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下町ロケット(ネタバレあり)

2015-10-10 Sat 08:25
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 池井戸潤著「下町ロケット」(小学館)を読了しました。ドラマの放送開始前にぜひ原作を読んでおきたかったんですよね。とても面白かったです。

 物語は、ロケットのエンジン研究者の道を諦め、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平が主人公。佃製作所は製品開発で業績を伸ばしていたが、ある日商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。圧倒的に形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所は創業以来のピンチに。

 また、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には佃の夢が詰まっていた。ものづくりにこだわってきたメーカーが特許ビジネスで楽して儲けるのはいかがなものか?自分が作った部品を宇宙へ飛ばすチャンスをみすみす逃してよいのか?佃は特許使用ではなく、部品供給という形で帝国重工との交渉に入るが…。

 前半は大手メーカーから大口の取引を切られ、別の大手メーカーから特許侵害で訴えられとピンチに陥った佃製作所が、信頼出来る優秀な弁護士と出会い、社員の心をひとつにして裁判を戦うお話。同著者の「ルーズベルトゲーム」に近いものを感じました。

 そして後半が、帝国重工の要求する「特許使用」を突っ撥ね、佃の夢であり、会社の未来への可能性をも秘める「部品供給」を認めさせるまでのお話。特許使用派と部品供給派で社員の心がバラバラになり、一度はピンチを迎えますが、最後には佃製作所の社員がプライドを胸に一致団結。何度もピンチを迎えますが、その都度水戸黄門の印籠シーンのような爽快な逆転劇が起こり、スッキリ。あぁ、きっとドラマではこのシーンが第○話のメインなんだろうなぁ…と想像出来て分かりやすかったですね。「半沢直樹」しかり「花咲舞」しかり、池井戸作品の魅力はやはりコレです。

 なんだか日本の中小企業が元気になりそうな作品でした。ドラマもより楽しみになったし、ヒットすると嬉しいですね。


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