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大嫌いだったけど惚れてしまったプロレスラーが引退する件

2015-02-17 Tue 19:32
 しばらくプロレス(ファン)から離脱中の私ですが、先日ヤフー!ニュースで“ミスター・プロレス”…いや“風雲昇り龍”天龍源一郎の引退(予定)を知り、ちょっと驚きました。彼だけはファンも己の肉体も騙し騙し生涯プロレスラーでいてくれると信じていたんですけれどね。

 天龍といえばプロレスファンなら誰もが認める実力者。日本プロレス史に大きな足跡を残した名レスラーなのは間違いありません。でも正直言って私、天龍を好きだった期間ってほとんどないんです。それどころか私のプロレスファン人生の中で、天龍はトップレベルで嫌いなレスラーでした(苦笑)

 私が小さい頃、プロレスといえば過激なストロングスタイルが売りの新日と、昔ながらの退屈なプロレスの全日しかありませんでした。新日は猪木を筆頭に、ほとんどのレスラーが己の肉体を鍛え上げ、ストロングスタイルを象徴する黒いショートタイツを身につけてカッコよかった。一方の全日は馬場を筆頭に肉体はみっともなく、コスチュームは赤やカラフルでホモっぽい。試合スタイルも相手を叩き潰す過激な新日、相手を労る温い全日と対照的でした。

 そんな両団体をテレビ観戦していた私は、自ずと新日信者となりました。天龍は全日中継を毎週観ていて、気付いたら何となくいた、という感じでしたね。地味でバタ臭い白星配給係みたいなポジションでしたが、一瞬だけ私の中で彼が輝いた出来事がありました。馬場&鶴田が保持するインタータッグ選手権に当初挑戦予定だったB・ロビンソン&D・スレーター(?)組のうち、スレーターが出場出来なくなり、ロビンソンが代わりのパートナーに何と天龍を指名したんですよ。今でこそプロレスなんて何でもありですが、当時あのポジションの天龍が外人側として日本人2トップに闘いを挑むというのは、全日にしてはかなり掟破り的で興奮しました。

 その後天龍(と鶴田)は、ビッグマッチを機にタイツをそれまでの紫(・赤&青&星マーク)から黒に変えました。まるで新日の過激なプロレスに目覚めたかのようでした。しかし試合スタイルは相変わらずスローモーでショッパい。そのくせ猪木の得意技・延髄斬りを勝手にパクる(形は全然絵になってませんでしたが)。当時私はこの天龍の延髄斬りが許せませんでした。雑誌のインタビューで猪木本人が「どんどん使って下さい。そしてアントニオ猪木の延髄斬りと比べて下さい」と回答するまでイライラしてましたっけ(笑)

 1980年代中盤になると選手が大量離脱し、大好きだった新日の人気にも陰りが見え始めました。逆に全日はどんどん人気が出て、天龍嫌いにも拍車がかかりました。

移籍した長州に負けるたび「ザマー!!」
糞つまらないSWSが潰れて「ザマー!!」
新日との対抗戦で(天龍以外の)WARの選手がボロクソに負けて「ザマー!!」
大仁田との電流爆破マッチで被爆して「ザマー!!」

しばらくの間は天龍の不幸、特に新日系の選手に負けることによる不幸が確実に私の元気の源でした(笑)

 そんな私も長い間プロレスを観続けていれば、どんなに天龍が嫌いでも彼の凄さには気付くし、やはりこの選手はホンモノのプロレスラーだ、と認めざるを得なくなるもの。最初にそう感じたのは、新日とWARの対抗戦時代でした。長州、越中、橋本、武藤、蝶野、馳、そして猪木。そうそうたる新日のトップレスラーたちが天龍にシングルで挑むも、全く歯が立たない。誰が相手でも天龍なんて楽勝だと思ったんですが(笑)

 プロレスはもちろんガチ勝負ではありませんが、それでも長年プロレスを観ていれば実際どちらが強いか?なんて簡単に想像出来ます。天龍はマジで強い。セミリタイア状態とはいえ、猪木が敗北した時はショック以上に(こりゃ、天龍を認めないわけにはいかない!)という思いの方が強かったですね。

 それからは割と好意的に天龍を見守るようになりました。試合も何度も生観戦したし、自身の半生記を綴った著書「七勝八敗で生きよ」(東邦出版)や、酒にまつわる豪快エピソードを漫画化した「酒羅の如く」(白夜書房)を読んだら、不覚にも天龍源一郎に惚れてしまいました。考えてみたら彼はこれまで必死に日本プロレス界を守ってきた人なのだから当然です。

 もし今後、天龍のような器のデカいレスラーが現れるのならば、ぜひまた憎み嫌い続け、そして最後に惚れてみたいですね。でもそんなプロレスラー、もう二度と現れないだろうなぁ…。


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