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スケッチのススメ

2013-09-25 Wed 00:00
 先日、東京国立博物館を訪れた時、あることに気づきました。それは、館内の展示物をデジカメやスマホで撮影する人がたくさんいたことです。極端な人だと、ほとんど全ての展示室の展示物を機械的に撮影しているのではないか?という感じ(この時はそう見えました)。

 (え~っ?!こういう場所での写真撮影はフツーはイカンでしょう~?!)

私は一瞬、日本人のあまりのモラルの低下ぶりに驚きかけたのですが…よく見ると各展示物の台に貼られたプレートには、「撮影不可」を示すマークがあるものと、特にないもの…恐らく「撮影可」なものの2種類が存在するようなのです。彼らが撮影していたのはどうやら「撮影可」の展示物だったみたいです。ドサクサに紛れて「撮影不可」なものまで撮ってたかも知れませんが(笑)


 確かに欧米の博物館や美術館の多くは、館内撮影OKというケースが当たり前と聞きます。ルーブル美術館の「モナ・リザ」の前で写真撮影する多くの観光客たちなんて、ある意味名物風景ですよね。

 それに対し日本では昔から撮影NGというところが多い。私はこういった施設にはせいぜい年1回程度しか訪れないので、最近の事情に疎かったようです。失礼しました。


 ところで、他人事ながらも気になったのですが(笑)彼らはなぜお金を払って手に入れた、展示物(実物)を見る機会を蔑ろにしてまで、わざわざカメラに収めたがるのでしょう?

 厚意的に考えると、

・卒論や研究用の資料、仕事上(デザインなど)必要な資料として画像を収集するため。
・身体が不自由で自由に表を出歩けない家族や友人に見せるため。
・ブログをはじめSNSで情報発信するため。

…あたりでしょうか?まぁ撮影自体は博物館が許可していることだし、どんな理由で撮影しようが個人の自由です。

 でも本当に展示物に興味があって見物に来たのなら、写真撮影するよりも、時間をかけてしっかり自分の目で細かく観察し、記憶しようと努めることをお勧めしたいですね。

 私は登山をする際、気に入った風景や草花の写真を頻繁に撮影します。しかし後日誰かに思い出話を聞かせていて、それらを詳しく解説すべく思い出そうとしてもなかなか思い出せない…というか、最初から(写真に記録しておけば後からいつでも確認出来るからいいや)と考え、まともに観察しないんですよね。後から画像を見返すこともほとんど無かったりして(笑)

 頂上に続く登山道脇に咲いていた綺麗な赤い花…花の名前どころか花弁の枚数すら覚えていない。頂上から眺めた近隣の名峰たち…どこに何という山が見えたか正しく説明出来ない…よくあること(笑)です。

 したがって、登山仲間の中には写真撮影とともに、風景や植物をスケッチすることを勧める人がいます。スケッチするためには正確に対象物を観察する必要があります。情報を補足するために図鑑や地図を開く機会もあるでしょう。つまり描けば自分のモノになる、というわけです。


 博物館の展示物についてもこれと同じ理屈で、自分の目でじっくり観察する方が結果的に血となり肉となるのでよいと思った次第です。まぁ館内でスケッチまで試みる人ってあまり見ませんけれどね。

 それに…後々画像を残すにしても、所詮は素人が撮影したヘ○ッピ写真ですよ(笑) プロが最高の条件と最高の機材で撮影した綺麗な写真が掲載されているパンフレットや絵はがきを買う方が、よほどその素晴らしさが伝わるというもの…ではないでしょうか?



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