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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
カッコいい山、瑞牆山

2012-11-06 Tue 00:00
 先週末、山梨県奥秩父の瑞牆山に登ってきました。しかし「初級者向け」というガイドブック情報を鵜呑みにして舐めてかかってしまい、過去三十数回の山歩き中、最もダメージを食らった登山になってしまいました…。

 当日は自宅最寄り駅始発電車で出発。週末ゆえ朝帰りの学生やサラリーマンで異様なまでにごった返す電車や、自分と同じような服装・装備の人で溢れる電車を乗り継ぐこと3時間半。ようやくJR中央本線韮崎駅に到着しました。

 ここから登山口まで、更に1時間15分かけてバスに揺られなければならないのですが、バス停には既に数十人の登山者が行列しています。まぁ、週末だし増発車両も出るんじゃないの?と楽観視していました。するとそこへ、2人組の山ガールさんが登場。

「お一人ですか?バスは時間がかかるし、混むと思うので、よかったらタクシーをシェアしませんか?」

とお誘い頂きました。既にもう1人、別の男性登山者も確保済みの様子。しかしちょっと不安が…。

「で、でも料金どのくらいかかるんですかね?」
「バス代(1人片道2,000円×4人分=8,000円)と同じ料金で行ってくれるように交渉しましたから大丈夫です!」

…た、逞しい…(笑) 恐らくこういったことには慣れていらっしゃるのでしょうね。時間も大幅に節約出来るし、ここは当然ご提案に乗らせて頂きます。ラッキーでした。

 タクシーは日本百名山の著者・深田久弥終焉の地でもある茅ヶ岳を見送りながら徐々に紅葉する国立公園内へ。信州峠への分岐点手前辺りに差し掛かると、まるで天に向かって岩の束をニョキニョキ生やしたかのような、ゴッツい山が見えてきました。存在感ハンパないこの山が瑞牆山。雲一つない青空に映えます。

 タクシーに乗れたお蔭で、当初想定していたよりも30分以上早く登山口に到着出来ました。本来1万円チョイかるみたいでした。運転手さん、ありがとうございますありがとうございます。私はトイレだけ済ませ、早速落ち葉で覆い尽くされた登山道を歩き始めました。せっかく節約出来た時間がもったいないですからね。

 登山道は所々分岐しては直ぐにまた併さる、という感じの連続でした。ダラダラ歩きが30分ほど続いた頃、目の前が開けます。そして…


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物凄い存在感を放つカッコいい瑞牆山の姿が!!写真撮影が下手なので手前の木々が邪魔なので、山梨県北杜市HPから拝借した画像をご覧頂くと…


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山梨県北杜市HPより拝借>
http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/hokuto/shiyakusyo/soshiki/1305036038-38.html#13050361064



一般的な山とは違うムードがご理解頂けると思います。私は既にバテ気味でしたが(笑)これでちょっとテンションアップ。しかももう少し歩けば、瑞牆山登山の楽しみのひとつでもある、名物“富士見平湧水を飲むことが出来ます。休んでなんかいられません。早く冷え冷えの美味しい天然水を…


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出ました!名物“富士見平湧水”!!これがまろやかで美味しいんです。思わず後先考えずガブ飲みしてしまいました(笑) 散々飲んで、更に空ペットボトルにも水を詰めて再スタート。帰りにも汲んでいかなきゃ(笑)


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 スタートから約1時間で富士見平小屋に到着しました。


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この富士見平小屋前の広場では、テント泊が可能です。実はこの富士見平小屋付近、1984年に小屋の雇われ管理人が宿泊客の女子大生を殺害し、遺体を崖下に遺棄するという悲しい事件が起きた場所でもあります。事件以降人が寄り付かなくなり、廃墟同然と化していたようですが、数年前に瑞牆山を愛する現在のご主人により、リニューアルオープンした模様です。今では事件のことをよく知っている私でさえも、これが同じ場所とは思えないほどに明るいムードの山小屋に生まれ変わっています。
 
 この富士見平小屋のある場所は、既に標高1,800m以上ですから、頂上まであと400mか…そう思いながら引き続き頂上を目指しました。


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木々で隠れていますが、目指す先が見えるというのは非常にモチベーションが上がるもの。ところがここから登山道は一旦、麓の天鳥川まで一気に下ります。当然下山時は疲労した状態でこれを登ることになりますが、今からそんなことを考えてはいけません(笑)

 下り切った天鳥川では休憩する人がたくさんいましたが、私はスルーして頂上を目指します。それにしてもこの辺りから大きな岩が目立ちますね。


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特にこの桃太郎岩なんてかなりデカい。桃が割れて中から桃太郎が登場するシーンを連想するからこの名前なのでしょうか?ピキーンと綺麗に真っ二つに割れた丸い巨大岩です。右隣の階段と比較するとその巨大さがお分かりでしょう。しかしそれ以上に…


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これは無茶でしょう!(笑) その辺に転がっていそうな木の枝で支えてるし!!ホントに効果あるんでしょうか?(笑)

 ここから登山道はガレ場の連続になります。途中には両手を使ってよじ登ったり、周囲の岩や木を掴んで体を支えながら登らなければならない場所、岩と岩の間の細いスペースを通らなければならない場所などが連続。しかも休日ゆえか登山者が非常に多く、上りと下りでお互い道を譲り合うという、心優しい登山者魂の嵐(笑) とても素晴らしいことではありますが、これで結構な時間を食ってしまいましたね。まぁ仕方ありません。

 頂上に近づくにつれ登山道の岩は更に大きいものが目立つように。個人的にこれまでの経験上最も技術的難易度が高いのではないか?という登山道でした。幸いガレ場登りは好きなので、比較的スイスイ登れてしまいましたが。

 そしてスタートから約2時間半。


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頂上直下に聳え立つ大ヤスリ岩が見えました。デ、デカい…。そしてこの辺りで背後を振り返ると、南アルプス連峰、そして雲海から頭を出した富士山が。

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やはり富士山は別格、絵になります。

 富士山に元気を貰い、更にキツいガレ場を登ること30分。


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瑞牆山頂上に着きました。


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銀座状態ですが(笑)


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先ほどはデカいなぁ、と見上げていた大ヤスリ岩が下の方に見えます。

 頂上は360度のパノラマ展望。


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八ヶ岳連峰に南アルプス連峰。


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中央ピークに五丈岩がポチっと目立つ金峰山。間近で見るとかなりデカいんですけどね。そして…


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ベタですがやはり富士山はついつい見入ってしまいます…。あんなに雪が積もって、もう冬ですね。

 とりあえず一通り各方角の絶景を楽しみ、ちょっとだけ空腹を満たして下山することにしました。どんどん混んでくるもので…。

 そして頂上すぐ下の、縄を使って岩盤を降りる場所で事件は起きてしまいました。場所が場所ゆえ渋滞するこの場所。前を行く人たちを見た私は、(チンタラしやがって!オレが手本を見せてやるぜ!)と、要らぬことを考えてしまいました。自分の番になり、ロープを掴み、岩盤の上に飛び乗った瞬間…

あれ?握力がなくなってる!
腕にも力が入らない!
ロープが滑る!
そういえば手袋もしてなかった!
手がかじかんで思うように動かない!
とにかくヤバい!!


…一瞬で色んなことを考えました。そして次の瞬間、クルッと半回転した私の体は、そのまま滑るように2~3m下へ落下。すぐ後ろにいたオバチャンの「ほら、だから私はここから下るのは嫌だと言ったのに」という言葉が鮮明に聞こえました。それにしてもケ、ケツと手が…しかも大勢に見られてしまった…恐らく登りで両手を使ったので知らないうちに握力が衰えていたのでしょうね。これにより両手のあちこちに打撲による内出血、擦過傷による出血が見られ、ほとんど手の感覚がなくなってしまいました。大怪我に至らなかったのが不幸中の幸いです。ズボンも破れたかと思いきや、こっちは問題なし。う~ん…正直ちょっと舐めてました。反省します。

 でも改めて見ると、私が見た限り今回瑞牆山に登った人は老若男女問わず体力、技術、心構え全てにおいて一定以上のレベルの方々ばかりだったように見えました。変に未熟な人って見かけませんでしたよ。だから余計に私のミスが目立ってしまったかも知れません。最悪ですわ(笑)

 その後は特に問題なく、頂上から2時間キッカリでバス停に到着。渋滞の波に乗って天鳥川から富士見平小屋への上りもノンストップで登ってしまいました。お陰様で帰りのバスは、ラスト便の1本前の便に座って乗れました。でもこのバス、マイクロバスに毛が生えた程度のサイズ。しかも増発便なし。ラスト便は相当混んだでしょうね。もし朝もこの調子だったとしたら…やはりタクシーをシェアしておいて良かったです。

 韮崎駅では約1時間、電車を待つ間駅構内で一人酒盛りして時間を潰し、お土産に信玄餅を買ってスーパーあずさで帰りました。既にザックを網棚に乗せるのも困難なほど、腕の筋肉と手の痛みが激しくなってしまいました。一から鍛え直さねば…。

 でも頂上で見た富士山と、富士見平湧水の美味しさは忘れられません。瑞牆山…登りがいのある、とてもよい山でした。また是非再チャレンジしたい山です。

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