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まとめて(サラッと)読書感想文(20150827)

2015-08-27 Thu 00:00
総務特命
「銀行総務特命」池井戸潤(講談社・2011/11)

 帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平。顧客名簿流出、現役行員のAV出演疑惑、幹部の裏金作り…スキャンダルに事欠かない伏魔殿を指宿は奔走する。腐敗した組織が、ある罠を用意しているとも知らずに―総務特命担当者の運命はいかに!?

 友人から借りて読んだ本です。池井戸潤は初めてでしたが、現在放送中のドラマ「花咲舞が黙ってない」の原作でもあるんですね。「花咲~」は私も毎週楽しみに見ているので嬉しいです(主役、決めゼリフ他かなりオリジナル色強いけど)。

 ただ警察ものに比べ企業ものって謎解きも意表を突く大どんでん返しもないので、あっさり気味です。RPGに例えるなら自動的に物語が進行する“一本道的”なストーリーではありますね。


贖罪のソナタ
「贖罪の奏鳴曲」中山七里(講談社・2013/11)

 御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。彼は14歳の時、幼女バラバラ殺人を犯し少年院に収監されるが、名前を変え弁護士となった。三億円の保険金殺人事件を担当する御子柴は、過去を強請屋のライターに知られる。彼の死体を遺棄した御子柴には、鉄壁のアリバイがあった。

 いきなりタイトルが(クラシック)音楽的だったり、主人公の敏腕弁護士が酒鬼薔薇聖斗のような元少年犯罪者だったりと、初心者にはハードルが高めでしたがスイスイ読めてしまいました。ラストの大どんでん返しもよかったです。


告発倒産
「告発倒産」高任和夫(講談社・2003/10)

 大手百貨店の総務部長・倉橋はある日、身に覚えのない利益供与の容疑で逮捕された。身の潔白を訴えても誰も信じてくれない。会社も弁護士の態度も妙だ。「嵌められたか!?」エリートコースから一転、すべてを失った倉橋の前にある女性が現れて、事態は急変した。

 前半は企業の裏事情、闇部分を題材として上手く書かれているな、面白いなと思いました。しかし途中から主人公の復讐劇が、ちょっとバイオレンスというかハードボイルドっぽい展開になります。どうせならもっと企業小説寄りの方が面白いかな?

 それにしても復讐で活躍した主人公の仲間の美女の正体って、やはりあの“身内の人”なのでしょうか?それにしては前半のこの人の登場シーンで、彼女のルックス(物凄い美女)について全く触れていないのはズルい気がします。


プラバロック
「プラ・バロック」結城充考(光文社・2011/3)

 雨の降りしきる港湾地区。埋め立て地に置かれた冷凍コンテナから、14人の男女の凍死体が発見された!睡眠薬を飲んだ上での集団自殺と判明するが、それは始まりに過ぎなかった―。機捜所属の女性刑事クロハは、想像を絶する悪意が巣喰う、事件の深部へと迫っていく。

 それなりに面白くどんどん読めてしまうのですが、私には結構読み難かったですね。登場人物の名前が日本人なのにカタカナ表記だし、比喩的表現も無駄に多い、“見付ける”のようにあまり使われない漢字表記も多い、などなど。警察モノですが本格派の作家さんに比べると登場人物の精神や内面の描写を重視した物語だと思います。


最後のトリッ
「最後のトリック」深水 黎一郎(河出書房新社・2014/10)

 「読者が犯人」というミステリー界最後の不可能トリックのアイディアを、二億円で買ってほしい―スランプ中の作家のもとに、香坂誠一なる人物から届いた謎の手紙。不信感を拭えない作家に男は、これは「命と引き換えにしても惜しくない」ほどのものなのだと切々と訴えるのだが…。

 アイデアはなかなかよく、期待以上に面白かったです。ただ、オチがイマイチ。自分の書いた文章を他人に読まれると恥ずかしくて死んでしまう、って…(笑)

 それにトリックを売りつけてくる人物が、最初は主人公とは無関係の他人という設定だったはずが、途中から実は…というのもちょっとルール違反のような気がします。


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