2013-06-16 Sun 00:00
久々に私好みのミステリー映画と出会いました。「イノセント・ガーデン」(原題『Stoker』)です。 物語は鋭すぎる感覚を持つ少女、インディア・ストーカーの18歳の誕生日から始まります。毎年自宅のどこかにプレゼントの靴が隠されているのに、今回庭の樹の上で見つけた箱に入っていたのは謎めいた鍵のみ。そして贈り主のはずの父が不審な死を遂げる。 父の葬儀の日、行方不明だったはずの叔父・チャーリーが突然現れ、インディア、彼女の母と3人一緒にストーカー家での生活を始める。しかしこれ以降不可解な出来事が起こり、お手伝い、叔母、周囲の人々が次々と姿を消す。チャーリーの正体は?鍵は何を開ける鍵なのか…?! ちょっとだけヒッチコック(テレビドラマシリーズ)の「居候」を思い出しながら観ました。「居候」と本作とはインディアが最初からチャーリーが何となく怪しいことに気づいている時点でかなり違うのですが、一見好青年風の同居人、親族であるはずの男が次第に不気味な本性を顕にしてゆく描写にはお互い共通するものがあったと思います。 そしてクライマックスに向け次々と謎が明かされるところに爽快感を覚えます。あちこちに張り巡らされた伏線が効いていてよく出来た物語でした。 まぁ、(私が観た限り)ベタ褒めするほどの傑作ではないと思いますが、それなりにまとまった満足出来る作品だったと思います。 スポンサーサイト
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