現在の閲覧者数:
無料カウンター
《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
ゼロ・ダーク・サーティ(ネタバレあり)

2013-03-09 Sat 00:00
photo

 アカデミー賞6部門を受賞した「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督のアクションスリラー「ゼロ・ダーク・サーティ(ZERO DARK THIRTY)」を観ました。今年の第85回アカデミー賞にもノミネートされた、オサマ・ビン・ラディン暗殺ミッションの真実を描いた話題の作品です。

 物語は2001年9月11日の同時多発テロ(音声のみ)で幕を開けます。主人公でありCIA情報分析官のマヤたちは、アルカイダ関係者たちを拷問したり、入手した情報を分析したりして日々首謀者・オサマ・ビン・ラディン捕獲に努めるが、なかなか進展しない。その一方でアルカイダのテロ攻撃は続き…そしてある時、遂にパキスタン北部の都市にビン・ラディンの隠れ家と思しき屋敷を発見する…。

 …と、ここまでで(確か)1時間40分ほど。短い作品1本分のヴォリュームですが…私的にはとにかく退屈で堪らなかったです。評判が良かったので観ることにしましたが、もともとそんなに興味の無いテーマだし、私はアメリカ人ではなく日本人。それに事前に9.11テロからビン・ラディン殺害までの流れ(特にこの10年間で起きたアルカイダ関連のテロ事件の数々)をおさらいせずに観てしまった…ストーリーが理解出来ないわけではありませんが、感情移入しにくかったですね。ちょっと損した気分になりました。

 しかし後半のビン・ラディン暗殺ミッションが始まる辺りからは、常に手に汗握るハラハラドキドキな展開。ようやく集中力が高まり、エンドロールまでスクリーンに釘づけでした。2年前にアナウンサーの原稿朗読やテキストのみで理解していたこの事件の全貌を、作りものとはいえ具体的ビジュアルとして確認出来た喜びみたいなものも少なからず感じました。

 しかし肝心のビン・ラディンの顔は本作でもはっきり映さない(描写しない)んですよね。一応マヤが確認するシーンはありましたが、血だらけの死に顔を一瞬目視しただけで終わり…私的には「ホントにビン・ラディンだったの?アメリカ政府は何か隠してない?」という疑いが未だ晴れません(笑)

 そして最も気になったのが、ビン・ラディンの隠れ家である屋敷にNavy SEALsが突入して、ビン・ラディンの側近やその妻たちを発見するや否や次々撃ち殺すシーンです。止めまで刺していましたよ。さすがに子供を殺すシーンはありませんでしたが、目の前にチラッとでも現れた人物は誰なのか確認することもなく瞬時に銃撃!!まぁ彼らのミッションとはもともとこういうものなのかも知れませんが、私の目にはちょっと残酷に映りました。アメリカ人は9.11の直接の被害者ですから、こういうシーンを観て歓喜するのかなぁ…?残酷だとは思わないのかなぁ…ちょっとモヤモヤが残ってしまいました。

 でもよく考えたら、日本人だって「忠臣蔵」みたいな史実に基づいた暗殺劇や、自国の思想寄りの戦争映画を観ながら似たような喜びを感じていますもんね。ビン・ラディン殺害も数十年と待たずしてアメリカの国民的勧善懲悪物語として繰り返し描かれ続けることになるのかも知れませんね。


 それにしても上映時間158分は結構キツいです(笑)

スポンサーサイト
別窓 | 映画 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

<<思い出のテキストデータ | 瑠璃色幻想曲 | 過去との共存>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL


FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| 瑠璃色幻想曲 |