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親切心のつもりが迷惑セールスに?

2015-04-24 Fri 19:16
 父が一本のDVDを持ち帰りました。中身はある演劇をまるまる収めた、市販されている映像ソフトです。一体なぜレンタルでなく、わざわざ高額なDVDを買ったのか?訊ねると意外な答えが。

「あぁ、それは買ったのではなく、先日のクラス会で貰ったんだよ」

 実はクラス会に参加したある旧友の息子さんが、知る人ぞ知る俳優らしいのです。そして彼が出演した演劇がDVD化されたため、息子の宣伝を兼ねてあちこちで配りまくっているのだとか。

「以前、(演劇の)チケットを『割引価格で構わないから買わないか?』と勧められたことがあったんだよ。でもオレは演劇には興味ないし、もし買ったら義理でも観に行かなきゃ悪いだろ?だから断ったんだよ。今回はDVDでタダだっていうから貰っておいたんだ」

ふ~ん…。

「でもアイツも大変だよなぁ。息子のためにDVD配って宣伝して、公演のチケットも売ってまわるなんて、この歳でなかなか出来ないよ」

えっ?それはちょっとおかしくない?その旧友の行為がアリなら、例えば自動車セールスマンの親がクラス会で、

「息子が勤める会社が新発売したセダンなんだけど、燃費もよく乗り心地も最高なんだよ。どう?」

とカタログを配ってまわるのもアリってことです。中には抵抗を感じない人もいるでしょうが、少なくとも父はそういう行為を良しとしない性分です。

「…でしょ?普通、そんな話をされたらせっかくのクラス会が台無しなんじゃないの?」

「そ、そうだな…」

芸能界は華やかで、我われが住む世界とは別世界という印象です。演技や歌も“仕事”だということはつい忘れがち。演劇鑑賞も楽しい娯楽ですから、その俳優の親父さんも旧友たちも、自分たちがセールスしている・されているという感覚が弱いのでしょうね。

 似たようなことはよくあります。息子(娘)が仕事で扱う自動車や生命保険を友人に勧めるのは何となくイヤらしいと感じ控えても、それが飲食店や演奏会だと誰もが興味を持つことのように錯覚してしまう。

「美味いからぜひ今度食べに行ってよ!サービスさせるからさ!!」
「来月コンサートがあるからぜひ聴きに行きなよ!特別に楽屋に入れるよう手配しておくからさ!!」

と、無理矢理押しつけていることに気づかない。

 しかし実際は車も保険も料理も音楽も、人にはそれぞれ好みがあります。好みにヒットしなければ父が頂いたDVDのように、包装フィルムすら永遠に剥がされずに部屋の隅に転がっている、というのもザラです(笑)

 好みにヒットしないものを親しい人から勧められることほど、面倒なことはありません。結果的に人間関係がギクシャクしてしまうかも。やはりこういうのは、本当に必要としている人を見極めた上で、そっとお勧めするのがよいですね。



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