現在の閲覧者数:
無料カウンター
《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
まとめて(サラッと)読書感想文(20150909)

2015-09-09 Wed 23:21
マスカレードイブ
「マスカレード・イブ」東野圭吾(集英社・2014/8)

 ホテル・コルテシア大阪で働く山岸尚美は、ある客たちの仮面に気づく。一方、東京で発生した殺人事件の捜査に当たる新田浩介は、一人の男に目をつけた。事件の夜、男は大阪にいたと主張するが、なぜかホテル名を言わない。殺人の疑いをかけられてでも守りたい秘密とは何なのか。お客さまの仮面を守り抜くのが彼女の仕事なら、犯人の仮面を暴くのが彼の職務。二人が出会う前の、それぞれの物語。

 タイトル通り、時系列的に「マスカレードホテル」の直前を描いた短編集。ホテル・コルテシアのフロントで働く尚美の周囲で起きた出来事と、刑事の新田が遭遇した事件が交互に描かれ、最後にホテル・コルテシア大阪が絡む事件を新田が捜査…でも尚美と新田はまだ出会わない、みたいな。これはこれで面白かったです。


魔球
「魔球」東野圭吾(講談社・1991/6)

 9回裏二死満塁。春の選抜高校野球大会、開陽高校のエース須田武志は、最後に揺れて落ちる“魔球”を投げた。すべてはこの一球に込められていた…。捕手北岡明は大会後まもなく、愛犬と共に刺殺体で発見された。野球部の部員たちは疑心暗鬼に駆られた。

 面白いんですけど、謎解き部分が強引過ぎ。それでも面白く読めてしまうのが人気作家の腕なのでしょうか?


殺人の門
「殺人の門」東野圭吾(角川書店・2006/6)

 「倉持修を殺そう」と思ったのはいつからだろう。悪魔のごときあの男のせいで、私の人生はいつも狂わされてきた。そして数多くの人間が不幸になった。あいつだけは生かしておいてはならない。でも、私には殺すことができないのだ。殺人者になるために、私に欠けているものはいったい何なのだろうか?人が人を殺すという行為はいかなることか。

 初出は10年以上前だし、タイトルも聞いたことないし、とあまり期待せずに読んだのですが、これがメチャクチャ面白かった!600ページ強ながらあっという間に読み終えてしまいました。

 もともと裕福だった家庭に生まれ育った主人公でしたが、ちょっとしたきっかけからどんどん家庭が崩壊し、不幸になってゆく。苦しみながらもささやかな幸せを手に入れられそうになると、必ずある幼馴染と再会することになり、彼に騙され、利用され、また不幸になってしまう。主人公は毎回そんな幼馴染を殺してやりたいと思うものの、なぜかズルズルと共存する形を取ってしまい…。何となくどちらの立場も分かるような気がするなぁ、と思いながら読みました。

 タイトルに反してなかなか殺人が起きないというのも面白いです。


学生街の殺人
「学生街の殺人」東野圭吾(講談社・1990/7)

 学生街のビリヤード場で働く津村光平の知人で、脱サラした松木が何者かに殺された。「俺はこの街が嫌いなんだ」と数日前に不思議なメッセージを光平に残して…。第2の殺人は密室状態で起こり、恐るべき事件は思いがけない方向に展開してゆく。奇怪な連続殺人と密室トリックの陰に潜む人間心理の真実。

 一応警察も登場しますが、一般の若いアルバイターが独自に事件の謎を解明するタイプの物語。

「自分は本当にやりたいこと、自分に合った仕事を見つけるまで就職しない」
「これからの時代は、与えられた仕事をこなすだけのタイプは生きていけない」

等、ずいぶん懐かしいフレーズが出てくるなと思ったら、初出が1987年だそうです。その一方で人工知能についての記述はとても当時の作家が書けるレベルではないように思え、ほとんど古臭さは感じずに読んでしまいました。


スポンサーサイト
別窓 | 読書 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑

<<ホモ(?)だけど健全だった(?)教授との思い出 | 瑠璃色幻想曲 | いい年してアイドル好きはキモいのか?>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 
 
 
 
 
 
  管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL


FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら
| 瑠璃色幻想曲 |