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とんび

2013-03-20 Wed 00:00
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 昭和から平成にかけて、激動の時代を生きた父子を描いたドラマ「とんび」が好評のうちに最終回を迎えました。

 私は以前、重松清著「きみの友だち」を読み、そのほのぼのとしたハートウォーミングな作風が気に入りました。「とんび」もきっとそんな素敵な物語なんだろうなぁ…そう期待して初回放送から視聴しましたよ。まぁそれ以前に正月に一挙再放送された「JIN-仁-」を観ていたら、鬼のようにしつこくCMを見せつけられ、洗脳されていたのかも知れませんが(笑)

 物語はかなり原作に忠実に描かれていたと思います。大きな違いは原作の舞台は広島の田舎町でしたが、ドラマでは(確か)一度も地名には触れていなかったことでしょうか?実際には、ほぼ全て静岡県内のあちこちで撮影されたようですね。特に印象的だった、海雲・昭雲が住む寺へと続く長い階段が久能山東照宮の海側の階段だったことに、私は親近感を覚えました。去年旅行で行ったばかりだし(笑)

 この舞台(ロケ地)の違いも含め、昨年NHKで放送された同ドラマの方が出来が良い、という人もいるようです。私は見ていないので比較出来ませんが、純粋にこちらTBS版は良かったと思います。

 特に“昭和オヤジ”ヤスを演じた内野聖陽の演技と存在感は素晴らしかったです。彼がヤスを演じたことだけでNHKに勝利していると決めつけても(笑)良いのでは?と感じるほど。

 彼の演技、とりわけ表情の作り方は、一歩間違えるとドリフのコントにおける志村けんや加藤茶のそれになってしまいそうなのですが、逆にそれがヤスのタフネスぶり、すなわち多少悩んだり気持ちが沈んだりしても、それ以上極限までは絶対に落ち込まないよ、という強さを表現しているように見えて安心してヤスに感情移入することが出来ました。

 このドラマを通じて私が最も好きなシーンも、そんなヤス絡みの名シーン。第9話でヤスが昭雲の芝居に乗せられて、旭の嫁・由美に対する本心をさらけ出させられるシーンでした。このシーンは見た限り、原作以上に力を入れて描かれたシーンでしたね。

 最終回を目前にした第9話(3月10日放送)のラストでは、ヤスが葛原の嫁の孫を助けようと、フォークリフトから崩れ落ちた荷物の下敷きになるシーンがありました。これは唯一と言って良い、原作に存在しないエピソードでしたが…やはり最終回の視聴率を上げるための種蒔きですよね?(笑)


 重松作品はミステリーを読んだ時のような爽快感や、サスペンスを読んだ時のようなドキドキ感は無いかも知れませんが、読んだ後には必ず心が温かくなっていて、“人間っていいな”…そう思わせてくれる素敵な作品なのでしょう。まだ2冊しか読んでいないんですけど(笑)

 今後も重松氏の作品に期待したいと思いました。


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