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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
点と点が繋がり、線になった件

2012-12-10 Mon 00:00
 今から10年以上前の話です。

 当時、深夜残業中にいつも顔を合わせる一人の同僚がいました。雑談するうちに仲良くなった我われは、お互い夏休みの予定がこれといって無いことを知り、一緒にアメリカ旅行に行くことにしたのです。

 アメリカ・ロスアンゼルスに到着した我われは、正味5日間の滞在を楽しむことになるのですが…1日、2日と過ごすうちに、私は強いストレスを感じるようになりました。


 我われは毎日大体の計画を立てて一緒に動きました。強いて言えばテニスが趣味の彼と、音楽や映画好きの私では行きたい場所が異なるので、何度か別行動を提案したのですが、彼はその都度「どこでも付き合うから一緒でいいよ~」と拒否したのです。

 しかし彼の行動は完全に私の想定外でした。成人男性が立ち寄るには恥ずかしいファンシーショップを始め、土産物店、スポーツ用品店、蚤の市など、少しでも興味のある店を見つけると勝手に立ち寄っては、時間をかけて友達へのお土産を買い漁ってばかり。

 また、観光スポットでは…例えばユニバーサルスタジオでは、代表的なアトラクションを2、3楽しみ、ジョーズ(模型)との2ショット写真を撮ったら「そろそろ帰ろうか」。ハリウッドブルーバードではトム・クルーズの手形の写真を一枚撮っただけで「もういいや」。同僚のこれらの行動に、私のイライラは爆発寸前でした。

 一方の私は、買い物そのものよりも、価格交渉を口実に現地の店員さんと英語で雑談することで、アメリカにいる自分を実感したかったのです。実際、メルローズ通りの革製品専門店では、二人の店員さんと1時間ほどお喋りを楽しみ、コーラをご馳走になり、事務所に入って仕入れ伝票を見せて貰い、原価まで教えてもらいました。別の洋品店でもダメもとで女性店員さんを粘り強くお茶に誘いましたし(笑) 私はこういう過ごし方に旅行の醍醐味を感じていたし、「モノ」を買い漁るよりも、心を満足させたかったんですね。

 ユニバーサルスタジオでも同じです。私はハリウッド映画の世界にドップリ浸かって、アメリカ文化を体感したかった。当然園内全てのアトラクションや施設を利用したいと考えました。特に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の時計台セット前では感激のあまり、頭の中であの映画をほぼ1本再生していました(笑) それなのに、「バック~」すら見たことなく、映画そのものに無関心なくせに“ユニバーサルスタジオに来たぜ!”という自慢ネタ作りに励むだけに見える同僚には嫌悪感すら覚えました。

 それ以外にも、映画と音楽が大好きな私は「ダイ・ハード」の舞台となったナカトミビルや、「フォレスト・ガンプ」でフォレストがアメリカ横断時に立ち寄ったサンタモニカの桟橋、「インディペンデンス・デイ」で最初にUFOに爆破されたファースト・インターステート・ビル(当時)、それにアイアン・メイデンやデヴィッド・ボウイがかつて伝説のライブを行ったシビック・オーデトリアム(会場)等々…興味の無い人にはただの建造物ですが、私はこれら建物の前であれこれ思い出したり、空想に耽りながら、時間をかけて心を満たそうとしました。もちろん同僚は「ねぇ~、もういいでしょ~?早く行こうよ~」です。事前に別行動を拒絶しておきながら、ですよ!!(笑)

 つまり、私から見たら彼は薄っぺらなんですよね。外国人にバカにされがちな典型的な日本人観光客のように、上辺だけにしか興味がないような…。でも逆に彼もきっと私のことを「ショッピングもせずに無意味な場所に時間をかける奴」と評価していたはずです。

 
 当時は私もバカでしたから、これらの不満を「ムカツいた、アイツとは合わない」の一言で片づけてしまいました。今思えば私と彼は価値観が正反対だったんですね。彼は人や物(外側。この場合あくまでも日本人限定)に興味を持ち、多くの形式的な繋がりに価値を置くタイプ。旅先でも友達にお土産を配りながら海外旅行を自慢する自分を想像していたのでしょう。

 一方の私は、自分の価値観や思想(内側)を大切にし、心を満たすことを求めるタイプ。自分の納得する楽しみ方を彼に妨げられるのが嫌だった。彼とは旅先、それも海外で一緒に行動すること自体間違っていたんです(笑)


 今回、なぜこんな昔のことを思い出したのかというと、きっかけはFacebookです。現在、Facebookの中の彼は食事したレストランや食事内容、遊びに行った場所、買ったものなどを逐一アップして、200人を超える「友達」相手に自慢するのが最高の喜び。

 私の方は、彼のような輩ばかりのFacebookに嫌気が差し、利用を中止。でもこのブログではずっと心の内を綴り続けている(笑)…う~ん、昔同じようなイライラを感じたことがあるような…いつだっけ…?あっ、そうだ!!ロスに行った時だ~!!…というわけです。結局、お互い当時の価値観そのまんま(笑) 意外と人間って変わらないんですね。

 同僚の思考も今ならMBTI的に個性として理解・尊重出来ます。人生、長く生きているとこのように、何かの拍子で呆気なく長年のわだかまりが溶解する機会に遭遇出来るので面白い。


 ちなみに…もし現在、彼と海外旅行に行くとしたら、私はどうするでしょう?…とりあえず遠慮なく全日程別行動を強要しますね(笑) それを拒まれたら…奴がまだ眠っている早朝に、私だけホテルを抜け出そうかな?まぁ現実的には、別行動するしかないですね。

 やはりわざわざ大金を払って訪れた海外。恋人や家族でもない奴に歩調を合わせるなんて、もったいないですよ(笑)

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この記事のコメント
恵藤憲二朗と申します
恵藤憲二朗と申します
この日記はためになりますね。
また来ます。
2012-12-10 Mon 12:38 | URL | 恵藤憲二朗 #TY.N/4k.[ 内容変更] | top↑
コメントありがとうございます
コメントありがとうございました。

おっしゃるほどのものではありませんが、
よろしければたまに読んでくださいね。
2012-12-13 Thu 16:08 | URL | takemaru #-[ 内容変更] | top↑
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