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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
アンチ・コスプレ男のルーツ

2013-09-02 Mon 00:00
 私は小学校低学年の頃からプロレスが大好きでした。特にミル・マスカラスや初代タイガーマスクなど、マスクマンへの憧れは半端じゃなかったです。

 小学6年のある日、私は専門誌の「売ります・買います」欄を頼りに、当時どうしても欲しかった“マスク(覆面)”を売ってくれる人を探しました。まだインターネットは存在せず、今よりも何かと不便だった当時、私はこれ以外のマスク入手方法を知りませんでした。

 そして某覆面レスラーのメキシコ特製マスク(試合用本物マスクに比べずっと安価で粗悪なメキシコ土産用マスク)の持ち主との間に“商談”を成立させた私は、代金を送るべく現金書留の準備を始めました。しかし…それを父に見つかってしまったのです。

 父は私のしたことを強く否定しました。それまでサイン色紙やポスターなどのプロレスグッズを親公認のもと集めていた私としては「なぜマスクはダメなんだよ?!」どうしても納得出来ません。父の言い分はこうでした。


お前はマスクを手に入れてどうするんだ?きっと被るんだろう?被ったらどうするんだ?友達とプロレスごっこをして遊ぶんじゃないか?

 ほら、今叔母さんたちと一緒にうちに遊びに来ているS君(従弟・当時4歳)を見てみろ。仮面ライダーのベルトを腰に巻いた途端、表情が真剣になったろう。S君は今、本当に自分が仮面ライダーになったと思い込み、仮面ライダーに成り切って周りの大人と本気で闘っているんだぞ。

 お前はさっき、そんなS君を見て笑っていたよな?S君は4歳だからまだ仕方ない。しかしお前はその3倍の歳だ。お前はマスクを買って、被って、4歳児と同じことをしようとしているんじゃないのか?



 先日、ある大きなコスプレイベントの様子をテレビで拝見しました。参加者のほとんどは私が全く知らない、見たこともないコミックやアニメのキャラクターのコスチュームに身を包み、堂々とカメラにその姿を晒していました。

 彼らは画面で確認する限り全員大人。しかも中には美少女キャラの格好をした30~40代…私と同世代の男性の姿も珍しくありません。

 彼らの多くはコスプレをする理由について、こう答えます。

「自分が好きなキャラクターに成り切って振る舞うことが楽しいから」

ふ~ん…この人たちは、12歳の時の私未満なんだなぁ…この年齢で12歳の時の私が気づいたことに、まだ気づかないのか…あっ、いえいえ、趣味嗜好は十人十色ですから他人様の価値感を否定するつもりも、お金や時間の使い方にケチをつける気もありませんよ。

 私は、あれ以来マスクを欲しいと思わなくなった自分自身を気に入っています。それにしてもあの時、父はよく面倒臭がらずに12歳の私と向き合い、あのように教え諭したよなぁ…個性尊重という名の躾放棄が多い昨今、今でも凄いことだと思います。

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