現在の閲覧者数:
無料カウンター
《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
ちょっと幸せな気持ちになれた夜

2015-04-10 Fri 23:15
 マスコミ報道の悪影響とは思いますが…中国人と直接付き合いのない私は、中国や中国人に対してよい印象を持っていません。というより忌み嫌っているかも知れません。考えたらおかしな話なんですけれどね。13億人をひと括りに評価するなんて(笑) でもある時、些細なきっかけからそんな考えは改めなきゃ、と思い知らされました。


 先日、友人・Zさんと一日一緒に過ごし、最後に夕食をとることになりました。食通のZさんにお店の希望や意見を主張したところできっと全否定されそう(笑) お店の選択はお任せしました。(どんな高級店に連れて行かれるんだろう?)内心ちょっとビビりましたが、Zさんが向かったのは意外にも居酒屋チェーン。個室タイプの席が売りの店です。ホッとしました(笑)

 店内に入るとZさん、真っ先に厨房に顔を出し誰かを探しています。(あぁ知り合いが働いているのか)もともと彼は超社交的で、相手を選ばず誰とでも仲良くなってしまうタイプ。きっとこの店にも親しい人がいるに違いありません。残念ながらその相手とは会えなかったようですが、ゆったりくつろげる個室に通された我々は、早速お酒やお料理を注文し、楽しい宴を開始しました。

 暫くすると襖が開き、一人の若い男性店員がやってきました。どうやらZさんが探していた従業員・Xさんのようです。先ほど会えなかったので、改めて挨拶しに来てくれたんですね。…ん?イントネーションが…私はXさんが日本人ではないことに気づきました。

「実は彼、中国人なんだよ」

Xさんが去った後、Zさんが彼と知り合った経緯を教えてくれました。

 数年前のある日、自宅近所にある小さな中華料理店で食事したZさん。その地域には昔から中国人が経営する中華料理店が多いそうです。

 するとZさん、持ち前の才能を発揮。店のご主人とその奥さんともすぐに親しくなり、常連客となりました。と、ここまではよくある話ですが、Zさんの場合はもっと相手の懐に深く入り込んでしまう。その後もさらに親しく付き合い、彼らファミリーが集結する新年の宴に、毎年お呼ばれされる間柄にまで進展したそうです。

 その中国人夫婦には、中学生から高校生まで3人の子供がいました。するとZさん、足長おじさんじゃないですが、当然のように兄弟に個別に(高額の)お年玉を与える。しかもその後も毎年欠かさずに。金銭的な援助が全てではありませんが、それ以降も可能な限り、生活苦に喘ぐこの中国人ファミリーの力になってあげたそうです。

 こうして3人の子供たちは無事成長・独立し、今でも日本で幸せに暮らしています。そしてその兄弟の長男が先のXさん。自分の店を持つために現在は飲食店で修行中というわけです。

 へぇ…いつも若いオネエチャンに声をかけたりプレゼントを渡したりしている印象しかないZさんが、まさかそんなことをしていたとは…ちょっとイイ話なんですけど(笑) 正直言って一瞬、(よくそんな他人、しかもいつ国に帰るかも分らない外国人のためにお金を費やせるな)と思ってしまいましたが、単に私とZさんの価値観が少し違うだけのこと。それでZさんも中国人ファミリーも幸せならよいはずです。

 私はこの話を聞き、色々なことを感じました。

 まず、相手がアカの他人、しかも現在必ずしも日本に友好的とはいえない中国人でも関係なく仲良くなり、縁を作ることが出来るZさんは人として凄い。そんなZさんと私が友人でいられるのは、実はとても有難いことなのだと思いました。思い起こせば私とZさんは数年前、共通の友人を介して知り合い、その後すぐに二人だけで遊んだり飲みに行ったりする仲になったんですよね。こういうことはこれまでの人生にほとんどありませんから、素直に嬉しいです。

 Zさんとはこれまでに何回会ったか分かりませんが、初めてこういう話を打ち明けてくれたことにも感謝しています。お互いの心の距離が縮まった証拠ですから。どこかの芸能人と会社経営者のような、男同士で同棲するカップルに発展することはまずあり得ませんが(笑)今後もよい関係を維持したいものです。


 さて、その後表面上は下らない会話(例:さくらタン可愛い、など・笑)を交わしつつ、心の中では先ほどの深イイ話を反芻していた私。そこへ再びXさんがやってきました。手には豪勢な刺身の盛り合わせ。え?刺身なんて注文したっけ?と思いきや、これがXさんからZさんへのサービス。メニューに載っているこの店の刺身盛り合わせは5種類ですが、これはそれ以上あります。こんな高価なものをサービスだなんて申し訳ない、と恐縮しました。でも、これもZさんに対するXさんの感謝の気持ちなのだろうな、と受け取り、有難く頂戴することにしました。美味しかったです。

 とても気持ちのよい夜でした。



スポンサーサイト
別窓 | コミュニケーション | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

<<今年も夢中になれることに感謝!「日本二百名山ひと筆書き」 | 瑠璃色幻想曲 | 世界でいちばん長い写真(ややネタバレあり)>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL


FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| 瑠璃色幻想曲 |