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読書の楽しみ方

2015-02-22 Sun 12:45
 読書好きの友人が、こんなことを呟きました。

「本って(ビジュアルを)想像しながら読めるからいいよなぁ」

…それ、小学生がよく言うコメントじゃね?(笑)


 小学生はさておき、確かにこれってジャンル問わず読書全般に当てはまりますよね。私はミステリーもの、警察ものを好みますが、読書中は常に“映画版”も頭の中で“同時上映”されていますから(笑)

 でもこれ、読書の特徴のひとつではありますが、“読書のメリット”、すなわち読書にとってよいことなのでしょうか?私が好きな「フィクション小説」を基に考えてみます。


 まず、「小説」とは一体何でしょう?私が小学生の頃通った塾の国語教師によりますと、

『小説とは登場人物や出来事を通してなされる、作者の世の中への訴えかけ』

だそうです。例えば私が単なる暇潰し目的の娯楽のつもりで読んだ、東野圭吾の「さまよう刃」なら『現在の少年法の是非』、湊かなえの「絶唱」なら『阪神淡路大震災被災者だけが理解できる心の傷』について、実は読者に訴えているというわけです。

 ところで…ある小説が映画やドラマ化されると、ファンの中には「原作のイメージと違う!」「ストーリー(結末)がアレンジされている!」、すなわちこんなのは「『○○(原作)』じゃない!」という不満を持つ人が必ずいます。人それぞれどう感じようが勝手ですが、先ほどご紹介した“小説の概念”を尊重するなら、映像化された時点でそれは原作とは全くの別物と考えるべきでしょう。作者の価値観、センス、主張に加え(場合によってはそれを打ち消すかのように)監督や役者の価値観、センス、主張が色濃く表現されるものですから。

 映像は映像でひとつの楽しみ方、アリとして、原作の魅力を最大限に楽しむ、作者の訴えかけを100%受け止めるためには、やはり原作を読むのがベスト。それ以外に方法はありません。

 となると「ビジュアルを想像しながら読む」というのも、各読者レベルで勝手に解釈されたビジュアルを当て嵌め、作者の訴えを薄めているという点では映画やドラマ版と同じようなものなのかも知れません。読書の楽しみ方のひとつなのは間違いありませんが、個人的にはあまり比重を置き過ぎない方がよいかな?と思った次第です。

 それよりも読書の面白い点、強みって、読み手の年齢や経験、立場によって同じ物語でも読者の数だけ解釈の仕方もあるということだと思いますね、個人的には。

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