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亡き愛犬と「犬の十戒」

2015-08-04 Tue 00:00
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 先月、ある友人とお酒を飲みながら久々の再会を楽しんでいた時のことです。

 私は愛犬を失ったばかりゆえ、そんな辛い気持ちを知って欲しいと、つい(自己中ながら)亡き愛犬・ビータの話題を切り出してしまいました。友人とは付き合いも長いし、ビータのことも知らないわけではないので少々甘えてしまいましたね(笑) 

 しかし友人は私の期待以上に親身になって話を聞いてくれました。というのも、最近彼の近所で犬を飼い始める家庭が多いらしく、彼の家庭でも初めて犬を飼ってみようか?という話が出るとか、出ないとか…。そこで私は経験者として、前向きにアドバイスさせてもらうことにしました。

 そのアドバイスの中で、私は「ちょっと前に流行ったんだけど…」と前置きしたうえで「犬の十戒(The Ten Commandments of Dog Ownership)」を紹介しました。知る人ぞ知る世界中に拡散された作者不明の短編詩。犬の視点からご主人(人間)に語る形の、犬を飼う前にぜひ知っておきたい10の戒めです。ちょっと泣ける内容ということもあり、友人は期待以上に興味を持ち、感動してくれました。せっかくの楽しいひと時が単なる私のストレス発散タイムにならなくてよかった…(笑)


 ところで、この「犬の十戒」ですが、6年半前に愛犬ビータを迎える際、私はこの詩と真剣に向き合いました。初めてこの詩を読んだ時、人生で初めて飼ったシベリアンハスキーのクックという犬に対して、自分があまりにも理解のない、ダメなご主人だったことを思い知らされてしまったため、ビータに対しては(あくまでも「犬の十戒」的に)完璧なご主人でありたい、出来るだけのことはしてやりたい、そう願ったのです。

 今回ビータを失ったことで改めて自分が彼にどれだけのことをしてやれたのか?ちゃんとご主人の使命を全う出来たのか?振り返ってみる気になりました。ビータの死から約1ヶ月。気持ちもやや落ち着きましたし、ちょうどよい機会かもしれません。


「犬の十戒(The Ten Commandments of Dog Ownership)」

1.My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you buy me.
 私の一生は10年から15年くらいしかありません。ほんのわずかな時間でもあなたと離れているのは辛いのです。私を飼う前にどうかそのことを憶えていてください。


 ビータと過ごした6年半は、よくも悪くもビータありき、ビータ中心の生活でした。もちろん24時間べったり一緒ではありませんでしたが、自分の時間・生活・人生の大部分をビータのために捧げ、わずか6年半でも15年以上に濃い、幸せな人生(犬生?)を与えてやれたはず、と信じています。


2. Give me time to understand what you want of me.
 あなたが望むことを私が理解できるようになるまで時間をください。


 ビータは本当に(遊ぶ時以外は)大人しく手がかからない子でした。まるで私の言葉を理解しているかのごとく、躾には苦労せず。賢かったのでしょうね。ただ、私の教育が悪かったのか「お座り」や「待て」、「チンチン」は出来たものの、どうしても「お手・お代り」が出来ませんでした。結局、最後まで「お手」は習得出来ませんでしたが、私は怒ったり焦ったりせず、気長に教えればいいや的スタンスを通したため、彼のストレスは最小限に抑えられたと思っています。


3. Place your trust in me - it's crucial to my well-being.
 私を信頼してください―それだけで私は幸せなのです。


 最初から最後まで家族思いのよい子でしたから、彼を信頼しなかったことなんて一時もないです。結果的にそれで彼が幸せだったのなら、私も満足です。


4. Don't be angry at me for long and don't lock me up as punishment. You have your work, your entertainment and your friends. I have only you.
 私を長時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないでください。あなたには仕事や楽しみがありますし、友達だっています。でも私にはあなたしかいないのです。


 実はビータがやってきて間もない頃、一度だけケージに閉じ込めたことがありました。幼犬って家族間での自分の序列順位を確認するため、わざと相手に噛み付いて反応を見るといいます。私は自分の方が上位だと示すため、噛まれると躾の範囲内で叱りました。しかし一度だけしつこい彼にキレて彼をケージに閉じ込め、毛布で囲い真っ暗にした状態でケージをガンガン蹴ってしまったんですよね(笑) でも可哀想に思いすぐに出してやりましたが。正直今でも後悔しています。


5. Talk to me sometimes. Even if I don't understand your words, I understand your voice when its speaking to me.
 時々私に話しかけてください。たとえあなたの言葉は理解できなくても、私に話しかけているあなたの声は理解できます。


 もちろん毎日話しかけました。だから私が伝えたいことのほとんどを、彼も理解出来た(ような気がした)のだと思います。


6. Be aware that however you treat me, I'll never forget it.
 あなたがどのように私を扱っているのか気づいてください。私はそれを決して忘れません。


 もちろん常に意識して接しました。


7. Remember before you hit me that I have teeth that could easily crush the bones of your hand but that I choose not to bite you.
 私を叩く前に思い出してください。私にはあなたの手の骨を簡単に噛み砕くことができる歯がありますが、あなたを噛まないと決めていることを。


 あくまでも躾、またはスキンシップの範囲内で軽く叩いたことは何度かあります。でもビータは幼犬時の飼い主を噛む行為以外は、何をしても決して人間を噛みませんでした。お互い理解し合っていたのだと思います。


8. Before you scold me for being uncooperative, obstinate or lazy, ask yourself if something might be bothering me. Perhaps I'm not getting the right food, or I've been out in the sun too long, or my heart is getting old and weak.
 言うことをきかない、頑固だ、怠け者だとしかる前に、私にそうなる原因が何かないかとあなた自身に問いかけてみてください。適切な食餌をあげなかったのでは?日中太陽が照りつけている外に長時間放置していたのでは?心臓が年をとるにつれて弱ってはいないだろうか?


 これはちょっと辛いです。最後に体調を崩し病院に連れて行った時をはじめ、彼から“歩きたくない”サインをキャッチしたことは何度かありました。そんな時、本当は彼の身になってあれこれ想像してやらなければダメでした。しかし、今考えると完全に私の自己満足を満たすだけの理由で、強引に歩かせてしまいました。亡くなる数日前、先生から注意された時の言葉が思い出されます。

「人間は体がだるければすぐに休憩しようと考えることが出来ますが、犬は目いっぱい我慢してしまうんです。だから病気に気づくのも遅れてしまいがちなんです。犬が飼い主に忠実というのは、そういう意味でもあるのです」

 退院したら散歩は近所の公園程度の距離にしようね…そう決めた矢先の不幸でした…。


9. Take care of me when I get old ; you, too, will grow old.
 私が年をとってもどうか世話をしてください あなたも同じように年をとるのです


 結果的に6歳(人間の40歳)で亡くなってしまったため、“老犬ビータ”を介護することはありませんでした。そんな老犬の介護をしている方々の苦労とは比になりませんが、ビータ最後の2日間を自宅で共に過ごし、彼に付きっきりで世話が出来たことは幸せでした。ビータは発病から天国に旅立つまでの日数が驚くほど短かったので、もしかしたらご主人に迷惑をかけたくなかったのかな?…なんて想像すると、今でも涙が出ます。愛犬の世話は迷惑なんかじゃない、本当はもっと年老いるまで生きて、私に苦労をかけて欲しかった…たまにそんなことを考えてしまいます。


10. Go with me on difficult journeys. Never say, "I can't bear to watch it," or "Let it happen in my absence." Everything is easier for me if you are there. Remember, I love you.
 最期の旅立ちの時には、私のそばにいて看取ってください。 「見ているのが辛い」とか「私のいないところで逝かせてあげて」なんて言わないで欲しいのです。あなたが側にいてくれるだけで、私はどんなことでも安らかに受け入れることができます。そして、どうか忘れないで下さい。私があなたを愛していることを。


 6年半前、ビータを迎える際、最も強く自分自身に戒めたのがこれでした。人間も動物も、苦しんだ末に亡くなる場面を見るのは辛いし、悲しいし…色んな意味で嫌ですよね。クックの最期の時は、私は身も心も完全に逃げてしまいました。最低のご主人です。
 
 今回はビータのご主人として、役割を全う出来ました。「ありがとう」も伝えられましたし。ビータから直接言葉で伝えられたわけではありませんが(当たり前・笑)、「どうか忘れないで下さい。私があなたを愛していることを」…きっと彼も私にこう伝えながら天国へ旅立った…今はただそう信じたいです。


 それにしても、なかなか完璧なご主人にはなれないものですね。ペットを飼うのって難しいです。


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