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凶悪(ネタバレあり)

2013-10-02 Wed 00:00
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 ノンフィクションベストセラー小説「凶悪~ある死刑囚の告発~」(新潮文庫)を原作とし、実写化された映画作品「凶悪」を観ました。最近趣味の山登りに行く気がしないので、自ずと映画館へ足が向く週末が増えました。困ったものです(笑)

 ストーリーは、ある死刑囚から闇に埋もれた凶悪殺人事件について告発を受けた「新潮45」編集者が独自に事件について取材し雑誌で発表、最終的に“先生”と呼ばれる首謀者逮捕に至るまでの物語です。原作はルポなので結構カタい感じでしたが、読み始めたら夢中になって読了してしまった記憶があります。

 さて、そんなノンフィクション小説の実写映画化。気になるのはキャストでしょう。あくまでも私の感想ですが、まず記者・藤井役の山田孝之は抜群の安定感がありました。演技も上手いし、彼の醸し出す独特の雰囲気は好きです。

 そして悪役。まず元暴力団組長で、幾多もの殺人に直接手を下してきた死刑囚・後藤(劇中では須藤)を演じたピエール瀧。後藤本人は写真を見る限りかなりヤバいナリをしていましたが、瀧はそれに比べると見劣りします(当たり前か?・笑)。しかし瀧自身大柄だし、演技も上手いので違和感は全くありませんでした。

 そして“先生”こと三上(劇中では木村)を演じたリリー・フランキーは…どうしても本作と同時期から公開中の「そして父になる」に登場する、人のよい田舎の電気屋オヤヂや、AKBの番組で柏木や指原と気さくにトークする優しいリリーさんを思い浮かべてしまいます。

 でも演技は決して悪いわけではありません。冷酷で狂気に満ち溢れた“先生”を上手く演じていたと思います。ただ原作と比較してしまうとやはり物足りないでしょうか?それほど原作からイメージする“先生”は凶悪そのものでした。

 ところで本作は、あくまでも小説版を原作としたフィクション作品という位置づけだそうです。見ていて(原作にあったっけ?)と感じた部分が幾つかありました。

 小説を読んだのがかなり前なのでうろ覚えですが、藤井の家庭内の描写(母親が認知症、妻との離婚問題など)なんてあったっけ?仲間に裏切られることを嫌う死刑囚・須藤が、最後に藤井を裏切るシーンなんてあったっけ?藤井って“先生”と面会したっけ?…でもこれはこれで物語を効果的に演出するための大切なエッセンスであり、面白くなっていました。原作を読んだ私でも最後まで集中して見ることが出来ましたしね。


 ちょっとだけ目を覆いたくなる残虐なシーンやエロいシーンもありますが、割と原作にも忠実なとても面白い作品でした。


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凶悪―ある死刑囚の告発―凶悪―ある死刑囚の告発―
(2013/07/05)
「新潮45」編集部

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