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どう仕上げる?映画版「白ゆき姫殺人事件」

2013-07-16 Tue 18:52
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 昨日、このブログのアクセス数が過去最多(1,583)を記録しました。私レベルの世界の数字ながらも凄いことになっている、何が原因なのだろう?気になったので確認することにしました。

 アクセス解析の結果、昨年9月に書いた、湊かなえ著「白ゆき姫殺人事件」を読んだ感想を綴った記事へのキーワード検索によるアクセスの多さが原因のようでした。…となるともしかして「白ゆき姫殺人事件」、映画かTVドラマ化される、とでもいうのだろうか?さらに検索した結果…ビンゴ!井上真央と綾野剛共演で映画化されるそうです。ちなみに2014年春公開。…ふ~ん…(沈)


 私は湊かなえ作品は大好きで全て読んでいますが、彼女の作品が映像化されるたびにファンとして複雑な心境になります。なぜなら、彼女の作風最大の魅力のひとつである、文章の構成で魅せる・唸らせるという、書籍コンテンツだからこそ効果を発揮する技法が、映像では活かされるはずもないから。つまり「傑作ミステリー」がただの“ちょっとだけ面白い物語”に成り下がってしまい、原作を読んだことのない視聴者に「大したことないな」と評価されてしまうような気がして、今から残念でならないのです。

 この「白ゆき姫殺人事件」もそう。実は内容そのものは、ミステリーなのに謎解きもなく勝手にサクサク進みます。しかし構成が面白いんです。各章ごとに特定の関係者の発言や抗議文のみで構成されている。そして各章読み終えるたびに、巻末の事件資料…関係者のツイッターやブログのログ、事件を報じる週刊誌の記事など…の該当部分を参照しなければならない。そうすることで初めて、登場人物の本音や裏の顔とともに事件の性質が見えてくる、という演出は、書籍だからこそ可能な技法。

 これは同時に書籍の限界への挑戦、ネットコンテンツへの挑戦状のようにも思えて、内容そのものへの評価以上に評価したくなってしまう。

 別の言い方をすれば映画版の評価はこの、書籍の特徴をフル活用した画期的な技法から得られる驚きや面白さを、映像化することでどのように表現するのか?にかかっていると言えます。これを失敗してしまうと、もうホントに悲惨でしょうね。結局ただの“ちょっと面白い映画”で終わってしまいそうです。やはり湊かなえは書籍でこそ活きる作家さんなのだと思いましたね。

 
 でもそう考えると、映像では不十分、本だからこそ表現可能なこと、本だからこそ面白く楽しめるコンテンツって、本の魅力を知り尽くした編集者次第ではまだまだ作ることは出来そうですよね。やはり本って奥が深いなぁ…なくなってたまるか!…そう感じます。


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2013-09-12 Thu 19:31 | | #[ 内容変更] | top↑
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