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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
CDが売れない時代が音楽をダメにする件

2014-07-28 Mon 21:00
 7月26日早朝に放送された「新・週刊フジテレビ批評」の対談コーナーで、人気歌手・MISIAを発掘し、今も現役で活躍する音楽プロデューサー・与田春生氏が興味深い発言をしていました。

 社会学者・古一憲寿氏から「なぜ今はCDが売れないと思いますか?」と質問された与田氏は、「原因はいろいろあるが」と前置きした上で「容量が700MBと極めて小さいCDは、記録メディアとして古いから」と答えたのです。

 恥ずかしながら私は知らなかったのですが、最近のMacには既にCD(DVD?)ドライブがついていないそうです。さらに「自宅にCDプレーヤーがない」という子供も多いのだとか。

 つまり、700MBが大きいか小さいかはさておき、音楽を10曲でひとつの作品、ひと塊のアートとしてアーティストが創作し、それを我われユーザーが味わうというこれまで当たり前だった概念自体が崩壊しつつあるわけです。音楽配信サービスで好きな曲だけダウンロード、PCやスマホに溜め込み毎日気分に合った曲だけ選んで再生したり、YouTubeで聴きたい曲を検索してオンタイムで映像とともに楽しんだりするのがこれからの音楽の楽しみ方、というか若年層にとっては既に常識なのかも知れません。少なくとも今後はこれが主流派になりそうです。

 ただそうなると、今後は確実にポップでキャッチ―で耳触りのよい曲だけが作られ、支持されてゆくような気がします。

 例えば「アナと雪の女王」のサントラ。アルバムを通して聴くことで映画の興奮や感動を思い出せるというのが、サントラが持つ本来の魅力だと私は思います。

 しかし「アナ雪」のサントラはCD2枚組で全48曲も収録!通して聴くのは面倒臭いし、時間もかけたくない。それに(Amazonだと)ダウンロードするためには1曲250円×48曲=12,000円もかかるじゃん!!かといってCDを買っても3,780円するし、嵩張って邪魔になるから嫌だ。だったら『Let It Go』だけ聴けりゃいいや。松たか子ヴァージョンね。イディナ・メンゼルヴァージョンもMayJヴァージョンも要らないや…みたいに買う側が選択出来てしまう。これはこれで便利だし安上がりではありますが、野菜やお惣菜じゃないんですから。あくまでもアートですよ?売る側も買う側もアルバムをひと塊の作品として鑑賞することの意味を否定しているようでどうもスッキリしません。

 もし、フレンチレストランが自慢のコース料理への「野菜も魚も嫌いだから、メインの牛フィレ肉だけ食べさせろ」という客のニーズを黙って受け入れたら?もし、新日本プロレスが「名前も知らないヤングライオンの前座試合なんて興味ない。棚橋弘至とオカダカズチカだけでいい」という観客のニーズを認めたら?どちらも顧客サービスとして物理的には可能かも知れません。でも恐らく牛フィレ肉の美味しさも棚橋弘至とオカダカズチカの凄さも十分伝わらないはずです。世の中にはパッケージで味わって初めてその魅力をフルに実感出来ることもたくさんあるんですけれどね。


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この記事のコメント
こんばんは
今週の土曜日に封印映像とほん呪59ですね
2014-07-28 Mon 22:03 | URL | 上林俊博 #-[ 内容変更] | top↑
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