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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
“友達”の距離感

2015-11-19 Thu 23:00
 先日、近所の居酒屋で中学時代の同級生と遭遇しました。彼は地元の先輩らしき男性と二人で飲みに来たようです。

 ところが、私がたまに彼らのテーブルへ目をやると、常に彼が先輩から激しくなじられています。詳しい事情は分かりませんが、思わず間に割って入りたくなるほどでした。気になったので後日同じ店に同級生を誘い、それとなく事情を訊ねました。

 同級生によると、あの日彼は結婚せずに独身を続けている理由を先輩から厳しく詮索されていたそうです。普段は兄貴肌の好人物らしい先輩もその日はお酒が入り、次第に彼の性格・考え方・生き方・価値観・過去のこと・趣味まで…一通り否定してきたといいます。

へぇ…それはお前も居心地悪かっただろう。せっかくの居酒屋なのに全然楽しくなかったんじゃない?

うん。まぁあれでも先輩は俺のことが心配で叱咤激励しているつもりなんだよ。優しい人ではあるんだけど、正直俺は最初から彼にそういう“人生の恩師”的なものは求めていないんだよね。それよりもストレス溜めて疲れたら、仕事のことなんか忘れて地元の仲間と一緒に酒飲みたい時ってあるじゃん?昔を懐かしがってさ。先輩はただその相手でいてくれればいいわけ。それ以上でも以下でもないんだよね。
 そもそも本当に俺が独身なのを心配しているなら、嫁候補の女性を2、3人紹介しろって。それも出来ないくせに口だけ出すんじゃねぇよ。…まぁそれは冗談だけど、マジな話、先輩は「心配している」と言いながら、実は“コメンテーター根性”と“結婚している自分の方が偉いスタンス”で、ただ俺に説教したいだけなんだよ。でも自分ではそれに気づいていないんだよね


お前と先輩、それぞれの“友達(仲間)とはこうあるべき観”にズレがあるってことかな。そういう相手には反論や説得はあまり意味がないかもね。だからああして大人しく説教を聞き入れていたんだ。…あ、そういえば昔オレ、大学時代の女友達をお前に紹介したっことあったよね。ということはオレはお前のことをリアルに心配していることになるよな?よかったら相談に乗るぜ(笑)

ああ、分かったよ。そういう相手には出来るだけ聞いて欲しいしな。
 実はまだ誰にも明かしていないんだけど、俺って健康面にかなりの不安を抱えていてさ。それに両親の病気や家業の運転資金調達のこと…色々と悩みが多くて。俺もいつか…いや、出来れば今すぐにでも結婚したいとは思うけど、若い頃と違ってこういう事情を抱えているとそう簡単にコトは運ばなくてさ。
 もちろん結婚したい以上は、そういった事情も込み込みで相手を捜すしかないんだけどね。それは頭では理解しつつも現実的な障害、加えて俺の感情面での障害、なかなかクリア出来なくて…


当然先輩はそこまでの事情は知らないし、他人には自分の想像を超える事情もあるんだろうと考えられる人でもないわけだ

そういうこと。例えば俺だって彼の夫婦生活や子育てについて『それは違う』と言いたい時はあるよ。でも他人の家庭のことだし事情を100%知らない俺が口出しすべきじゃないでしょ?正論言っても無意味だろうしね。それと同じことなのに彼には理解出来ないらしい。ならばせめて居酒屋にいる時くらいそういう話は置いといて、楽しいお酒を飲もうよ、と思うんだけど、いつもああなっちゃうんだよ。
 それに先輩は『草サッカーや読書をする暇があったら、その時間も婚活に当てるべき』とも言うわけよ


まぁ正論だな

ああ、正しいよ。でも俺の事情や感情を無視して正論を振り翳されても、こっちは気分悪いだけなんだよ。そもそもサッカーはこういう健康状態だから、せめてもの健康維持のために続けているんだし、チームには大切に付き合っていきたい友達もいる。読書だって人間性を豊かにするために続けているわけで、単なる暇潰しでも遊びでもないつもり。どちらも俺にとっては婚活と同じくらい大切なんだよ。読書はともかく、サッカーなんて試合含めて月2回しか活動してないんだし、別にいいじゃん(笑) 俺がこの二つの趣味…いや、武器ってほど立派なものじゃないけど、そんな小さな武器を捨てて婚活したって相手は落とせないんじゃないかな?

先輩にもそう言えばいいじゃん

理解出来ると思う?(笑)

無理かな?頭堅そうだし、相手の価値観を理解しようという気もなさそうだし(笑) でもお前の言いたいことは分かったよ。それなら俺は『体に気をつけて婚活頑張って』としか言えないけどさ、先輩はまた今後も同じように言ってくるんじゃない?

だろうな。困ったねぇ…


 実は私も昔は彼の先輩と同じでした。冗談飛ばしながら仲良く遊ぶだけでなく、時に厳しく叱咤激励してやれるのが本当の友達だ、相手もそんな自分を有り難がるに違いない、そう信じていました。

 しかし実際には人には人の事情があり、気持ちがあります。いくら友達でも触れて欲しくないこと、一線引いて隠したいこともあるでしょう。そんな状況でよかれと思いキツく言ったところで、相手は気分が悪くなるだけです。いや、もしかしたら私は「友達のため」と言いつつ、本当は自分が偉くなったつもりで心地よい気分を味わいたくてキツい言葉をぶつけていただけなのかも知れません。

 ならば必要以上に相手に深く関わろうとせず、せめて一緒に過ごす時間だけでも心地よくいられるオアシスのような存在でありたい。最近そう思うようになりました。

 まぁ友達や仲間内の付き合い方は人それぞれですから、どうするのがベストかは分かりませんが、最低限相手の気分を害したり、居心地悪くさせてしまったりしないようには心掛けたいものです。


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