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海賊とよばれた男

2016-01-30 Sat 17:46
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 百田尚樹著「海賊とよばれた男(上)」「同(下)」を読了しました。今年映画が公開されると聞き、事前に読んでおこうと手に取りました。内容が濃すぎて(?)私には魅力的な感想文を書くのが難しそうですが、確実に面白かったと思います。

 本書のジャンルは、個人的にあまり馴染みのない経済歴史小説かも知れませんが、それにしてはあまりにもドラマチックですね。“史実ベースでフィクションも織り込んだドラマチック小説”といった感じでしょうか?「永遠の0」の宮部も登場するし(笑)

 本書は、出光興産(物語中では国岡商店)の創業者である出光佐三(同・国岡鐡造)という、実在する企業や個人を描いた作品です。ただし、事実とフィクション(想像)、実在の人物と架空の人物が混在し、娯楽作品寄りでしょうか?

 内容を簡単に説明すると、国岡鐡造という男が石油販売会社を立ち上げ、大成功して亡くなるまでの物語。ただしその人生は平坦で順風満帆というわけではありません。常に何かしらの大きな壁にぶち当たり、敵に囲まれ、その都度それらを乗り越えた結果、会社が成長した。そんな鐡造の、国岡商店の波乱万丈の歴史がハラハラドキドキで面白いというわけです。

 またそこに、鐡造の哲学…社員は家族、家族は無条件で信頼するというエッセンスが加えられます。いかに鐡造が社員を家族同然に大切に扱ったか、という美談も盛り込まれている。今考えるとブラック企業的な要素も多い会社ですが、それも含めて明治から昭和の高度経済成長期の日本企業の様子、いかに発展してきたかを、石油業界視点で追うという本書。とても面白かったと思います。

 百田尚樹が書いたというだけで、内容まで批判されることもあるようですが、私は純粋に面白いと思いました。歴史小説的な側面もありますが決して読みにくいということもありませんしね。

 映画版の上映時間、かなり長くなりそうですね(笑)


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