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まとめて(サラっと)読書感想文(20141102)

2014-11-02 Sun 00:00
 以前、友人から数冊借りた東野圭吾の小説が面白かったので、今さらですが自分でも何冊か買って読みました。読みやすくスイスイ読めてしまいました。内容もさることながら、ブックオフの108円コーナーから選び放題なのが嬉しい(笑)

 どれもそれなりに古いし、映像化済みの人気作品も多いので今さらご紹介するのもどうかと思いましたが、自分のための読書記録としてここに残すことにしました。


夜行
「白夜行」(集英社文庫)

 1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂。暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが何も「証拠」はない。そして19年。息詰まる精緻な構成と叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く傑作ミステリー長篇。

 登場人物はどんどん増えるし、物語が壮大過ぎて途中までどういうお話なのか全く想像つきませんでした。結局、ある事件に関わった男女2人の半生記のような感じですが、その二人は最後まで(直接)交わることがない。「感動」でもないし、「面白い」や「爽快」とも違う、独特なよさでした。でも一言だけ…雪穂は堀北真希ではないな(笑)


手紙
「手紙」(文春文庫)

 強盗殺人の罪で服役中の兄・剛志。弟・直貴のもとには獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。

 かなりよかったです。殺人者の家族の苦悩と現実…普段考えたこともありませんが、結構リアルな疑似体験をさせてもらったような気がします。身内なんだから力になってあげよう、それが当たり前だと思っていましたが、現実はそうでもないような…。やはり自分の人生はあくまでも自分の人生なんだな、と思いましたね。
 ちなみに主人公の兄貴が送ってくるノホホンとした感じの手紙ですが、ある私の友人のメール文書に似ていて可笑しかったです。


刃
「さまよう刃」(角川文庫)
 
 長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。花火大会の帰りに、未成年の少年グループによって蹂躪された末の遺棄だった。謎の密告電話によって犯人を知った長峰は、突き動かされるように娘の復讐に乗り出した。犯人の一人を殺害し、さらに逃走する父親を警察とマスコミが追う。正義とは何か。誰が犯人を裁くのか。世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎える。重く哀しいテーマに挑んだ、心を揺さぶる傑作長編。

 昔の女子高生ドラム缶コンクリート詰め殺人事件や、埼玉連続幼女殺害事件を思い出しました。未成年犯罪者への懲罰の是非、正義とは?…永遠のテーマです。


予知
「予知夢」(文春文庫)

 深夜、16歳の少女の部屋に男が侵入し、気がついた母親が猟銃を発砲した。とりおさえられた男は、17年前に少女と結ばれる夢を見たと主張。その証拠は、男が小学四年生の時に書いた作文。果たして偶然か、妄想か…。常識ではありえない事件を、天才物理学者・湯川が解明する、人気連作ミステリー第二弾。

 ガリレオシリーズですか。それなりに面白いのですが、個人的に東野圭吾はガリレオのような謎解きものよりも「秘密」や「手紙」のようなヒューマンものの方が好きです。たまにトリックを説明されても絵が思い浮かばないことがありますし(笑)


苦悩
「ガリレオの苦悩」(文春文庫)

 “悪魔の手”と名のる人物から、警視庁に送りつけられた怪文書。そこには、連続殺人の犯行予告と、帝都大学准教授・湯川学を名指して挑発する文面が記されていた。湯川を標的とする犯人の狙いは何か?常識を超えた恐るべき殺人方法とは?邪悪な犯罪者と天才物理学者の対決を圧倒的スケールで描く、大人気シリーズ第四弾。

 同上。


街
「夜明けの街で」(角川文庫)

 不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。ところが僕はその台詞を自分に対して発しなければならなくなる。建設会社に勤める渡部は、派遣社員の仲西秋葉と不倫の恋に墜ちた。2人の仲は急速に深まり、渡部は彼女が抱える複雑な事情を知ることになる。15年前、父親の愛人が殺される事件が起こり、秋葉はその容疑者とされているのだ。彼女は真犯人なのか?渡部の心は揺れ動く。まもなく事件は時効を迎えようとしていた…。

 一応殺人事件を絡めてありますが、基本的に男女の不倫がテーマのヒューマンものとして楽しく読みました。結末がちょっと中途半端な気もしますが、色々な意味で切な過ぎますね。読む人によって感想が分かれるのでしょう。でも一言だけ…秋葉は深キョンではないな(笑)


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