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「やり残したこと」という幻影

2014-03-03 Mon 00:00
 先日ここでも取り上げました、AKB48の“大組閣祭り”。想像以上の大規模な組織再構成は“波乱の大人事異動”だったわけですが、何と後日6人ものメンバーが自身の待遇に納得出来ずに不服申し立て。訴えが受理され、今回の異動がチャラになったそうです(うち1人は直後に卒業を発表)。

 この“救済”システムはあらかじめ約束された正規の手続きですから特に問題があるわけではありませんが、大組閣を大企業の人事異動に当てはめて楽しんでいる私はちょっと驚きました。


 不服を訴えた6人のうち何人かは、その後何らかの形でその理由についてコメントしたようです。

 それによると、グループ間の移籍を拒否した2人については、自身の転校や引っ越しなど家庭の事情が理由。あぁ、彼女たちは未成年かつ学生だったんだ、なら仕方ないか、と思う反面、そもそも芸能活動という特殊な生き方を選んだ時点で学業や日常生活の大部分を犠牲にしようとしているわけでしょ?それは違うんじゃないの?とも思えてしまいます。秋元康氏はそんな逆境をもバネに活躍してやろう、というタフネスが見たかったのかも知れません。

 それでも彼女たちはまだよい方で…別の2人(移籍1名、グループ内のチーム間異動1名)の言い分にはちょっと首を傾げてしまいました。特に

「私はAKB(現在所属中のグループ)でまだやり残したことがあるから」

という理由。これを「カッコいい!」と感じる人もいるかも知れません。しかしある程度社会人経験を積んだ人なら逆に「なに言ってんだコイツは?」と感じるのではないでしょうか?
 
 年齢やキャリアは違っても1日24時間、1年365日、使える時間は誰でも同じ。その中でいかに工夫して頑張っても(あれもこれも不満、私なんかまだまだ全然ダメだ)と、なかなか満足することはない…AKBメンバーも一般社会人も大抵はそんなものでしょう。

 今月卒業する大島優子だってコレといった後継者を育てられなかったし、前田敦子以上のAKBのアイコンにもなれませんでした。それは彼女自身不満に感じていることでしょう。でも彼女は前しか向かずに卒業を、未知なる大海原に飛び込むことを決意したはず。要するに(私は毎日100%やり残すことなく完全燃焼している。いつどうなっても悔いはない!)と言い切れる人なんてほとんどいないわけです。

 それに対し、この“やり残した”メンバーは客観的に見て、ここ数年は明らかに鳴かず飛ばずの状態。恐らく仕事ぶりについてもさほど評価されていない。このまま同じポジションに居座っても延々似たような日々を消化するだけだろう、だったら思い切って…というのが組織の考え方であり、親心なのでしょうね。

 よって、キツい言い方ですが、

「私はAKBでまだやり残したことがある」

と言われても、普通は

「何をやり残したのか知らんが、それはあなたの資質や努力や工夫に問題があるわけで、いくら現状維持を望んだところで永遠にやり遂げられないんじゃないの?だったら思い切って新天地で心機一転チャレンジしてみればいいのに」

と突っ込みたくなってしまうわけです(笑)

 特に移籍については前回書いたように、私個人はチャンスと考えるので、それを蹴ってしまうメンバー…何を考えているのか知る由もありませんが残念です。まぁ、我われには見えない事情もあるのでしょうけれどね。


 3月は一般企業でも人事異動の季節です。例えばある会社で東京本社から大阪支社へ異動の辞令を受けた中堅社員が、

「いえ、私には東京本社でやり残したことがあるんです!異動は辞退します!!」

なんて上司に訴える光景…ドラマや映画以外ではまずあり得ません。今回異議申し立てしたメンバーたちが“天の声”により近々卒業、なんてことにならないことを願いたいですね。


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