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ダイナー

2013-11-24 Sun 18:17
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 平山夢明著「ダイナー」(ポプラ社)読了。久々の500ページオーバー(文庫)は結構読み応えありました。

 私にとって平山夢明といえば「東京伝説」シリーズですね。昔よく読みました。一見よくある怖い話集なのですが、彼の場合は幽霊・お化けが一切出てこない。出てくるのは人間、それも狂ったキ○ガイばかり(笑) 誰もが心の奥底に飼育している狂気。それが成長して自分でコントロール出来なくなった時の人間は幽霊よりも怖い…そんな恐怖が新鮮でした。

 まぁ、最近は季刊誌「怖い噂」(ミリオン出版)で連載中の、フリーライター・がっぷ獅子丸との居酒屋対談の印象の方が強いですけれどね。毎回彼らが遭遇した、狂った人物やエピソードについて居酒屋トークするだけのユルい企画なのですが、これがなかなか面白い。
 
 さて、そんな平山夢明が書いた本書。今回も彼ならではの生々しいグロ系・キ○ガイ系描写満載でした。

 物語は、ほんの出来心から闇サイトのアルバイトに手を出した元主婦・オオバカナコが主人公。彼女は雇い主とともに裏組織に囚われてしまい、酷い拷問を受ける。しかしひょんなことから裏組織が経営するプロの殺し屋専用の会員制ダイナー(食堂)に売られ、ウェイトレスとして働くことになるが…。

 本書はジャンル的には“ハードボイルド・グルメ”でしょうか?(笑) 相変わらずのグロ系描写はもちろん、天才シェフ・ボンベロが作る美味しそうな料理の描写も同じくらい魅力的でした。文字だけでこれほどまでに食欲をそそられたのって、湊かなえの「花の鎖」のきんつば以来かも(笑) 読んでいる間、ずっと美味しい本格的ハンバーガー(マ○クとかじゃなく・笑)が食べたくて食べたくて…改めてグロさだけでない著者の魅力を知りました。

 ウェイトレスといっても実際には常に死と隣り合わせの監禁状態なのですが、そんな状況の中でも健気に強く生きるカナコが魅力的です。

 読書を中断するたび(あぁ、オレがいるのは普通の世界でよかった)と感じさせられるハラハラドキドキな作品でした。


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ダイナー (ポプラ文庫)ダイナー (ポプラ文庫)
(2012/10/05)
平山 夢明

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