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ゴーストライターを正しく理解する件

2014-02-09 Sun 14:37
 “現代のベートーヴェン”と称される全聾の作曲家・佐村河内守氏が、実は自身で作曲せずに全てゴーストライターに丸投げしていた…いや、それどころか作曲家なのに譜面が書けない、ピアノ演奏技術も初歩レベル、本当は耳は聞こえており“全聾云々”はキャラ設定、妻を洗脳している…現在大問題に発展しています。

 この騒動の詳細については既に報道されまくっているので省略します。ただ、私はテレビであるコメンテターがこのように発言していたのが引っかかりました。

「最初から(ゴーストライターの新垣氏との)“共作”として発表していれば何も問題なかったのにね」

…えっ?そういう理解なんですか?…というか、この考え方ってかなり大雑把でいい加減な発言に聞こえますよ?もう少しよく考えてから発言した方がいいんじゃないですか?


 私はクラシック音楽は嫌いじゃないですが、全く詳しくありません。でも同じ音楽の創作活動という括りなら、かつて趣味ながらメタルバンドのリーダー兼ギターを担当、活動した経験があります。そのバンドの楽曲も全てオリジナルにこだわりました。あくまでもその程度の私ではありますが、真っ先にそう感じました。

 クラシックとは全く畑が異なりますが、ロック系の作曲でも…例えばA君がサビのギターリフだけ考案、他全てをB君が作曲したなら、その曲の作曲者は常識的にB君です。まぁ考え方はバンドによって違いますから、部分的とはいえ作曲しているのだから連名(共作)扱いとしたり、名前は表記しないけれど印税を小節分だけ分け与えたり、といった措置を取ることはあり得ます。

 しかし今回報道によると、佐村河内氏は音符なんて皆無の抽象的な“指示書”(1曲1枚?)のみを新垣氏に渡しただけ。これで共作扱いで通る世界なのでしょうか?クラシックとロックは違うので私には分かりませんが、もしOKであるならメタルバンド以下のユルさでは?(笑)

 これで共作OKなら、例えば

A君「B君さ、今度の新曲、出だしはHELLOWEENみたいな荘厳でシンフォニックな様式美的イントロ、リフはMEGADETHっぽい攻撃的でザクザクな感じで。本編はIRON MAIDENみたいに変調・変調でサビはARCHENEMYっぽい泣きのギターでメロデス調に。全体的にドラマティックでカッコよくお願い」

こんなコンセプト(?)のみB君に指示しただけのA君の名前が堂々と作曲者(共作)としてクレジットされて、印税を得る権利も発生する?素人だってそんなこと期待しませんよ。これではB君はバンドを脱退しちゃいますって!!(笑)

 また、私はこの問題を報道する「ノンストップ!」(CX)を視聴したのですが、コメンテーターのウザ過ぎるク○ババア・K田Uのは酷かったですね。

「シャネルだってイメージを伝えるだけで、服は弟子たちに作らせたのに、それをシャネルブランドで売っていた。それと同じ(だから佐村河内氏は悪くない)」

などとオバサンムード丸出しで主張したのには呆れました。有名ブランド品といっても洋服はあくまでも工業製品であり日用品。たまたまその中で人気がある商品というだけです。アートではありません。これを認めるのなら車、ハサミ、ラーメン…世の中のほぼ全てのものが同様に扱わなければなりません。

「NTT docomoのC社というメーカーのスマホの基盤を作っているのは、オレたちX製作所だ。だから端末はdocomo・C社・X製作所の共作として売り出すべきだ。そもそもオレたちが作った基板はもはやアートだ。だからX社の名も端末にプリントすべき」

こういう主張だってアリになってしまう。X製作所もシャネルも基本的には同じです。逆に佐村河内氏が作曲したとされた楽曲の数々は絶対にこれらと同じであってはならなかったはず。やはり問題大アリと言わざるを得ないでしょう。


 また、漫画雑誌に連載される作品の制作にも編集者の意見が反映されているじゃないか、タレント本だってゴーストライターが書いているじゃないか、(だから佐村河内氏がしたこともさほど問題じゃない)というのも少し違うと思います。

 漫画雑誌の編集者が漫画家にアドバイスしたり指示を与えたりするのは創作ではなく、あくまでも雑誌をたくさん売るための商品開発のようなものです。

 タレント本だって自叙伝や指南書のようなコンテンツの面白さ、タレントのキャラ重視の娯楽本だからゴーストライターが容認される。仮にこれが著者のセンスや技法に重きを置かれる文学、文芸ものではダメでしょうね。だって、夏目漱石が「我が輩は猫である」を他人に書かせていたら大問題でしょう?出版業界のゴーストライターと新垣氏を一緒にするのは最初から無理がありますね。

 まぁ、これらはあくまでも私見ですが、これを機に何が正しく何がNGなのか?考えてみるのも面白そうです。

 ところで…ネットには佐村河内氏を「オ○ムの麻○にしか見えない!」という人が目立ちます。私は麻○よりも、かつて自社のクソつまらないゲームソフトを『絶対に泣ける!』などと大袈裟にアピールしていた、故E野K治氏に見えて仕方ありません(笑)



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