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まとめて(サラッと)読書感想文(20160109)

2016-01-09 Sat 18:18
おれは非情勤
「おれは非情勤」(東野圭吾著/集英社・2003/5)

 ミステリー作家をめざす「おれ」は、小学校の非常勤講師。下町の学校に赴任して2日目、体育館で女性教諭の死体が発見された。傍らには謎のダイイングメッセージが!一方、受け持ちのクラスにはいじめの気配がある…。盗難、自殺、脅迫、はては毒殺未遂(!?)まで、行く先々の学校で起こる怪事件。見事な推理を展開するクールな非常勤講師の活躍を描く異色ミステリー。

 クール(実は事件が起きると損得関係なく首を突っ込み、解決に導こうとする熱い男?)で一匹狼的な非常勤講師が、赴任する先々で事件に遭遇し、見事な推理力で謎を解き明かしてゆくという、短編集でした。一応学校関係者なので学校で起きた事件の詳細情報にはリーチ可能。でも非常勤なので他の教師に遠慮することなく真実を究明することも出来る、という役柄設定も面白い。

 一冊しか出ていないシリーズなのであまり人気がなかったのかも知れませんが、サクサク読みやすいですね。


禁断の魔術
「禁断の魔術」(東野圭吾著/文藝春秋・2015/6)

 高校の物理研究会で湯川の後輩にあたる古芝伸吾は、育ての親だった姉が亡くなって帝都大を中退し町工場で働いていた。ある日、フリーライターが殺された。彼は代議士の大賀を追っており、また大賀の担当の新聞記者が伸吾の姉だったことが判明する。伸吾が失踪し、湯川は伸吾のある“企み”に気づくが…。

 久々のガリレオ湯川もので楽しく読みましたが、“ガリレオ湯川もの最高傑作”というほどではないですね。序盤で大まかなストーリーや犯人は判明しており、RPGでいうところの一本道な展開です。

 ただし今回は肝になる人物が、ガリレオ湯川が指導したことのある優秀な後輩、つまり彼の“弟子”であり、彼の目論みに気づいた湯川の気持ちの動きが見どころと言えなくもないです。

 しかし“弟子”の亡き父親の仕事内容が最後の最後で明かされるのは、ちょっとミステリー小説的にフェアじゃないような気もしました。


民王
「民王」(池井戸潤/文藝春秋・2013/6)

 「お前ら、そんな仕事して恥ずかしいと思わないのか。目をさましやがれ!」漢字の読めない政治家、酔っぱらい大臣、揚げ足取りのマスコミ、バカ大学生が入り乱れ、巨大な陰謀をめぐる痛快劇の幕が切って落とされた。総理の父とドラ息子が見つけた真実のカケラとは!?

 TVドラマも見ていなかったので、全く予備知識なしで読み始めましたが、まさか“入れ替わり”モノとは思いませんでしたね。でもよくある高校生の男女が入れ替わるといった青春モノではなく、政治家とそのバカ息子の中身(脳波)が入れ替わるという点、それが営利目的のテロという点、他の政治家とその息子(娘)も次々入れ替わってゆく点などはちょっと新鮮でした。ただ、池井戸潤の作品としてはちょっと物足りなかったですね。


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