現在の閲覧者数:
無料カウンター
《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
健常者の常識で障がい者の気持ちを想像する危険

2014-08-26 Tue 20:37
 先日ここでも触れました「アイス・バケツ・チャレンジ」ですが、その後もテレビやネットでは賛否両論飛び交っているようです。

 まぁ、私の意見は既に述べましたのでここでは省略しますが、実は反対派の意見の中にちょっと気になるものを見つけました。

「アイス・バケツ・チャレンジをALS患者が見たらどう思うだろうね?きっとALSの知識云々よりも有名人がバカ騒ぎする映像ばかりが注目されて嘆いているはずだよ」

みたいな私見です。でもちょっと待ってくださいよ。それはあくまでも発言者の“妄想”ですよね?それも健常者が、健常者の常識から妄想したであろうことが私にはアリアリと見て取れます。

 とはいっても、私もアンケート調査などしたわけではありませんから、実際はどうなのかは分かりません。つまりテレビの芸能人もネット住民も私も含め、健常者が自分の常識で勝手に想像したALS患者の気持ちを代弁するのは本来笑止千万なんですよね。同情したつもりが、実は相手の気持ちを全く尊重していないという。

 参考になるかどうか分かりませんが、以前読んだ本にこんなことが書いてありました。

 1990年代頃まで女子プロレスの前座で「小人(ミゼット)プロレス」なるパフォーマンスが観られました。何らかの体の異常により成人しても幼児ほどの大きさにしか成長出来ない人たち同士による、コミカルなパフォーマンスが楽しいショー的要素の強いプロレスです。

 しかし身体障がい者連盟のような組織から抗議を受けたミゼットプロレスはその後、テレビ中継からも女子プロレス興業からも消えてしまいました。これにより当のミゼットレスラーたちは

「ああよかった!今まで見せ物にされて辛かったんだ。これで静かに暮らせるよ!」

と喜んだかというとそうではなかったようです。アカの他人に障がいを持つ自分が初めて世間から認められるきっかけとなったプロレスという生き甲斐を奪われ、観客が喜んでくれたパフォーマンスを否定されとても残念…というよりも有り難迷惑だ!!と憤ったそうです。

 つまり、健常者と障がい者それぞれが考える「常識」は違う。健常者が単に感情論であれこれ語るのって、実は危険なのではないか?と思った次第です。

 もちろん同じALS患者の中にも賛否様々な意見があるとは思いますが、健常者はあくまでも健常者としての立場から意見を述べるべきでしょうね。

 考えたら私の母は認知症ですが、介護する者として私がテレビの認知症特集などを見てギリギリ許せるのも、やはり同様の介護経験を持つ人の意見です。どんなに勉強した人でも未経験者がそれっぽく意見や正論を述べたところで正直聞くに耐えません。それと同じですね。


スポンサーサイト
別窓 | マスメディア | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

<<「趣味」に関する“独り言” | 瑠璃色幻想曲 | ブルーマーダー>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL


FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| 瑠璃色幻想曲 |