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ブルーマーダー

2014-08-24 Sun 09:33
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 誉田哲也著「ブルーマーダー」(光文社)を読了しました。人気の姫川玲子シリーズ第6弾ですが、私的には常にジョン・サイクスの同名バンドの方を思い出してしまいます。

 物語は…

 出所して間もないヤクザの組長の死体が池袋で発見された。前作「インビジブルレイン」を最後に本庁から池袋署に左遷(?)された姫川らが現場に駆けつけるが、死体は無残にも正体不明の鈍器で体中の骨を粉砕されていた。やがて半グレ、中国マフィアらの構成員も同様に次々と殺害され、池袋の反社会組織関係者は謎の怪物“ブルーマーダー”に恐怖し委縮する。
 一方、かつて姫川の部下で彼女とは微妙な恋愛関係にあった千住署勤務の菊田は、護送中に逃走したある振り込め詐欺組織構成員の目撃情報をもとに池袋周辺で聞き込み捜査を始める。
 ブルーマーダーの正体は?姫川と菊田が再び交わることはあるのか…?

 
 読み始めは一般の殺人事件ではなく暴力団の抗争っぽいので、ちょっと面白くなさそうだな、と感じました(笑) 

 しかし凶悪殺人犯・ブルーマーダーが具体的に描写され始めると、ようやく面白くなります。ブルーマーダーは残虐な殺人鬼ですが、実は彼なりの“正義”を貫くために私刑を繰り返している。その動機は警察組織や司法への強烈な批判であり、単純な私なんぞは犯人に共感せずにはいられません。犯人共感型爽快ストーリーでした。

 そして本作最大の(?)興味は、あの菊田が結婚していたこと…なのでしょうが、私的にはそんなことよりもブルーマーダーの武器、改造石頭ハンマーですね。一度ビジュアルを確認したい!で、オレも同じものが欲しい!!これでオレの正義に反する輩どもを…(以下自粛・笑) いやぁ~、でも骨だけ砕いて死体からは一切の流血なし。すると死体は安定せず、担架に乗せるのも難しいほどのグニュグニュのゴム人形のように…誉田哲也らしいです(笑)

 とりあえず姫川班が再結成されるであろう近い将来への繋ぎ的一冊でしょうか?犯人逮捕劇やトリック云々はさほど重要ではなく、あくまでも事件をきっかけに再会した姫川と菊田が上司・部下の絆を再確認するのがメイン。人物の気持ちをフォーカスした物語ですね。来年映画化されるそうですが、「ストロベリーナイト」(映画版・原作は『インビジブルレイン』)のように詰め込み過ぎな作品にならないことを祈りたいと思います。


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ブルーマーダーブルーマーダー
(2012/11/17)
誉田 哲也

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こんにちは
はじめまして!あるブログを拝見していたら、このブログに出会いました。私もブログを開設しています。「鬼藤千春の小説」で検索できます。一度訪問してみて下さい。
2014-08-25 Mon 21:55 | URL | 鬼藤千春の小説 #g.qUwJtQ[ 内容変更] | top↑
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