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犬から聞いた素敵な話 涙あふれる14の物語

2013-12-21 Sat 00:00
inu


 山口花著「犬から聞いた素敵な話 涙あふれる14の物語」(東邦出版)を読みました。

 既に1年前に発行されていたようですが、私自身この単行本とは最近ある書店にて出会いました。文庫本を物色していたらいきなり「ワン!!」というワンちゃんの声が近くから聞こえたので、思わずビビってしまいました。声の発生源はこの本が平積みされた台に設置された小さなモニター。そこで繰り返し再生される短い宣伝映像の中で効果音のように使われていたのです。

 私は犬が大好きですし、この手の犬(ペット)との感動エピソードを集めたエッセイを読むことで犬を愛する人たちの気持ちに触れてみたい、そして改めて自分の愛犬への愛の度合いを確認したい、という欲求にしばしば駆られます。

 しかし悲しいことにエッセイゆえ文字は大き目、ページ数は少な目。小説と違いいつもほとんど一瞬で読み終えてしまうんですよね。1,300円という価格はそれ相応なのだろうか…?1ヶ月近く悩みましたが、結局購入しました。ブックオフに無かったし(笑)


 本書は著者が取材して集めた実話を基に書かれた「人と犬とのキズナがテーマのショートエピソード集」です。宣伝文句には“感動ストーリー”という文字も見られますが、個人的には感動するかどうかなんて個人差があるんだから押し売りするんじゃねぇよ!!と思っています(笑) まぁ愛犬家なら多かれ少なかれ必ず感動しますって。

 ちょっと工夫してるかな?と思ったのは収録全14編中、前半の半分が飼い主視点のお話。そして後半の半分がワンちゃん視点のお話という構成。ワンちゃん視点はどうしてもフィクションっぽくなりますが、読んでいて(自分の愛犬ももしかしたらこんな風にオレのことを見てるのかな?)みたいに妄想しながら読めるのは楽しいです。

 デザイン面にも工夫は見られます。各話とも扉ページにはタイトル、あらすじ、そして登場するワンちゃんの名前とシルエットを綺麗にデザイン。本文中にもカラフルなイラストやイメージ写真を適度に挿入。これにより“一度読んだらもういいや”色が強い小説と異なり、“またあの可愛いワンちゃんの写真見ようかな?ついでにもう1回読み返そうかな?”という気になるので私は良いと思います。

 どれも素敵なお話でしたし、何度か涙が出そうにもなりました。でもこれは私が犬を飼っている(いた)からそう評価するのでしょうね。犬が特に好きではなく、飼ったこともない人が読んで同じ評価をするとは正直思えません。あと心が屈折している人とか(笑) 

 でも愛犬家が読めば確実に自分の愛犬に対して今まで以上に優しくなれる。読んだ飼い主の心を動かし、気持ちや行動を変える力を持っている。…そんな本だと思いました。

 ひとつだけクレームをつけるとすれば、

ワンちゃんが死んでしまうオチは、なるべくやめて欲しい!!

…今後続編が出るのなら。そりゃ犬も人間もお互いいつか死んでしまいますけれどねぇ…。死ぬオチを採用せずとも感動出来る上手な物語だけを望みたいものです。


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