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まとめて(サラッと)読書感想文(20150620)

2015-06-20 Sat 18:17
tensi
「天使の耳」(講談社・1995/7)

 深夜の交差点で衝突事故が発生。信号を無視したのはどちらの車か!?死んだドライバーの妹が同乗していたが、少女は目が不自由だった。しかし、彼女は交通警察官も経験したことがないような驚くべく方法で兄の正当性を証明した。日常起こりうる交通事故がもたらす人々の運命の急転を活写した連作ミステリー。

 交通事故や、自動車運転中に起きたトラブルをきっかけに起きた事件を集めた短編集です。トリックメインのお話もよいですが、ちょっと「ヒッチコック劇場」や「世にも奇妙な物語」的サスペンスなお話もあり、引き込まれました。それにしても東野圭吾って、色んなコンセプトの小説を書いているんですね。


kumo
「殺人現場は雲の上」(光文社・1992/8)

 新日本航空の花のスチュワーデス、通称・エー子とビー子。同期入社でルームメイトという誰もが知る仲よしコンビ。容姿と性格にはかなり差がある凸凹コンビではあるけれど…。この二人が奇妙な事件に遭遇する。昼間、乗務中にお世話した男の妻が、自動ロックのホテルの室内で殺害されたのだ。雲をつかむような難事件の謎に挑む二人の推理はいかに?

 スチュワーデス(当時)の凸凹コンビが事件に巻き込まれ、警察に協力しつつも独自に犯人を突き詰めようと活躍する短編集。真面目な事件ばかりですが、凸凹コンビ、特に野次馬根性の強い三枚目・ビー子のキャラが面白くていい感じです。

 ところでこの小説に出てくるシーンで気になったことがあります。事件の捜査のために警察から搭乗者名簿の提出を求められたスッチーが「でもチケットを買った人と実際に乗った人が違う場合があるので100%正確な情報じゃないですよ」みたいなことを言うんですよね。本作は1992年発行らしいですが、現在でもこういうのって普通にあるのでしょうか?万一飛行機が墜落したら、身元が判明しなくなってしまうと思うんですけれどね。


11words
「11文字の殺人」(光文社・1990/12)

 「気が小さいのさ」あたしが覚えている彼の最後の言葉だ。あたしの恋人が殺された。彼は最近「狙われている」と怯えていた。そして、彼の遺品の中から、大切な資料が盗まれた。女流推理作家のあたしは、編集者の冬子とともに真相を追う。しかし彼を接点に、次々と人が殺されて…。

 推理作家が恋人殺しの犯人を独自に探すお話ですが、なかなか面白かったです。それにしても本作に登場する警察は全く役立たず(笑)


mascalade
「マスカレード・ホテル」(集英社・ 2014/7)

 都内で起きた不可解な連続殺人事件。容疑者もターゲットも不明。残された暗号から判明したのは、次の犯行場所が一流ホテル・コルテシア東京ということのみ。若き刑事・新田浩介は、ホテルマンに化けて潜入捜査に就くことを命じられる。彼を教育するのは、女性フロントクラークの山岸尚美。次から次へと怪しげな客たちが訪れる中、二人は真相に辿り着けるのか!?

 長編ものながら一気に読めてしまう傑作でした。ホテルの従業員の仕事内容や心構えが分かり、かなり取材した形跡が感じられます。舞台がほとんど全てホテル内というのも面白いです。読んでいて(映像化するなら新田は誰だろう?山岸は誰だ?)と想像しながらグイグイ引き込まれました。


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