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春を嫌いになった理由(ネタバレあり)

2013-12-18 Wed 00:00
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 誉田哲也著「春を嫌いになった理由」(光文社文庫)を読了しました。誉田哲也ものはこれまでに「月光」と「ハング」を読みましたが、割と私とウマが合う作家さんのように思います(「ストロベリーナイト」が入っていないところがミソ?・笑)

 物語は…

 フリーターの秋川瑞希は、テレビプロデューサーの叔母から霊能力者・エステラの通訳兼世話役を押しつけられる。そして嫌々向かったロケ現場の廃ビルで一行は、エステラの透視通り男性のミイラ化した死体を発見。
 一方、中国のある村は、若者を次々に日本に密入国させ働かせ、給料を送金させることで潤っていた。しかしある時、密入国者兄妹の兄が犯罪に関わってしまい、闇組織の殺し屋から追われる羽目に。妹も警察に摘発され本国に強制送還されたはずが行方不明となってしまう。
 また別の、とある平凡な家庭ではサラリーマン男性が身重の妻とともにテレビの「超能力公開捜査特番」を興味深く視聴していて…。
 一見、全く別々に見える三者が、次第にクロスし始めて…。.

…という感じでしょうか?メインの超能力公開捜査番組は、かつて私が三度のメシより大好きだった「TVのチカラ」(テレ朝系)をモデルにしているんじゃないか?と思わず想像してしまいました。超能力、行方不明者公開捜査、心霊、殺人事件…私の興味の対象ばかり(笑) やはり誉田哲也ものとはウマが合います。

 個人的にはかなり面白かったと思いますが、所々“あれは結局どうなったの?”みたいにスッキリしない部分も幾つかあります。途中から先が見えてしまったし、全体的に中途半端な印象は否めないでしょうか?読者によって好き嫌いがハッキリ分かれそうな作品でした。

 でも、そんなことはまだよい方で…実は本作最大の問題は別のところにあります(笑) 驚くことにラストで幽霊が問題を解決!!殺し屋を殴って気絶させ、かつての仲間を守ったよ~!!…こんなの読んだの初めて(笑) これ完全にミステリーのタブーを侵してませんか?(笑)

 まぁ、私としてはそれでもアリかな?と思ってしまいました。その程度のこと(?)なんて許せるくらい、何だかんだウマが合った作品でした。

 それにしても、本作に登場する超能力者・エステラは本物の超能力者でしたね。番組もヤラセなしでした。「テレビのチカラ」に登場した超能力者たちは全て偽物(ちゃんと当てたためしが無い?)でしたから、フィクションの世界とはいえちょっと羨ましいです(笑)


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