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主よ、永遠の休息を(ネタバレあり)

2014-02-19 Wed 08:03
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 誉田哲也著「主よ、永遠の休息を」(実業之日本社)を読了しました。

 物語は…

 通信社の東京支社社会部勤務、池袋警察署の記者クラブに詰める鶴田吉郎は、ある晩コンビニ強盗現場に居合わせ犯人逮捕をスクープ。店員の芳賀桐江と知り合う。
 そして後日、逮捕に協力し現場から立ち去ったコバヤシなる男から、ある暴力団事務所の襲撃事件について訊ねられ、独自に調べてゆくうちに、この暴力団が猥褻動画配信を手掛けていたことを知る。さらにその配信動画の中に、14年前に起きた女児誘拐殺人事件で犯人が犠牲となった少女をレイプする様子を撮影した“実録映像”が存在していたことが判明。独自に調査を開始、犯人が精神鑑定で無罪とされた事件の真相に迫るが…。



 割とユーモアを交えたユルい感じの台詞が多い誉田ものの中でも、本作は特にそんな感じですね。物語は記者の鶴田視点とコンビニ店員で原因不明のPTSDに悩む桐江視点が交互に描かれる構成ですが、鶴田の心の中の描写はほんとんどがユルいユーモア調の語りになっています。そのため読みやすいです。

 物語序盤は、コンビニ強盗未遂事件だの、小さい暴力団事務所が襲撃されてパソコンが壊されただの、しょうもなくセコい事件ばかり出てくるのですが、実はそれは単なる取っ掛かりでして、メインの14年前に日本を震撼させた女児誘拐殺人事件に繋がってゆくのです。この架空の事件、誰が読んでも分かる通り、あの1988年から1989年にかけて埼玉~西東京で起きた、いわゆる“宮崎勤事件”がモチーフ。テーマがテーマだけにドラマ化は難しいでしょうね。

 そしてラストでは…またヒロインが死んでしまうという著者得意の悲しい結末ですが、後半の一気に読み進められてしまうスピード感のある展開はなかなかでした。


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主よ、永遠の休息を (実業之日本社文庫)主よ、永遠の休息を (実業之日本社文庫)
(2012/10/05)
誉田 哲也

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