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値切られ、主導権をも放棄する“奴隷”たち

2015-05-12 Tue 19:09
 ある人がブログに

『(日本で日本人(法人)相手に取引する場合、)値切らない方がよい

という趣旨の記事を投稿しました。

 商品の価格や見積書の金額に対して「1円でも安くしてやろう」と値切る人がいますが、そうすることで仕事やサービスのクオリティが落ちることがあります。つまり値切って少し安くなっても、リスクや手間を抱えるデメリットの方が大きいことが多い、というわけです。

 「相手がいつもボッタクるから少しくらい値切らなきゃ損だ」という理由から値切るのかも知れませんが、その場合は値切るのではなく、そういう相手には最初から近づかない方がよいとも書かれていました。

 業界や商品にもよりますが、基本的に私もその通りだと思っています。そしてこの意見に、私からもぜひ補足したいことがあります。

「値切りに成功した場合、取引の主導権を相手に握られてしまうことも、値切りをあまりお勧め出来ない理由である」

ということです。これ、少なくとも私の周囲で理解している人ってほとんどいないんですよね。

 例えばA社がB業者に仕事を発注するとします。A社はB業者が出した見積に難癖をつけ、「C社やD社の見積の方が安い。受注したければそれを下回る見積を出し直せ」と言って値切る。

 B業者は自社の作業量確保や、今後のA社との良好な関係を考慮し、泣く泣く自社の利益を削って当初の80%の金額で仕事を受注する…この場合、取引の「主導権」はA社・B業者のどちらが握ることになると思います?

 私の周囲のほとんどの人は

「B業者に対し強い立場が取れ、相手を自社の都合通りにコントロール出来るA社が主導権を握っている

と答えます。そう信じ切っている彼らの仕事を見ると、当然ながら受注金額だけでなくサービスや商品のクオリティも納期も常に相手の言いなり。そして次の取引でも、そのまた次の取引でも同じようなことを延々繰り返します。これではビジネスパートナーではなくただの“都合のよい奴隷”ですよ(笑)

 私は逆だと思います。この場合主導権は

「何か文句があるなら当社はいつ取引を止めても構いませんよ。どうぞウチと同じ格安金額で受注してくれる他の業者を探してください」

と、いつでも切り出せる立場を得たB業者が握っていると考えるのが普通です。よってA社は品質やサービス、納期その他について、ある程度B業社の言いなりにならざるを得ないのです。B業者はこの状況を上手に利用して、削られた利益を挽回すべくA社に自社の都合をあれこれ押しつける…それが普通だと思うわけです。まぁ、実際にはそんなに簡単ではありませんけれどね。

 逆にA社が見積の金額通りに仕事をB業者に発注すると、B業者は喜びますが、主導権は当然A社が握ることになります。何か不測の事態が発生して不利な状況が生まれてもB業者はA社にお願い事などの交渉がし難くなるでしょう。

 いずれにしても、値切りは支払金額が少なくてラッキー、という単純なものではなさそうですね。


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