現在の閲覧者数:
無料カウンター
《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
まとめて(サラッと)読書感想文(20150103)

2015-01-03 Sat 19:40
 相変わらず東野圭吾を読みまくっています。感銘を受けるとか一生手元に置いて何度も読み返したい、という類の本ではありませんが、やはりエンタメとしてはかなり質が高く面白いですね。


photo1
「幻夜」(集英社文庫)

 1995年、西宮。未曾有の大地震の朝、男と女は出会った。美しく冷徹なヒロインと、彼女の意のままに動く男。女の過去に疑念を持つ刑事。彼女は一体誰なのだ…。

 以前読んだ「白夜行」にとてもよく似たストーリーでした。阪神淡路大震災直後の騒動の中で殺人を犯してしまった男が、たまたまその現場を目撃していた女と一緒に地元を捨てて上京。犯罪を重ねながらお互い助け合い、女は上を目指し、男は女に翻弄されて…で、結局ラストは「白夜行」同様、女の罪はバレることはないという。ヴォリューム(ページ数)が大きい分、ややストレスを感じます。


photo2
「真夏の方程式」(文春文庫)

 夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。一方、仕事で訪れた湯川も、その宿に宿泊することになった。翌朝、もう1人の宿泊客が死体で見つかった。その客は元刑事で、かつて玻璃ヶ浦に縁のある男を逮捕したことがあったという。これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは?

 面白かったです。以前は全く興味なくスルーしていた映画版のDVDを見たくなりました。

 ただ、これも著者得意の反則技…主人公(一人称)に当たる人物が実はかつて殺人を犯しており、それが今回の事件とも関係しており…という事実が最後の方で突然出てくるという。これをやられたら読者はまともに犯人を推理出来ませんって(笑)


photo3
「赤い指」(講談社文庫)

 少女の遺体が住宅街で発見された。捜査上に浮かんだ平凡な家族。一体どんな悪夢が彼等を狂わせたのか。「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身の手によって明かされなければならない」。刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は?家族のあり方を問う直木賞受賞後第一作。

 読み易く面白いのですが、読んでいて憤りっぱなしでした。自分勝手でどうしようもない馬鹿息子。彼にビクビクしつつ守ろうとする過保護な母親。彼らに強く意見出来ない情けない父親。彼らは息子が犯した殺人の罪を、あろうことか認知症の母親になすりつけようと企てるという。若干ヒューマンもの要素も含んで面白かったです。

 しかし私が読む東野ものって1990年代中頃のものが多いのですが、今読むと穴があり過ぎ(笑) そんな嘘、防犯カメラの映像をチェックすれば一発でバレるって!とか、しばしば突っ込んでしまいます(笑)


photo4
「片想い」(文春文庫)

 十年ぶりに再会した美月は、男の姿をしていた。彼女から、殺人を告白された哲朗は、美月の親友である妻とともに、彼女をかくまうが…。十年という歳月は、かつての仲間たちを、そして自分を、変えてしまったのだろうか。過ぎ去った青春の日々を裏切るまいとする仲間たちを描いた、傑作長篇ミステリー。

 今回読んだ中では最も面白かったですね。性同一性障害がテーマですが、青春、友情、夫婦愛などの要素も含む切ないストーリーでした。


 ということで、このお正月もブックオフの全品20%引きセールを利用して東野ものを数冊買い込みました。東野もよいですが、今年は他の優れた作家さんの作品ともどんどん出会いたいものです。


--------------------
【TODAY'S PIC UP ITEM】


幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))
(2007/03)
東野 圭吾

商品詳細を見る


真夏の方程式 (文春文庫)真夏の方程式 (文春文庫)
(2013/05/10)
東野 圭吾

商品詳細を見る


赤い指 (講談社文庫)赤い指 (講談社文庫)
(2009/08/12)
東野 圭吾

商品詳細を見る


片想い (文春文庫)片想い (文春文庫)
(2004/08/04)
東野 圭吾

商品詳細を見る




スポンサーサイト
別窓 | 読書 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

<<ボンボンつきニット帽、あり?なし? | 瑠璃色幻想曲 | 謹賀新年>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL


FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| 瑠璃色幻想曲 |