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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
亡き愛犬とともに生きた証

2015-08-14 Fri 00:00
 先週、福島県内を旅行していた時のことです。

 JR二本松駅から路線バスで安達ヶ原を訪れた私は、帰りも同様に路線バスを利用するつもりでした。

 そして一通り目的地を巡り終えた私は、15時半には現地を発てる状態に。時刻表をチェックすると次のバスは15時59分発。順調です。

 ところが改めて安達ヶ原バス停の時刻表を見ると、「15時59分」の横に※印があります。※印の便は「沿線の学校がお休みの日は運休」とのこと。ということは学校は現在絶賛夏休み中だからその次、16時59分まで待たなければならないのか?でもさらによく見ると「※印の運休日は3/27~4/3」とも書かれています。結局15時59分便は来るの?来ないの?半信半疑のままバスを待ちました。

 しかし結局バスは来ませんでした。やはり運休のようです。余計な注意書きのせいで変な期待持っちまったじゃねぇか!!…思わずムカつきました。

 そこで私は仕方なく、二本松駅まで歩くことにしました。この日予約した郡山のホテルに17時にチェックインしたかったからです。ナビタイムで調べたら安達ヶ原から二本松駅までは約2.8㎞。36分ほど歩けば到着出来そう。猛暑の中の徒歩は心配でしたが、少なくとも次のバスを待つよりは早そうなので時間優先です。…あの余計な注意書きさえなければもっと早くスタート出来たのに…。

 そんな小さいことにいちいちイライラしてしまう私ですが、実は普段から日常生活、特に今回のような楽しく過ごすべき旅行中は極力イライラしないようにと心がけています。しかしこの時は記録的暑さと疲労、前述のアクシデントと悪条件が重なり、お恥ずかしながらつい、イラついてしまいました。おまけにナビタイムは行き止まりの道を進めとか、中央にフェンスのあるバイパスを横断しろとか…福島のことが一気に嫌いになりそうでした。八つ当たりですが(笑)

 それでも何とか歩いていると“二本松駅まで1.5㎞”と書かれた看板が見えます。(えっ?まだ1.5㎞もあるのかよ?つーかまだ半分も歩いてないの?ウソだろ?!フザケんじゃねぇよ!!…自分でも何に対して怒っているのか分かりませんでしたが…そんな時、頭の中にふと愛しい者の声が聞こえたような気がしました。


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『…パパ、そんなに怒らないで。朝のお散歩でボクと一緒に歩いた道よりも短いんだよ…』

 私は愛犬・ビータ存命中、平日の早朝は自宅と隣町の往復、具体的には1.9kmの道のりを、お散歩コースとして歩きました。ゆっくりめに歩いて約30分かかりましたが、愛犬と一緒だったためかあっという間でした。


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『…1.5㎞なんてすぐに着いちゃうよ。怒らないでボクとお散歩した時みたいに楽しく歩こうよ…』


…亡き愛犬がそんなふうに訴えているような気がして思わず我に返り、そして反省しました(決して霊的現象云々という意味ではありません)。


 実は今回の旅行の目的は観光やグルメももちろんですが、一番は愛犬を亡くして落ち込んでいる…というか頭では前進しなきゃと分かっていても心が一向にそれに追いつかない自分自身に気分転換させることでした。

 しかし実際にはいつもの旅行時のようにテンションは上がりません。移動中やホテルの部屋ではつい愛犬のことを考えてしまう。ふとしたきっかけで愛犬との思い出が蘇り、どうしようもなく胸が苦しくなり、愛犬を亡くしたばかりなのに旅行なんてしていてよいのか?と旅行自体が悪い行いのように感じてしまう。何度も残りの日程をキャンセルして東京に帰ろうかと考えました。結局旅行も完全な気分転換にはならなかったのです。


 そんな頃、私の思いを何度か聞いてもらっている、知り合いの臨床心理士の先生がこんなことを言いました。

 「愛する者を失って悲しいのは当たり前。すぐに立ち直れるものでもないし、気が済むまで悲しめばよいと思う。
 でもこれまであなたから色々と話を聞いて思うのは、ビータくんとの思い出ももちろん大切だけど、ビータくんは自分が亡くなったことであなたにたくさんのことを教えてくれたと思う。今回みたいにビータくんの死をきっかけに気づいたこと、あなた自身がよい方向に変化し成長したことは今後大切にすべきだし、決して忘れてはいけないと思う。なぜならそうすることが、あなたがビータくんと一緒に同じ時間を生きた証なのだし、天国のビータくんへの最高の供養だと思うよ

…「JIN-仁-」の大沢たかおばりに大泣きしましたね(苦笑)

 確かに私はビータの死をきっかけに思考や心構え、周囲の人々との接し方や人生観などについても改めて(多分前向きに・笑)考え直すようになりました。

 今は亡き我が愛犬は、体も小さくほんの短い時間しか生きられない、か弱い存在だったかも知れません。でも私にはとてつもなく大きなものを残してくれた…そんな気がします…。


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