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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
実録 プロレス裁判(ややネタバレあり)

2013-03-19 Tue 00:00
 「裏事情に詳しいオマエにこういう本はいかがなものかと思ったんだけどね、よかったら…」

そう前置きした友人から、こんな本を頂きました。

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プロレス最強は誰だ?」(竹書房)

往年の名レスラーから現役続行中のレスラーまで、昭和の匂いを放つレジェンドレスラーの戦力分析データや解説、エピソード満載の本です。思わず読み込んでしまう興味深いコラムも多数。楽しく読ませて頂きました。

 ファンに最も夢を与えてくれた1980年代のプロレスは、やはり輝きが数段違います。確かに私が大好物とする暴露・裏事情本とは真逆に位置する内容ですが、それでも素直に楽しみながら読むことが出来ました。ありがとうございますありがとうございます。

 そんな余韻に暫く浸ろうかという矢先、今度は書店にて新たな大好物を発見してしまいました。

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実録 プロレス裁判」(宝島社)

お~っ!!“宝島”と聞いただけでヨダレが…(笑) 内容はこれまで同社刊行のプロレス暴露ムックに掲載されたネタの中から、裁判沙汰になった事件の記事のみ集めて再編集したものです。既に読んだものばかりのはずですが、うろ覚えだったり、ムック掲載後の情報が追記されていたりするので読むことにしました。


■WJ「2億円裁判」
 経営については素人以下の長州と東スポ記者出身“ゴマシオ”永島が、タニマチの会社社長から2億円の出資を受けて立ち上げた、伝説のトホホ団体・WJ(笑) そのありえないお間抜けエピソードや後先考えない金銭感覚ぶりについては、もはや知る人ぞ知る“伝説”ですね。

 団体崩壊後、貸し付けられた2億円の返還をめぐって起こされた訴訟です。


■三沢夫人5,000万円詐欺事件
 別の巨額詐欺事件で逮捕され、現在徳島で服役中の中年女性詐欺師。元ダンナはヤ○ザ、詐欺マネーをチラつかせてプロレスラーやフロント関係者を手懐け、頃合いを見計って大金を騙し取るというとんでもない奴です。

 この女が悪いのは当然ですが、オイシイ話や目先のカネに尻尾を振って飛びついたノア勢。胡散臭いと知りながら彼女に集り私腹を肥やし、彼女を利用しようとしたノア勢。コンプライアンス無視で事件後もダンマリを貫くノア勢…そんな団体のプロレスが面白いとは思えませんね。


■「猪木ボンバイエ」訴訟
 大晦日、民放3局が同時に格闘技コンテンツを放送していた10年前。日テレは一人負けさせられた「猪木ボンバイエ」の運営会社に対し、放映権料などの支払金額から2億円値引きを要請。それを不服とする運営会社との裁判です。

 このイベントが「最高の格闘技大会」であったか否かについて、お互いその根拠となる資料(2ちゃんの書き込み、しかも都合のよい部分だけ抜粋など・笑)を持ち寄って争うというレベルの低さが面白いです。


■小池栄子・坂田亘夫妻「離婚危機」訴訟
 スポーツ新聞が報じた夫妻の「離婚危機」報道により、小池の芸能活動と坂田の居酒屋の営業に損害を与えられた、と訴えた訴訟。今考えると、小池栄子ってどこが…(以下自粛)。

 苦し紛れにメチャクチャな言い分で逃れようとする坂田はもの悲しいです。プロレスラーって、リングの中のノリがリングの外でも通用すると本気で思っているのでしょうか?


■藤田和之ファイトマネー訴訟
 戦極参戦時の契約「5試合でファイトマネー2億円」を、結果や試合内容のショボさから減額されて怒った藤田が起こした訴訟。もはや2億円の価値なんてなかった藤田、それに気づかず格闘技バブルを引きずって成功するつもりでいたド○キホーテ社長…カネを持つスポンサーがついたからと喜んでも、まともな経営者は儲からないと悟った瞬間に切り捨てます。諸刃の剣ですね。


■全日本「株式返還」訴訟
 社長就任後すぐに経営どん底に陥った武藤全日本。甘い汁を吸おうと経営素人の武藤に群がる輩たち。知識ゼロゆえ言われるがまま翻弄される武藤…これでよく10年間持ちこたえましたよね、全日。…あ、既に“全日本プロレスリングシステムズ”でしたか(笑)


■ケンドー・カシン「ベルト裁判」
 自身が保持するチャンピオンベルトを持ったまま失踪。団体はその間タイトルマッチを行えず…これ、私も当時は事情が分かりませんでした。新日(選手)側が一方的に仕掛けたアングルだったようです。


■大仁田厚「プロレスアングル」訴訟
 「プロレスに筋書きあり」を最高裁判所が認定し争われたとして有名な訴訟。

 ところでセッド・ジニアスって今どこで何してるの?…っていうか結局アレって何者だったの?それにしても大仁田ってず~っと前から矢口壹琅とくっついているけど、まさかホ○?突っ込みどころ満載(笑)


■アジャ・コング「試合放棄」訴訟
 ガチの退団をリング上のアングルとして利用することを命じられ、言われるがまま協力したアジャ。しかしアングルであったはずの言動について訴えられたという、メチャクチャな訴訟。ロッシー小川はこれでも勝てると思ったんでしょうか?


■ノア「リングサイド」訴訟
 場外戦に巻き込まれ大怪我を負わされた女性が数年後、後遺症に悩まされるも、ノアは弁護士を立てて女性の主張を全力でブロック。三沢社長が生きていたら違っていたようにも思えますが、基本的にノアってカネなし、対応マニュアルなし、誠意なし、危機管理能力なし。そんな団体のプロレスが盛り上がるとは…おっと、繰り返しになるところでした(笑)


■全日本プロレス「場外乱闘」訴訟
 場外乱闘時に逃げ遅れた女性の上にTARUが降ってきて、彼女は脚を骨折。しかも長年に亘る治療の甲斐なく脚は完治せず。ここでも全日のカネ払いの悪さ(セコさ)が目につきます。まぁそもそも支払えるカネなんてないのでしょうが。

 しかも訴訟を起こされたことで観客動員数を水増ししていたことがバレるわ、場外乱闘に付き物の煽り文句「お気をつけ下さい!お気をつけ下さい!」を挙げて「ちゃんと注意を促した」と苦し過ぎる言い訳をするわ、誠意を示さなかったために団体のイメージを著しく下げましたね、全日。


■ゼロワン「女子練習生死亡事故」訴訟
 元全女で元金本夫人のhikaruって、選手としては結構よかった記憶があるのですが、本書に書かれたことが事実なら、彼女は人としては確実に最悪。元ダンナがツイッターでボロクソに批判するのも分かるような気がします。

 しかしそれ以上に最悪なのが、アメリカに逃亡中の中村ゼロワン代表。治療費は一切払わない。香典は4人連名で5,000円。デビュー戦の予定を無かったことにして、故人が勝手に練習して勝手に死んだと主張を翻す。そして極めつけが、練習生死亡直後の病院で、母親の前から逃れたいからと急病で倒れたふり(演技)をして集中治療室に運ばせ、そのままシラっと帰宅…って、人として最低では?

 ゼロワン好きな友人の手前、あまりゼロワン批判はしたくないのですが、これらが事実なら中村という男は人間界を生きる資格剥奪ものでは?今月から始まる公判の行方を見守りたいものです。


■SWS移籍裁判
 もう20年以上前の、バブル時代の裁判。裁判資料として選手のギャラが公表されたことが興味深いです。

 これによると当時のプロレス業界も年功序列であり、あのプロレスにまだ人気があった時代ですら、トップ以外の選手はほとんどサラリーマンと変わらないギャラしか貰っていなかったことにビックリです。


■藤波「退職金5,000万円」訴訟
 支払われなかった退職金を巡っての裁判ですが、藤波の“コンニャク”ぶりが窺えて面白いです。訴状の請求金額を計算間違いにより多めに請求。業績悪化に伴う退職慰労金規定廃止以降に提訴。自身の引退カウントダウン興行でファイトマネー以外に貰った退職金同額の報酬を「あくまでもファイトマネー」と言い張り、その貢献度を示す根拠として提示した大会の“観客動員数”が、有料入場者数ではなかった、すなわち社長なのに入場者数を把握していなかったことがバレる…選手としては素晴らしかったのに、なぜ社長になっちゃったんでしょうね?


■草間社長「未払金」訴訟
 居心地よかった新日村を余所者に変えられたくない村人が結託、村から追い出すように草間氏退任。でもその後新日がユークスなりブシロードなりに買収されたということは、今では草間氏以上に厳しいチェックが入っているはず。いずれにしても大昔のなあなあ体質は続かなかったはずです。


■棚橋弘至殺人未遂事件
 そんなこともありましたね。男女の間のこととはいえ、ここでもプロレスラーの誠意に欠ける態度、いい加減さが際立ちます。
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 私は何だかんだ批判しつつも、常にプロレスが大好きです。だからこのようなプロレスの裏側をあえて覗く必要は、本来ないのかも知れません。

 しかし“裏側”に目が向くのは“表側”がつまらない証拠。そしてその“裏側”で何か不祥事が起これば、今はネット社会ですから昔と違ってまずバレます。SNSが発達したことでマスコミの口を封じても隠し通すのは困難。もはや求めなくても勝手に目に映る時代です。

 本書を読むと依然プロレス業界はその辺を甘く見ている、隔離された小さな村社会であり、レスラーやフロントの多くはそんな村の住人。井の中の蛙なんだなぁとガッカリさせられました。この温度差がある限り、プロレス人気復活なんて夢のまた夢でしょうね。

 「プロレス団体関係者や選手の多くは、まず一般企業の従業員レベルの一般常識と倫理観を身につける必要がある」…ファンとして素直にそう思いました。これが大袈裟でも冗談でもないのが悲しいです。ずっと憧れてきたヒーローたちが活躍する世界だったはずなんですけれどね。


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この記事のコメント
プロレスラーも人間です、良いところ悪いところあるでしょう、もちろんあなたにも、プロレス好きだとか言っときながら結局プロレスをバカにしてるような発言ですね(笑)
まああなたの予想に反して新日本プロレスは現在調子いいのでどうでもいいですけど。
2016-03-05 Sat 01:51 | URL | くず #-[ 内容変更] | top↑
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