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散った星屑、結ばれた星屑

2016-01-12 Tue 20:06
zs


 1月10日にデビッド・ボウイ(以下:D・ボウイ)が癌のため亡くなったことを知りました。

 現在の私には、訃報を聞いて残念がるほどに好きな(崇拝する)有名人ってあまりいませんが、今回は結構ショックでした。色々な意味で私のこれまでの人生に影響を与えてくれた人物だったんですよ。

 今、何を訴えるのがベストなのかよく分かりませんが、このタイミングでここに何か残さねば、という気持ちだけで頭にあることを綴ることにします。


 子供時代、初めて私がD・ボウイを知った時、既に彼はお洒落で派手なスーツに身を包み、渋い声で歌うダンディーなロックシンガーでした。当時の私は全米トップ40マニアでして、ランクインした曲はジャンル問わずラジオなどで聴くのを楽しみにしていました。でも正直、彼の歌は私の心にはあまりヒットしませんでした。

 時は経ち、20代になった私は、大学時代の友達・Mから

「イギリスに留学することになりしばらく日本には帰れない。留学前最後の思い出作りに、ライブをやりたいが協力してくれないか?」

と頼まれました。バンド未経験どころか楽器なんて小学校の音楽の授業以来、触ったことすらない私が、です(笑)

 でもMは当時一番の親友でしたし、こんな私に真っ先に声をかけてくれたからにはぜひ力になりたいと考え、Mと一緒に彼の夢であった“Ziggy Stardust And The Spiders From Mars”のコピーバンドを組むことに。私が人生で初めて組んだバンドでした。ちなみに“Ziggy Stardust And The Spiders From Mars”というのは、1970年代前半のD・ボウイの音楽スタイルというか、彼のバンドのキャラのようなもの。武藤敬司のグレート・ムタのようなものです。オレンジ色の短髪を立て、稲妻模様をペイントするド派手メイクに半裸ファッション…当時のD・ボウイはとにかくカッコよかったですね。あのスーツの渋いオッサンも昔はこんなに凄かったんだ、という感じでした。

 コピーバンドでMは、尊敬するギタリスト、ミック・ロンソンに成り切ろうとしたため、私はベースのトレバー・ボルダーを担当しました。どうせバンドを組むなら楽器を弾きたかったし、私がD・ボウイ役というのは、あまりにもおこがましいですからね。別の友達に譲りましたよ(笑) 

 しかし今考えると1993年にM・ロンソンが胃癌、2013年にはT・ボルダーが膵臓癌で他界。今回D・ボウイも癌(詳細不明)と、3人とも癌で亡くなったことになります。これも運命でしょうか?ちなみにドラム担当のウッディ・ウッドマンジーは存命のようで、昨年も来日したようです。

 さて、そんな感じで始まったバンド活動は、約2ヶ月かけて10曲ほど必死に練習し、手作り感満載の“フロアーショウ”を成功させることが出来ました。この1回限りのライブでバンドは解散しましたが、D・ボウイのカッコよさと彼の音楽にすっかり魅了された私は、その後も頻繁に都内のブートレッグ屋に通い、Ziggy Stardust時代のD・ボウイのレア音源を買い漁りました。初めてアメリカ(LA)旅行した時は、その後(ブートも含め)何度もCD化された伝説のライブが行われたシビック・オーデトリウムも見に行きました。そのくらい当時の私は(Ziggy Stardust時代の)D・ボウイが好きでしたが、その後徐々に彼とも縁深いイアン・ハンターに気持ちが移り、MOTT THE HOOPLEファンになってしまいました(笑)

 今思うと、流行(の音楽)ばかりを追うのではなく、一つの対象物をとことん深く掘り下げるという楽しみ方を知ったのは、MからD・ボウイの魅力を教わったことがきっかけでした。また、その後も何度か大いに楽しみ、多くを学んだ趣味のバンド活動も、このコピーバンドの経験がなければ叶わなかったはずです。当然、活動を通じて知り合った友達との出会いもなかったでしょう。楽器は弾けないから、D・ボウイはあまり好きでないから、と断らなくてよかった…。

 11日から12日にかけて、D・ボウイ逝去の報道は私の予想以上に各メディア大きく取り上げてくれましたが、それでもDAIGOと北川景子という芸能界のビッグカップルの結婚会見の陰に隠れてしまった感は否めません。

 しかしあのDAIGOも、デビュー当時はDAIGO☆STARDUSTという芸名だったというじゃありませんか。ここにも何か運命的なモノを感じずにはいられません。

 
 最後になりますが、改めて故人のご冥福をお祈りします。彼の死は悲しいですが、その一方で天国でM・ロンソンやT・ボルダーと再会し、またバンドを結成するのかな?とか、またF・マーキュリーとカラオケで「UNDER PRESSURE」歌えるな、といった妄想を膨らませると、ちょっとだけ救われます。


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