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恐怖・呪い面~実話都市伝説

2013-12-06 Fri 19:32
山敏


 1泊2日の旅行中に読む文庫本をブックオフで物色していて発見しました。山口敏太郎著「恐怖・呪い面~実話都市伝説」(TO文庫)。見た目結構キレイなのに105円でした(笑)


 私が抱く山口敏太郎氏の印象は“地味だけど真面目なオカルト・妖怪研究家”でしょうか?今の時代、オカルト研究家という肩書の方が存在したとしても、テレビで活躍するためには、まず間違いなく専門知識そっちのけで面白いキャラ設定や、気の利いたウケるコメントが言えるかどうか?といったことが重要視されることと思います。彼はそんなこととは(多分)無縁で、心霊や妖怪を茶化すようなことも(多分)しない。出演メディア(番組)は99%真面目な心霊系企画…つまり世の中にたくさんいるインチキ霊能者や捏造心霊体験テラーとは違う、昔の故新倉イワオ氏に近いニオイがするんですよね。そんなところに好感を持ちます。

 その理由は恐らく…本書の中にもチラチラ出てきますが、彼は子供の頃から妖怪や不思議な現象が大好きで、そのカテゴリーではクラスメートからも一目置かれていたようです。つまり大人になって“趣味・生き甲斐を仕事にした”人。だから現在も自分の研究対象物には人一倍強い愛着を持っているのかも知れません。

 私も心霊・超常現象は幼少期から大好きだし、子供の頃(今でも?)はプロレスマニアだったし(著者もかなりのマニアだったとか・笑)…山口氏には親近感を覚えます。ある意味憧れの存在です。


 さて、本書は…というかその前に…実は私、著者本人には割と好感を持っているのですが、彼のこれまでの著書についてはそうでもありません。内容が真面目過ぎるというか、ちょっと古典的、レトロな感じなんですよ。まぁ簡単に言うとあまり面白くないという(言っちゃった~・笑) 本書についても内容にはほとんど期待せず、(どうせ105円なんだし、つまらなかったらホテルのごみ箱に捨てればいいや)くらいの気持ちで読み始めました。

 ところが私は、まず「まえがき」を読んで驚きます。なぜなら著者が初っ端から

「ここ数年あまりにも安易な創作による怪談本が多すぎる」
「“実話怪談”と銘打っておきながら、見え見えの創作怪談を披露する書籍の何と多いことか」
「本書は全てガチンコの怪談を書き綴った作業結果の産物」

などと挑戦的文句を並べているからです。そしてこれらは私の不満そのものでもあります。私レベルになればそれが作り話かガチ話かなんて、ほとんど見分けがつきますから(言い切った~・笑)。

 さらに本文中で彼は、某テレビ番組で自身のコレクション品である“呪いの面”を紹介した時のことにも触れています。当時番組中でナレーションが「これを海外で手に入れた」「見た人は全員死ぬ」などと言っていたのはテレビ特有の演出だ、事実ではない、みたいなことも断言。こういうことを言えるのは凄いことです。

 肝心の収録エピソードは、著者が幼少時代から現在までに体験した不思議体験が時間軸に沿って短編形式で綴られています。

「一日中、日の当たらない部屋で私は、勉強もせずプロレス本とコミックを読み漁る毎日であった」
「プロレス雑誌を読み終え、自分なりに村松友視ばりのプロレス論を考察しながら…」

など、「これ要る?」的著者のプロレスマニアアピールに苦笑しつつ読み進めます。

 書かれたお話は予想以上に面白い、というか怖いですよ。へぇ、著者はこんなにたくさんの恐怖・不思議体験を持っていたんだ、(血眼になって情報収集しているわけではありませんが、)初めて知ったよ、というものがほとんど。ならばもっとテレビで紹介していてもよいのに…怪しい(笑)

 まぁ、中にはこじつけ的なものも多々ありますが(笑)著者も書いているように記憶違い、記憶の底に眠っていたものがたまたま夢に現れただけ、なものもあるのかも知れません。でも赤い服の女の霊に付き纏われる話、20年以上前に千葉県内で起きた未成年少年による一家惨殺事件に纏わる話、知り合いの変人ミュージシャンに纏わる話などは特に面白かったです。

 全体的に心霊、伝説、意味不明、狂人、超常怪奇物、ペット愛など幅広いジャンルの不思議エピソードが楽しめました。これで105円なら確実にお得ですね。


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