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思い出のFM番組

2007-01-28 Sun 00:55
 先日、「ニュースステーション」(テレビ朝日)の特集で、FMの人気長寿番組「ジェットストリーム」が取り上げられていました。

 私もまだ幼き頃、この番組と遭遇しました。深夜目を覚ましたら、たまたま点けっ放しのFMから流れてくる心地良い音楽と城達也氏の落ち着いたナレーションに、まるで自分が異世界にいるかのような不思議な感覚を覚えたものです。

 海外旅行がまだ高嶺の花だった1960年代末、タイトルの如く、まるで夜間飛行する日本航空の機上の人となったかのムードが味わえ、R・クレイダーマン、マントヴァーニ、P・フェイスなどの異国情緒溢れる癒し系音楽で擬似海外旅行をした気分にさせてくれたこの番組は、今なお人気番組として続いています。
 「ジェットストリーム」といえば長年ナレーションを勤めた(「ローマの休日」記者役の吹き替えでお馴染み)故・城達也氏の声を即座に思い出すファンも多いでしょう。夜間飛行のイメージ作りのためスタジオの照明を落として台本を読んだり、機長の役作りのため必ずスーツ姿で収録したり、顔を出すテレビの仕事は一切断ったなど数々のエピソードは、今思えばこの番組の人気を決定づけるための貴重な隠し味でしたね。

 もちろん番組人気の要因の上位には、AM放送には無い、FM放送ならではの“音の良さ”が挙げられると思います。ヘッドフォンを耳に当て目を瞑ると、まるで耳元で囁かれているのでは?目の前のグラスにウイスキーを注がれているのでは?と錯覚しそうなキレイでリアルな音質の効果は大きいです。
 私もお小遣いの少ない中・高生時代は、FM番組雑誌で放送内容を確認した上での【エアチェック】を欠かしませんでした。AM放送と異なり音が良いだけでなく、曲にDJの声が被ることなく(大抵は)1曲丸々エアプレイされることがとても有難かったのです。

 特に思い出深い番組を挙げるなら、先の「ジェットストリーム」以外だと…

 NHK FMだと、まずは「朝のポップス」。洋楽のヒット曲中心ながらも、エンディングにDJのお姉さんが必ず言ってくれる「行ってらっしゃい!」が嬉しかったな…。
 で、学校から帰宅したら「軽音楽をあなたに」ですよ。2時間丸々たくさんの曲がノーカットでエアチェック出来ました。たまにハードロック特集があったりして、思わず「軽音楽じゃないじゃん!」と心の中でツッコんでいましたね。
 意外と地味でしたが貴重だったのが、日曜夕方の「リクエストコーナー」。全米ヒットチャート系では最高に権威のある「ビルボード」誌の最新チャートを紹介しながら、何曲かかけてくれるという構成です。「ビルボード」の最新チャート情報は、恐らくこの番組の情報が当時のネットレスな世の中で最新だったと記憶しています。しかもかかる曲が他の番組では取り上げられない、でも全米ではヒットしてる、みたいな曲まで網羅されており、重宝しました。

 FM東京だとやはり「FMステーション マイサウンドグラフィティ」ですかね。AM3:00という子供にはキツい時間の番組でしたが、洋楽を中心にアルバム1枚まるまるエアプレイという夢のような番組!!一生懸命寝ずに待ち構えているのですが気付くと朝を迎えていることしばしば。実際は曲ごとに少し短くフェードアウトされたり曲と曲が被っていたりしましたが、アルバムを買わずに済むのでお小遣いの節約になる貴重な番組でしたね。
 あと最後に声優・神谷明氏の「ベストリクエスト」。洋楽のヒット曲系です。アニメ化した少年ジャンプ連載漫画の主人公の声を多く担当した神谷氏ですが、それとはまた違った“陽気で頼れる兄貴”的なところが好きで毎週聴いていました。

 こうしてガキの頃を思い出すと、外で遊ぶというよりも、FMをエアチェックしたくて早く学校から帰宅する少年だったようです、私。

 それ以降は自由になるお金も増え、欲しいCDは自由に買えるようになりました。しかしそれは同時にエアチェックという行為の終焉でもありました。今でも人より多くの音楽を聴いていると自負していますが、真剣に何度も何度も聴く、というスタイルはエアチェックに夢中だった当時で止まっています。取り敢えず欲しいCDは買うが忙しくて満足に聴かない、酷い時は包装フィルムすら破かない…たまに自分自身に“あの頃を思い出せよ!”と言いたくなります。物質的に豊かになるとともに精神的豊かさを失う…何だか悲しいですね。



  
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