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趣味とのめぐり逢い

2014-05-16 Fri 00:00
 私事で恐縮ですが…父が約10年ぶりに趣味のゴルフを再開しました。

 10年前といえば、母が若年性アルツハイマー型認知症を患っていることが判明。息子の私でも想像できない複雑な思いを抱いていたであろう父は、母の介護のために多くの大切なものを捨てました。そのひとつが長年生き甲斐としてきたゴルフでした。

 今でこそ父も私も

「介護は介護、趣味は趣味、別モノでしょ?」
「介護の苦労は一人で背負わず、他者や行政サービスをどんどん頼るべき」

と、前向きに考えられます。

 しかし10年前は介護なんて未知なる恐ろしい敵としか考えられなかったし、家族の中には他人様の常識では計れない独自の思いが確実にありました。それが長い年月を費やしたことで父も私も少しずつ、認知症との上手な接し方、明るく楽しい介護生活の送り方が見えてきた…そういうものなんでしょうね。

 その間に母の介護レベルが上がったことで、デイサービスの利用日数、特に宿泊を伴う介護をお願いする日を増やすという国の施策に従うこととなりました。皮肉にもそれが父に時間的・精神的余裕をもたらしたわけです。

 そこに親戚のオッサンからゴルフの練習(打ちっ放し)に誘われ、やがて母が宿泊する日限定でゴルフコースでプレイするに至り、10年前のゴルフ仲間たちとの交流もめでたく復活、だそうです。

 まぁこれまでゴルフする時間が物理的に皆無だったわけではありませんが、世の中器用な人や、頭の切り替えが早い人ばかりではありません。それよりも時間はかかったけれどデイサービスを上手に利用し、本人が何ら後ろめたい気持ちになることなく「またゴルフがやりたい」と前向きに考えられるようになったことが大事。息子としてもとても嬉しいです。

 今回の経験から私は、若い頃に一度熱中した趣味って、自分から率先して嫌いにならない限り、いつかまた楽しめる機会と出会えるものなんだな、と改めて感じました。何か事情があって一度サヨナラしても、いつか自分を取り巻く環境が変化して、タイミングが合えばまた向き合うチャンスが生まれ、昔のようなイキイキした自分を取り戻せる…何だか本気でそう信じてみたくなりました。

 逆に、若いうちに年を取っても打ち込める趣味を見つけるのと見つけないのとでは、将来の精神的満足度に大きな開きが生まれそうですね。年を取って初めて探すとなると、どうしたって選択肢は狭まるでしょうし。

 個人的には最低でもインドア・アウトドア各ひとつずつ、これだけは一生モノだ!という趣味を、現在持っている趣味の中から選んで大切に育てたいなぁ…そう思っています。


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