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《誹謗・中傷、暴露系ネタ、アラシ厳禁》
まとめて(サラッと)読書感想文(20160102)

2016-01-02 Sat 00:00
その人事に異議あり
「その人事に異議あり 女性広報主任のジレンマ」 (高杉良著/講談社・1993/6)

 「後継者を誰にするか?こんなに難しいものとは…」の後悔をよそに、人事への思惑は社内に拡がる。創業社長とタタキあげ副社長との確執が再燃し、さらには社長御曹子みずから世襲に異議を唱えだす。どうなるのか。アパレル大手企業を舞台に、女性広報主任の眼から鮮烈に描く。

 特に大きな事件やスキャンダルが起きるわけでもなく、単にあるアパレル企業の歴史の一部を、社長の倅で副社長の男と不倫関係を持つ女性広報主任の目から描写した、ちょっとダラダラ気味の企業物語。


架空取引
「架空取引」 (高任和夫著/講談社・2000/12)

 銀行系リース会社に勤める中年管理職の甲斐は、左遷の身だったが、8年ぶりに審査部長として呼び戻される。さっそく審査に乗りだすと、目にあまる不良債権、おかしな伝票、迂回取引の実態が浮かびあがる。会社を覆うどす黒い影の正体とは?一度は敗れた男が再生を賭け、企業悪と対決する経済サスペンス。

 主人公が過去に陥れられたのと同じ種類の不正を、今度は暴く、みたいなストーリー。こういう悪事ってどんな業界にもありそうですから、私にも書けそうだったりして(笑)


小説消費者金融
「小説消費者金融 クレジット社会の罠」(高杉良著/徳間書店・2002/10)

 危機に瀕するクレジット社会の内幕を描く!カード犯罪が増大し、ローンの不払い、自己破産が横行するのはなぜか。クレジットカードの総発行枚数は約一億八千万枚―業界・使用者をめぐる不透明な実態を綿密な取材で明かし、“消費者金融”再生に賭ける男たちの、熱きドラマを活写する。

 サラ金を経営していた主人公がアメリカの消費者金融事情を視察し、感化されて日本でも顧客スタンスの新しい消費者金融ビジネスを始めようと模索するお話。切り口は新鮮で面白かったですね。

 舞台は平成4年なので、個人情報保護法との絡みなど現在と異なる部分も多く、読んでいて現実的でなく調子が狂いますが、業界ものとしては結構面白かったです。ここに描かれる消費者金融は革新的で明るい未来を期待させますが、現在実際にある消費者金融や闇金、それを頼る人たちから受けるイメージって昔からあまり変わっていない気がしますね…。


ユリゴコロ
「ユリゴコロ」(沼田まほかる/双葉社・2014/1)

 ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題された4冊のノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。この一家の過去にいったい何があったのか―。

 沼田まほかるはこれまで3冊読みましたが、これが断トツで面白かったです。陰湿でグロテスクな描写など、また?と思いながら読み進めましたが、ラスト付近では思わず泣きそうになりました。



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