彼はその後死んでしまうが、2キロほど離れた場所で警官が被害者の所持品を持った不審者を発見。だが尋問しようとすると彼は逃走し運悪くトラックに撥ねられこちらも意識不明の重体に。しばらく生死の境を彷徨うが死んでしまった。

 その後の捜査で、死亡した被疑者は被害者が製造本部長として勤める会社に雇われていた派遣社員であることが判明。しかし悪質な労災隠しの犠牲となり、勤務中の怪我の後遺症に悩まされたため、それをネタに被害者を脅迫、その延長で起きた殺人事件ではないか?だが被害者・被疑者とも死亡により真相は藪の中…警察内にそんなムードが漂い始める。

 頭脳明晰、人情派でもある刑事・加賀恭一郎は「何も真実が解明されないのでは被害者・被疑者両者の遺族誰もが不幸なままだ」と日本橋界隈を毎日歩き回り、鋭い刑事の勘を働かせ集めた情報を積み重ね、事件の真相に迫る…というお話。加賀恭一郎もの、いや東野圭吾の警察ものの中でもかなり面白い作品だと思いました。偶然ビッグな手掛かりが舞い込んでくる、というのではなく、ほんの些細なことをヒントに少しずつ事件の核心に近づいてゆく、というのが好きですね。

 そして本作のもうひとつの魅力が、東京・日本橋という町がとても詳細かつ魅力的に描かれていることでしょう。私は読んでいる最中から無性に日本橋…特に物語中に登場するスポットを訪れてみたくなり、後日実際に訪れました。

 まずは被害者が事切れた、「日本橋」。


日本橋


上に高速道路が走っているため、あまり橋という感じがしません。個人的には江戸東京博物館の再現された江戸時代の木造の日本橋がお勧めです。浮世絵にも多々描かれている通り、昔はここが日本各地への旅の起点でした。


麒麟の像


 日本橋の上にある麒麟の像。キリンビールのラベルに描かれている想像上の動物ですが、この像の麒麟にはドラゴンのような翼があります。全国各地へ旅(飛び)立つスタート地点を表現するため、あえて翼を付けたのだとか。


日本橋派出所


 その日本橋のすぐそばにある交番。ここの駐在さんがヨタヨタ歩く被害者に異変を感じたところから物語はスタートします。


地下通路1


 被害者は日本橋から1ブロック隣の江戸橋の地下通路(画像は日本橋側から)で刺されたことが後に判明。ちなみに反対側から見ると


地下通路2


こんな感じです。ここで刺されて


証券会社通り


人通り少なめの証券会社が並ぶ通りを歩いて、日本橋に辿り着いたわけです。


浜町緑道3

 
 そして被疑者が発見されたのが、この浜町緑道。甘酒通り側の入り口には弁慶の像があります。小さな大人くらいの大きさでしょうか?犬の散歩にもよさそうな散歩道兼公園といった感じです。


浜町緑道2
浜町緑道1
事故現場2


被疑者はここを大橋通り方面に逃走し…


事故現場1


ここでトラックに撥ねられてしまいました。そして物語の肝となる「七福神巡り」。被害者が小津和紙というお店


小津和紙1
小津和紙2


…ずいぶん立派なビルだなぁ…。ここで買った折紙で色違いの千(百)羽鶴を折り、各神社に供えて回るのです。実際の七福神巡りに順番はないそうですが、私は小伝馬町駅に近い


宝田恵比寿神社


宝田恵比寿神社(恵比寿神)からスタートしました。ちなみにお願い事は各所とも「全てが上手くいきますように」、お賽銭は各1円(水天宮のみ10円)です(笑)


椙森神社


椙森神社(恵比寿神)


小綱神社


小網神社(福禄寿)。ここで写真を撮っていたら停車中のトラックの運転手になぜか舌打ちされました(笑)


茶ノ木神社


茶ノ木神社(布袋尊)


水天宮宝生弁財天


水天宮(宝生弁財天/弁財天)。久々に来たら要塞のようになっていた水天宮。安産祈願をする人がたくさんいました。帰宅後に知ったのですが、七福神巡りでお参りすべきは左手前にある小さな社のようです。


松島神社


松島神社(大国(黒)神)


笠間稲荷神社


笠間稲荷神社(寿老神)


末廣神社


末廣神社(毘沙門天)。なぜか全8箇所ありますが、これはこれで構わないようです。かなり歩いたと思いましたが、この日本橋七福神巡りはこれでもかなりコンパクトにまとまっているそうです。

 また、本来七福神巡りは毎年元旦から1月7日までに行うものだそうです。その期間中なら色紙を買って各神社でスタンプを押してもらうといった楽しみ方もあるようです。


甘酒横丁


 物語ではとても魅力的に描かれている「甘酒横丁」。その名の通り甘酒屋さんや鯛焼き屋さんなど、ちょっと寄ってみたくなるお店ばかりです。


ゆうま


被害者が所持していた和風の眼鏡ケースを販売した雑貨店のモデルとなったお店。物語中では店名が差し替えられています。


草加屋


「草加屋」さんというお煎餅屋さん。「ここの煎餅が美味しい」という加賀のセリフがあるだけですが、入口には「麒麟の翼」(映画)のポスターが貼ってありました。ここのお煎餅は3種類ほどお土産に買って帰りましたが、どれもとても美味しかったです。


喫茶去快生軒


加賀と松宮が入った喫茶店「喫茶去快生軒」。店の外観が詳しく描写されています。


洋食芳味亭


洋食「芳味亭」。加賀と松宮が看護師の金森登紀子を迎えて食事した洋食店。加賀が登紀子に勧めたビーフシチューとコロッケをぜひ食べてみたいところでしたが、私が訪れた時間帯は残念ながら準備中でした。しかし名店の洋食はどこもイイお値段しますね(笑)


カフェ・ドルチェ


カフェ・ドルチェ。あれ?いつ登場したお店だ?…と思ったら、映画版に登場したカフェのようです。今回、いくつかのサイトやブログを参考にさせていただいたので、ついここも混ぜてしまいましたが、映画版はいいや(笑) それにしても同じ発想する人、多いです(笑)


 …ということで物語中に登場する神社やお店を見つけるたびに感激しながら楽しんでしまいました。歩き回るだけで十分楽しかったです。

 日本橋は私の自宅と同じ東京にある町ですが、賑やかで楽しいスポットが豊富、ちょっとした旅行気分に浸れるし、日本の古い部分が大切に残されたとても魅力的な町でした。分かっていてもつい何度か、どこかに加賀がいないかな…なんて考えてしまいました(笑)


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毒婦のお墓参りへ

2016-07-17 Sun 17:40
 以前から行ってみたかったある場所を訪れました。“明治の毒婦”と呼ばれた女囚・高橋お伝の墓碑と墓です。

 高橋お伝は、明治時代に古物商の後藤吉蔵という男を殺し、日本で最後に斬首刑に処せられた(斬首刑廃止直前に刑が執行された)女囚として知られています。最近では昭和11年に性交中の男性を殺害してその局部を切り取った元芸妓・阿部定や、平成10年に和歌山で起きた毒物カレー事件の首謀者として逮捕された林真須美受刑囚と併せ“日本の新・三大毒婦”と称されることもあるようです。

 この高橋お伝、彼女をよく知らない人には“ものすごく極悪非道で残酷な連続殺人鬼”のような印象を持たれているようですが、実はそれは歌舞伎や映画の題材として面白おかしく誇張されたイメージによるもの。実際には彼女は幼い頃から不幸な身の上で、結婚するも愛する夫を不治の病で亡くし借金まみれになってしまう哀れな女。ある時、古物商の後藤吉蔵に借金の相談をしたところ、「愛人になるなら金を貸す」と言われ、連れ込み旅館で一夜を共にするも借金の話を切り出すとトボケられたため、ついカッとなって殺してしまった、というのがリアルな経緯のようです。


谷中霊園


 谷中霊園。JR山手線・日暮里駅改札口を出て、線路の上を通る歩道を渡るとすぐに霊園があります。春には多くの人が訪れる桜の名所としても有名だそうです。


高橋お伝墓碑1


 高橋お伝の墓は、その西日暮里駅側入口から続く、霊園内のメイン通り沿いにありました…が、実はここにあるのは墓碑だそうです。


高橋お伝墓碑2


 ここにお参りすると三味線が上達するというジンクスがあり、墓碑には今でも花が絶えません。私は三味線とは無縁ですが、趣味のバンド活動に熱中していた10年前にお参りしていたら、もっとギターが上達したかな?なんて思わず想像してしまいました。

 ただこの墓碑、何らかの意図があってか公衆トイレのすぐ隣りにあるんですよね。罪人とはいえちょっと可哀想だと思ってしまいました。


小塚原日向院


 谷中霊園から徒歩約50分、JRおよび地下鉄日比谷線南千住駅すぐ近くにある、小塚原回向院というお寺。ここに高橋お伝の墓があると聞き、ここにもお参りに来ました。


高橋お伝の墓1
高橋お伝の墓2


 いかなる理由があろうと殺人が肯定されてはなりません。しかし背景に不幸で理不尽な同情すべき事情があっても、こういった小さな出来事を含む“歴史”って、いつの時代も生き残った者に都合よく婉曲されて後世に伝わりがちです。「実は事実はAではなくてBのようだ」という声に対して「皆がAだと信じているんだからAでいいじゃん、面倒臭い奴だな」と言い放つ人も多いです。

 でも私は、こういった“史実(かも知れない仮説)”には積極的に目を向けたいですね。例えそれが少数派意見だったとしても。結論がどうであれ、目を向けることで「皆がAだと~」と考えるタイプの人よりも世の中のあれこれを1コ余計に知ることが出来るのですから。今回も某テレビ番組をきっかけに高橋お伝の存在とその生涯を知ることが出来て、ちょっと得した気分です。


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謎のシャッター音

2016-07-16 Sat 00:00
 最近、不思議に感じることがあります。

 電車に乗っている時、たまに近くで「カシャッ!」という、スマホカメラのシャッター音が聞こえることがあるんですよね。これって誰かが電車内で人物か何かを撮影したってこと?

 こんな時、真っ先に頭に浮かぶのは、どこかの不届き者が電車内で身体的特徴のある人や、おかしな行動をする人をこっそり撮影してネットで晒し者にした、という類のトラブル。私が聞いたシャッター音も、そんな不届き者の仕業なのか?!と思い、すぐさま音のした方に目を向けるのですが、それらしき輩は見当たらない。誰もが俯いて普通にスマホいじりに夢中になっているだけなんです。

 では、誰が、何を撮影したのか?人物や風景でなければ自撮り?それともゲームやSNS中に必要な操作?隣の人は不審に思わないの?

です。


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バート&チャッピーver,“I☆YOKOHAMA”タオルが買える場所

2016-07-14 Thu 22:55
 横浜スタジアムにて横浜DeNAベイスターズを応援する際、何度か使うファンアイテムがあります。

 いわゆるマフラータオルと呼ばれる細長いタオルなのですが「I ☆ YOKOHAMA」もしくは「WE ☆ YOKOHAMA」(※☆=LOVE)とデザインされているのです。ファンは試合開始時や区切りのイニング前に応援歌を歌いながらこのタオルを掲げたり、ヒーローインタビューの締め括りに選手と一緒にこのタオルを掲げて「アイラブヨコハマ~!! 」と叫ぶというわけです。

 ファンにとっては必携ともいえるこのアイテムですが、実は私、最近まで買い控えていました。というのも最近ヒーローインタビューで選手が手にする「バート&チャッピー」のイラスト入りのものが欲しかったのです。

 私は別段、可愛いもの好き、キャラクター好きというわけではありませんが、これを目にして以来どうしても欲しくなってしまいました。ところが会場内のグッズ売り場(ワゴン)にも、ウェブショップにもこのタオルは売っていません。それ以前に持っている人すら見たことがありません。おっかしいなぁ~、どこで売ってるんだろうなぁ~…しばらく疑問でしたが、先日ついに入手することが出来ました。


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横浜スタジアム内にある「+B」というショップで売られていました。汗をかきやすいこの季節、私のお気に入りタオルとしてプライベートでフル稼働中です。次回の観戦時にはこのタオルを掲げてベイスターズを応援出来るのも、今からとても楽しみです。


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グレートトラバース2 日本2百名山ひと筆書き(書籍)

2016-07-13 Wed 20:00
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 ここでも何度かご紹介した、2015年5月末から2016年元旦にかけて行われた前人未踏の偉大なチャレンジがありました。プロアドベンチャーレーサーの田中陽希氏が北は北海道・宗谷岬を出発し、陸路は徒歩、海はシーカヤックで日本列島を南下。日本2百名山(2014年に同様にクリア済みの日本百名山を除く)全ての頂に登りながら、222日かけて南は鹿児島・佐多岬を目指すという途方もない挑戦でした。

 私はこの期間中、毎日彼のFacebookで経過をチェックし、NHKで月イチペースで放送されたドキュメンタリーを欠かさず視聴し、利益が旅の費用に充てられる応援グッズを購入し…夢中になって応援しました。

 この書籍「グレートトラバース2 日本2百名山ひと筆書き」(NHK出版)はその前年、2014年に彼がクリアした「日本百名山ひと筆書き」同様「日本2百名山ひと筆書き」の旅をしながら田中氏自身が書き記した日記をまとめたものです。

 まず本書を読んで感じたのは…固有名詞が多いせいか、ページ数の割になかなか読み進められないということ(笑) 山の名前はもちろん、地名、道の名前、峠やお寺・神社、その土地の名所など固有名詞がたくさん出てきます。もちろん悪いことではありませんが、位置関係を頭の中でイメージしたり、聞き覚えのないものをネットで調べながら読んだため疲れました。

 しかし昨年から今年にかけて全6回放送されたドキュメンタリーはもちろん、現在絶賛放送中の「グレートトラバース2 15min」も欠かさず視聴しているファンとしては、とても興味深く読むことが出来ました。断然そちらの喜びの方が大きいはずです。

 2百名山(100の山)全ての登山について触れられているものの、登山の様子は既にテレビで放送されているのであっさりめ。代わりにテレビではカットされた出来事や、田中氏の心に秘めた思いなどが中心に書かれていました。

 例えば、あるファンを名乗る男性が朝4時に田中氏が宿泊する宿を訪ねて来たエピソード。日本酒を差し入れに来たようですが、常識外れな時間の訪問、禁酒中、重い瓶…丁重に断っても聞き入れようとしない。田中氏はムッときて、思わず男性の非礼を批判したのだとか。通常テレビではこういったネガティブな出来事には触れないのでちょっと新鮮でした。

 また、編集されてしまったためドキュメンタリーを見ただけでは分からなかった事実を知ることが出来るのも楽しいです。例えば、農鳥岳に登る時、北岳は肩の辺りをカスっただけで間ノ岳方面へ向かったとばかり思っていましたが、実際には北岳山荘に寄って前年(百名山チャレンジ)お世話になったお礼を伝えていたこと。私は彼がなかなか義理堅い人物だということを知りましたが、テレビを見ただけの人は彼を薄情だと思うかも知れませんね(笑)

 八ヶ岳の天狗岳から下山中、捻挫した時のエピソードには思わず苦笑してしまいました。テレビを見ると彼は途中立ち寄った山小屋で足を冷やすも治らないため、仕方なくそこに宿泊することに決めたように見えます。しかし実際には彼はまず、楽しみにしていた温泉を優先してしまったことが赤裸々に書かれています。捻挫した患部を温めては症状は余計に悪化するもの。テレビでは田中氏の名誉(?)のために温泉云々には触れないようにしたのでしょうね。

 今日現在、「15min」では南アルプスの上河内岳まで放送済みです。これまでの放送を思い出しながら本書の内容と照らし合わせるもよし、今後の放送の予習のつもりで読むもよし、一度読了した後もしばらく楽しめそうです。

 最後に不満をひとつ。本書発売後、現在まで何度か田中氏のサイン会が開催されています。もちろん対象者はその場で本書を購入した人ですが、ファンとしてはいつ、どこで開催されるのか?いや、それ以前にあるのかないのか事前に分からないサイン会のために購入を控えるのは辛い。発売日にいち早く読みたいのが本音です。NHK出版(?書店?事務局?)には是非その辺の改善をお願いしたいものです。…今のところ「日本3百名山ひと筆書き」の予定はありませんが(笑)


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最新機器難民

2016-07-12 Tue 19:44
 先日、散髪してもらいながら理容師のアンチャンと世間話をした時のこと。彼は私と1歳しか違わないにもかかわらず、未だにガラケーを使い続けていることを知り、ちょっと驚きました。

 とはいえ人にはそれぞれ事情や価値観があります。現在主流だからとたいして必要ないのに無理してスマホを持つ必要はないでしょう。しかしこの時私は、あえてこうアドバイスしました。

「でも、我われ世代なら出来るだけ最新の機器に触れて、色々なサービスを試すことも必要ですよ」

 例えば、昔はつまみをガチャガチャ回して火種を点すのが当たり前だった一般家庭のガス湯沸しのお風呂も、ある時期から電子パネルで温度や水量など細かく設定し、ボタンを押して沸かすのが当たり前になりました。すると若い人はこれに柔軟に対応出来ても、お年寄りには何がなんだか分からず扱えません。お年寄りは自分が家族のために役立てない存在になってしまったと感じ、次第に生きる気力まで失ってしまう。そんな事例を当時何度か聞きました。

 昨今、これと似た状況が生まれつつあると感じています。最新の家電や玩具…いや、日常生活のあらゆるサービスが、今後急加速的にスマホやタブレットと連動すると思われるからです。いや、既に一部ではもう浸透しています。今後我われ世代の常識や意見などお構いなしに、世の中はますますスマホやタブレットありきの社会になってゆくのでしょうね。

 しかもそういった商品やサービスを考案するのは、ほとんどの場合若者です。我々が違和感を覚えることでも彼らにとってはごく当たり前のことであり、そんな彼らが今度世の中の多数派として、社会の中心で世の中を動かしてゆくであろう以上、これを否定するという選択はかなり恐ろしいわけです。

 そう考えると我われもお年寄り側に近づいてしまったようで少し悲しいですが、必要に応じて自分のこだわりや常識を捨ててでも、世の中の流れに食らいついていこうとする努力も大事でしょうね。生きるために(笑)


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ペット合同供養

2016-07-11 Mon 17:13
 この週末にペット霊園のあるお寺主催の合同供養に参加しました。

 大きなお寺ではありませんが、門から本堂までのスペースから本堂内の靴を脱ぐスペースまで、参加者用の椅子がびっしり並べられていたことに驚きました。本堂に入り切らない人のためのモニターまで用意されいます。少なくともこれまで私が参加した法事以上の規模でしたね。実際には本堂に入り切る程度、60~70人くらいが参加したようです。全員エアコンの効いた涼しい屋内に席を取ることが出来たので、よかったのではないでしょうか?

 最初に、長野県からわざわざいらっしゃったという、有名なお寺のお坊さんから法話をいただきました。

 次の読経では、何と10人ものお坊さんが登場し、役割分担するかのように読経を全うされました。通常、我われの法事ではお坊さんを1人増やすだけでもかなりの費用がかかると聞きますから驚きです。というか想像以上に豪華絢爛な供養です(笑)

 2時間近くにおよぶ合同供養でしたが、終わってみれば長さや疲れは感じませんでした。やはりお坊さんのお経や言葉はどんな内容であれ素直に入ってくるし、聴くだけで心が洗われるような気がします。

 また、合間に教わったいくつかのこともとてもためになりました。具体的には我われがお経を読むときのコツや、正しいお焼香のやり方などですが、正直、これまでの私のお焼香の作法は完全な誤りだったことが分かりました(笑)

 そして今回お坊さんのお話を聴いて、改めて亡きペットとの思い出を大切にしながら生きていこうと思いました。そして今後もお盆にはご先祖様同様ペットのことを思い出す、たまに霊園にお線香をあげに行ったり家族でペットの思い出を語り合ったりする、など亡きペットのために自分に出来ることをし続けようと思いました。恐らく私と同じ思いでお寺を後にしたであろう、他の参加者とともに同じ時間を過ごせたことは、とても貴重な経験でした。

 ところで今回、嬉しいことに参加者にお弁当(おいなりさんと海苔巻)が配られました。せっかくなので帰宅途中に缶ビールを1本買い、自宅でお清めと称して一杯やりました(笑) 私は最近お酒には滅法弱くなってしまったので1本でヘロヘロになってしまいましたが、亡きペットを偲びながら飲むビールもなかなかよいものですね。


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まとめて(サラッと)読書感想文(20160708)

2016-07-08 Fri 21:00
 読書が趣味の叔母から借りて読んだ本。桜庭一樹という作家さんは初体験です。


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「少女には向かない職業」(桜庭一樹/東京創元社/2007・12)
 

 あたし、大西葵13歳は、人を二人殺した…あたしはもうだめ。全然だめ。少女の魂は殺人に向かない。誰か最初にそう教えてくれたらよかったのに。だけどあの夏はたまたま、あたしの近くにいたのは、あいつだけだったから―。

 ごく普通の女子中学生が、夏休みの間に2件の殺人を犯すことになってしまうお話。ただし殺人といってもいわゆる警察もの、推理ものではありません。強いて言えばファンタジーホラーというか、1980年代の角川もの(読んだことないけど・笑)みたいな青春要素強めな感じか?空気感が乙一、自宅でゴロゴロしている怖い継父を殺害する部分が貴志祐介(「青の炎」)にちょっとだけ似ているようにも感じました。

 10代の閉塞感とか、子供独特の人間(友達)関係の煩雑さみたいな懐かしい匂いはしますが、オチがあれかよ?!という感じ。好き嫌い分かれそうです。


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「ばらばら死体の夜」(桜庭一樹/集英社/2014・3)


 神保町の古書店「泪亭」二階に住む謎の美女・白井沙漠。学生時代に同じ部屋に下宿していたことから彼女と知り合った翻訳家の解は、訝しく思いながらも何度も身体を重ねる。二人が共通して抱える「借金」という恐怖。破滅へのカウントダウンの中、彼らが辿り着いた場所とは―。

 「少女には向かない職業」が青春色を強く出していてそれなりに世界観に馴染めたのに対し、こちらはあまり馴染めなかったですね。一見突拍子もなく思える設定のワケは読み進めると理解出来ますが、人ひとり殺してバラバラにして遺棄したのに、警察が捜査しても容疑者すら浮上しない(読者は認識)なんて(笑) タイトルから想像する物語3割、素姓のよく分からない若い女性と暗い過去を持つ(?)冴えない大学講師の“そこはかとない”日常7割といった感じ。

 BOOKデータにある「借金云々」というのもテーマというほどではないし。作風の雰囲気を楽しむ作家さんのようです。


 せっかく貸していただいた本でしたが、ちょっと私には合わない作家さん。貸してもらえば読むけど自分から手に取ることはないなかぁ…。




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初めて線路に落し物をした日

2016-07-07 Thu 00:00
 先日、ちょっとしたアフォなミスをしてしまいました。

 プロ野球観戦の帰り、JR関内駅のホームで東京方面行きの京浜東北線を待っている時のこと。私は何気なく被っていたキャップを勢いよく脱ぎました。するとキャップの額部分に挟んであったサングラスがポ~ン!と線路に落ちてしまったのです。あまりの暑さにサングラスのことなんて完全に忘れてました。


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※不謹慎とは承知しつつ撮影させていただきました。スミマセン…。


あぁ…線路に物を落とすなんて注意力散漫な輩がすることと思っていたのに、まさかオレがやってしまうなんて…自分がこんな情けないミスを犯してしまったことがショックでした。

 私はすぐに近くにいた駅員さんに告げ、サングラスを拾ってくれるようお願いしました。ところが「数分後に到着予定の電車の通過を待って対処します」との返事。素人考えで駅員さんがパッと降りて拾ってくれれば一瞬で済むのに、と思いましたが、こんな時こそ不測の事態も考慮したマニュアル通りに動く必要があるのでしょうね。一緒にいた友人も同じことを考えたらしく、駅員さんに「ちょっと降りればすぐ拾えるぢゃん!」と訴えました。しかし駅員さん曰く、関内駅は上下線を隔てる柵がないため、何かあったら走行中の上下全ての電車を止めなければならず、リスクが大きいのだとか。もどかしいですが仕方ありません。

 数分後、電車は予定通り通過しましたが、その次の電車との間隔も詰まっているらしく、さらにもう一本やり過ごす必要があるようです。早く帰りたい友人は私の意志を無視して(笑) 「じゃあ、先に帰るから後日引き取りに来てもいい?」と駅員さんんに訊ねています。一応それも可能みたいでしたが、出来れば今日のうちに済ませてしまいたいところ。幸いこれら2本の電車が通過したら拾ってくれるそうです。気づけばヘルメットや(ズボンの裾がヒラヒラしないよう固定するための)スネ当て(?)などを纏った作業担当駅員さんが、昔の漫画に登場するロボットの手が付いた棒のような道具を使ってホームの片隅でイメトレを開始しています。他の駅員さんも5、6人集まってきてちょっとした騒ぎになっていました。

 その後2本目の電車も通過し、さあ、いよいよ作業開始、というところで作業担当駅員さんが私にこんなことを言いました。

「安全のため、次の電車を隣の石川町駅で一旦停止させて、その間に作業します」

え~っ!!そこまで大事(オオゴト)なの~?!思わず

「それって罰金払わないといけないんですか?」
「反省文書かなきゃダメですか?」


と聞いてしまいました。幸いどちらも不要とのことで一安心でしたが(笑)

 「作業開始してください」という構内アナウンスを合図にようやく始まった作業は…想像通りあっけないほど簡単に、ほとんど一瞬で無事終了しました。サングラスには傷もなく万々歳です。

 その場にいた駅員さんに一通りお礼と謝罪の言葉を伝え、私たちはようやく電車に乗って帰宅することが出来ました。個人的に初めての体験でしたが、落とし物ひとつ拾うにも細かいルールや手順があることを知りました。そしてそれら決まり事は、電車を利用する多くの乗客が安全かつ予定通り移動出来るようにするために必要不可欠なことなんだと、改めて感じましたね。もしサングラスを落としたのが他人だったら、多少イラッとしただけで終わったと思いますが、それが自分だったことでひとつ学べてよかったです。

 何だかJRのことが少し好きになりました(笑)



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ほんとにあった!呪いのビデオ68(ネタバレあり)

2016-07-05 Tue 00:00
noroi_68


 「ほんとにあった!呪いのビデオ68」をレンタルしました。今回は珍しく土曜日リリース。寝坊したかったのですが「ほん呪」のために朝9時前に近所のTSUTAYAに走りました…って、普通そこまでするか?!(笑)


【置き傘】(ゾクゾク度:B)
 デート帰りに恋人と公園に立ち寄った投稿者。雨が降ってきたので投稿者がバイト先のファストフード店から持ってきた置き傘を彼女が差すと、顔に液体のような何かが。そして彼女の持つ傘に大きな女の顔が!!


 彼女の顔に落ちてきた液体、ナレーションでは「血のようなもの」と言っていますが、映像を見る限り赤くないし、本人も触ってベトベトしているのを確認した上で「水じゃない!」と言っているので透明なのだと思います。でも「ベトベトしてる~」と言われるとヘンな液体を想像してしまうのは私だけでしょうか?(笑)

 問題の傘は6ヶ月前に投稿者が働くファストフード店の女性常連客が忘れていったものらしいですが、「スタッフがその女性の身元を調べると」って、傘から身元割れるの?!飲み屋じゃあるまいし、店員と個人情報交わす客って、そういないと思いますが(笑) その女性が死んでいて6ヶ月経っているならなおさらですよね。バイト店員だってその間に入れ替わるでしょうし。

 映像の女の顔は怒っているように見えて怖いです。


【花束】(ゾクゾク度:A)
 単身赴任中の夫のために、7歳の娘が公園で遊ぶ様子を投稿者である母親が撮影した映像。その公園脇には花が供えられていたが、何も知らない娘がそれを持ってきてしまう。花は元に戻したが、それが原因なのか映像の中の娘の手に別の手が重なり、さらに背後に腕のない男の姿が!!
 スタッフが周辺住民に聞き込みした結果、その花はかつてそこに住みついていた傷痍軍人に手向けられたものだった。今から60年前、そこにはある傷痍軍人が住みつく廃屋があった。手足がない彼は物乞いして生活していたが、やがて死んでしまった。その後廃屋は取り壊され公園となったが、近所の子供が事故に遭うようになったため、花を供えるようになったという。


 傷痍軍人…新ネタを手に入れましたね(笑) 映像に映り込む傷痍軍人は顔が怖いですが平面的でペラペラ。また、ナレーションでは触れていませんが少女の左手だけでなく右手にも手を繋ぐように別の手が重なっているように見えます。

 ところで映像の中で少女が花を持ってきてしまい、一度元に戻したのにその後も似たような花を手にして遊んでいます。母親が「それどこにあったの?」と聞くと少女は「そこら辺にあったよ」と答えますが…多分嘘ですね(笑) 子供が曖昧な返事をするのは大抵嘘をついている時です、多分。


【ホテル】(ゾクゾク度:B)
 投稿者が友人と北陸地方へ旅行した際、興味本位で立ち寄った廃ホテル内を撮影した映像。廊下を歩いてくる友人にカメラを向けると、その向こう側の廊下に横たわる女の姿が!!


 本当に床に寝ているみたいです。

 この日、投稿者が宿泊先のホテルの部屋で寝ていると、誰かに体の上に乗られる感じがしたそうですが、こういう“映像に映った不可解なものの正体”を匂わせるコメントって要らないと思います。そんな簡単に正体が判明するはずないし、謎のままでいいんじゃないですか?


【禁忌 中編】(ゾクゾク度:B)
<前回までのあらすじ>
「ほんとにあった!呪いのビデオ67」収録『禁忌 前編』参照

 調査が暗礁に乗り上げたスタッフは、約1年前に投稿された映像の中に似た現象を発見する。それは中国人投稿者の友人が、仲間と万里の長城で撮影した映像で、女性が何かを唱える声と男性の顔が映り込んでいたのだ。取材を進めると以下の事実が判明した。
・映像の中で、背後に男の顔が映ってしまった女性・周はその後、工場の爆発事故に巻き込まれ焼死。さらに彼女の遺体は埋葬前に盗まれてしまった。
・周は生前、職場の同僚男性からのストーカー被害に悩んでいた。その男性は周より先に焼死していた。
・中国には「冥婚」という、若くして亡くなった者同士をあの世で結婚させるという弔い方が存在する。冥婚する両者の死因は同じ方が望ましい。
・中国では冥婚目的で遺体が盗まれ密売されたり、女性が殺害されたりすることもあるという。
 これらのことから、周の遺体は冥婚目的で盗まれたのか?いや、むしろストーカー同僚の冥婚相手にさせられるために焼死させられたのか?そして自殺未遂により現在危篤状態の八幡に起きた一連のことも冥婚と関係がある、とでも言うのだろうか?


 まずは、「ほん呪」に投稿する中国人がいたことにビックリです(笑) 私はどうしても疑いの目で見てしまいがちなので、投稿者の崔というオネエチャン(オバチャン?)も本当に中国人なのか怪しいです。それに死んだ周の周辺調査中、勤務していた飲食店の同僚(中国人?)相手にスタッフが英語で会話するのもちょっと引っ掛かります。無くはないですが。

 問題の映像は、せっかく万里の長城で撮られたのに微妙…。


【クリスマス】(ゾクゾク度:A)
 26年前に撮影された、当時6歳だった投稿者が家族でクリスマスパーティーを楽しむ様子を撮影した映像。ベランダへと続くガラス戸に不気味な女の顔、そして隣の和室に少女の姿が映り込んでいた。
 当時、投稿者の弟が遊んでいた子で、継母に虐待され栄養失調で衰弱死した少女がいた。映像に映り込んだのはこの少女とその母親なのか?

 
 いや、それ以前になぜ親子揃ってこの家庭に集合する必要があるのでしょう?クリスマスなのにちらし寿司(?)が用意されているのと同じくらい疑問です(笑)

 ガラスに映った母親の顔は不気味でした。


【シリーズ監視カメラ 灯台】(ゾクゾク度:B)
 とあるライブカメラ映像。灯台の灯りが海面を照らすと、海に沈みゆく漁船と、画面いっぱいに映るドクロが!!


 船の霊(?)だなんてこれも新しいパターンですね。個人的には好きです。


【洗車機】(ゾクゾク度:A)
 洗車機で車を洗う様子を車内から撮影した映像。後部座席の息子の横に、四つん這いの少女の霊が!!


 私の嫌いな「ヤバイ!」という感嘆詞を多発しつつ、やたらとはしゃぐ息子。洗車が終了するとなぜか拍手までしています。そんな息子の横に異様に不気味な少女の霊。かなりキモいですね。


【続・禁忌 中編】(ゾクゾク度:B)
 スタッフは自殺未遂した八幡をモデルに起用した写真家・下村を訪ね、話を聞く。彼によると、
・彼はある顧客の依頼で、預かった男性の写真を結婚式の新郎仕様に画像修整した。同時に新婦用のモデルを探し、同様に画像修整するという依頼も受けた。
・モデルは2人探して画像を作成し、顧客に見せたが1人目はNG(後に大怪我)。2人目に起用されたのが八幡(同自殺未遂)だった。なお、モデルの条件である「20代後半」「清らかな処女」などは顧客の希望。下村は本人に無許可で顔写真を使用した。
 スタッフは冥婚によく似た「ムサカリ絵馬」という日本の風習を思い出す。日本でも処女や未婚のまま若くして亡くなった若者の霊が未練から悪霊になるのを防ぐため、本人と架空の結婚相手を絵馬に残し寺に奉納、供養するのだ。最近では写真を使うことが多いという。下村が依頼されたのはこのムサカリ絵馬作成なのではないか?
 しかし民俗学研究家に問い合わせると、架空ではない生きている者を相手として使うのはタブー(禁忌)。タブーを犯せば死者と同じような死を迎える。今回の一連の出来事もこのタブーを犯したことによる祟りなのか?
 スタッフは専門家に冥婚の資料を送ってもらう。その中に死者と生きた女性を結婚させる儀式を撮影した映像があったが…。


 前作の「67」にはこの「禁忌」は1本しかなくとても見やすかったのに、今回の「68」ではまた「続・中編」と合わせて2本収録。長いし理解しながら見るのは面倒臭いです。

 まず面白かったのは、下村を確保するシーン。最初はスタッフに対し警戒心バリバリで攻撃的だったのに、最後にはやたらと饒舌に全てを語ってしまう。

 でももっと面白いのはスタッフですね。仕事場から出てきた下村にスタッフがいきなり話しかけるも、

「私、映像制作会社に勤めるものですが、話を聞かせてもらえますか?」
→言い方違うだろ~?!何の目的も伝えずに話を聞かせろって言われても普通応じないっつーの!!

「○○さんから投稿された映像にですね、男の顔が映っていまして…」
→それだと、ただの頭のおかしな奴だっつーの!!(笑)

客観的に見たらスタッフの方が断然怪しいです(笑)

 問題の冥婚の映像は自己責任で見る警告付き映像ですが、カウントダウンの警告音がデカすぎ!!深夜見ていたので慌ててボリューム下げました。

 映像に映る花婿は死体のようですが、今時倫理的・医学的・物理的にそんなこと可能なのでしょうか?花嫁さん役の女性も相手が可哀想だから、と簡単に協力してしまったのでしょうね。霊と思しき黒い影は大したことありませんが、映像そのものが不気味です。

 それにしてもこれでようやく「禁忌」の意味が判明したし、物語の筋書きも綺麗に理解出来ました。ただ、人間“処女(童貞)、未婚で死ぬと悪霊になる”なんて知りませんでした…ちょっと酷いですね(笑)



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熱中症になった私と優しい人々

2016-07-04 Mon 00:00
 数日前のある暑い日、私は出先で熱中症になってしまいました。自力ではどうすることも出来ない中、通りすがりの方々のご親切を受け嬉しかったです。

 その日私は、用事があって東京・日本橋方面に出掛けていました。夏らしいとても暑い日でしたが、後から思い出すとその日は、早く目的地に着いて用事を済ませたいあまり朝から全く水分を摂っていませんでした。さらにあまり体調がよくなかったこともあり、気づいた時には全身から異様な量の汗が噴き出ています。ちなみに私の経験上、ズボンの色が変わるくらい下半身(脚)が汗をかくと、ほぼ熱中症になります。

 それに伴い頭が重くなり、視界も半分以上白っぽくなって通行人や信号がほとんど見えない状態に。脚はガクガクして酔っぱらいのような歩き方。吐き気もします。これはヤバいと思いました。

 とりあえずどこかに座って休みたかったのですが、近くにベンチなどはありません。かといって椅子がある場所を探して移動するのも体力的に不可能。仕方なく車の侵入禁止用に立ててある金属のポールを掴み、その場で休憩することにしました。

 なかなか回復しない中、どのくらいそうしていたのか分かりませんが、気づくと若い女性がミネラルウォーターの入ったペットボトルを持って私に近づいてきます。

「大丈夫ですか?脱水症状ですか?よかったらこれどうぞ」

すごく有り難く嬉しかったのですが、とりあえず遠慮してしまう私(笑)

「あっ、大丈夫ですから…」

自分で言葉を発しながらも、耳がよく聞こえず、相変わらず視界も不明瞭なため、彼女の顔もよく見えません。彼女から

「こっちに来て座った方がいいですよ」

と誘導されるも脚は相変わらずフラフラ。半袖ワイシャツから出た汗でベトベトの腕を掴んで支えてくれようとしたので、

「汗でベトベトなので汚いですよ」

と教えてあげましたが

「そんなのいいですよ」

と気にしない彼女の優しさに感激しました。どうやら彼女は近くの飲食店の従業員さんのようです。同じお店の別の若い男性従業員さんも出てきて、椅子を貸してくれました。

「腕が冷たいですよ!救急車を呼びましょうか?!」

3回くらい言われましたが、大事になりそうで焦ってお断りしました。

 椅子に座ることが叶い少し楽になった私ですが、頭を上げるとまた徐々に頭が重くなり視界も白くなってしまう。水分も摂らなきゃいけないのに、なぜか喉を通らない。まるで苦手な食べ物を無理矢理食べさせられるかのように。結局その後1時間以上満足に動けなかったので、後から考えると救急車を呼んでもらった方がよかったのかも知れません。

 それにしても今回は大変な目に遭ってしまいました。熱中症なんて大したことないと思っていましたが、舐めちゃいけませんね。特に暑い日に水分を摂らずに長時間歩いたり、登山したりする人は要注意です。それと同時に、自分の体を過信出来なくなってしまったことにショックを受けました。もう若い頃のような無理をすれば最悪命取りになりそうで恐ろしいです。

 そしてあの時お世話になった飲食店のお二人には心から感謝しています。私の体の異変に気づいてくれただけも凄いのに、赤の他人に優しくしてくれたんですから。こういうことをスッと出来てしまう、行動力に満ち溢れた今時の若者、尊敬します。



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記事を書かせていただく

2016-07-03 Sun 00:00
 都内某所にあるお寺の門のところに、こんな文言を見つけました。


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「してやった」は地獄
 「していただいた」は極楽


見た瞬間、「人間、驕ることなく常に謙虚であれ」という意味を想像しました。でもよく見るとちょっと違うような気が…。

「してやった」は、AさんがBさんに何かしてあげる。Aさんはしてあげた立場上ちょっと上から目線。
「していただいた」はそのBさんが、ちょっと上から目線なAさんにも関わらず謙虚に彼に感謝している。

…ある意味普通。対比になっていないのでは?

 ということで私が勝手に修正してみました(笑)

「してやった」は地獄
 「させていただいた」は極楽


これなら「人間、驕ることなく常に謙虚であれ」という意味になりそうです。私的にはこちらの方がしっくりきました。

 この「~させていただいた(いただく)」という言い方、私は大好きです。個人的に謙虚な人が一番カッコいいと感じるので、それが最も伝わってくる言葉だと思います。

 例えば、その商法が何かと非難の対象となってしまうAKB48グループですが、私が彼女たちに対して好感を抱く理由の一つもこれです。テレビや紙媒体のインタビュー、各メンバーのSNSなどを見ると、ほとんど全ての(?)メンバーが必ず

「公演をさせていただいたんですが…」
「○枚目のシングルをリリースさせていただきまして…」
「ドラマに出させていただきました」
「握手会をさせていただいた時にファンの方が…」

という言い方をしていることに気づきます。たまにクドいとすら感じるほどに(笑) よほど教育されているのでしょうね。

 私も不自然に(気持ち悪く)ならない範囲で見習うよう心掛けているつもりですが、何でもかんでも彼女たちを批判する輩も一度彼女たちの謙虚さを見習うことをお勧めします。

「(AKB商法を否定)してやった」は地獄

ですよ(笑)



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一周忌合同供養

2016-07-02 Sat 00:00
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 本日7月2日は、今は亡き我が愛犬・ビータの命日。彼が突然の病に倒れ、天国へと旅立ってちょうど1年経ちました。早いものです。

 そして先日、ビータの遺骨を預かって頂いているペット霊園から合同供養の案内が届きました。お坊さんがお経を読み、法話を聴かせてくれるそうです。タイミング的に一周忌のようなものかな?ちょうどいいや、と思い申し込むことにしました。寄付金7千円+塔婆代3千円で合計1万円。決して安くないですが、せっかくの一周忌だし、これを否定してしまうとお世話になっているペット霊園の商売をも否定することになってしまいそうですからね(苦笑)

 当日は申込者が必ずしもお寺へ赴き参列する必要はないそうですが、せっかくの機会だし、どんなものなのか興味もあるので時間を作って足を運ぼうと思います。

 ところで…当日は喪服とか着なくてもいいんですよね?

いくら今なお愛しているとはいえ、ペットですから…ねぇ(笑)



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ポイズンドーター・ホーリーマザー(ややネタバレあり)

2016-07-01 Fri 00:00
ポイズンドーターホーリーマザー


 「第29回山本周五郎賞」を見事受賞したものの、次点が押切もえの作品だったため激怒したと話題の(笑)湊かなえ最新作「ポイズンドーター・ホーリーマザー」(光文社)を読了しました。イヤミス感が強く、読んでいてどの物語も悪役キャラに強い怒りを覚える作品でした(笑) 著者の他の作品同様これまでの人生、自分なりに真面目に常識的に生きてきたはずなのに、気づくとなぜか周囲から浮いており、可哀想な人を見る目で見られてしまうアラサー・アラフォー世代が主人公の短編集。同じ境遇にある読者が読むと共感するかも知れません。


「マイディアレスト」
 幼い頃から年の離れた妹への嫉妬心、自分だけに厳しく妹に甘い母親への不満を持つ姉が主人公。彼女はこれまでの人生、常に妹や母親に対する不満を持って生きてきた。母親に束縛され育った自分はアラフォーにもかかわらず独身・実家暮らし。男性経験もなくロマンス小説に憧れる。対照的に、自由に育てられた妹は都会へ出てデキ婚。実家での出産を控えていた。久々に里帰りした妹は姉を見下し、バカにするが…。

 奇抜なオチも大どんでん返しも無い、珍しくストレートな物語でしたが、私は好きです。読んでいて妹が憎くなります(笑)


「ベストフレンド」
 プロのシナリオライターを目指し、賞に応募し続けてきた主人公女性。ようやくある賞の優秀賞に選ばれたが、映像化が約束される最優秀賞に選ばれたのは明らかに自分より才能も人間性も劣る女性だった。嫉妬心を燃やす主人公は、自分の作品を好意的に評価してくれる関係者の協力のもと、地道にシナリオを書き持ち込み続ける。しかしライバルの書くつまらないはずのシナリオはなぜか評価され、いつの間にか彼女は売れっ子シナリオライターになってしまい…。

 本書中、唯一母娘の確執の無い物語。ラストに湊かなえらしい、ちょっとしたどんでん返しがありますが、テーマは運の無い女性の悲哀でしょうか?他とは毛色の異なる作品でした。


「罪深き女」
 スーパーで無差別殺傷事件を起こした青年を、幼い頃から知る女性が主人公。彼女と青年は小学生時代、同じ母子家庭という境遇のもと、数年間を同じアパートで過ごした。当時、男に溺れた母親に育児放棄されてひもじい思いをしていた彼に声をかけ、食事を与えるなど尽くしてきたが、そういった“余計な親切”は逆に真実を覆い隠してしまい、彼のためにならなかったのではないか?それが結果的に青年となった彼に凶悪事件を起こさせてしまったのではないか?と彼女は悩むが…。

 母親から干渉され自由が無く、それでも我慢してきた。そんな境遇にもかかわらず自分は不幸な隣人のために尽くしたのに…そんな健気な主人公ですが、実際には…?皮肉たっぷりで悲しい(笑)


「優しい人」
 幼い頃から他人と深く関わろうとせず、嫌なことも我慢して遣り過ごすのが普通だと思って生きてきた主人公女性。そのような振る舞いは結果的に周囲から評価され、親や教師からも誉められた。しかし一線を越えて相手の心に入り込むことがないため、心と心で繋がれる相手と巡り会うことはなかった。彼女は高校の同級生でもある、初めての彼氏からそれを指摘されようやく自分を理解するが、そんな時たまたま誘われたバーベキューで出会った先輩社員男性に、彼女の振る舞いを“好意”と勘違いされ付きまとわれる。先輩社員はストーカーと化し、彼氏に嫌がらせするようになったため、彼女は止めさせるために要求されるがままデートに付き合うが…。

 自分が我慢すれば全て丸く収まると信じてきた女性が、初めて愛する者のために…という理解でよいのかどうか分かりませんが、自分の考えと周囲の評価のギャップから生じる居心地の悪さみたいなものを感じます。それにしてもキモオタムカつく(笑)


「ポイズンドーター」
 幼い頃から母親から束縛され続け、やることなすこと逐一口出しされてきた主人公女性。彼女はそんな母親や母親が暮らす故郷を捨て、都会に出て運よく女優になることが出来た。地元の“親友”からは同窓会への誘いがあるが、母親を憎むあまり帰省しようとは思えない。そんな時、「毒親」をテーマに討論する番組に出演することになった彼女は、母親から受けた過去の仕打ちの数々を番組で暴露し、そのネタで本まで書いてしまった。その後母親は運悪く“交通事故”で亡くなってしまうが…。


「ホーリーマザー」
 「ポイズンドーター」の出来事以降、ネットや週刊誌で女優の母親は“実は交通事故ではなく、娘にテレビで毒親扱いされたショックで自殺した”や“実際の母親は聖母のようないい人だったのに、嘘をテレビで暴露した娘は酷い”といった声が出始める。仕事に支障を来すことを危惧した女優は、地元の“親友”に噂の出所を問い詰めに帰省する。そこで彼女が知ったいくつもの真実とは…。

 ひと言でいえば「親の心子知らず」または「子の心親知らず」がテーマなのかな?と思えますが、さらに独身女性には既婚者、しかも姑と同居して幼い我が子を育てる女性の気持ちなんか永遠に分からないし、自分がそうなって初めて母親、特に女手ひとつで娘を立派に育てようと必死に生きる母親の気持ちが理解出来るものなんだよ、的な厳しい批判が込められているわけです。読後はイヤミスらしい嫌な気分が残りますが、その陰には確実に感動も見え隠れする面白い物語でした。ぜひ映像作品化して欲しいですね。



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